2015/10/17-18 編笠・権現縦走

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
編笠・権現縦走計画書ver.3.1(10/16版)
作成者:遠藤
■日程 10/17,18(土・日)
■山域 八ヶ岳
■在京本部設置要請日時 2015/10/18 18:00
■捜索要請日時 2015/10/19 9:00
■メンバー(計9名)
A隊:CL遠藤・松本・柳田・青木・五島
B隊:SL川名・小松崎・谷口・平岩
■集合
JR高尾駅7:26発中央本線・小淵沢行 先頭車両
■交通
*行き・帰りとも学割利用可!
(行き)
JR中央線中央特快・高尾行
 新宿駅(6:22)→高尾駅(7:05)
JR中央本線・小淵沢行
 高尾駅(7:26)→小淵沢駅(10:20)
 3020円
タクシー(ジャンボタクシー?)
 小淵沢駅→観音平
 15分・3200円?
※遅れた場合
適宜あずさを利用して来てください。
(帰り)
清里ピクニックバス(周遊)
 美し森(13:28/14:18/15:08/16:22)→清里バスセンター(13:57/14:47/15:37/16:51)
 310円
簡略版
 清里駅(14:57/15:48/17:07)→新宿駅(18:44/18:55/20:53)
 3350円
■行程
1日目:
観音平駐車場~(1:00)~雲海展望台~(0:50)~押手川~(1:25)~編笠山~(0:20)~青年小屋
(計3:35)
2日目:
【プランA】
青年小屋~(1:30)~権現岳~(1:10)~キレット小屋~(2:00)~赤岳~(2:00)~牛首山~(0:45)~賽ノ河原~(0:35)~羽衣池~(0:20)~美しの森
(計8:20)
★1日目の行動を見て,2日目の行程をこなすことが難しいと判断した場合は,以下のようにコースを変更する。なお,その場合は(可能であれば)在京へ連絡をする。
【プランB】
青年小屋~(1:30)~権現岳~(0:40)~三ッ頭~(0:35)~前三ッ頭~(2:10)~天ノ河原~(0:10)~天女山~(1:00)~甲斐大泉駅
(計6:05)
*天女山から甲斐大泉駅まではタクシーを使う可能性あり。
■エスケープルート
キレット小屋まで:引き返す
キレット小屋から赤岳まで:県界尾根を利用して清里に下山
赤岳から:そのまま進む
★2日目にプランBを採る場合は以下のように変更する。
権現岳まで:引き返す
権現岳から:そのまま進む
■地図
2.5万分の1 「小淵沢」「八ヶ岳西部」「八ヶ岳東部」
エアリア 「32八ヶ岳」
■遭難対策費
200円×9人
計1800円
■備考
日の出(八ヶ岳 10/17,18)5:45頃
日の入(八ヶ岳 10/17,18)17:20頃
NHKラジオ第一(甲府)927kHz
NHKラジオ第二(甲府)1602kHz
小淵沢タクシー 0551-36-2525
大泉タクシー 0120-382-312
清里総合観光案内所あおぞら 0551-48-2200
茅野警察署 0266-82-0110
青年小屋 090-2657-9720
権現小屋 0551-36-2251
キレット小屋 090-2214-7255
赤岳頂上山荘 090-2214-7255
*雨天時は延期

編笠・権現縦走記録
作成者:遠藤
■日程 2015/10/17,18(土・日)
■山域 八ヶ岳
■天候 1日目:曇後晴 2日目:晴時々曇
■メンバー(計9人,敬称略)・オーダー
A隊:CL遠藤 五島 青木 柳田 松本
B隊:SL川名 平岩 谷口 小松崎
■山行記録
※山行記録の文章はA隊のもの。
※B隊のコースタイムは川名さん提供。
□1日目
・A隊
11:20 観音平
12:15-12:32 雲海展望台
13:06 押手川
13:24-13:41 一本
