2018/7/14-15 鳳凰三山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
鳳凰三山縦走計画書 確定版(2018/7/12)
作成:鈴木

■日程 2018/7/14-15(土/日) 予備日なし
■在京本部設置要請日時 2018/7/15 18:00
■捜索要請日時 2018/7/16 09:00
■山域 南アルプス
■メンバー 計8人
 CL鈴木 SL平岩 梶原 牛 小泉 杉山 橋本 村田

■集合
 高尾駅 JR中央本線 普通 松本行(3番線 6:42発) 先頭車両内 6:40
 (途中合流する方はCLまでご連絡ください)

■交通
【行き】
*JR中央本線 普通 甲府行 広河原行
 高尾駅(6:42)−甲府駅(8:09) 1490円
*芦安観光トラベルサービス(055-285-3555) ジャンボタクシー(9人乗)
 甲府駅北口(8:30頃)-夜叉神登山口(9:30頃) 1450円/人
※遅れた場合
 JR特急スーパーあずさ1号 新宿駅(7:00)−甲府駅(8:28) 2268円+自由席1340円
【帰り】
*山梨中央交通 南アルプス登山バス 甲府駅行(!交通系IC一部路線のみ利用可能!)
 広河原(11:00/13:00/14:00/15:00/16:00/16:40)−竜王駅(12:40/14:40/15:40/16:40/17:41/18:15) 運賃1790円+協力金100円
 (−甲府駅(12:55/14:50/15:55/16:55/17:55/18:30) 運賃340円+協力金100円)
*JR
 竜王駅−甲府駅 毎時2本 所要4分 190円
*JR
 甲府駅14:48/15:38/15:59/16:23/16:53/17:30/18:08/18:22/18:37/18:46/18:59/19:45/・/22:07
 −新宿駅17:15/18:04/18:37/18:55/19:32/19:50/20:30/20:53/21:05/21:16/21:33/22:18/・/00:37
 2268円
(他の路線の場合)
*JR+京王
 終電 甲府22:07−高尾23:36−新宿00:25 1850円
*JR特急
 甲府15:55/16:10/・/18:33/18:56/19:42/・/21:09
 −立川16:57/17:22/・/19:42/20:12/20:44/・/22:14
 −新宿17:26/17:51/・/20:07/20:35/21:06/・/22:37  2268円+自由席1340円

■行程
【1日目】夜叉神峠登山口−1:00−夜叉神峠小屋−4:00(3:00)−苺平−0:30−南御室小屋
 [計5:30(4:30)]
【2日目】南御室小屋−1:30−薬師岳−0:45−観音岳−1:00−赤抜沢ノ頭−0:10−オベリスク(地蔵仏)−0:10−赤抜沢ノ頭−0:40−高嶺−0:40−白鳳峠−2:00−白鳳峠入り口−0:15−広河原
 [計7:10]
 ※夜叉神峠小屋・苺平間のコースタイムは山と高原地図には4:00と記載されているが、過去の記録によると3:00程度。

■エスケープルート
*観音岳あたりまで:夜叉神峠へ
*観音岳あたりから:広河原へ 又は 鳳凰小屋経由で御座石温泉へ
 山梨中央交通鳳凰三山登山バス
 御座石温泉(9:05/12:30/15:15/17:15)−韮崎駅(9:45/13:10/15:55/17:55)
 運賃1500円 荷物代200円

■共同装備
 テント (エスパース)
 本体+フライ
 ポール+ペグ
 テント (Dunlop V6 No1)
 本体+フライ
  ポール+ペグ
 鍋(雪月)
 調理セット(ディド)
 救急箱(エーデルワイス)
 ヘッド(緑7,9)
 カート×3

