2016/5/21 金峰山・瑞牆山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)

金峰瑞牆山行計画書

作成:寺垣



■日程 2016/5/21,22(土、日)予備日なし

■山域 奥秩父

■捜索要請日時 2016/5/23 10:00

■メンバー (計3人)
CL 寺垣  SL 朝倉  五島

■集合 7:06高尾駅 中央本線・松本行 先頭車両

■交通

□行き

新宿05:50─(京王線準急・京王八王子行)─北野06:24

北野06:25—(京王高尾線・高尾山口行)—高尾06:35(360円)

高尾07:06—(中央本線・松本行)─韮崎08:28 (1,663円)

韮崎駅8:50─(茅ヶ岳みずがき田園バス)─10:05みずがき山荘 (2,050円)

※特急利用の場合

新宿07:30─(JR特急あずさ1号・南小谷行)─韮崎09:18(自由席1,830円)



□帰り

みずがき山荘12:55/14:25/15:25/16:35→日帰り入浴増富の湯13:17/14:47/15:47/16:57→韮崎駅14:15/15:45/16:45/17:55

韮崎駅16:38—(快速ビューやまなし)—高尾18:10

韮崎駅14:32/15:08/15:38/16:48/17:44/18:05/~21:19—(中央本線)

高尾駅16:30/17:08/17:42/19:07/19:40/20:07/~23:00

終電21:01(スーパーあずさ)



■行程

1日目

瑞牆山荘~0:50~富士見平~0:30~天鳥川~1:30~瑞牆山頂~1:00~天鳥川~0:30~富士見平 (計4:20)

2日目

富士見平~1:00~大日小屋~0:30~大日岩~1:50~金峰山頂~1:40~大日小屋~0:45~富士見平~0:40~瑞牆山荘 (計6:35)

※富士見平にテントを張るので、両日ともサブザック行動となります。



■エスケープルート

引き返す


■地図

山と高原地図26 金峰山・甲武信

2.5万分の1:「瑞牆山」

■遭難対策費

200円/人 計600円

■その他

・瑞牆山荘 0551-45-0521

・富士見平小屋 090-7254-5698(テン場代1人1000円)

・韮崎警察署 0551-22-0110

・雨天時中止:前日夜までに判断

・温泉:日帰り入浴増富の湯(820円)

・日の入り(21日)18:58

・日の出(22日)04:26

・なお高尾、韮崎間は93.9キロなので、学割使用不可。

■参照

金峰山・瑞牆山山行(2015/5/3,4)

増冨の湯(http://www.masutominoyu.com)

富士見平小屋(http://www.fujimidairagoya.jp/access.html)

金峰瑞牆山行記録
作成者:寺垣
■日程 2016/5/21,22(土、日)
■山域 奥秩父
■天候 晴れ時々曇り
■メンバー(オーダー順・敬称略)
CL寺垣 五島 SL朝倉
■記録

【1日目】
高尾で予定通り合流する。

京王線で来たCLと朝倉君で席を確保し待っていたのだが、五島さんがなかなか来ない。合流した後に理由を聞くと先頭車両がどちらかわからず反対側に一度行っていたらしい。

この時点で、計画書に書いていた7:06発松本行きは存在せず、7:06発甲府行きが正しかったことに気づく。計画書に書いてあった8:05韮崎発のバスに乗れないことがわかり、9:30韮崎発のバスに切り替えることにする。

電車は比較的混んでいたが、甲府まで座って乗車できた。

甲府から乗り換え、韮崎に向かう。甲府から2駅ということが頭にあり、2駅目で韮崎だと思い、降り過ごしそうになったので、急いで降りたところ、一駅前の塩崎であったことに気づくが、電車はすでに発車してしまった。次の電車は25分発で、塩崎から韮崎までは4分かかる。30分のバスに乗れるかも怪しいか…?と冷や冷やした。30分にバス停につくとバスの姿はなく、次のバスまで待つことを一瞬覚悟した。しかしバスターミナルの先に、登山客らしい集団が並んでいる。まだバスは来てすらいなかったようだ。全く得していないのに、むしろ計画書からは一本遅いのだが、得した気分でバスに乗りこむ。



