2019/1/4 湯河原幕岩クライミング
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
湯河原幕岩クライミング計画書 ver.1.0
作成者:丸山
■日程 2019/1/4(金)
■山域 湯河原
■メンバー(4名)
CL丸山 SL大塚 杉山 吉田
■集合・アクセス
丸山以外は、西国分寺駅周辺に5:45集合
大塚車で幕山公園駐車場まで105分程度
丸山は現地合流
■トポ
日本100岩場2 p.113-123
関東周辺の岩場 p.64-71
■共同装備
救急箱(苺)
シングルロープ2本
カム・ナッツ・クイックドロー
■備考
・悪天の場合中止、前日までに判断。
・日の入(1/4) 16:45
・小田原警察署 0465-32-0110
湯河原幕岩クライミング記録
作成者:丸山
■日程 2019/1/4(金)
■山域 湯河原
■天候 晴れ
■メンバー(4人)
CL丸山(35/M2)、SL大塚(34/OB)、吉田(38/B3)、杉山(39/B2)
■岩質 安山岩
■記録(敬称略)
※ルート名・グレードは関東周辺の岩場による。100岩も参考にした。
※概ねトライした順に記載。
※略語説明
TR:トップロープ(終了点で折り返したロープが垂れている状態)
OS:オンサイト(初見・無情報でリードでノーテンションで登る)
FL:フラッシュ(他人が登るのを見た後に初回リードでノーテンションで登る)
RP:レッドポイント(リードでノーテンションで登る)
WP:ホワイトポイント(TRでノーテンションで登る)
TO:トップアウト(何してもいいので終了点まで登る)
NP:ナチュラルプロテクション(カムやナッツを使って登る)
R:ランナウト(プロテクションがあまり取れない)
○アプローチ
丸山車は7:25頃、大塚車は7:50頃第一駐車場着。トイレを済ませてから出発。前回、正面壁への径路を確認したので迷うことなく右壁広場へ。途中、ブタさん岩を眺める。
【正面壁】
○コナン 5.9 NP
丸山 OS
大塚・杉山 WP
吉田 TRでTO
前回下見して、登りたいと思いながらも雪により諦めたルート。カムが決めやすく、トラッド入門に良い。ジャミングが使えると少し楽になる。
○バットマン下部~コマンド右の凹角 5.9? NP/R
丸山 OS
ラナと間違えて、その左にある凹角を登った。トポにはないルートをうっかり開拓してしまった。小さいカムや少し離れたところにあるコマンド用のボルトしか使えず、精神衛生上よくない。終了点もRCCボルト1つ(残置カラビナあり)で信用できず、上部の立ち木で懸垂下降とした。
降りるときにナッツとクイックドローを回収し忘れてしまい、この回収が懸案となった。
○まかしょ 5.10b
大塚 リードでTO
丸山 TRでTO
○サムシングニュー(上部) 5.11a
大塚 リードでTO
前回残置したヌンチャクの回収に成功。
○サムシングニュー下部? グレード不明
丸山 右に逃げてOS
100岩ではサムシングニューの下部として描かれている、5.5(?)の左側に打たれているボルトのルート。恐らくボルト沿いに直上するという限定がありそうだが、右に逃げたら5.7程度だった。
○ABURANUKI 5.10a NP
大塚・杉山 TRでTO
丸山 WP
ジャミングも使えるクラックだがフェース登りでも割と何とかなる。
○ペーパードール 5.8
杉山 OS
吉田 TRでTO
○いつか 5.10b/c
大塚 リードでTO
丸山 TRでWP
バランス課題。手はあまり疲れない。
○ルート名不明 5.5
吉田 TRでWP
まかしょの左にある凹角。5.6くらいだと思われる。中間支点はハーケンも含まれ、リードで落ちたくはない。
○ラナ 5.10b NP
大塚 リードで登れず
丸山 リードでTO
綺麗なクラックだが、カムを決めるとそこにジャミングが決められなくなり難しい。今度TRでトライしてみたいところ。下降中、懸案だったナッツとクイックドローを回収。
○ポニーテール 5.9
杉山 リードで登れず
途中で左右にボルトがあるところがあり、右のカンテ沿いを選択。先週に丸山や大塚が登った左よりも難しいらしく、「10aくらいはあったような気がします… ガチ落ちして左小指が火傷したみたいになっちゃいました」とのこと。
15時を過ぎて、最後は気持ちよく登って終わろうと、易しめの課題が多い与作岩を目指して左へ移動したが、どこがどのルートなのか全然分からない。結局よく分からないまま、手ごろなグレードに見えた2つの課題に取り組んだ。
帰って調べたところ、どうやら与作岩に辿り着いておらず、100岩にのみ掲載されている丹沢広場左の岩だったらしいことが判明。しかし、ルート名は確定できず。
【丹沢広場左の岩】
○ゲ3 5.10a/b または ダッシュオン 5.10a
丸山・杉山 OS
大塚 FL
このルートをゲ3とするブログもダッシュオンとするブログもあり、どちらが正しいのかは不明だが、表記グレードの割には簡単すぎた(体感5.8+)。下部で、ボルトよりやや左を登ったので、ボルト沿いに直上するという限定がありそうである。
○上記ルートの右隣のルート
大塚・吉田 OS
丸山 FL
トポには掲載されていないが、ボルトが打たれている。体感5.7。終了点は上記ルートと共通。吉田は初の外岩リードに成功。
○撤収
暗くなり始めた頃、行きと同じ経路を辿り下山。
■備考
・駐車場およびトイレは無料。
・傾斜は緩いがカチとスローパーばかりのルートが多い。
・正面壁は、茅ヶ崎ロックよりもスケールがあって良い。
・正面壁へのアプローチルートは2本あるが、右側のものの方が良く踏まれており歩きやすいはず。まず「幕山登山口」からテントウムシロックまで登り、そこから左へ行って、角にヤブツバキの生えている分岐を右へ行けばよい。
・今回登ったルートの終了点はすべて残置カラビナ。
・100岩のトポは古く、現在はなくなっているルートが多数あるが、逆に関東周辺の岩場は掲載ルートが絞られており、存在するルートで載っていないものもある。確実なルート同定のためには、両方持って行って見比べるのがよい。
・正面壁を利用していたのは他に4パーティ程度。混雑によるストレスはなし。
■感想
・晴れていたので暖かかくて良かった。
・与作岩に辿り着いたつもりが着いていなかったので、次回こそは行ってみたい。