2018/4/22 天覚山・天覧山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
天覚山・天覧山山行計画書 第三版 (2018/4/21時点)
作成者:杉山

■日程 2018/4/22(日)
■山域 奥武蔵・秩父
■在京本部設置要請日時 2018/4/22 18:00
■捜索要請日時 2018/4/23 9:00
■メンバー (10+15=)25名(締め切り)
 CL杉山 SL石賀 小倉 児玉 薩摩 菅沼 小暮 牛 鈴木 村田 在田 片山 河原 城下 新垣 橋本 池部 卜部 梶原 加藤 小泉 下田 鈴木 武田 三田寺
 隊分けの暫定案(敬称略)は以下の通りです。
  1隊(8名):杉山 武田 池部 三田寺 新垣 城下 村田 児玉
  2隊(8名):石賀 小暮 片山 河原井 卜部 加藤 鈴木(莉) 薩摩
  3隊(9名):鈴木(雪) 小泉 梶原 下田 在田 橋本 牛 小倉 菅沼

■集合
 7:25 西武池袋線池袋駅5番線ホームの端 1号車側

■交通
□行き
 西武池袋線急行・飯能行(5番線) 池袋7:35➝飯能8:24
 西武池袋線・西武秩父行 飯能8:28➝東吾野8:54
 ※池袋~東吾野間:556円

 《遅れた場合》
  ① 西武池袋線快速・飯能行(3番線) 池袋7:40➝ひばりヶ丘7:56
  西武池袋線快速急行・飯能行(2番線) ひばりヶ丘7:59➝飯能8:26
  西武池袋線・西武秩父行(2・3番線) 飯能8:28➝東吾野8:54
  ② 西武池袋線快速急行・長瀞行(7番線) 池袋8:05➝東吾野9:09
  ※人数が多く行動に時間がかかることが予想されるため、これ以上は待つことができません!ご了承くださいませ。

□帰り
 西武池袋線 飯能(15:45/15:55/16:05/16:15:/16:24/16:40/16:42/…/23:25(終電))
 ➝池袋(16:34/16:54/16:54/17:04/17:22/17:29/17:34/…/00:27(終電))
 ※飯能~池袋間:463円

■行程
 東吾野駅 -10- 登山口 -1:00- 天覚山 -25- 東峠 -45- 分岐 -30- 久須美坂 -45- 車道合流 -45- 多峯主山-30- 天覧山 -10- 観音寺
 計5:00
 ※天覚山へは沢沿いルート(CT 0:50)ではなく尾根沿いルート(CT 1:00)を使います。

■エスケープルート
 東峠まで:引き返す
 東峠~久須美:近い方の尾根から北進し武蔵横手へ
 久須美~多峯主山:飯能日高団地に降り車道と合流、高麗駅へ
 多峯主山以降:そのまま進む

■地図
 2.5万分の1:「飯能」
 山と高原地図:「22 奥武蔵・秩父」
 ※新入生にはコピーを配布します。

■食当
 適当な場所で豚汁か何かを作るつもりです。

■共同装備
 救急箱(有紗)
 救急箱(臨時)
 鍋(竹)
 鍋(小竹)
 調理器具セット(ガジャ・マダ)
 ヘッド(緑4)
 ヘッド(私物)
 ※救急箱が駒場に存在しなかったので、ストックを一部箱に入れて持ち出します。山行が終わり次第元に戻しておきます。

■遭難対策費
 100円/人×10人 計1000円

■悪天時
 全日12時までに判断します。中止の判断は厳しめに行います。

■備考
□日の出日の入
□日の出 5:02 (飯能市)
□日の入 18:02 (飯能市)

□警察署電話番号
 飯能警察署 042-972-0110

□過去記録
 2016 天覚山・天覧山

天覚山・天覧山山行記録
作成者:杉山

■日程 2018/4/22(日)
■山域 奥武蔵・秩父
■天候 晴れ
■メンバー(22名)
 CL杉山 SL石賀 小倉 児玉 薩摩 菅沼 小暮 牛 鈴木(雪) 村田 片山 河原井 城下 新垣 橋本 池部 卜部 梶原 加藤 小泉 鈴木(莉) 武田