14:30-14:58 編笠山
15:21 青年小屋

・B隊
11:07 観音平駐車場
11:43-11:47 雲海展望台
12:18-12:34 押手川
13:29-14:01 編笠山
14:20 青年小屋

 JR高尾駅に(普段の合宿に比べると)やや遅めの集合。結構皆さんギリギリにやってくるのでヒヤヒヤしたが,1人も遅刻することなく集まれたのは感心。普通,9人もいれば誰か1人ぐらい遅れて来るもんなんだが。
 高尾は明らかに曇天で,八ヶ岳の天気予報を見ても雨に降られそうな感じである。電車内から見ていてもガスが低く,「真っ白の中歩くのかなぁ」と思うと悲しい。
 やっとのことで小淵沢駅に到着し,ジャンボタクシーに乗り込む。ちょうど9人乗りで計3690円。八ヶ岳に行くときは茅野からバスを使うことが多かったので,新鮮である。
 観音平に到着すると,車,車,車。大型バスまでいる。秋の八ヶ岳人気に驚いていたが,タクシーの運転手さんによると当たり前の光景だと言う。南八ヶ岳でこの人気だと赤岳とかはどうなっているのだろうか……。30人近い団体さんもおり,雨が降らないようにと威勢の良い掛け声をあげていた。あれを追い越すのは大変だろうなぁ(と思っていたが,結局A隊は追い越すことはなかった)。川名さんと簡単な打ち合わせをして,B隊を先発とした。A隊の方々は暇なのでヒカリゴケを見にいったが,結局光っているのかいないのかよくわからなかったようだ。
 10分ほど経ったので,A隊も出発。木曽駒のときとは打って変わって,今回はとにかくゆっくり歩く。気分はさながら紅葉ハイクである。しかし,ガスがために東の尾根も見えない状態が続くのは悲しいもので,雲海展望台はガスの中であった。さらに,ポツっと何かを感じた。これは雨だよなぁ。しかし結局ほとんど雨は降らず,雨具を出すこともなかったのは幸いであった。
 編笠山手前までは樹林帯が続き,岩もゴロゴロしているため,あまり上りやすい道ではない。しかし,押手川を過ぎて少し経った後は,急登にはなるものの,植生も高山らしくなり,振り返れば山裾の紅葉が盛りであるのがよく見える。ガスの中から南アルプスも見え隠れしている。
 そして編笠山である。「B隊はいるかなぁ」と見回してもいない。出発以来ずっと会っていないので,B隊は相当速く歩いているのだろう(後から聞いたところ,編笠山で30分待っても来なかったので,先にテン場に向かったとのこと)。観音平の団体さんもいるので,山頂は人でごった返している。広い山頂だからあまり気にならないが……。犬連れの外国人パーティーもいる。彼らが下山しようとすると,わん助は飼い主の言うことを聞かないので,飼い主に持ち上げられて,無理矢理下山させられている。我々は山頂で少しゆっくりして,集合写真を撮った後,出発。
 少し下ると青年小屋が見え,赤ダンが張ってある。これは相当待たせているのでは……。青年小屋に到着。既に川名さんがテン場代を支払ってくれたようで,我々も急いでエスパースの設営にとりかかる。もう水汲みや夕食の準備が行われていたのには驚きであった。
 寒い寒いとか言いながらそのまま外で食当。夕食は平岩さんのシチュー。平岩・五島・柳田・遠藤は米炊き,残りのメンバーはシチュー作りを担当した。米も上手に炊けた方だし,シチューも具だくさんで非常に美味しかった。
 暗くなってきたので,食当道具を片付けて,テント内で夜飲。紅茶やしょうが湯,ゆず茶を楽しむ。そんな中,外に出て星を眺めるメンバーも。昔は「きれいだなぁ」と思っていたが,見慣れていく内に感動もなくなってきてしまうものだ。
 19:00頃,就寝。ちなみに,エスパースには川名・遠藤・柳田・谷口が,赤ダンには小松崎・松本・青木・五島・平岩が寝る。

□2日目
・A隊
6:23 青年小屋
6:55-7:05 のろし場
7:49 権現小屋
