2016/9/17-19 伯耆大山
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
伯耆大山山行計画書vol.1.0
作成:寺垣
■日程 2016/9/17-19(土-月)ただし伯耆大山山行は18日のみ
■山域 大山
■在京本部設置要請日時2016/9/18 18:00
■捜索要請日時 2016/9/19 10:00
■メンバー(計4人)
CL寺垣 SL青木 松本 五島
■集合 米子駅改札 13:50ごろ
■交通
□行き
米子駅からレンタカーで下山キャンプ場までアプローチ予定。(1時間以内)
□帰り
下山後、温泉(豪円湯院600円)に入り、レンタカーで北条キャンプ場へ。一泊。
次の日(19日)三徳山に登り、降りて鳥取へ移動、鳥取市内を観光予定。(砂丘、鳥取城跡など)
16:00ごろ鳥取駅で解散予定。
■行程
(18日・伯耆大山)
下山キャンプ場~0:10~大山寺~0:30~二俣~0:40~大堰提~1:20~六合目避難小屋~1:20~大山頂上避難小屋・弥山~1:00~六合目避難小屋~1:10~下山キャンプ場(5:40)
*日の出が見える時間に行動予定
(19日・三徳山)
参拝登山受付午前八時から午後三時
往復所要時間約1時間30分から2時間
入山料と志納金600円
注:観光ルートですが、岩場もあるようなところです。HPで注意喚起がなされています。
なお崖の上にあるお堂の中までは入れません。
■エスケープルート
□18日
六合目避難小屋まで:引き返す
六合目避難小屋以降:夏山登山道を通って下山
□19日
引き返す
■地図
山と高原地図:大山・蒜山高原
2.5万分の1:伯耆大山
■遭難対策費
200円/人
■その他
・テン場代
:下山キャンプ場0859-52-2165
無料
:北条オートキャンプ場0858-36-4568
1サイト1800円 十分に場所があるので予約は大丈夫とのこと。
・最寄りの警察署 米子警察署0859-33-0110
・日の入り18:14
・日の出05:44
・トヨタレンタカー米子駅前店0859-34-5553
・トヨタレンタカー鳥取駅前店0857-22-0100
・レンタカーは17日14:00~19日14:00の2日間で予約済み、15120円
1時間ごとに+1000円。
ワンウェイOKなので米子駅前で借りて、鳥取駅前で返却予定。
レンタカー予約番号:99952824600
■参照
大山情報館HP: http://tottoridaisen.web.fc2.com/camp.html
三徳山HP:http://www.mitokusan.jp/sanbutsuji.html
■レンタカーが不安な場合の交通
□行き
米子13:30/16:50/18:10—大山寺14:24/17:44/19:04
□帰り
大山寺10:30/14:50/18:10—米子11:24/15:44/19:04
米子11:29/12:47/13:47/14:58~23:11(終電)−下北条12:34/14:13/15:00/16:15~0:10
下北条から北条キャンプ場まで約2㎞
下北条7:09/8:04~—倉吉7:15/8:08
倉吉7:45/8:35—(上井・三朝線)—三徳山登山口(約40分)
三徳山登山口11:41/12:50/14:00/15:30/16:03/17:23(終電)—倉吉(約40分)
倉吉12:36/12:58/13:47/13:56/15:11/15:21~—鳥取13:46/13:27/14:35/15:05/16:16/15:52
伯耆大山山行記録+鳥取旅行記録
作成者:寺垣
■日程 2015/9/17-19(山行は18日のみ)
■山域 伯耆大山
■天候 雨時々曇り
■メンバー(オーダー順・敬称略)
CL寺垣 五島 松本 SL青木
■山行記録
天気予報から朝日を見ることを断念し、予報を鑑みつつ遅めに出発することにした。
また、すぐに引き返すことができるように夏山登山道ピストンにルートを変更した。
