2015/6/13-14 甲武信ヶ岳
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
甲武信ヶ岳山行計画書(Ver1.0)
作成者:木下(清)
■日程 2015/6/13-14 山中1泊
■山域 奥秩父
■メンバー (計4人)
CL木下(清),SL柳田,山本,金丸
■集合
JR中央線立川駅 6:43発中央本線 甲府行 先頭車両
*途中乗車の場合はCLに連絡をお願いします。
■交通
【行き】
〇JR中央線普通 甲府行
立川6:43-塩山8:12
〇山梨貸切自動車バス 1030円
塩山駅8:30-西沢渓谷入口9:30
*遅れた場合
・JR中央線 普通 立川7:03-高尾7:22
・JR中央本線 普通 高尾7:26-塩山8:44
・山梨貸切自動車バス 塩山駅9:05-西沢渓谷入口10:05
【帰り】
〇川上村営バス 550円
梓山(14:50/16:10/17:40/19:10)-信濃川上駅(15:15/16:35/18:05/19:35)
〇JR小海線
信濃川上(15:26/16:42/18:15)-小淵沢(16:12/17:30/18:56)
〇JR中央本線 (簡略版)
小淵沢(16:17/17:34/18:59)-新宿(18:55/20:53/22:21)
最終
信濃川上19:46-新宿0:09
*帰りは学割使えます。行きは乗車駅によります。
■行程
1日目
西沢渓谷入口-0:30-登山口-2:30-新道分岐-2:30-戸渡尾根分岐-0:20-甲武信小屋
(計5:50)
2日目
甲武信小屋-0:20-甲武信ヶ岳-0:40-三宝山-1:30-武信白岩山-1:20十文字峠-1:30-毛木平-1:25-梓山
(計6:45)
*2日目のコース上に複数の鎖場あり
*メンバーによっては千曲川源流遊歩道を下ることも検討する
■エスケープルート
1日目:引き返す
2日目三宝山付近まで:引き返し、千曲川源流遊歩道から毛木平へ
2日目それ以降:そのまま進む
■地図
二万五千分の一 地形図:「居倉」「金峰山」
エアリア: 「26 金峰山・甲武信」
■備考
甲武信小屋090-3337-8947 http://www.kobushigoya.net/index.php
テント1張500円 + 1人500円
水1L 50円
十文字小屋090-1031-5352 http://www.hut10monji.com/
日の入り 19:00頃
日の出 4:30頃
□参考情報
NHKラジオ第一 927 kHz(甲府)
NHKラジオ第二 1602 kHz(甲府)
山梨貸切自動車0553-33-3141
川上村役場0267-97-2121
山梨県警日下部警察署0553-22-0110
長野県警佐久警察署0267-68-0110
2014年度甲武信ヶ岳山行
甲武信ヶ岳山行記録
作成者:木下
■日程 2015/6/13-14
■山域 奥秩父
■天候 13日:晴れのち曇り 14日:曇り
■メンバー(計4人)・オーダー
CL木下 山本 金丸 SL柳田
■山行記録
○6/13 (1日目)
現地集合の金丸くんを除く3人は問題なく立川に集合。塩山では甲武信や乾徳に向かう数多くの人がバス停に並んでいる。バスが2台出るほどの人で、中にはバスをあきらめてタクシーに乗る人もいるほど。やはり人気の山なのだろうか。バスの運転手さんの話だと乾徳に行く人が大多数とのことで、西沢渓谷へ向かう途中の乾徳山登山口で降りていった。
9:30-9:50 西沢渓谷入口バス停
ここで金丸くんと合流。
10:15 ネトリ橋近く
ここにトイレがあり、少し準備をする。
10:24 登山口
登山口の看板は小さく、奥にある西沢山荘(廃業)に気を取られていると通り過ぎてしまう。ここまでは林道のようなもの、ここからは登山道。
11:30-11:43 1619P(?) 一本
12:20-12:35 1869分岐 一本