■行程(1隊)
8:54  東吾野駅
9:30  登山口
9:33  出発
10:05-10:16 一本
10:28 天覚山山頂
10:57 出発
11:59-12:15 一本
12:39-12:48 分岐(後述)
13:06 武蔵横手へ通じる分岐
13:30 丘の上公園
15:34 西武飯能日高バス停
15:54 飯能駅

総行動時間 2:52(+休憩1:05) ≒コースタイム(丘の上公園までで換算)

■記録

 先日の陣馬で危うく遅刻しかけた反省から、集合時間より20分早い7:05に池袋駅へ着くよう家を出た。今回のメンバーは20人以上、少なくとも1人は遅刻者が出るに違いないと踏んでいたものの、実際は誰1人遅れることなく集合に成功。優秀!
 発熱等で欠席者が3人出てしまったのは残念だが、それでも22人の大所帯である。座席を埋め尽くしてのんびり揺られる。8:54、予定通りに駅へ到着し、ホームへ降り立つと既に4月とは思えない暑さである。晴れてくれるのはありがたいが、なにも夏日にしなくてもいいだろう…
 いくらド田舎でも(失礼)駅前にはお手洗いがきちんと用意されていた。右に折れて線路を渡り、ひとまず全員で登山口まで行く。自己紹介と地図の配布を済ませ、熱中症に十分注意を促したのち、隊間隔を7分ほど開けることにして出発。
 ザックに詰め込んだ食料が重く、ヒップベルトが腰骨をきりきりと抑えつける。体がまだ温まらないうちに沢ルートと尾根ルートの分岐へ到着し、尾根側へ進路をとった。地形図には沢ルートしか記されていないが、よく踏まれるのはこちらであるらしい。道標もあるため迷う心配はない。
 そこそこの斜度に自然とがに股になる。新入生の口数が減りだしたころ、適当な場所で1本立てた。夏日といえど湿度は低く、樹々が日差しを遮るおかげでさして不快さはない。再び歩き出すとすぐに沢ルートとの合流点へたどり着く。道が幾重にも分かれているが、全ての道は山頂に通ず。1隊は右から回り込んだ。
 陣馬や棒ノ折に比べれば狭い山頂だが、南側は眺望に恵まれ、新緑の萌える奥武蔵の山々を味わうことができる。遠方に白く光る建物は西武ドームだろうか。集合写真を撮るために後続を待ち、再度出発するころには既に30分近く経過していた。
 山頂直下はかなり急な下りであるため、スニーカー勢と自分の膝に配慮してややペースを落とす。地形図にある通り、車道に合流する寸前に若干尾根を外れるのだが、再び山道へ入ろうと車道を上がると、左手斜面の急坂から古いロープが垂れているのに気付いた。誤って尾根道を突き進むとこれを使って降りてくることになるのだろうか?まず間違えることはないと思うが…間違える方が難しいくらいだ。
 小一時間ほどアップダウンを繰り返したのち一本。既に分岐を2つ過ぎた。飯能グリーンCCの端っこ、約280m地点にいるはずである。Googleマップを開いてみると、どうも推定よりずっと西、303m付近の位置情報が表示された。なんだこんなもの、平地でさえ数十mの誤差が生じるようなやつだし、あてにならんなと無視して突き進む。すると数分ののち、すでに通過したとばかり思っていた釜土山への分岐があるではないか。困惑して再び地形図をにらみつける。うむ、どうやら303m地点から北に延びる道は左右逆「ト」の字を描くようにしてもう1つ谷道を生やしており、地形図上は途中で途切れているこの道が、僕たちの歩いた尾根道に合流していたようである。確かに分岐を2つ越えるには早すぎるような気もしたし、踏んだ小ピークの数にも違和感があったが…あまりにトレースがはっきりしていたので油断してしまった。
 さらに20分ほど歩くと、再び怪しげな分岐に出くわす。左手にはいくつもの枝が積まれており、道をふさぐ目的なのは明白であった。おそらくこちらが武蔵横手へ下りる2つ目の分岐だろう。沢沿いに続くようだから、雨で道が崩れるなどして通行止めになったのではないか。あの枝を見てまず左へ進むことはないと思うが、先ほどミスを犯したこともあり、一応後続を待って見解を共有してから出発した。
