2016/6/4-5 雲取山

山岳愛好会 雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
雲取山山行計画書
作成:平岩
■日程 2016/6/4,5(土,日)
■山域 奥多摩・奥秩父
■捜索要請日時 2016/6/6 09:00
■メンバー 計5人
CL平岩  SL岩崎  山本  小倉  薩摩
■集合
西武池袋線 飯能駅 7:19発 快速急行 西武秩父行 先頭車両
たぶん西武池袋線の最後尾車両側が西武秩父線の先頭側になります。
飯能以降で乗車する方はご連絡ください!
■交通
□行き
池袋
|  西武池袋線準急(飯能行)   43.7km
|  06:15-07:11[56分]772円 5番線発 / 4番線着
飯能     [8分待ち]
|  西武秩父線(西武秩父行)   33.1km
|  07:19-08:09[50分]2・3番線発 / 3番線着
西武秩父/西武秩父駅     [21分待ち]
|  [西武観光バス]三峯神社線[M4](三峯神社行)
|  08:30-09:45[75分]927円
三峯神社

*万が一遅れた場合
池袋
|  西武池袋線快速急行(三峰口行)   43.7km
|  07:05-07:50[45分]772円
飯能 ≪直通≫     [2分待ち]
|  西武秩父線(三峰口行)   33.1km
|  07:52-08:49[57分]
西武秩父/西武秩父駅     [21分待ち]
|  [西武観光バス]三峯神社線[M4](三峯神社行)
|  09:10-10:25[75分] 927円
三峯神社

□帰り(簡略版)
東日原 西東京バス 奥多摩駅行 11:29/13:25/14:50/16:17/17:22/18:52 乗車27分で奥多摩駅に着く。
奥多摩 15:27—(ホリデー快速おくたま2号(東京行))—新宿16:58
14:05青梅行青梅線,30青梅行青梅線,
15:08青梅行青梅線,27東京行ホリデー快速おくたま2号,36青梅行青梅線,
16:05青梅行青梅線,18東京行ホリデー快速おくたま4号,34青梅行青梅線,54東京行ホリデー快速おくたま6号〜19:28—21:16新宿
■行程
[1日目]
三峯神社-00:20-妙法ヶ岳分岐-00:20-1268.7m地点-00:20-妙法ヶ岳-00:15-1268.7m地点-00:20-炭焼平-00:50-地蔵峠-00:15-お清平(お経平)-01:20白岩小屋-01:10-大ダワ-00:30-雲取山荘 計:5時間40分
*遅刻者がいた場合、妙法ヶ岳をカットする可能性があります。妙法ヶ岳分岐-00:25-炭焼平mより計:4時間50分
[2日目]
雲取山荘-00:30-雲取山-00:20-小雲取山-00:15-五十人平-00:20-ブナ坂(ブナダワ)-00:20七ッ石山-00:20-千本ツツジ-00:15-千本ツツジ-01:00-巳ノ戸ノ大クビレ-00:35-鷹ノ巣山-01:30-稲村岩-00:50-小川谷橋 計6時間15分
*高丸山と日陰名栗山のピークは巻きます。
■エスケープルート
雲取山まで:引き返して三峯神社へ
七ツ石山周辺まで:堂所を経由して鴨沢へ
千本ツツジ周辺から高丸山まで:赤指尾根を下りて峰谷へ
巳ノ戸の大クビレまで:浅間尾根を下りて峰谷へ
鷹ノ巣山周辺から:稲村岩尾根を下りて東日原へ
■地図
2.5万分の1「三峰」「雲取山」「武蔵日原」(「奥多摩湖」) (「丹波」)/山と高原地図「23奥多摩」「25雲取山・両神山」
■備考
日の入 18:57
日の出  04:28(共に雲取山山頂)

埼玉県警秩父警察署 0494-24-0110
山梨県警日下部警察署 0553-22-0110
警視庁青梅警察署 0428-22-0110

*荒天時中止:前日16時までに判断
*日原鍾乳洞 大人700円 08:00〜17:00
*温泉:奥多摩温泉もえぎの湯 大人2時間780円
*参照:
奥多摩ビジターセンターHP(http://www.okutama-vc.com)
雲取山荘HP(http://kumotorisansou.com)

