2015/6/14 苗場山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
 
苗場山山行計画 ver.1.0
作成者:久光

■日程
2015/6/14(日) 前夜泊日帰り
 
■山域 上越

■メンバー(計4人)
CL久光,SL松本,大塚,遠藤

■集合
6/7(土) 20:00 東武東上線ふじみ野駅西口ロータリー

■交通
□行き
ふじみ野駅—(久光車)—かぐらスキー場第2リフト町営駐車場 約3時間 高速料金4200円

□帰り
かぐらスキー場第2リフト町営駐車場—(久光車)—ふじみ野駅 約3時間 高速料金4200円

■行程
第2リフト町営駐車場—(0:25)—和田小屋—(1:10)—下ノ芝—(1:10)—小松原コース分岐—(0:20)—神楽ヶ峰—(0:20)—雷清水—(0:50)—苗場山頂—(0:45)—雷清水—(0:25)—神楽ヶ峰—(0:20)—小松原コース分岐—(0:45)—下ノ芝—(0:50)—和田小屋—(0:20)—第2リフト町営駐車場(計7:40)
※余裕があれば頂上周辺の湿原を散策(坪場~龍ノ峰~2068Pの範囲内)

■エスケープルート
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■地図
二万五千分の一地形図:「苗場山」
エアリア:「谷川岳・苗場山・武尊山」

■備考
□日の出・日没
かぐらスキー場 日の出 4:25 日没 19:05

□警察
・南魚沼警察署 025-770-0110
・十日町警察署 025-752-0110
 
□温泉
・街道の湯 500円 ほか

□悪天の場合
中止(前日15:00までに判断)

苗場山山行記録

■作成: 久光

■日程: 2015/6/14

■山域: 上越

■天候: 曇時々雨

■メンバー・オーダー: CL久光 SL松本 大塚 遠藤

■行程
一日目
5:16 第2リフト町営駐車場発
5:37-5:44 和田小屋
6:20-7:07 1650m付近
7:17 下ノ芝
7:36-45 一本
8:07-17 上ノ芝
8:25 小松原コース分岐
8:40 神楽ヶ峰
9:02 雷清水
9:08-9:17 お花畑付近
9:57-10:23 苗場山頂
11:03-11:10 苗場山神社
11:33-11:49 苗場山頂
12:28 雷清水
12:44-13:00 神楽ヶ峰
13:43-54 下ノ芝
14:29-14:34 和田小屋
14:50 第2リフト町営駐車場着

■記録
□0日目
・20:00にふじみ野駅で3人を拾い、関越〜月夜野IC〜三国街道経由で登山口へ。
・途中水上付近で雷雨にあい、どこか屋根のあるところでの前泊も検討するも、新潟県に入ってみれば雨は止み、予定通り登山口へ。駐車場には23:30頃到着し、テントを張って仮眠をとる。

□1日目
・4:30起床。テントの撤収、朝食を済ませ、5:16駐車場発。雲が低く垂れこめて怪しい空模様だが、まだ雨は降っていない。
・和田小屋で登山届を提出し、もはや雪のほぼ消えたゲレンデの脇から登山道に入ると、ほどなくして雨がぱらつき始める。樹林帯を出る直前には本降りになり、雨具を上下着用、木陰で様子を伺う。大雨の中わざわざ登る気にもなれず、撤退して温泉説も出るが、スマホの雨雲レーダーによればただの通り雨のようで(スキー場至近で電波が入る)、少なくとも日中は天候が持ちそうなこともあり、小雨になった7時過ぎに行動再開。
・ルート上にはところどころ残雪があるも、基本的に緩傾斜・短距離で、軽アイゼンの出番はない。赤テープに加え、入山者も多いため踏み跡でルートは基本的に明瞭。昨年同日のヤマレコでは1mの雪に埋もれていた「神楽ヶ峰」の道標付近も、今回は完全に無雪だった。
・登山道には木道が整備されている箇所も多い。
・途中「股スリ岩」では、某氏によるキャラ崩壊的発言あり。
・道端には花がちらほら。「お花畑」では満開のシラネアオイが印象的だった。他にも色々咲いていたが分からず。鳥も色々鳴いていたが分からず、横山さんがいないことを惜しむ。
・神楽ヶ峰から一旦下ったのち急登を登り返すと、その上には平らな、だだっ広い高層湿原が一面に広がり、その一角に山頂がある。池塘はかなり出てきているが、木道は三分の一くらい雪に隠れており、残雪上に紐でルートが示されている。角度によっては雪山に見えなくもない。
・山頂からは湿原を通って苗場山神社を往復。山頂では退職後4年で百名山を80登ったという年配の方に人生訓を、神社への道中では過去十数年毎年数回登っているという地元の方に、苗場山の水蒸気噴出(?)とPM2.5の影響についてご高説を賜る(各20分)。大変勉強になりました。帰路には日が射してきて眩しい。何だかんだ2時間近く山頂付近にいたことになるのだろうか。
・下るころには大分視界も開け、山頂付近からは佐武流山、赤倉山、神楽ヶ峰からは谷川〜平標の重厚な稜線もくっきりと見えた。
・下りは残雪や石で歩きづらく、長かった。
・下山後は「街道の湯」で入浴後、松本は越後湯沢駅から新幹線で帰京。他3人は駅前の土産屋に寄り、美味しい地酒をたんまり買い込んだのち車で帰京。20時頃川越駅にて解散。

■反省・備考・感想
・不可抗力もあったとはいえ、少々のんびりしすぎた。
・残雪はそれなりにあったが、今回の場合、軽アイゼンの出番は特になかった。入山者は多く、ルートも分かりにくくはない。足の揃ったメンバーなら普通に問題なく行けるだろう。ただ、今年は融雪が例年より早いらしく、例年同時期に同条件の山行が可能かは要検討。残雪がなければ山慣れない人でも大丈夫だろうが、今回のような状況だと難儀するだろう。
・様々な記録にもある通り、虫はかなり多く、ブヨによる被害もありうる。防虫ネット等による対策も検討の価値がある。
・ふじみ野からの交通費は、一人3000円強で済んだ。安い。ただし川越駅での解散は失敗。
・久々に34期(+α)、男子のみの一般山行で、古き良き時代(?)に戻ったようだった。いま一つの天気は、上越(信越?)なので仕方ない。日差しが出て、展望もあったので余裕の合格ラインだろう。