05:37 下山キャンプ場発。登山届をポストに提出。まだ雨は降っていない。
06:10-06:18 3合目で一本。石畳の階段が長く続く。振り返ると海がうっすら見える。
06:51-07:00 6合目着。廃墟のような避難小屋がある。霧雨が降り始め、周りの景色は真っ白。本当なら大山の北壁が見えるはずなのだが…。コースタイムより少し早めに歩く。ひたすらに階段を登る。
07:50 頂上着。8合目を過ぎたあたりから稜線上の木道歩きとなる。鳥取県の県木である大山キャラボクを横目に見ながら歩くのは楽しいが、如何せん風が強く、霧雨が顔に当たるので、シャワーを浴びたようにびしょびしょに濡れて寒い。頂上でささっと記念撮影をしてから、小屋で少し休む。小さな売店が営業していて、飲み物を売っていた。
08:00 頂上発。帰りは三連休の中日ということもあってか、子供の団体、家族連れに多くすれ違った。
08:40 6合目避難小屋。寒いので小屋で少し休憩をした。
09:50 下山キャンプ場着。下山連絡をして下山届を提出。
■総括
大山の夏山登山道は小学生の遠足でつかわれるだけあって、かなりきれいに整備された登山道であった。その分階段が多くて少しつらいが、山頂の木道歩きが楽しいので、階段の記憶はあまりない。時間的にも道的にも易しいルートであった。もう少し登山部っぽく登るなら、弥山に行ったあと、引き返してユートピア避難小屋に一泊して、東か南に抜けて、奥大山を満喫するのもよいかもしれない。
■旅行記録
米子駅→境港→大山→倉吉→鳥取→鳥取砂丘→鳥取城跡→岩美→鳥取駅
□17日
12:00ごろ、全員米子(よなご)駅に集合。まだ雨は降っていない。松本さんは先について米子城跡を見に行ってきたとのこと。90mと小さな城ですが見晴もよく良いところです。
この時点から明日の天気は雨時々曇りであったので、日の出を見れそうもない。そうなると早めにキャンプ場についてもしょうがないので、昼ごはんがてら境港を観光していくことにする。海鮮丼、水木しげるロードや記念館を満喫する。レンタカーは移動が楽でありがたい。境港を出るころ、雨がぽつぽつと降り始めた。
長めに観光をしてしまったが、ここからやっと大山に向かう。暗い山道だが二車線で道幅も広いので走りやすい。大山の駐車場につく頃には雨はかなりの強さになっていた。車中泊をするかテントを張るかで迷ったが、思ったより炊事場が駐車場に近く、何とかなりそうだったので、テントを張ることにした。お米を浸水させつつテントを立てる。
食当は五島さんのハヤシライス。ご飯を普通のお米だったので、洗おうとしたところ水が出ない。どうやらシーズン外は水がでないらしい。時間もあまりないので洗わずに作ることにする。
ハヤシライスは上手にできたのだがお米の雲行きが怪しい。蒸した後に味見をしたところthe生米。長めに蒸したかいなく、硬い。CL的には4年ぶりくらいの米炊き失敗だったのでかなりショックだった。しかし時間も遅いので食べることにする。ハヤシライスなので何とか食すことができた。ただ今回は車にデポしていくことができるので、お米にごめんなさいをいいつつ余ってしまった生米を袋に詰めた。
雨音と風がひどいが寝ることにする。平らだったので快眠することができた。
□18日
次の日、4時ごろ起床。青木君の食当のアルファ米を食べる。乾燥材を出しそびれたためか少しお湯が少なかったのか一部硬いところがある。みんなあまり食欲がないということで3袋を4人で分ける。幸い昨日の生米でおなかを壊した人はいなかったようだ。テントを撤収して車の近くで出発準備。登山届を提出して出発する。今のところまだ曇りで雨が降っていないのでありがたい。
~大山山行~
無事下山。吉川君に下山報告。下山届を提出する。温泉があくのが11:00なのでそれまで大山寺と大神山神社を散策する。雨ということもあり、歩きにくい石畳の坂道が転びそうでとても怖い。寺社では苔蒸した石垣と屋根がなかなかに風情があった。神社の造りが珍しい作りらしい。おみくじを引くと大吉だったのでうれしかった。
