2016/7/9-10 谷川岳・平標山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
谷川岳・平標山山行計画書
作成者:岩崎

■日程 2016/7/9,10
■山域 谷川岳・平標山
■捜索要請日時 2016/7/11 9:00
■メンバー(3名)
CL岩崎 SL青木 小倉

■集合
JR池袋駅4番線6:22大宮行き先頭車両

■交通(学割使える)
【行き】
JR埼京線 池袋6:22—赤羽6:30
JR高崎線 赤羽6:36—高崎8:16
JR上越線 高崎8:24—水上9:31
JR上越線 水上9:47—土合9:56  3020円
ロープウェイ 土合口—天神平 1230円
〈遅れた場合〉
JR埼京線 池袋6:47—大宮7:15
JR新幹線 大宮7:34—高崎8:06 で高崎にて合流(+1840円)

【帰り】
バス 平標登山口(12:45/14:05/17:15)15:55—越後湯沢16:32  600円
JR上越線 越後湯沢17:53—水上18:30
JR上越線 水上18:35—高崎19:37
JR高崎線 高崎19:46—大宮21:08
JR埼京線 大宮21:18—池袋21:44  3350円
〈最終〉
バス 平標登山口19:05—越後湯沢19:42  600円
JR新幹線 越後湯沢20:06—大宮21:02 (Maxとき346号東京行)
JR埼京線 大宮21:18—池袋21:44  6460円

■行程
1日目 土合~0:20~土合口~0:10~ロープウェー~天神平~2:15~トマノ耳~0:10~オキの耳~0:10~トマノ耳(トマノ耳~オキノ耳は荷物を小屋に置いてから)~1:55~大障子避難小屋(計5時間10分)
2日目 大障子避難小屋~1:10~万太郎山~3:00~仙ノ倉山~0:45~平標山 ~2:00~平標登山口(計6時間45分)

■エスケープルート
大障子避難小屋まで…引き返す
越路避難小屋まで…赤谷林道or(吾策新道利用)(前者は渡渉点があるため雨天時利用不可)
それ以降…そのまま進む

■地図
2.5万分の1 「水上」「三国峠」
山と高原地図16「谷川岳・苗場山・武尊山」

■遭難対策費
200円/人
計600円

■雨天時
前日20時までに判断

■備考
日の出 4:33 (谷川岳 7/9)
日の入り 19:06 (谷川岳 7/9)
沼田警察署 0278-22-0110
越後交通 (http://www.echigo-kotsu.co.jp/)
肩の小屋(素泊まりBプラン2500円)
http://www.town.minakami.gunma.jp/20kankou/01nature/files/H28katanokoya.pdf (リンク切れ)
谷川岳ロープウェイ 0278-72-3575 (7:00-17:00)
2008年谷川・平標山記録

谷川岳・平標山山行記録
作成者:岩崎
■日程 2016/7/9,10
■山域 谷川岳
■天候 一日目:雨 二日目:雨のち晴れ
■メンバー(オーダー順・敬称略)
CL岩崎—小倉—SL青木

一日目
09:56土合駅(地下)
100人近い中学生達と一緒になる。中学生たちの元気な声で土合駅の薄暗く不気味な雰囲気が消し飛ぶ。
10:15-10:25土合駅(地上)
外に出ると予報通りの雨。うかうかしていると100人の中学生がやってくるので少しだけ休んですぐに出発する。
11:50-11:00ロープウェイ
他に客がほとんど見当たらない。中学生の頃に来たときは人がたくさんいたのだが、終日雨の予報ではさすがに人が減るようだ。
11:50-11:55休憩
今回は久しぶりにテントを持っていない山行だが、去年谷川岳で水の確保に手間取ったという記録があり多めに(7L)水を持ってきたためザックの重量はあまり変わらない。道に木道は設置されているが、所々あれていて歩きにくい。
12:43-12:51休憩
岩場が多い。それなりに雨が降っていたため小川のように岩場を水が流れていく。一年生には三点支持で登るよう言う。ボルダリングを日々やっていたらともっと有効なアドバイスができたのかもしれない。
13:50-14:00肩の小屋
コースタイムより結構遅れて到着する。出発からずっと雨が降っていて萎えるが小屋で売っていたコンソメポテチで元気を取り戻す。小屋に人気は全く無かった。木曜日に予約の電話を入れたときは満員で断られたが、今なら泊まれるなと思った。ちなみに、肩の小屋にはヤマノススメが全巻揃えられている。
14:05-14:10トマノ耳
小屋の目の前にトマノ耳があるのだと思っていたが、少し歩く。展望なし。
14:30-14:35オキノ耳
手ぶらで歩いたのにコースタイムの二倍かかったのは果てどうしてだろうか。記録を取り間違えたか?展望が無いためトマノ耳とほとんど同じ感じだったが、折角なので写真を撮る。
14:40-14:50肩の小屋
肩の小屋から翌日の平標山の家までトイレは無い。小ならともかく大きいほうはここで済ましておきたい。
15:50-16:00オジカ沢ノ頭避難小屋
オジカ沢ノ頭で少しガスが晴れる。このまま天気が回復傾向になってくれないかと願ったが現実は厳しく10分もするほど再びガスってくる。オジカ沢ノ頭にある鎖場は急斜面で足場が悪く、鎖に頼って登る。
17:00小屋着
小屋にはロープウェイに行く途中見かけた外国人の方が一人、その側にはテントを張っているおじさんが一人いた。谷川岳~平標山はテント泊禁止なのだが、我々としては小屋が広く使えて嬉しい。夕飯は岩崎による釜飯ご飯。夏合宿で久しぶりに食当が回ってきそうだったので練習として今回やることにした。釜飯ご飯はご飯を炊く前に素を入れるだけなので非常に簡単。ご飯に入れる水の分量は適当にして失敗しかけたが追い炊きをした後よく蒸すことによっておいしいご飯が(偶然)できた。懸念された水場は問題なく使えた。