■地図
 2.5万分の1「夜叉神峠」「鳳凰山」
 山と高原地図「41(42)北岳・甲斐駒」

■遭難対策費
 一人200円
■備考
(*雨天の場合前日13:00までに判断)
*甲府日没日出
 7/14日没19:02
 7/15日出4:41
*山小屋・温泉
 南御室小屋
  090-3406-3404
  テント500円/人 素泊まり4500円/人
  50張
 名取温泉
  竜王駅から徒歩10分
  3時間以内600円 3時間以上700円
  (5名以上100円引き)
 夜叉神峠小屋 055-288-2402
 薬師岳小屋 0551-22-6682
  トイレ、水場なし
 鳳凰小屋 0551-27-2018
 広河原山荘 090-2677-0828
 御座石温泉 0551-27-2018
 青木鉱泉 090-8595-6142(現地)
*ラジオ周波数
 NHKラジオ第一:甲府;927kHz,東京;594kHz
 NHKラジオ第二:甲府;1602kHz,東京;693kHz
 NHK FM:甲府;85.6MHz,東京;82.5MHz
*警察署電話番号
 山梨県警 南アルプス警察署:055-282-0110
      韮崎警察署:0551-22-0110 (東側)
      北杜警察署:0551-32-0110 (北側)
*その他問い合わせ先
 山梨第一交通(タクシー):055-224-1100
 山梨中央交通(バス):055-262-0777
 南アルプス市役所:050-282-1111
 韮崎市役所:0551-22-1111
*タクシー料金(参考:御勅使タクシー:0120-150-308)
 ジャンボタクシー(9人)
  甲府・広河原間:約17000円
  韮崎・広河原間:約14000円
  甲府・夜叉神峠間:約13000円
  韮崎・夜叉神峠間:約10000円
 タクシー(4人)
  甲府・広河原間:約13000円
  韮崎・広河原間:約12000円
  甲府・夜叉神峠間:約9000円
  韮崎・夜叉神峠間:約8000円
*参考
 雷鳥過去の山行記録 (2017/8/3他)
 山梨交通 南アルプス登山バス (http://yamanashikotsu.co.jp/)
 南アルプス 鳳凰三山 登山路線バス (http://www.y-c-k.com/tozan.html)
 南アルプスの山小屋 (http://www.japanesealps.net/south/hut/index.html)
 観光情報 | 地域のサポートキャブ みだいタクシー (http://support-cab-midai.com/sghtsng)

鳳凰三山縦走記録
作成者:鈴木

■日程 2018/7/14-7/15
■山域 南アルプス
■天気 14日曇り 15日快晴
■気温 最高37℃最低25℃(甲府)
■メンバー・オーダー
 CL鈴木 小泉 梶原 牛 村田 SL平岩 橋本 杉山

■総括
 一泊二日の短い縦走の割に、稜線が綺麗でゴーロ・梯子・ロープ...などなど、山と縦走の良さを一度に楽しめるルートだった。個人的には楽しかった。ただし酷暑・悪路等色々と大変だった。

■行程
【1日目】
 ※計画書と異なり9:15頃タクシーで甲府駅を発つ。10:15頃夜叉神峠着。
 10:37出発
 10:57-11:03一本
 11:35-11:40夜叉神峠小屋 休憩
 12:27-12:40一本
 13:05杖立峠
 13:27-13:35一本
 14:17-14:27 一本
 14:39苺平
 15:05テン場着
 [行動時間約4:15]
【2日目】
  3:00起床
  4:40 出発
  5:00-5:08 一本
  5:30-5:40 記念撮影・一本
  6:09-6:15鳳凰岳・小休止
  6:43-7:00観音岳・小休止
  7:21鳳凰小屋分岐
  7:46-7:56 一本
  8:18赤抜沢ノ頭(デポ)
  ~9:00頃 オベリスクや賽の河原でまったりする
  9:05-9:11 出発準備
  9:56高嶺
 10:15-10:25 一本
 10:49白鳳峠
 11:24-11-37 一本
 12:36-12:50 一本
 13:18-13:23白鳳峠入口 小休止
 13:35広河原
 [行動時間約7:10]