時間になったので豪円湯院という温泉に入る。ほぼ貸し切り状態で、気持ちのよい温泉だった。雨の中の露天も気持ちがよい。(屋根はある)
ご飯を食べつつ会議をする。豆腐が手作りできて楽しい。三徳山のお寺に電話をしたところ、今日は閉山しているとのこと。それだと明日も開山しそうにないので、明日の予定を鳥取市内観光に切り替えて、ここから2時間強のドライブで鳥取に向かうことにする。
途中倉吉によって、白壁土蔵群で醤油アイスを食べた。プチ川越を想像してもらえればと思う。倉吉にも打吹公園の上のところに城があったらしい。運転手は松本さん、青木君、寺垣の順に交代して鳥取に向かう。
鳥取駅の近くで晩ご飯を食べ、マルイというスーパーで買い出しをして砂丘横のキャンプ場に向かう。砂丘横の柳茶屋キャンプ場には20:00についた。誰もいないだろうと思っていたが、予想外にキャンプ客が多くてびっくりした。7組くらいはいただろうか。子供連れがバーベキューなどで楽しんでいる様子だった。キャンプ場横の建物で受付を済ます。夜遅くに関わらず普通に対応をしてくれた。
車とテントに荷物を分けて寝る準備を済ませてから、夜の砂丘を散策した。曇り空なので当然星は見えないが、人のまったくいない広い広場はなかなか面白かった。(という感想をいただいた。)せっかくなので海まで歩こうということでぷらぷら歩き、波打ち際まで行く。沖にゆらゆらしている漁船の明かりがきれいだった。台風が近づいているためか波は荒く、あまり近づけなった。天気のいい日にぜひまた来ていただきたいです。
そのままテントに帰って就寝。
□19日
次の日、一応朝日が見えないかと早起きをしたが、見えなかった。
朝はレトルトのパスタを作った。立派な炊事場があるのでゆで汁は流させてもらう。初めは外で作っていたが、余りにも寒いので途中でテントの中に移動した。
小雨が降る中テントを撤収。車に荷物を詰め込んで、観光地の砂丘に移動した。(車で2分くらい。)馬の背まで歩いたり、土産物屋を物色したり、砂像美術館を見たりして砂丘を満喫した。雨の中だったので、びしょびしょになる。風も強く、びしびし顔に雨粒が飛んでくる。青木君がいろいろボロボロになったといっていた。
一度市内に戻り、鳥取城跡、久松山に登る。片道15分程度のちょっとした山歩きである。登山口がわかりにくいが、二の丸に上がって小さなお稲荷さんの鳥居をくぐって登る。九合目近くで砕けた瓦が落ちていて、松本さんが上に瓦葺の城があった証拠だと言われていた。小さい山だが、頂上は見晴らしがよく、砂丘、日本海と鳥取市街地が広く見渡せる。山としても観光地としてもおすすめです。下山後も松本さんの解説のもと石垣をみて周り、そのあとガイドブックにも載っているベニ屋というカレー屋さんで昼食を食べた。カツカレーが美味しかった。そのあとCLがかねてから行きたかったケーキ屋さんが岩美にあるので(車で30分ほど)向かう。途中近くの浦富海岸(山陰海岸ジオパークの一部)の展望台によって、日本海の景勝を楽しんだ。ケーキ屋でお金の清算もすませ、市内に帰り、レンタカーを返却した。
そのあと駅でささっとお土産を買い、みな順々に汽車にのり帰途につくのを見送った。
■反省・雑感
・天気は怪しかったが、せっかく遠くからきてもらっているので、いけるところまで行くことにした。結果的にそこまで危険な天気ではなかった。景色は全く見えなかったが、とりあえず大山の山頂に登ることはできたので、よかった。
・ピストンルートは前から考えていたので、その可能性を計画書で提示しておくべきだった。
・全体の日程の、様々な可能性も計画書に盛り込んだ方が、在京もわかりやすかった。
・三徳山も久松山も公園の延長のような山のイメージだったので(実際に観光地になっているような山)特に個別の計画書は書かなかったが、山行なのか観光なのかもう少しわかりやすく計画書に書いた方がよかった。
・観光とセットの場合、山行も気が緩みがちになるので気を付けるようにしたい。
・鳥取はやはり車が移動手段として適している。