2017/7/8 日光白根山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
日光白根山ハイク計画書
作成者:平岩
■日程 7月8日(土)
■山域 日光
■在京本部設置要請日時  2017/7/08 19:00
■捜索活動要請日時 2017/7/09 09:00
■メンバー 計5名
CL 平岩 SL 吉田 杉山 児玉 小暮

■集合 東武日光駅08:40発 東武バス 光徳温泉経由湯元温泉行き に乗れるように各自来てください。
(08:37JR日光駅発からバスに乗るのも可。その場合は連絡ください。)


■交通 まるごと日光東武フリーパスの場合、往復の電車・バス全て込みで4520円!+ロープウェイ代
□行き
06:15北千住-(東武スカイツリーライン急行/東武日光線急行南栗橋行)-3・4番線着/3・4番線発 07:01南栗橋07:02-(東武日光線東武日光行)-08:16東武日光 1360円
など。発駅に合わせてご自由に来てください。
JR日光駅08:37-東武日光駅08:40-10:02湯元温泉 東武バス湯元温泉行き 1700円
湯元温泉10:05—10:40丸沼高原 丸沼高原シャトルバス 無料
白根登山口-0:15-山頂駅 日光白根山ロープウェイ 1000円
※遅刻厳禁。

□帰り
湯元温泉発日光駅行き東武バス 日光駅まで1時間程
15:45/16:10,55/17:20/18:00,25/[最終]19:30
[乗り換え1回で帰れる最終]19:57東武日光-(東武日光線南栗橋行)-21:30南栗橋-(東武日光線急行/東武スカイツリーライン急行中央林間行)21:42-22:18北千住
など。着駅に合わせてご自由にお帰り下さい。

※参考 往復共に東武線を使うのであれば、「まるごと日光東武フリーパス」の購入をおすすめします。というのも、日光地区の東武バス全線乗り放題かつ、発駅から下今市駅までの往復乗車券+下今市駅—東武日光駅間が乗り放題で4520円(浅草/北千住発)、4300円(大宮/春日部発)。東武線各駅の他東武トップツアーズ、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行各支店で購入可。有効期限は4日間。

■行程
展望台-1:00-七色平-0:30-座禅山付近の分岐-1:00+15分-白根山-0:40+20分-五色沼避難小屋-0:40-前白根山-0:40-外山鞍部-0:50-五色沢堰堤付近分岐-0:25-湯元温泉 計5:45~6:20

■エスケープルート
五色沼避難小屋まで:山頂駅へ引き返す
※天候的に湯元まで行く気力はないが、白根山山頂を13:30までに出られそうな場合
白根山-0:40-座禅山付近の分岐-0:05-弥陀が池-1:30-菅沼登山口[湯元行シャトルバス 16:05発]
前白根山から:湯元温泉へそのまま進む

■地図
2.5万分の1:「男体山」,(「丸沼」)
山と高原地図:「13 日光」

■遭難対策費
メンバー 5人×100円=500円

■備考
*雨天時判断:前日13時頃までに判断・連絡
*日の入:19:04 日の出:4:31(共に湯ノ湖)
*温泉:源泉ゆの香:700円,日光山輪王寺別院 温泉寺:500円 など、たくさん。
*各所連絡先等
栃木県警日光警察署 0288-53-0110
群馬県警沼田警察署 0278-22-0110

東武バス日光営業所 0288-54-1138
日光交通タクシー 0120-81-2552,0288-54-1188
日光白根山ロープウェイ 0278-58-2211

日光湯元ビジターセンター(8:30~17:30) 0288-62-2461
日光湯元キャンプ場 0288-62-2321,幕営費:1000円/人
五色沼避難小屋 0288-21-1178

*参考
栃木県山岳遭難防止対策協議会登山ガイド
(https://www.town.nasu.lg.jp/ct/other000002800/tozanngaido.pdf)
2013年日光白根山ハイク計画書

日光白根山ハイク記録
作成 平岩
■日程 2017/7/8
■山域 日光
■天候 晴れのち曇り
■メンバー (オーダー順)
CL平岩 児玉 杉山 小暮 SL吉田

■タイムスタンプ1101 山頂駅
1118 登山道入口
1205 一本
1252 白根山山頂
1322 発
1412 五色沼避難小屋
1420 発
1430 五色沼
1444 発
1457 尾根へ
1506 前白根
1523 発
1536 天狗平通過
1555 外山鞍部 一本
1600 発
1653五色沢脇 一本
1700 発
1720 湯元キャンプ場
※コースタイムがエアリアやヤマケイなどで開きがあります。今後同エリアのハイクを行う場合、よろしければこの記録も参考にしてください。なお、全員睡眠不足気味/杉山くんは相変わらず6L歩荷/小暮くんもメインザックという条件です。
([raicho 12384]での間違いを修正済み)

■総括
雄大な景色、かわいらしい花々、緑青の沼を堪能できた。日帰りでも森林限界を越えた所を歩けるのは魅力的。ガレ場や木の根の張った急な下りなども歩けるので、夏合宿前の訓練には調度よかったのではないか。