7:51-8:15 権現岳
9:05 ツルネ
9:26-9:42 キレット小屋
9:45-9:54 一本
11:45-12:22 赤岳
13:43-13:55 一本
14:50-15:03 牛首山
15:34 賽ノ河原
16:11 清里ハイランドパーク

・B隊
6:10 青年小屋
6:34-6:41 のろし場(2530m)
7:13-7:47 権現小屋
7:49 権現岳分岐
7:53-7:57 権現岳山頂
8:03 権現岳分岐
8:50 ツルネ
9:12-9:26 キレット小屋
10:16-10:22 一本
10:36 真教寺尾根分岐
10:52-11:54 赤岳頂上
12:12 真教寺尾根分岐
13:19-13:28 一本
14:04 扇山
14:15-14:30 牛首山
15:05-15:19 賽ノ河原
15:24 スキー場分岐
15:48 羽衣池
15:55 たかね荘
16:02-16:15 美し森展望台
16:20 美し森バス停

 赤ダンの人たちは4:00起床,エスパースの人たちは4:40起床(寝坊したわけではない)。外に出てみると,思ったほどは寒くないが,フライには霜が。メンバーによく眠れたか聞いてみたが,寒くてしばしば起きた人もいたようだ。
 朝食は五島さんのトマトペンネ&おにぎりである。調理の様子は見なかったものの,上手にできており,寒い朝には体が温まってちょうど良かったように思う。
 テント内で出発準備をして,そのまま流れで撤収。1,2年生はテキパキと行動できており,夏合宿などでだいぶテント生活にも慣れたのかと実感。
 今日もB隊が先の出発。出発前にフラフラしていると,富士山が目の前だ。A隊も10分後にスタート。初っ端からそこそこの上りである。展望が良いのろし場でザックを下ろし,一休み。最初の1ピッチはこんなもんでいいかな。南北・中央アルプス,奥秩父が見える。アルプスの方は大体どれが何山かぐらいはわかるようになってきた。2週間前に行った中アには雪が被っているように見える(後で調べてみると実際に雪が降ったそうだ)。多分オベリスクだろうというトンガリも確認できた。大キレットもここからだと目立つ。やはり何度山に行っても思わず歩みを止めて眺めてしまうものだ。遠くの遠くにB隊も見える。完全に遅れているなぁ。
 ギボシから権現岳まで,いくつか鎖は出てくるが,いずれもトラバース時の補助についているもので,基本的に頼らなくてよい。このあたりからいよいよ岩山という感じが出てきて,好きな人には堪らない,嫌いな人にも堪らない世界になってくる。権現小屋手前からはキレット&赤岳がよく見える。「あんなところまで行くのかぁ」とやや辛くなった。
 権現小屋に着くと,B隊がお出迎え(何か物言いたげな顔をしている)。権現岳までは一緒に行くことになった。権現の山頂は非常に狭い。しかし,編笠に比べると,「登ったぞ」という感覚が味わえる山である。谷口くんは空木に続き,今回も山頂の大岩の上に乗っていたが,恐くないのかねぇ。
 さてここからが本番。キレットに突入である。いきなり61段の長い梯子がお出迎えしてくれる。こんなに長いのは表銀座の東鎌尾根にある梯子以来かもしれない。慎重に下れば恐くはないが,途中で飽きる。また,今回はさほどでもなかったが,行き違いに苦労しそうである。なんてったって61段もあるので,1人通過するのに結構時間がかかるのだ。
 梯子が終わっても気を抜けない。日陰では霜が降りており,ツルツル滑る。これは夏山にはない悩みである。それでも何とかツルネに到着し,その後はキレット小屋に向けて下降していく。アップダウンが激しいコースである。
 キレット小屋に到着。他の大学生パーティーを発見したと思ったら,高校の後輩Gくんがいた。最近はよく山で後輩を見かけるようになって,喜ばしい限りである。さて,キレット小屋は小屋じまいをしたようで,シャッターが下ろされている。キレット限定バッチとかがありそうで,気になるが休みなんだから仕方ない。日差しも強いので,日焼け止めを塗って出発。