 ほんの数分も歩くと、大きな丸太が道を半ばふさぐようにして倒れている。見ると、丸太の右側はやや細いトラバースルート、左側は尾根沿いを行く道に繋がっている。どちらもピンクテープが張られているうえに明らかなトレースが確認できたため、地形図上の分岐と一致していると判断した。右に折れると久須美へ下りてしまうから、ここは左に進むのが正しい。正しいよね?どうも踏まれ方が甘いような気がする。あれよあれよという間にとうとう道が消滅してしまった。どうなってんだこれは。右奥、尾根の下にトレースが発見できたため、隊を止めて1人うろちょろするも甲斐なし。現在地から直接下りることは不可能であった。すぐに引き返し2隊と合流、石賀もやはりあの分岐を見て左に進んできたらしい。今度は例の丸太の右側を進んでみると、やや細いが何の問題もない登山道であった。歩くことさらに数刻、目に入ってきたのは、なんと「武蔵横手」の文字が書かれた道標である。じゃあさっき通過した枝で塞がれた分岐はなんだったんだ、いい加減にしてくれ…と再び地形図に目をやると、やはり先ほど同様に地図上では尾根と合流していない谷道がある。こいつもか。
 すぐに本当の久須美へ下りる分岐も通過し(丸太の分岐は未だに意味が分からない)、たらたら歩いて永田山へ向かう。この道中にも、どこへも続かない薄いトレースが2か所ほど存在した。永田山北にも途切れた道が載っているけど、どうせこれも山頂まで伸びてるよ、などと言いながら歩いていたが、いざ山頂へ着くと果たして言った通りとなった。いやはや、低山おそるべし。
 そのうち広くて心地の良い丘の上公園へ到着、豚汁つくりに取り掛かる。そろそろ出来上がるかというところで、新入生の一人がお手洗いに行きたいと言ってきた。片道10分程度のところにファミマがあるようなので、村田に引率させることに決める。ところが、トイレという言葉を聞きつけた新入生たちがこぞって僕も私もと続き、最終的にトイレ大行進が出来上がってしまった。多峯主山まで行けばトイレもあるのだが…まだ1時間以上かかることもあり、強くは引き止められなかった。
 結局全員が戻ってきたのは15時前となり、このまま行程を完遂すると下山が17時近くなってしまうことから、エスケープを決定。新入生に事情を説明して、歩いて5分ほど先にある西武飯能日高バス停から飯能駅へ戻った(268円)。
 駅にて解散後、希望者で天覧山へ行くことにした。多峯主山、天覧山、といい景色を見せて山行を締めくくりたかったため、エスケープして終了とするのはあまりに悔しかった。予想外に多くの新入生についてきてもらい、総勢16人となった(杉山、児玉、菅沼、牛、小暮、村田、片山、河原井、城下、橋本、池部、卜部、梶原、加藤、小泉、武田(敬称略))。山頂でしばらくのんびりしたあと、麓のコンビニでアイスを買って食べ歩き、再び飯能駅にて解散。
 同行してくださった38期の方々及び39期のメンバー、在京の木口さん、ありがとうございました。

■反省
・そもそも過去記録からして昼食を作るのは難しいとわかるはずだった。総勢20人以上、初心者多数、時間がかかることは容易に想像ができた。
・隊は途中で合流させてもよかった。道中すれ違ったのはほんの数人であり、行程に余裕がないことを思えば、合流ないし2隊での再編成は1つの選択肢だったはずである。
・多人数でトイレに行かせたのは判断ミスだった。どうしても我慢できない人に限定すべきだった。
・欠席者が出たことを在京に連絡し忘れた。
・2, 3隊に記録を付けるよう言うのを忘れた。

■雑感
・地図にない分岐が山ほどあった。ちらほら残るピンクテープに「測量済」の文字があったことから、登山者以外がつけたトレースと思われる。地図上の距離と実際の歩行時間がもっと感覚として結びついていれば、差異に惑わず現在地を同定できたのではないか。
・どうもサークルの性質を勘違いされてしまった気がする。雷鳥は公園豚汁ピクニックサークルではありません…