2015年雲取山日帰りハイク
2014年雲取山合宿
2003年雲取山山行

雲取山山行記録
作成者:平岩
■日程 2016/6/4,5(土、日)
■山域 奥多摩・奥秩父
■天候 1日目:曇り時々晴れ 2日目:雨後曇り
■メンバー(オーダー順・敬称略)
CL平岩 小倉 薩摩 山本 SL岩崎
1日目後半以降は小倉・薩摩入れ替え
■記録
1000三峯神社バス停発 1030登山口発 1100小休止 1130妙法ヶ岳着 1140炭焼平通過 1230小休止 1240発 1345小休止 1355発1425前白岩山通過 1456小休止 1505発 1525白岩山 1530発 1620大ダワ着 1625同 発 1645雲取山荘着 1920頃就寝

1日目
◯三峯神社~炭焼平
 西武秩父駅では三峯神社行きのバスが一本増便された。皆座れるように増便してくれてありがたい。三峯神社では恋みくじを引いて大吉だった人もいた模様。神社の木から氣をもらい?、今回の山行の無事を祈り歩き始めた。妙法ヶ岳手前の少し広い所にザックをデポし、妙法ヶ岳へ。途中は少し鎖があったが38期も器用にこなしていた。
◯炭焼平~白岩山
 6/5に奥秩父の山開きのイベントをやるようで、秩父宮レリーフの前では打ち合わせをしていた。霧藻ヶ峰周辺は低木が増えて植生が異なり、歩いていて楽しかった。雲取山荘までの道のあちこちに咲いていた赤紫色のつつじっぽい木はミツバツツジというらしい。(個人的に帰りに寄った蕎麦屋のおじさんが教えてくれた。)次第に、歩き初めからずっと聞こえていたセミ(? 前を歩いていたおじさんにセミですかね?と尋ねられたものの、種類はわからず。)の鳴き声が聞こえなくなる。
 前白岩の登りで薩摩さんは少し辛そうにしていたが、ふんばってもらった。時間的には白岩小屋でテントを張れたらよいものの、おどろおどろしい無人小屋の脇には泊まりたくないので通過。白岩山では妙法ヶ岳前の分岐に続きコンパスワークをやった。
◯白岩山~雲取山荘
 白岩山からの下りは想像以上にくだった。高さ50mぐらい下る気でいたが、よく地形図をみると100mだから当然か。芋ノ木ドッケ付近で本当にこのルートで合っているか不安になり、岩崎のスマホのGPSで確認してもらった。芋ノ木ドッケの山頂から南西方面の尾根で県境の目印が立っていたので、東京都と山梨県の境目を歩いていると目処を付けることができ一安心。この辺りになると尾根をまく似たような道をひたすら歩くだけで、少し辟易としてきた。そんな中、2回ほど鹿さん達と遭遇し、2回目に至っては進む先の登山道の中央に2匹の鹿がいたためしばし互いに見つめあった結果、鹿に道を譲ってもらった。
◯雲取山荘
 水場もありお手洗いも綺麗で文句なし。雲取山荘のテント場は混雑していたため、山荘に近いが斜めな所にテントを張った。これが翌朝にちょっとしたハプニングを巻き起こすことになる。
 夕飯は、薩摩さんのハヤシライス。豚肉メインだがコンビーフを入れて味を牛肉風にしていた。翌朝雨の予報を確認し、個人的には明日エスケープかもとぼんやり考えながら寝てしまった。小倉さんも割とすぐ寝ていた気がする。男性陣が幸せとは何かについて語っていた気がするが眠くて寝たのでよく知らない。すぐには寝付けなかった薩摩さんによると、聞いていて面白かったらしい。


[2日目]
0330起床 0545雲取山荘発 0618雲取山頂着 0625同 発 0715奥多摩小屋付近 0720同 発 0740ブナ坂着 0746同 発 0841堂所発 0900 1150m地点通過 0935雲取山登山道入口着 0953鴨沢バス停着