 進んでいくと,ゴツゴツした岩山が目の前に見える。それに隠れて赤岳も確認できる(阿弥陀岳から尾根を辿っていって見える山,それが赤岳である)。大天狗・小天狗という巨岩(天狗の鼻みたいな岩)もなかなか立派。遠くから見ていると,どこを進むのかよくわからないが,近づいてみると,歩けない道ではないと気づく。
 途中からはガレた急登が続き,一気に難易度が高くなる。上の人が落石を起こしたらかなり危険なので注意したい。特にルンゼ状地形の箇所は気が抜けない。ルンゼを詰め,梯子・鎖が連続する箇所の手前で一本。ここから先のルートを進む英気を養わねば。休憩後,慎重に梯子・鎖を通過し,徐々に赤岳に近づいていく。しかし,これがなかなか到着しない。近いんだけどなぁ。おまけに,ガスも近づいてきて,一時は目の前の阿弥陀岳すら見えないという始末に。赤岳で展望がないなんて……。
 やっとのことで赤岳に到着し,真っ先に小屋で待つB隊の元へ。B隊をまた相当待たせており,平岩さんなどはやや寒そうにしていた。一緒に赤岳に向かい,写真を撮ってお別れ。次は2316Pで集合予定である。赤岳からは横・硫黄・天狗・蓼科と続いているのがよく見える。ガスも去ってくれて喜ばしい限りである。赤岳山頂ではドローンを飛ばしている人がいたようだ。また,黒猫がおり,登山者に猫なで声を使って,おねだりをしていた。かわいいやつである。
 B隊をあまり待たせるのも良くないので,B隊出発の20分後に出発。ここから恐怖の真教寺尾根である。赤岳登頂ルートはいくつかあるが,真教寺尾根と県界尾根は難易度No.1,2とも言われる尾根である。なかなかの難ルートで,残雪期には滑落事故が多発する。夏山でも雨の日には絶対に通過したくない。落石も起こしがちなので,ヘルメットがあると安心できるだろう。尾根の頭から合計250mの鎖場がスタートする。ここは鎖場に慣れていないとかなり手こずる。特に,ザックが大きいと後ろ降りを強いられる箇所も多く,また,数箇所ではあるが,足をかけるホールドがない所もあり,鎖を頼りに下降していく必要がある(懸垂下降のイメージ)。五島さんはややおっかなびっくりで歩いていたように思われるし,青木くんも足を滑らせることが多かった気がする。しかし,個人的には真に鎖が必要な箇所は(鎖場が続く割に)少なく感じられた。ちょっと上の文章は脅し過ぎなのかもしれない。現に,松本さん,柳田くんは安定して下っていたように見受けられた。
 鎖場を通過し終わった後は,樹林帯に突っ込む。そうなると山行も終わりだなぁという感じになる。しかし,鎖場で精根尽き果てると,牛首山までが案外長いのでバテないように注意したい。一本の途中,B隊には先に歩いてもらおうと思い,鎖場を通過し終えたことを伝え,2316Pから牛首山まで先に移動してもらうことにした。さらに,もう終バスには間に合わないのではないかと思ったので,2度目の電話で先に下山してバスに乗ってくれと頼んだ。
 牛首山で一本を立て,出発したのが15:00過ぎ。残りは100分の行程なので,一応,ギリギリ間に合うかもしれない。万が一バスに乗れなくても,電車の時刻を考えるとやはり急ぎたい。ということで,ここからはトップスピードでの下山である。最後の最後で慌てて本当に申し訳なかった。途中,リフトに乗りたい欲求にかられながらもグングン進む。しかし,慌てたのが悪かったのか,美し森方面と書かれた道標あたりからスキー場(防火帯かも)らしきところに迷い込み,最後の最後に笹薮で行き止まりとなってしまった。目の前に建物があり,それが清里ハイランドパークの関連施設だとわかったので,10mほどの笹薮漕ぎをしてもらい,どうにかゴール。本当にごめんなさい!
