2018/12/28 湯河原幕岩クライミング

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
湯河原幕岩クライミング計画書 ver.2.0
作成者:丸山

■日程 2018/12/28(金)
■山域 湯河原
■メンバー(4名)
CL丸山 SL大塚 木口 鶴田

■集合・アクセス
荻窪駅周辺に5:50(鶴田・木口)
根府川駐車場に7:10(丸山)
大塚車で幕山公園駐車場まで30分程度
正面壁エリアを予定

■トポ
日本100岩場2 p.113-123
関東周辺の岩場 p.64-71

■共同装備
救急箱(苺)
シングルロープ2本
カム・ナッツ

■備考
・悪天の場合中止、前日までに判断。
・日の入(12/28) 16:40
・小田原警察署 0465-32-0110

湯河原幕岩クライミング記録
作成者:丸山

■日程 2018/12/28(金)
■山域 湯河原
■天候 曇り時々霰→雪→曇り
■メンバー(4人)
CL丸山(35/M2)、SL大塚(34/OB)、木口(39/B2)、鶴田(40/B1)

■岩質 凝灰岩
■記録(敬称略)
※ルート名・グレードは関東周辺の岩場による。
※概ねトライした順に記載。
※木口の登攀記録は本人希望により非公開。
※略語説明
TR:トップロープ(終了点で折り返したロープが垂れている状態)
OS:オンサイト(初見・無情報でリードでノーテンションで登る)
FL:フラッシュ(他人が登るのを見た後に初回リードでノーテンションで登る)
RP:レッドポイント(リードでノーテンションで登る)
WP:ホワイトポイント(TRでノーテンションで登る)
TO:トップアウト(何してもいいので終了点まで登る)
○アプローチ
幕山公園駐車場は空いていて、最も岩場に近い第1駐車場に停める。車から出ると、曇っていて寒い。目指す正面壁エリアは駐車場からも見える。トイレを済ませて正面壁エリアへ向かうが、適当に歩いていたらあまり濃くない踏み跡に入ってしまい、思ったよりは大変だと思いながらも20分弱で丹沢広場に着く。この辺りは難しい課題が多いので、少し右へ移動して5.8と5.9のペーパードールとポニーテールから取り組むことにする。

○ペーパードール 5.8
丸山 OS
鶴田 リード×→TR×
木口
大塚 FL
三ツ星ルートらしい。確かに登ると景色が良い。8にしては厳しい部分があり鶴田には厳しかった。
○ポニーテール 5.9
大塚・丸山 OS
鶴田 TR×
木口
なんだかボルトが横に2つ並んで打たれているところがあったり、右の岩を使うところがあったりと、迷うところが多かった。ペーパードールより多少難しいかもしれない程度。

この2つの課題に取り組んでいると、霰(あられ)が降ってきた。岩の表面を氷の粒がころころ転がってくる様を見るのは面白かったが、融けて岩やその基部が濡れてくるので早く已んでくれないかと思いつつ、丸山・鶴田は左へ、大塚・木口は右へ移動。

○馬が躍る5.7, 5.10a(2ピッチ)
1p目を丸山がOSし、TRで鶴田がTO後、2p目に丸山が取り組んだが、霰による濡れもあって大苦戦。隣の「逃げるロバ」のボルトを下部で使ったり、A0したりして何とかTOした。
○まかしょ 5.10b~サムシングニュー 5.11a
上下にある2ルートを繋げて大塚が登ろうとした。まかしょはフェイスからカンテに移る部分に苦労してテンション。他は問題なし。サムシングニューは濡れているせいもあったかもしれないが、全く歯が立たず。

分かれてこの2課題に取り付いていると霰が雪に変わり、しかも強まってきて岩がびしょびしょに。已んでくる予報ではあったが濡れた岩はすぐには乾かないだろうと判断し、まだ13時前ではあったが撤退を決断。

○撤収
行きに通った踏み跡は歩きにくかったので、今度はブタさん岩附近から下る踏み跡を利用した。こちらは良く踏まれていたが、その分土が露出していて、濡れて泥状になっている部分もあり、これはこれで歩きにくかった。しかし、乾いているときであればこちらの方が歩きやすいだろう。下山後トイレにより、他の岩場やジムへの転進も検討したが、時間・費用対効果のバランス的に納得できるところはなく、結局そのまま帰宅した。湯河原周辺以外はずっと晴れていたらしく、恨めしい。

■備考
・駐車場およびトイレは無料。
・傾斜は緩いがカチとスローパーばかりのルートが多い。
・正面壁は、茅ヶ崎ロックよりもスケールがあって良い。
・正面壁へのアプローチルートは2本あるが、右側のものの方が良く踏まれており歩きやすいはず。まず「幕山登山口」からテントウムシロックまで登り、そこから左へ行って、角にヤブツバキの生えている分岐を右へ行けばよい。
・終了点はすべて残置カラビナ。
・100岩のトポは古く、現在はなくなっているルートが多数あるが、逆に関東周辺の岩場は掲載ルートが絞られており、存在するルートで載っていないものもあるようだ(例:「馬が躍る」の右隣りの「逃げるロバ」)。確実なルート同定のためには、両方持って行って見比べるのがよい。
・正面壁を利用していたのは他に1パーティを確認。空いていた。

■感想
・今回は天気の都合で十分楽しめなかったので、近く再訪したい。
・寒かった。晴れ予報だったのに晴れずに雪まで降るとは最低である。晴れれば陽が当たり冬でもそれなりに暖かいはず。
・濡れた岩&クライミングシューズの滑りやすさを初めて実感した。あれでは登れるものも登れない。

■コメント
・リベンジしましょう。