2016/2/29 日和田山・物見山
山岳愛好会 雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
日和田山・物見山ハイク計画書ver.3.0
作成者:平岩
■日程 2016/2/29(月)
■山域 奥武蔵
■捜索要請日時 2016/3/1 09:00
■メンバー
CL平岩 SL青木 船津 藤井
■集合
武蔵横手駅 改札付近 8:40 改札は一つしかありません。
■交通
□行き
池袋
| 西武池袋線急行(飯能行) 43.7km 中前
| 07:27-08:20[53分]7番線発 / 1番線着 530円
飯能 [2分待ち]
| 西武秩父線(西武秩父行) 7.6km
| 08:22-08:35[13分]2・3番線発 / 2番線着
武蔵横手
*遅れた場合
池袋
| 西武池袋線急行(飯能行) 43.7km 中前
| 07:57-08:50[53分] 530円
飯能 [0分待ち]
| 西武秩父線(西武秩父行) 7.6km
| 08:50-09:06[16分]
武蔵横手
□帰り(簡略版)
高麗駅 飯能行 西武池袋線14:24/14:51/15:24/15:51/16:24/16:51/17:19/17:53/18:23~23:22
■行程
武蔵横手駅-30-五常の滝-40-北向地蔵-22-鎌北湖-26-宿谷の滝-51-物見山-25-高指山-15-日和田山-32-元宿-20-高麗駅 (単位:分) 計:4時間21分
※余裕があれば宮沢湖温泉へ歩いて行きます。
元宿-20-巾着田-35-高麗峠-40-宮沢湖-15-宮沢湖温泉バス停(単位:分) 計:1時間50分
宮沢湖温泉バス停発 飯能駅北口行イーグルバス 15:52/16:45/17:29/18:08~20:35
■エスケープルート
物見山まで:武蔵横手駅へ引き返す
物見山から:高麗駅へそのまま進む
■地図
2.5万分の1 「飯能」/山と高原地図「22 奥武蔵・秩父」
■遭難対策費
メンバー 4人×100円=400円
■備考
飯能警察署 042-972-0110
日の出 6:12
日の入 17:35(共に日高市)
*雨天時中止:前日20時までに判断
*温泉:宮沢湖温泉 喜楽里 別邸(日帰り温泉1000円 飯能駅北口から1時間に1本運行のイーグルバス高萩駅行 宮沢湖又は宮沢湖温泉バス停下車 乗車10分片道180円)
*参考:2010年日和田山ハイク
日和田山・物見山ハイク記録
作成者:平岩
■日程 2016/2/29(月)
■山域 奥武蔵
■天候 曇り時々晴れ
■メンバー(計4人,敬称略)・オーダー
CL平岩 藤井 船津 SL青木
■記録
08:45武蔵横手駅発
09:20五常の滝
10:05北向地蔵
10:32鎌北湖着
10:50同 発
11:18宿谷の滝
12:03物見山着
12:15同 発
13:00日和田山着
13:25同 発
14:05下山口
○武蔵横手駅~分岐
武蔵横手駅では山羊のみどりちゃんとだいちくんがお出迎え。コースは舗装道。昨年の日和田山新歓ハイクでも武蔵横手駅発だったと、ここでメンバーから初めて知らされた。スニーカーで普通に歩ける道である。土山林道or啓明荘への分岐まではほぼ舗装道。五常の滝はそれなりに綺麗であった。
○分岐~北向地蔵
地形図には出ていないがエアリアにでている尾根を通るルート。手持ちの地図にはない横道が何度か出てきて不安になるが、コンパスを頼りに進んだら北向地蔵に着きました。
○北向地蔵~鎌北湖
微妙に北を向いてない北向地蔵の前で道が左右にわかれており(標識は左:鎌北湖 右:物見山)、私は道を左回りに一本ずつ勘違いしていたため右の道に行こうとしたが、コンパスで確認すると左の道だった。危なっかしくてすみません。ここからは一気にくだり。畑が見えた後に一度舗装道へと出たところで、登山道を探すのに手間取る。「通行止め」(たぶん人ではなく車に対する指示であった)の看板がある道を進めば、鎌北湖へ行く登山道が左手側にあった。
○鎌北湖
畔に休める場所があるかと思えば、湖側に降りるにはガードレールをまたぐ必要がありアスファルトの上で小休止。湖上ボートも売店もホテルも冬季休業。(湖の対岸にある建物は廃墟な気がした。)
○鎌北湖~宿谷の滝
道中に謎の道の分岐が何箇所かあり、地形図上の送電線との位置関係を便りに進む。一度舗装道へ出た後、右手側へ歩くと宿谷の滝へ下りる道が現れる。宿谷の滝周りは小綺麗に整備されていた。