■ルート・施設状況と記録
[行きの交通・施設]
・電車:八王子から大混雑で、先頭車両で合流できない。スーパーあずさも指定席の通路を解放するほど混んでいたらしい。
・ジャンボタクシー:御勅使タクシーは一週間前には予約が埋まっていた。紹介された芦安観光タクシーは空きあり。料金はどちらも13000円/9人。
・普通タクシー:約10000円/4人。三連休でも甲府駅北口のタクシープールに何台も常駐。冷房が効いてない。
・山梨県立図書館:甲府駅北口目の前、9:00オープン。
[夜叉神峠~南御室小屋]
・ルート:そこそこの傾斜を経た後は、ひたすら緩やかな登りが続く。あまり印象にない。夜叉神峠小屋・苺平間は3:20。
・テン場:15時に着いた時点で整備された区間(平な砂地)は埋まっていたが、それ以外の場所も地面が柔らかな土・草に覆われて過ごしやすい。
[南御室小屋~高嶺]
・慣れない私は岩に付けられた印を見落とし数度ルートを誤ってしまったが、道は分かりやすい。赤坂抜ノ頭と高嶺前の登りは疲れた(おそらく気温上昇のせい)。登山口からここまでの道に難所はない。普通の道。
[高嶺~白鳳峠登山口]
・高嶺からの下りは石が散在し足場が悪く歩きづらい。そのあとはハイマツの道だが、利用者が少ないせいか草がのび放題。
・白鳳峠からのゴーロと目の前の北岳は壮観だが、とにかく脚が疲れる。
・その後はロープ・梯子・鎖・丸太橋があり、一つ一つの難易度が高くなくとも、暑い中、ゴーロ後の震える足で下るのは緊張した。精神的にまいる。同級生・上級生でさえ文句垂れながら歩いていたので、まだ数をこなせていない40期は特に大変だったと思う。一歩一歩慎重に下るしかないので時間がかかる。危険な箇所はなく、機械的に黙々と足を動かすのみ。
・ここでも大幅にルートを外れそうになる。張られているロープは進入禁止ではなく道沿いを表している。
[帰りの交通]
・バス:三連休だからだろう、快速甲府行きのバスは乗客数に合わせ増便してくれるため全員が座れる(ちなみに14:00出発のバス)。目的地到着まで異様に時間がかかり、1:40で竜王駅に着くところが2:00以上かかった(繁盛期かつ夜叉神峠からの乗客が多かったから?)。

■反省
・登りであからさまにペースが遅くなってしまうので配分に気をつける。
・ルートを間違えないよう道が続いているかよく確認する。
・汚れたもの、濡れたテントは必ず袋に入れる。でないとザックが汚れる。
・広河原ルートは好みが分かれそう。
(・下山後に寄った小作(甲州ほうとうチェーン店)では甲府名物鳥モツが売られているが、全員でシェアして食べないと苦行になる。美味しいけどなかなか重いので沢山は食べられない。梶原さんのは皆で仲良く分け合って食べたが、杉山くんのは彼が一人黙々と消費しており不憫だった。)

■感想
※「チコク、ダメ、ゼッタイ」「NO MORE CHIKOKU」※
・とにかく景色がよい。晴れてよかった。
・甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳と北岳が美しく、ぜひ登りたい。
・食事は美味しいとQOLが高まるが、無理をする必要はない。でも美味しいとそれだけで二日目以降のモチベーションが上がる(私は)。食当の二人、ありがとう。
・白鳳峠からの下りが辛く、40期には酷だった。初テン泊の小泉さんは条件が悪い中大変だったでしょう。それでも気合いと根性があり、しっかりついてきてくれた。本当にお疲れ様。皆ルートに悪態を吐く余裕があって頼もしかった(褒めています)。橋本くんは特に元気。梶原さんは二日目下り、小泉さんは一日目上りに余裕があった。