無事に瑞牆山荘に到着。

登山準備をささっと済ませ、出発。

10:55 瑞牆山荘発。林道を一度横切る。途中、青空がバックの瑞牆山の全容が見える。テンションが上がる。

11:40 富士見平着。今日のメインザック行動はこれで終了である。小屋でテン場代を支払い、場所を見繕ってテントを立てる。

テン場代1000円はトイレ代も込とのこと。

12:15 サブザックで富士見平発。

12:45 天鳥川通過。学生の団体が休憩をしていた。

13:15-13:20 中腹で一本。岩場が連続して出てくる。アスレチック的で楽しい。人が多いので渋滞気味であった。

14:05 山頂到着。岩場の端に立つと気持ちのよい景色が眼下に広がる。太陽がまぶしい。岩の端で少し休憩をする。寝転がると暖かく、昼寝をしたくなる陽気だった。

14:30 出発。

15:45 富士見平着。



食当の準備の間、CLはテントにこもって天気図を書いた。21日の天気図は、前線がフルコースで基準等圧線も2つあり、情報量が比較的多く、少々時間がかかった。日本海にある1020hpの高気圧が日本全体に晴をもたらしているので、明日も晴れるだろう、くらいのことが推測できた。

CLが天気図に時間を使っている間に、ベンチとごはんの準備ができていた。夜の食当は朝倉君で、ご飯と、白菜と豚肉のミルフィーユ蒸を作った。白菜と豚肉を蒸すのに少々手間取ったが、蒲田の醤油をかけて食べた豚肉はとてもおいしかった。ごはんも柔らかすぎず、芯も残らず、よい出来であった。ちょうど夕日が沈むころで、五島さんの背中から後光がさしていた。

片づけを済ませ、19:00には就寝準備は整っていたが、星が見たいとなったので、暗くなるまで待つことにする。20:00まで待って外に出てみると、星はあまり見えず、満月に近い黄色い月が空に浮かんでいた。月のあかりと若干のガスのため、星はかろうじて北斗七星が見える程度であった。20:30ごろ就寝。周りではまだ話し声がしていた。

【2日目】
04:00 起床。アラームがちゃんと鳴る。朝はCLが食当で、クリームシチューペンネを作る。柔らかくなりすぎたがまあおいしい。

05:30 富士見平出発。

06:10-06:15 大日小屋で短めの一本。

06:40 大日岩の岩場を登る

06:47 八丁平との分岐

07:12-07:22 砂払いの頭で一本。

07:42 稜線に出る。CLはテンションが上がって目の前の岩に登ってしまった。昨日と同様今日も遠くはガスっているが、それでもよく晴れている。遠くに霞んだ富士山が見える。

山頂まで細かい岩場のアップダウンが続くが、ハイマツの稜線上は気持ちがよいので楽しく進むことができた。

08:35 頂上到着。噂に聞いていた大きな岩が、でんと据わっていた。荷物を置いてCLと朝倉君が登頂を試みるものの、2人とも途中で挫折する。しぶしぶ一度下に降りる。

しばらく眺めていると、外国人の男性と、日本人の女性が登頂に成功していた。

金峰の山頂で記念写真を撮った後に、このまま降りるのが忍びなくなって、再チャレンジをすることにした。四苦八苦してCLは何とか登り切る。てっぺんから見た景色はかなり気持ちがよかった。

結果として山頂でかなりの時間を使ってしまった。

09:35 山頂出発

10:45 分岐で一本。

11:40 富士見平到着。テントを撤収。

12:05 12:55のバスに乗るべくさっさと降りる。

12:35 瑞牆山荘到着。下山報告。



このあと増冨の湯に入った。テン場で50円引き券をもらったので770円で入ることができた。CLはほうとうを無茶なタイミングで注文したため、8分間でできたての熱いほうとうを食べるという罰ゲームのようなことをしてしまった。

帰りのバスでは、岩に登っていた外国人と一緒になり、朝倉君が熱心に会話をしていた。アイルランド人で日本に9年間ほどIT関係の仕事で勤めていて、バリエーションにもかなりいっているらしい。日本語はぺらぺら。

韮崎駅でセブンティーンアイスを食べながら快速ビューやまなしをまち、乗り込む。乗り継ぎなしで快適だった。

吉祥寺のとんかつ屋で晩御飯を食べて、解散。



■反省

・共装と食当の振り分けは持ち出し、買い出しの手間を考慮して、負担が同じくらいになるようにうまく分担を最初からできるとよかった。

・2日目の出発の時間をもう少し早くできれば、より余裕を持って行動できた

■総括

軽い荷物で稜線歩きを楽しむことができるので、体力にちょっと自信がない人にも、山の楽しさを知るのによい山であることを実感。ぜひ新入生を連れていきたい山行であった。
時期も、雪もなく、また暑くもなく、夜は肌寒いくらいで過ごしやすかった。


■感想
・一年生のときから行ってみたい山の一つだったので、今回、晴れの日に行くことができてよかったです。

・CLの個人的な凡ミスが、自覚していて指摘もされているにもかかわらず減らないので、どうしたものかなと思っています。私の山行に参加される方はCLにそういうところがあるのを知っておいてもらえるとありがたいです。