2017/4/23 棒の嶺(棒の折山)

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
棒の嶺計画書
作成者:石田

■日程 2017/4/23(日)
■山域 奥多摩・奥武蔵
■在京本部設置要請日時 2017/4/23 18:00
■捜索要請日時 2017/4/24 9:00
■メンバー(23名)
CL 石田 SL 小沢 菅沼 吉田 小倉 石田 岩崎 金丸 平岩 舩津 矢萩 笹本
村田 林 山田 大山 Tuguldur  杉山 村上 花井 木口 鈴木 谷原

■集合
西武池袋線池袋駅 準急飯能行き先頭車両 07:10(07:20発)

■交通
【行き】
西武池袋線準急
池袋07:20—飯能08:15 470円

国際興行バス
飯能駅 08:30—さわらびの湯 09:11  620円
(途中の駅から乗る場合は事前にCLにご連絡ください。)

〈遅れた場合〉
西武池袋線快速
池袋07:40—飯能08:37

国際興行バス
飯能駅08:55—さわらびの湯 09:36

【帰り】
川又名栗湖入口バス停 15:37/16:26/17:31(最終)—飯能駅16:22/17:11/18:16
西武池袋線飯能駅 16:40/17:23/18:28/…/23:25—池袋17:26/18:12/19:25/…/00:27

■行程
さわらびの湯バス停—25—白谷橋—80—岩茸石—25—権次入峠—15—棒の嶺—10—権次入峠—15—岩茸石—80—河又名栗湖入口バス停(約4時間10分)

新入生のペースに合わせるため、実際のコースタイムは多少長くなると考えられます。
また、白谷沢コースを登る際には、上級生が新入生のフォローをお願いします。

■エスケープルート
岩茸石まで    引き返す
岩茸石~棒の嶺  岩茸石まで引き返し滝ノ平尾根(もしくは大名栗林道)へ
棒の嶺~     滝ノ平尾根(もしくは大名栗林道)へ

■地図
2.5万分の1 「原市場」
山と高原地図(旧) 22「奥武蔵・秩父」・24「奥多摩」

■遭難対策費
100円×38期以上のメンバー10人
計1000円

■雨天時
前日12:00までに判断

■備考
日の入り 18:23 (4/23 飯能市)
日の出 4:59 (4/24 飯能市)
飯能警察署 042-972-0110
奥多摩ビジターセンターホームページ(登山道状況確認)
https://www.okutama-vc.com/

棒の嶺ハイク山行記録
作成:石田
■日程:2017/04/23(日)
■山域 奥武蔵・奥多摩
■天候 晴れ
■メンバー(計21人、敬称略)
CL石田 SL小沢 菅沼 吉田 小倉 岩崎 金丸 平岩 舩津 矢萩 村田 林 山田 大山 Tuguldur 杉山 村上 花井 木口 鈴木 谷原

■沢隊(計4人、敬称略)
丸山 谷口 山本 久光

■隊分け(オーダーは適宜変更、括弧内のメンバーは沢隊で、頂上で合流。)

1隊:石田 村田 林 矢萩 吉田 金丸 (山本 丸山)
2隊:菅沼 木口 鈴木 谷原 村上 花井 小倉 平岩
3隊:小沢 山田 大山 Tuguldur 杉山 岩崎 舩津 (谷口 久光)

※計画書より変更 メンバーはそのままで2隊と3隊を入れ替えた。(計画書では小沢隊が2隊、菅沼隊が3隊となっていました。)

■記録
[1隊]0935さわらびの湯発—0947有間ダム—0957白谷橋着—1000同発—1017藤懸の滝—1021天狗ノ滝手前で小休止—1030同発—1032天狗ノ滝—1040白孔雀の滝—1056車道と交わる地点で小休止—1106同発—1116岩茸石—1139権次入峠にて小休止—1145同発—1156棒の嶺着—1320同発—1329権次入峠—1342岩茸石にて小休止—1347同発—1415滝ノ平尾根途中にて小休止—1425発1453さわらびの湯着

※計画書では河又名栗湖入口バス停までとなっていたが、人数が多くなり隊が集まれる場所のほうが良いということでさわらびの湯までに変更

○池袋駅~さわらびの湯
7時10分。すでにみんなホームに集まっていた。集合場所を先頭列車としていたのに、まだ列車がホームに到着していない。時間に余裕を持たせようと思い10分前にしたのだが、かえって場所が分かりにくくなってしまった。新入生の笹本君は体調不良で来れないと連絡があり、SLの小沢君も送れるとの連絡があったが、石田(晴)と連絡が取れない。上記と途中合流以外のメンバーは全員そろったため、とりあえず予定通り出発。電車の中で新入生に地形図とエアリアのコピーを配って回った。
途中合流メンバーとも無事合流を果たし、バスに向かう。休日で天気も良いので、バスには大勢の登山客が乗っていた。バスに揺られること40分ほど、さわらびの湯に到着。