■記録
○山頂駅・ロックガーデン
ゴンドラで上がると、足湯や展望台がある観光地。ロックガーデンにコマクサが咲いており、吉田くんの今日の目標は既に達成されることとなる。
○登山道入口~白根山
シラビソに囲まれたなだらかな道をさくさくと歩いていく。ロープウェイ会社が整備している③の立て札まで確認したが、七色平避難小屋方面へ左折するのを忘れて、白根山ルートを取っていることに気付く。
ここで、七色平避難小屋へ向けて戻るか検討したが、
・CLが白根山ルートを取ることを事前に検討し、ルート概況について把握していたこと
・コースタイムが弥陀ヶ池ルート+座禅山ルートを取るのと変わらないこと
から、このまま白根山ルートを進むことを決定する。[反省1]
しばらくアップダウンの少ない道を進む。この辺りは、イワカガミ、ツガザクラ、チングルマなどの高山植物が群落を作っており、美しい。みんなで眺めながら歩く。
急登の半ば、2450mを超えると、さらさらとした砂や石が地面に広がる。日帰りで来た山とは思えない雄大な景色に圧倒される。
山頂付近の祠を通過した後は弥陀ヶ池が見えていたのに、山頂に着くと、ガスが上がってくる。残念ながら「360度の大展望」は望めなかったが風は強くなかったので、山頂から少し下りた所でのんびり休憩を取る。
○白根山~前白根
五色沼避難小屋への道は、2350mぐらいまでは少しガレており、小暮くんは少し恐々とした様子で下りていた。白根山南西側の植生とは異なり、脇に野菜の葉っぱみたいなものや黄色のミヤマキンバイが咲いていた。樹林帯に入ると鹿がおり、しばし見つめあったが、鹿さんは我々を危なくない者と判断したのか、ごはんタイムへと戻っていった。
避難小屋に着くと、整備のおじさんが、小屋の窓ガラスの代わりに硬いシートを貼っていた。「ガラスが小屋の中に落ちていたから、冬に誰かが窓ガラスを割って中に入ったのだろう。ガラス担ぐの重いから代わりに…」とのこと。
休憩の後、何故か道確認をしないまま、五色沼へ下りる方のルートを取ってしまう。明らかに下りすぎなのには気が付いたが、コースタイム+10分程ならということで五色沼へ下りることにする。[反省2]
五色沼の畔は、何組か登山者がいたが静かな雰囲気。紫のハクサンチドリが咲いていた。
奥白根-前白根の尾根に上がる道は、
・水場は水が潤沢に流れている
・道は荒れ気味だが、踏み跡は確実にある。
・急登だが、登り口-尾根間のタイムとしては15分弱。
尾根へ出た時に白根山はガスに隠れてしまったが、道の周りはなぜか晴れて光が差していた。ひとっこ一人いない。前白根では、コマクサの写真を撮ったり、走り回る後輩たちを眺めていた。
○前白根~湯元温泉
外山鞍部までの尾根はハエのような虫が多い。外山鞍部は特に標識はなかったが、明らかに尾根から北に向けてそれる地点があったのでそこだと思われる。
その後は、辛い急な下り。はっきり言って悪路。薄っぺらい軽い石が多く、木の根も露出しており、下るのに慎重さを要する。小暮くんは恐々だったが、杉山くんは慣れているからかぐいぐいおりていた。児玉さんは1回お尻をついて以降開き直ったようだった。
五色沢まで下りれば、後はスキー場の砂利道を歩けば良い。この冬もスキーへ行きたいという話が出たが、吉田くんはスノーボードにも興味があるようだった。
  湯元のキャンプ場のそばで在京の金丸くんに連絡し、バス停の位置を確認後温泉へ。ここからがまた長い長い帰路となった。
■反省
1. CLは道を取り違えたことに気が付いた時点で、すぐにメンバーに伝えるべきだった。CLは前のパーティーがだらだら歩くのに苛つき心の余裕を失っていたので、大いに反省。また、電波は入ったので、白根山ルートを取る旨の連絡を在京にすべきだった。
2. 避難小屋の裏にある道は見過ごしがちだが、地形図を見たらすぐにわかるのに、見なかったのは罪深い。
・石や岩の上を無理にたどって歩く必要はない。高低さを減らすために、石・岩の上をたどった結果か、小暮くんは足の甲が少し痛くなったようだ。

■雑感
・コンパスワークは徐々に慣れていきましょう。
・イワカガミの花盛りだったがハクサンシャクナゲはまだ蕾。
・コース把握に関してはCLの不手際が目立ったので反省している。
・湯元温泉のバス停脇の万蔵旅館で日帰り入浴をした。600円で源泉かけ流しの内湯に入れる。主人と思われるおじいさんの感じが良かった。
・「サンクスにThanks 」by こだま他
19時30分頃の東武日光駅周辺は、キオスクでさえ閉じ、唯一サンクスが開いていた。夕飯を購入し、東武日光線のボックス席で頂いた。