○宿谷の滝~物見山
始めは脇にシダがたくさん生えた歩きやすい道。標高200~250mの間の尾根はプチ急峻。こちらはスニーカーで登りたい道ではないが、右手に谷を眺めながらを行くのは楽しい。右手側の谷を挟んで向かいにある頂上324m(東三角山)の南側の斜面の林が崩れているように見えた。前日にフットサル大会かつ寝不足の方は少々息があがっていた。プチ急峻終了後は皆様にキャラメル配布。
○物見山
「物見」山だが展望はない。開けた場所かつベンチがあったので小休止。雨が一瞬ぱらついたので雨具の上を着用して発つ。しかしその後は雨に降られず。
○物見山〜日和田山
奥武蔵自然歩道を行く。途中の舗装道脇には東屋や自販機などもある。白梅が綺麗に咲いていた。
○日和田山
展望はあり、高麗川流域がよく見える。ここもベンチあり。
○日和田山〜下山口
金比羅神社の鳥居からくだる道はエアリア上に一本しか書かれていないが、実際には女坂や男坂等何本か道がある。昨年の新歓ハイクで女坂へ行ったと聞いたので、あえて男坂をくだる。正直下り向きの道ではない気がしたが、急な岩の上を下る練習にはなりそう。様子的に岩はチャートではなかろうか。男坂内にも謎の道の分岐があり、進む道に自信がなくなる。少し東寄りにとにかく突っ切った。地形図には金比羅神社から3本道が出ているが、真ん中の道を進んだようだ。その後は無事に女坂と合流し、下山口へ。下山口には清潔イレや自販機あり。
*おまけ
14:05下山口
14:35巾着田のトイレ発
15:45宮沢湖温泉着
17:32宮沢湖温泉バス停発
17:50頃飯能駅着
日和田山下山後、宮沢湖温泉まで歩いた。巾着田内は中央を突っ切れるものと思っていたが、馬のいる牧場や市民菜園などがあり、巾着の外周部しか歩けなさそうだった。あいあい橋の下をくぐり、ドレミファ橋を渡り高麗峠方面へ向かう。武蔵丘ゴルフコースの周囲を地図上時計回りに進んだ。眼前に池のようなものが見えたので宮沢湖の端かと思ったら、宮沢湖の北側にあるただの貯水池だった。地形図には正確に記されていないがエアリア通りに行けばこの貯水池脇から宮沢湖へ行く道がある。宮沢湖畔を通り宮沢湖温泉 喜楽里 別邸へ。温泉等を満喫後、イーグルバスで飯能駅へ向かった。
■総括
新歓ハイクシーズンを迎える前に少し歩いておくには、時期・交通・コースの面からちょうどよかったと考えられる。
道の分岐が多いがゆえに読図の練習にもなった。
■反省
・計画書に経由地点は出ているが、どのルートを行くかは書いていない。今回のように道と標識がたくさんあるコースの場合はなおさら、CLがどの道をとることを想定しているのか事前にメンバーに伝えるべきであった。普段は部会終わりにそれをしているが、今回は計画を立てたのが急なのと現地集合だったのとで、やりそびれたまま歩き始めてしまったのが、一番の反省事項である。
・「奥秩父線83号に至る」等の標識もあったが、コース周辺の道路の名前までは把握していなかったのでそれらの標識を全く生かせなかった。少し調べて地図に書き込んでいっていたら、舗装道が何度も出てくる今回のようなコースでも安心して進めたかもしれない。
■雑感
時期が時期ということもあり山中にあまり人はいない。先日の明神ヶ岳よりはいたが、やはり山中はもの寂しい感じがした。
西武有楽町線のメンバーが行きやすくゆるいハイクを、と思い立てたハイク。日和田山・物見山へ行くだけだと物足りないだろうと鎌北湖や宮沢湖を足して行った結果、ゆるいハイクというよりかは普通のハイクになってしまった。滝×2、人造湖×2を踏破し温泉に入りたかったCLの自己満足にお付き合いいただきありがとうございます。個人的には、地形図で把握した情報と実際の地形との照らし合わせの精度を上げる必要があると痛感した。また、道が多かったゆえ地元の図書館にあった奥武蔵登山詳細図のコピーにだいぶ助けられたが、一方で地形図のシンプルさにもだいぶ救われたのでもあった。いつかまた新歓ハイクに使えるかもと思い、少し詳しめに今回の記録を書いておいた。
ハイク自体には関係ないが、道中の幟によると2016年は「高麗郡建郡1300年」だそうだ。宮沢湖温泉造成時にも縄文時代の遺跡が出てきたようで、古くから人間の住んでいた地域なのであろう。高麗という地名も高句麗からの渡来人の居住地だったことから取られているらしく、山以外にも面白そうな要素がある地域であった。