 一応,バス停に向かってみると,バスの出発時刻(16:32)にどうにか間に合ったので結果オーライ(?)としてもらいたい。しかし,バス停で時刻を確認すると,このバスは美し森に2回停まることを見落としていて,早い方の時刻を計画書に書いていたため,本当は美し森に下山していても余裕で間に合っていたようだ。重ね重ねお詫び申し上げます。ちなみに,B隊は余裕で下山しており,美し森でソフトクリームを食べていたというのだから羨ましい。
 バスに乗ると川名さんたちから「なぜここにいるんだ」という目で見られたが,何気なく誤魔化して,ワイワイと清里駅へ向かった。電車の発車まで時間があったので,駅前でソフトクリームを探し出し,どうにかゲット。もはや執念である。
 帰りは特急を使う柳田くんと別れ,他のメンバーは鈍行に乗車。結局,私が家に到着したのは21:00過ぎであった。

■総括
体力・技術共に相当程度要求される山行ではあったが,その分,充実した山行になった。また,普段とは違うメンバーでパーティーを組むことも良い刺激になった。
■反省・備考
・計画書内でCLの指示がやや甘い部分があった。致命的なミスが2つあり,内1つは未然に防げたが,残りの1つは防げず。今回は柔軟に対応し,難を逃れたが,CLとしては共装や食当の分担をした際に,詳細な指示を与えておくべきだったのであろう。
・久しぶりに人数が多い山行を実施したためか,CLとしての感覚が狂っていた。例えば,どの程度の速さで歩けるか,鎖場や岩場の通過にどの程度時間がかかるか等である。普段の山行と同じ感覚で歩いていると,最後に慌てることになって,コースから逸れるということにつながったように思う。
・分隊の際のペース配分は難しい。前の隊を待たせすぎるのも悪いので,場合によっては連絡をして,先に進んでもらうということも必要であろう。
・八ヶ岳はもう冬間近。アイゼンやピッケル等は不要だが,防寒は徹底すべきである。その点に関してはどのメンバーも問題なかった。また,この時期はコースの状況が予測しにくく,積雪・凍結などの危険もあり,状況判断は難しくなる。
・キレットは主に体力勝負(落石を起こさないで歩く技術,簡単な梯子・鎖を通過する技術程度は必要だが)。真教寺尾根は技術勝負。(勝手にまとめるなと言われるかもしれないが,)今年の夏山の総まとめとしては面白いコースだったように思う。恐らく,体力・技術の両面を総合的にみて,今年度の雷鳥の一般山行としてはトップレベルになる。
・両隊ともお助け紐,スリングなどのヘルプ装備は使用せず。これらの道具はなくても問題あるまい。一方,ヘルメットは安全のために携行すべきかもしれない。
・二五万はコピーでもよいので持って来よう。地形を見るにはエアリアよりは地形図が適している。エアリアを落としたときにも二五万があれば安心だ。
■コメント
 メンバーの皆さん,ヘビーな山行お疲れ様でした。反省・備考の欄にも書きましたが,この山行をこなせたということは,体力・技術の両面からみて,雷鳥の大抵の一般山行に対応できるということですから,山行に参加する際にあまり抵抗を感じなくても構いませんよー。
 また,SLの川名さん,ありがとうございました。なかなか1人では運営できる山行ではなかったので,心強かったです。
 これは裏話ですが,川名さんと「なぜこの(ハイレベルな)山行にこれだけ人が集まったのか」,「雷鳥全体のレベルが上がったから」なのか「雷鳥全体のレベルが下がり過ぎて,レベルの判断がつかなくなったから」なのかどっちだろう,という話をしていました。最初は後者かもしれないと不安になりましたが,特に問題なくこの山行に参加できたことに鑑みると,強ち前者も間違っていないのかもしれませんね。
 また,37期に「なぜ来たの?」という質問をぶつけてみたところ,「10月にあまり山行計画が立たなかったからだ」という意見がちらほら。緩い山行をやってほしい,高山に行きたいなどニーズは多様なので,36期が中心となって山行計画を立ててください。
 11月の山行計画については未定ですが,おそらく日帰りハイクが中心になると思います。36期との役割分担を意識して,遠出でもできればと思いますが,どうなることやら。そろそろ37期の山行も計画され始める頃でしょうしね。