2015/9/13 檜洞丸

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
檜洞丸ハイク計画書 ver.1.0 作成者 川名

■日程 2015/09/13(日)
■山域 西丹沢 
■在京本部設置要請日時 09/13 21:00
■捜索要請日時 09/14 10:00
■メンバー
CL川名 SL松本

■交通
行き 
新松田駅8:10ー谷峨駅8:36ー9:21西丹沢自然教室 富士急バス
川名は谷峨駅より乗車します。
帰り 
箒沢公園橋14:40/15:40/16:25/17:05/18:58ー0:43ー谷峨駅ー0:26ー新松田駅 富士急バス

■行程(6:10)
西丹沢自然教室ー1:00ーゴーラ沢出合ー0:50ー展望園地ー1:10ー分岐ー0:20ー檜洞丸ー0:15ー分岐ー0:10ーテシロノ頭北東分岐ー0:50ー石棚山南東分岐ー0:35ー板小屋沢の頭ー1:00ー箒沢公園橋
*大雨の影響でゴーラ沢出合の渡渉が困難な場合は前日までに別ルートを検討

■エスケープルート
テシロノ頭まで:引き返す
それ以降:そのまま進む

■地図
2.5万分の1 「中川」
エアリア 「丹沢」

■遭対費 100円

■備考
日の入: 横浜 9/13 17:53
日の出: 横浜 9/14 5:23
管轄警察:松田警察署 0465-82-0110

檜洞丸ハイク記録 文責:川名

■日程 2015年9月13日(日) 曇り時々雨
■山域 西丹沢
■メンバー・オーダー 川名-松本 計2名
■行程
西丹沢自然教室09:26-09:40登山道入口-10:12ゴーラ沢出合10:30-11:00展望園地11:12-11:54檜洞丸南東分岐-12:06檜洞丸12:20-12:26檜洞丸南東分岐-12:34テシロノ頭北東分岐-13:02石棚山南東分岐-13:19 P1210 13:29-14:23箒沢公園橋バス停

 院試やらなにやらで、今年の夏は合宿にも参加せずにほとんど引きこもり生活を送っていたので、山復帰の最初の山行としてゆるめのハイクに行くことにする。御殿場線内で松本と合流。バスに乗っていたのは10人前後。この人数の少なさは西丹沢らしくて良い。途中大滝橋でガチャをたくさん持った4人組が降りたが、地獄棚か雨棚でも登攀するのだろうか。そのようなレベルの登攀が出来るようになりたいものである。結局、西丹沢自然教室までバスに乗っていたのは我々だけだった。登山届を提出した際、自然教室の方にゴーラ沢出合の渡渉と石棚山稜での道迷いに注意するようアドバイスを頂く。いざ出発したものの、キャンプ場の看板表示がややこしく、入口を一度間違えて無駄に時間を食う。やはり地形で読図をして判断しなければならないと痛感。正しい登山道は東沢から2つ北の沢沿いにある。この沢は流程が短く水量も少ない枝沢だが、西丹沢らしく水がきれいでナメが美しい。沢登りにも早く復帰したいものだ。
 ゴーラ沢出合までは至って普通の登山道だが、出合ではやはり渡渉がやや面倒だった。川名は早々に靴を履いたままでの渡渉を諦めて裸足で渡ったが、松本は履いたまま渡渉しようとして失敗。浸水はしなかったらしいが、諦めて引き返し靴を脱いで渡っていた。東沢を渡った先で靴を履いたが、ここではもう一度ゴーラ沢を渡渉する必要がある。幸い、2度目の渡渉は飛び石で行けたので二度手間にはならなかった。この先はエアリアにも記載のある通り急坂で、手を使って登るところもあるが別に難しくはなく、むしろアクセントになって良いだろう。展望園地はベンチがあるものの、展望は木々の隙間からわずかに覗ける程度のもので決して良くはない。分岐の先まで行くと木道になり、中々雰囲気の良い所である。この後はすぐに檜洞丸に至る。ここには以前にも来たことがあり、展望が望めないことは知っていたが、知らずに来たらがっかりしてしまうのではないかと思う。
 檜洞丸を出発した後は下りだけだし、なにか見所や展望が開けるところがあるわけでもないので、スタコラと歩いて行く。分岐には道標があって分かりやすく、基本的には難しくないコースである。ただ、注意を受けたとおりP1210や板小屋沢の頭は迷いやすい地形なので要注意。P1210からは去年の読図山行で我々が歩いたバリエーションルートへの分岐もあり、迷ってしまう人がたまにいるらしく、ロープで立ち入れないようになっている。板小屋沢への下りは、昨年の読図山行で地形図の表記と実際の道にズレがあるように感じていたところである。今回再度地形を確かめながら歩くと、やはり道は地形図よりも一つ東側の尾根についているように思う。もしここを歩く人がいたらぜひ確かめてみてほしい。
 急坂を下り終えてバス停手前の大石キャンプ場に着くと、クラブで流れていそうな曲が大音量で響いていた。以前にここを通った時もそうだったが、これは山奥のキャンプ場というロケーションには全く合っていないように思う。なんとかしてほしいものだ。バス停で在京に連絡を入れた後は、二人ともハイクの内容が物足りなかったので、山北駅近くの河村城跡に寄った。整備が行き届きすぎているのが残念な面もあるが、歩きやすく中々見所がある山城である。興味がある人は丹沢に行く際に是非立ち寄ってみてほしい。

■総評・その他
 コース自体は至って普通の登山道。展望があるわけでもない渋いルートだが、丹沢の割に人が少ないのが良い所。日帰り装備でコースタイムの8割弱の時間がかかったというのには、やや不満が残る。できれば2/3ぐらいで歩きたかったが、やはり体力はだいぶ落ちていたのだろう。いきなり沢に行かずに正解だった気もするが、やっぱり沢に行きたい。毎度のごとく、沢を始めたい人募集します。
 振り返ってみると、一般山行というくくりに入る山行としては南ア全山以来のものだった(単独では他にも行っているが)。たまには一般山行もいいですね。