◯朝
 朝食は小倉さん担当。缶詰のプルトップが外れて豆を使うことは叶わず、魚肉ソーセージパスタを頂いた。ここでハプニングが起こるが、詳細は反省欄第二項に。
 朝食作りの裏でエスケープルートについて考えていた。天気予報では朝雨が一度止み、昼頃に再び降るとなっていた。山荘出発時に雨は小雨程度だったものの、雨が降るかもしれないと思いながら曇り空の中ひたすら6時間歩くことへの意欲がわかなかったのが、今回エスケープルートを取った理由として大きい。前日に、登りだったとはいえ05:40のコースタイムでつらそうにしていた38期もいたので、雨で辟易したからといってとばして歩くのも厳しそうだった。岩崎がかつて使ったことのある三条の湯経由でお祭へ降りるエスケープルートの話も一瞬出たものの、私が計画書にのせていないため鴨沢へ。小雲取山出発時には10:16鴨沢バス停は間に合わないだろうから12:20のバスに乗るつもりだったのだが…。
◯雲取り山荘~ブナ坂
 雲取山の山頂は、曇りの割に近くの山が見えた。ブナ坂までの道は今回数少ない視界の開けた道で雨でも気分はよい。防火帯だかららしい。ブナ坂で、七ツ石山に登ってから鴨沢に降りるか、七ツ石山を巻くか悩んだものの、この天気の中展望を期待して七ツ石山を登るのはちょっと…という意見もでたので結局巻いた。あわよくば10:16のバスに乗ろうという気になり始める。
◯ブナ坂~堂所
 ひたすら長い。道の脇が針葉樹(人工林)か広葉樹かぐらいの変化ぐらいしか訪れず、体感時間が実際の経過時間より私には長かった。堂所でそれとなく10:16のバスに間に合わない場合のタクシー案を出してみたものの、メンバーに一蹴されたので諦める。奥多摩湖周りをぶらぶら歩く案や鴨沢で人狼案が出たが、10:16のバスに間に合うと信じて休みもそこそこに発つ。1150m地点で「鴨沢まで1時間5分」という看板(こういう手製の看板の想定スピードは大抵早いが。)を見てこれは間に合うかも!と思い、ぱっぱと歩く。
◯堂所~鴨沢バス停
 抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げてきた家族?と共にとにかく下る。最終的にブナ坂~鴨沢バス停を、エアリア上コースタイム155分の所を127分で済ませたことで、10:16のバスに間に合った。

 40分ぐらいバスに揺られて奥多摩駅に到着。少し晴れていたので個人的に私は寄り道したが、皆さん11:03の電車で帰れたようだ。

■総括
1日目はともかく2日目は生憎の雨で残念な山行であった。雨の中テントを片付けたり、レインウェアを着て歩いたりと新入生が悪いコンディションの中で行動する練習となってしまった。悪態もつかずによく頑張ってくれたと思う。

■反省
・1日目の夜にエスケープを考えていたなら、寝る前にメンバーに一言言うべきだった。
・朝食調理時、緑7のヘッドの三つ足を片側に寄せたままで38期がお湯を沸かしているのに途中まで気付かなかった。火があまりあたっていなかったため沸騰までに時間がかかった上に、三つ足を安定させようと動かした時にテントの一部を溶かしてしまった。共装に傷をつけ大変申しわけありません。補修します。
・朝食調理後、ヘッドの上にトマトスープパスタの入った鍋をのせっぱなしにしていたら、自然に鍋がヘッドから落ちてきた。山本の銀マットの上で調理していたために、中身のほぼ全てが銀マットにこぼれただけで済んだけれども(こぼれた分は鍋に戻して食べた)、後片付けに時間がかかった。メンバーの皆さん、服やら装備やらがどことなくトマトの香りになってしまいすみません。

■雑感
・2日目は雨だし、トマトスープはこぼれるわ、バスの時刻に合わせて急かされるわで散々な目にあったと思っているかもしれませんが、これに懲りずに38期にまた山行に来て欲しいです!
・日原鍾乳洞へ行きたかった。一部の方はご存知だと思いますが、昨年の6月頃からずっと鍾乳洞を見たい見たい言ってました。今回も無理だったのは悲しい限り。
・雨の中の山歩きを楽しむ術を模索していきたい。レインウェアを着ていると会話がし辛いのもあって気持ちが鬱々としてくる。
・新入生の皆さん、買わずにコピーでいいので何らかの地図を持ってきましょう!