○さわらびの湯~白谷橋
さわらびの湯には水洗トイレに自販機、ちょっとした売店まであった。日曜ということもあってか、駐車場には多くの車が駐車していた。メンバー全員の自己紹介を済ませた後、トイレなどの準備を済ませて出発。車道を1列になって歩く。途中で連絡がつかなかった石田(晴)から連絡があり、寝坊したとのこと。連絡が取れて、ほっとしたところ名栗湖が見えてきた。視界が一気に広くなって非常に景色が良い。名栗湖沿いの車道を1進んで行き、白谷橋に到着した。新入生も上級生も和気藹々としていてよかった。

○白谷橋~岩茸石
登山道に入る。土曜日に雨が降ったようだが道はそれほどぬかるんでいなかった。歩くこと20分弱、だんだんと沢と登山道が近づき、藤懸の滝に到着した。藤懸の滝を少し過ぎたあたりに広い場所があったのでそこで休憩。出発後しばらく行くと天狗ノ滝に到着。沢隊の丸山さんたちが待ってくれていた。少しの間沢隊の遡行と並行して登山道を進み追い抜く。白孔雀の滝を抜けてしばらく歩くと車道に突き当たった。ベンチがある広い場所で小休止。出発後急勾配の道を登った後等高線沿いに歩いていくとすぐに岩茸石についた。

○岩茸石~権次入峠
岩茸石にはたくさんの登山客がいたため、時間をかけずに通過。権次入峠までの道は階段が崩れていて陸上競技のハードルのようになっており非常に歩きにくかったがなんとか登りきる。新入生も疲れたようなので権次入峠にて少し休憩をとる。

○権次入峠~棒の嶺
権次入峠から棒の嶺までの道は決して狭くはなかったが、登山客があまりに多かったためか、渋滞を起こしてしまっていた。隊が分断されてしまわないように注意しながら歩き山頂に到着。頂上は開けていて非常に見晴らしがよく、スカイツリーまでみえた。山頂では、無印良品のスープをふるまったが、なかなかおいしかった。(事前にアレルギーのリサーチをしていなかったのは反省点ではあるが。)計画書では帰りの目的地が河又名栗湖入口バス停としていたが、大人数が集まれる広い場所のほうが良いということでさわらびの湯に変更。なぜかエアリアの記載より7メートル高い値が書いてある看板の前で集合写真を撮り、出発した。

○棒の嶺~権次入峠~岩茸石
頂上にて沢隊と合流し、1隊に丸山さんと山本さん、3隊に久光さんと谷口さんが入った。新入生は先頭が歩いた道についてくるので、なるべく負担にならない歩き方を心掛けたが、ところどころ大きな段差を降りることになってしまった。権次入峠での休憩は挟まず岩茸石まであるく。岩茸石で、丸山さんや山本さんが上に登って写真をとったりした。大きな岩を見ると登りたくなってしまうらしい。後ろから2隊が迫っていることも考えて休憩もそこそこに出発。

○岩茸石~さわらびの湯
棒の嶺側から見て、岩茸石の裏側に進むと滝ノ平尾根に入ることができる。入口は狭い道になっていてかつ割と大きい段差があるので、荷物が大きい場合注意が必要である。林道を進んでいく形になったが、尾根ということもあってところどころ見晴らしの良いところがあった。途中で3回車道と交わる箇所があり、2回目は車道へ出る道が急な下り坂である。ロープがあるのだが、それでも転ばないように注意しなければならない。3つ目の車道を過ぎ、ちょうど岩茸石とさわらびの湯の中間あたりにて休憩をとる。出発後しばらくすると、下界の建物が見え、さわらびの湯まであと少しであるとわかる。そのまますぐに民家のそばを通って無事下山。さわらびの湯に到着した。少しすると無事2隊、3隊も下山してきた。新入生のうち2人が丸山さんの車で鍾乳洞を見て帰り、代わりに久光さんがバスで帰るとのことだったので、人数を確認してバスへ。飯能駅で解散しそのまま電車に乗って各自帰路に就いた。

■総括 登りは沢沿い、下りは林道とそれぞれ違った山の側面を一度に楽しめる良い山行だったと思う。山頂も開けていて眺めがすばらしく、新入生も満足してくれたようでよかった。

■反省点
・山行当日は晴れで道中もかなり景観が楽しめる良いものだったが、やはり沢沿いを通るということもあって天気には非常に気を遣った。新歓ハイクということもあるので、もっと無難な選択肢もあったと思う。

・山行記にも記述したが、集合時間にゆとりを持たせすぎて集合場所が分かりにくくなってしまった。

・飯能駅で解散する予定だったが、新入生の一人がすでに解散したと思い東飯能駅でバスを降りて先に帰ってしまった。無事連絡がついたので良かったが、解散する場所をしっかりと新入生に伝え、それ以前に帰る場合はきちんと伝えてもらうべきであった。

■雑感 初めてのCLといいうことと新歓ハイクであるということに加え、21(+4)という大人数の山行となって不安でいっぱいだったが、岩崎さんをはじめ参加してくださった先輩方、計画書に助言をくださった先輩方のおかげで何とか無事に終えることができた。去年の扇山ハイクもそうであったように、もしかすると新歓ハイク第3弾は毎年20人規模の山行になる法則でもあるのかもしれない。