06:10小屋発
四時半に起床。朝ご飯は青木によるアルファ米(だけ!)。おまけに俺にわかめご飯を食べさせておいて自分は牛飯とはずるいではないか。食べ物の恨みは恐ろしいぞ。五時には片付けが終わるが外はガスっていてしかもガスが強い。天気予報によると六時から晴れになっているので少し出発を後らせることにする。六時になっても相変わらず外はガスっている。天気予報を確認すると六時は曇り、九時から晴れになっていた。これ以上待つ訳にもいかないだろうということで出発する。靴と靴下が濡れていて気持ち悪い。
07:18-07:28万太郎山
頂上はガスっていて展望は無い。本当にこの後晴れるのだろうかと不安になる。この辺は道の左右の草が生えっぱなしで道が見えなくなるくらい伸びていて、藪漕ぎの雰囲気を味わう。
08:50-09:00休憩
地図に滑りやすいと書いてあるところは本当に滑りやすい。近くに生えてある腰丈の草に掴まりながら歩かないとたちまち転んでしまう。道に悪戦苦闘していると雲越しに太陽が見えテンションが上がる。あれよあれよという間に雲が晴れてきてついに晴れる。雄大な景色が目の前に広がる。昨日雨が降ったことは本当に悔やまれるが、二日目に晴れただけ幸せだと思いなおす。
10:15-10:25エビス大黒ノ頭
晴れたためとても暑い。雨具の上は脱ぐが、草が濡れているため下は脱げない。
11:00-11:10エビス大黒避難小屋
仙ノ山が思っているよりも遠い。できれば14:05のバスに乗ろうという考えを捨て15:55のバスに狙いを変え、ゆっくり進むことにする。
11:50-12:10仙ノ山
仙ノ山は日帰り登山の領域にあるため、他の登山者が結構いる。谷川岳では他に登山者がおらず集合写真が撮れなかったのでここで撮ってもらう。
13:00-13:10平標山到着
仙ノ倉山~平標山の間は歩いていて気持ち良い道。青木いわく雰囲気が尾瀬に似ているとのこと。
13:50-14:05平標山の家
計画書では平標山~バス停を2時間としていたが、正確には2時間半かかる。コースタイム通り行くとバスが来る10分前着になることに気づきやや焦る。
14:35-14:40上信越自然歩道にでた所
バスに乗り遅れることはなさそうだと、安心する。昨日、今日と稜線歩きが続いていたので、昨日の午前以来の樹林帯である。木陰が気持ち良い。
15:30バス停

■総括
晴れていればかなり良い景色が続くコースだが、谷川岳周辺はなかなか晴れない。谷川岳~仙ノ山はちょっと危ないなと思う箇所がいくつかあったので、初参加の新入生は少し酷だったかもしれない。雨が降っていたので尚更だ。当初の予定では二日目に肩ノ小屋~バス停まで歩くつもりだったがこれは初日にしては長く、きついと思われる。人数が多くなければ大障子避難小屋に泊まるのが良いだろう。新入生が多いようならおとなしく日帰りで土樽に抜けていくルートを使うと良いだろう。
■反省
・八年前の山行とルートが全く一緒だったので行程の部分をコピペしたのだが、エアリアのコースタイムと異なる部分があった。場合によっては致命的な事態になることも考えられたので今後は自分で確認しておきたい。
・二日目の途中までずっと雨が降っていたので油断して日焼け止めを塗らなかった。晴れたなか稜線歩きを四時間も続けると肌が少しヒリヒリした。
■雑感
6月に行った上州武尊と谷川岳とは同じ地図である。上州武尊の地図を見ているうちに裏面の谷川岳にも行きたいと思い、今回の山行を立てた。残念ながら谷川岳で太陽を目にすることはかなわなかったが、後半の仙ノ山、平標山では晴れたので良しとする。谷川岳のリベンジとして秋にでも馬蹄形をやろうかと思う(やれなかった…)。