基本的にここの道は歩きにくいということはない。難所もなく、人も多く歩くコースである。ただし、登り一辺倒で展望の望める場所もあまりなく、暑さのうっとうしさばかりが募っていく。時間的にそれほど余裕があるわけではないので、気持ち急ぎつつ登る。多くの登山者が山に入っているだけあって、追い抜いたり追い越されたりせわしない。
14:34-14:43 木賊山手前の分岐 一本
ところどころ開けた場所があり展望も望める。また一部、そこまで危険ではないものの足元に気を付けた方がいい場所も。
15:00 甲武信小屋
テン場はやはりというべきか、混雑しており赤ダンを張る場所を見つけるのに苦労した。やや傾斜していたものの何とかはれそうな場所を見つけ、設営する。
夕食は柳田さんの麻婆丼。米炊きもうまくいってよい夕食だった。19:30頃に就寝。
○6/14 (2日目)
3:00 起床
夜中も雨の音で目が覚めることがあり、かつ朝になっても雨が降っていた。気が滅入りそうになりながらも朝食の準備に取り掛かる。朝食はポトフだったが、野菜の火の通りに少し時間がかかってしまった。朝食を食べつつ雨が弱まるのを待ち、雨が弱まったところでテント撤収。出発するころには雨はほとんどやんでいた。
5:40 甲武信小屋発
6:03-6:16 甲武信ヶ岳
雲のせいであまりいい景色は見られないものの、うっすらと八ヶ岳の山々が見られる。山頂から百名山が43座見られるという話もあるが、そこまで見えるのはどれほど条件が整った時なのだろうか。
6:41-6:55 三宝山
三宝山の手前にややきつい箇所あり。
7:30 尻岩
7:49-8:00 一本
ここの稜線上には鎖場があるが、特に難しいことはない。ただ尾根が少し細い箇所もあるので注意は怠らないように。途中ところどころに好展望の場所があり、雲が切れているときはなかなかの景色だった。
前方には武信白岩山が見え、異形というかなんというべきか、塔のような岩が屹立している。登ったら展望がよさそうだが登山禁止である。
8:12 武信白岩山
8:57-9:10 大山
この山もなかなかの好展望であり、奥秩父の山並みが望める休憩適地。山並みの中にビニールハウスのようなものも見える。
大山を出ると3か所連続した鎖場があるがさほど難しくはない。鎖なしでも行けそうだが、鎖を補助的に使った方が無難だろう。少し急な下りだがサクサク進むことにする。
9:45-10:12 十文字小屋
ベンチなども置いてありやや長めの休憩。CLは近くにあるカモシカ展望台に立ち寄り、山並みを眺めた。目立った見どころはないが悪くない場所と思う。
十文字子小屋から毛木平の道は地形図とはやや違う道のようだが、しっかりと踏まれているので心配ない。どうも沢と道の位置関係が違うように思う。
11:27 毛木平
毛木平からはひたすら車道を歩く。いやになるくらいに歩く。後ろを振り返るとピークが見えるが、おそらく大山だろう。右手に見えるビニールハウスが山頂から見えたものなのだろう。
12:36 梓山バス停
当初予定よりも一本早いバスに乗り、帰路につく。信濃川上から数時間、これだけ電車移動するのもなかなかしんどい。
■総括
天候はすっきりしなかったが、行動中に雨に降られることはほとんどなく、おおむねうまくいったように思う。この山行は夏合宿前にテント泊にもっと慣れること、またトレーニングの意味合いも込めての計画だったが、1日目のような登り一辺倒な行程は数泊の縦走計画の初日を思わせる。トレーニングに良いかもしれない。ただ見どころは少なめな感が否めない。
2日目は岩稜っぽい部分も一部あり、武信白岩のような面白い景色もみられる。晴れていれば好展望だっただけに曇っていたのがもったいない。
■反省・備考
テン場は混雑しており、この山で15時着は遅い方なのかと実感させられた。ただ、始発の時間を考えるとこの時間が精いっぱいなのも事実。あるいはステラなどのもう一回り小さいものにした方がよかったか。
15時ころにつく計画ということもありやや急いで登ったが、その後CLの体調が芳しくなかった。急ぐのはいいが体調のバランスを崩すようでは元も子もない。
雨が降っていたとはいえ、出発が少し遅い。朝食の調理ももう少し手早く済ませられるようにしたいところ。