以上CL石田の山行記です。以下2隊先頭菅沼君、SL小沢君の山行記です。

2隊記録
作成者:菅沼

■記録(2隊)
10:07 白谷橋出発
白谷橋からの登山道から3隊に分かれる。
樹林帯を行く。歩きやすい普通の道。
10:27-10:36 休憩
1隊に追いつき休憩。水がちょろちょろ流れている。
10分ほど休憩し、3隊が追いついた頃歩き出す。ここからが沢沿いの道で、数度渡渉する。気温は程よく沢沿いの風は冷たく心地よい。スニーカーの新入生は歩きにくいのではないかと不安だったが、歩くのが楽しいと喜んでくれていて安心した。ロープや鎖もあったが、頼るほど危ない道ではなかった。
途中白谷沢遡行隊を追い抜く。沢登りも涼しげで気持ちよさそうであった。
11:05-11:17 林道と交差 休憩
沢沿いの道は終わり、林道と交差。再び休憩中の1隊に追いつき休憩。
休憩後急登を10分弱登る。山桜が非常に美しかった。
11:26-11:35 岩茸石 写真撮影を兼ね小休止
急登を登り終え、岩茸石で小休止。岩の上へ登り記念写真を撮る。
岩茸石を出ると、やや急な登り。段差が高い階段を登る。少しぬかるみがあり歩きにくく、ハードルを越えていくようであった。
11:51-11:57 権次入峠 休憩
峠からの尾根道は平坦で歩きやすい。
12:08-13:27 棒の嶺 昼食
到着後しばらくすると3隊、白谷沢遡行隊も山頂に到着。お湯を沸かし石田君が持ってきてくれた(高級)スープに舌鼓を打つ。天気が良く、都心方面にはスカイツリーまで見えた。
十分に休息したのち、下山開始。
岩茸石までは登りと同じコース。ぬかるんでいて滑りやすい。新入生にも声をかけながら降りたが、一番滑っていたのは自分であった。心地よい樹林帯の道を下る。
14:19-14:32 休憩
休憩していた1隊に追いつき休憩。少し下りが速いという指摘を受け反省。
ひたすら下る。自分でも少し速いかもと思ったが、新入生はすぐ後ろについてきていて非常に頼もしかった。途中3回林道と交差する。2回目の林道交差直前の階段が崩壊しており、ぬかるんだ泥のすべり台状態。ロープを頼りに降りる。このほかに危ないところは特になかった。
15:04 さわらびの湯バス停到着
トイレ裏の広い空き地で休んでいた1隊と合流。3隊もしばらくすると無事下山。思い思いに休み、アイスなどを食べた後、バスに乗り帰路についた。

■総括
全体として、メリハリがあり沢も尾根も楽しめる非常に楽しいハイクであった。数日前には雨が降っていたものの、当日は特に道に問題はなく快適に登ることができた。新入生が登っている間も周りの景色を楽しんでくれたのは何よりである。頂上の景色も標高にしてはなかなかのもので、良かった。

■反省
ペースが、特に下りで速すぎた。新入生がついてきてくれていたのでまあいいかと思ってしまったが、新歓でもあるしもう少しゆっくりと下るべきだった。隊の先頭として適切な速さで下れるよう慣れたい。
また、数回滑ってしまった。もう少し慎重に歩きたい。

3隊記録
作成者:小沢

3隊は登山口での待機時間が長かったので隊内で改めて自己紹介を行った。10時15分、登山口を出発しゆっくりとしたペースで登り始めた。10時42分、400m付近にて2隊と合流。ここで休憩を10分取った。10時52分に出発し登山道が沢と交差する地点に到着し、(個人的にはこの山行のメインだと思っている)沢歩きを始めた。新入生は最初、沢を横切るのに苦戦しこんなところを歩けるのかという声も聞かれたが少しすると慣れて余裕が出てきたようで沢の雰囲気にすっかり魅了されていた。ここで沢隊と出会い、しばしの歓談の後再び登山道を歩き始めた。11時24分、東屋に到着し休憩を10分取った。11時34分東屋を出発し階段に萎えつつ黙々と登り、岩茸石を通り過ぎ少し登ると再び階段が現れた。今度の階段は状態がひどく、これなら無い方がいいなどと文句を言いながら気合いで登った。新入生はこの登りでだいぶ疲れた様子だったので登りきったところのゴンジリ峠にて12時5分から10分休憩した。ゴンジリ峠で休んでいた時に前にいた登山客が「煮る」を「boilする」と言っていたことをネタにしつつ山頂を目指し12時35分、山頂に到着した。昼食をとりながら景色を楽しみ、1、2隊と間隔を空けるために少し待機して13に山頂を出発した。下りは沢隊の二人を加えて上級生は楽しそうに話していたが新入生は黙々と歩いていた。ここは自分がフォローすべきだったと反省している。その後休憩を取らずに一気に下り、15時20分にさわらびの湯に到着した。新歓の山行としは非常に良いものだった。