2019/1/5 九鬼山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
九鬼山ハイク計画書 ver.1.1
作成者:岩瀬

■日程 2018/1/5(土) 日帰り (※HP係注: 正しくは2019/1/5)
■山域 都留・道志
■在京本部設置要請日時 2018/1/5 17:00
■捜索要請日時 2018/1/6 8:00
■メンバー (計3人)
  CL岩瀬 SL鶴田 新居

■集合
  07:47高尾駅発中央本線甲府行先頭車両

■交通
  □行き 高尾07:47ー(中央本線・甲府行)ー(富士急行線・河口湖行き)ー禾生8:44(880円)
  □帰り 猿橋(13:16/13:46/14:19//[終]22:59)―新宿(14:35/15:13/15:43//0:40)(中央線利用)(1320円)

■行程
  禾生駅-1:25-弥生峠-0:30-九鬼山-1:40-馬立山-0:45-御前山-0:20-神楽山-0:45-猿橋駅
  [計5:25]

■エスケープルート
  九鬼山付近まで:引き返す
  九鬼山付近から馬立山付近まで:札金沢または植野山から田之倉駅へ
  馬立山付近から御前山付近まで:大月駅へ
  それ以降:そのまま進む

■地図
  山と高原地図25「高尾・陣馬」
  2.5万分の1:「大月」「都留」

■共同装備
  救急箱(有紗)

■遭難対策費
  100円/人3人
  計  300円

■悪天時
  前日昼頃に判断

■備考
  日没(1/5 甲府)16:49
  日出(1/6 甲府)6:52
  山梨県警大月警察署 0554-22-0110

九鬼山ハイク記録
作成者:岩瀬

■日程 2018/1/5(土)
■山域 都留・道志
■メンバー(敬称略)
CL岩瀬(40) SL鶴田(40) 新居(40)

■天候
快晴

■行程
08:30猿橋駅発
08:46登山道入り口通過
09:18神楽山山頂着・休憩
09:26同発
09:38御前山山頂着・小休止
09:45同発
10:19馬立山山頂着・休憩
10:30同発
11:20九鬼山山頂着・休憩
12:15同発
12:27天狗岩・写真撮影
12:51愛宕神社着
13:10禾生駅着

■記録
・登山口まで
計画通り集合。車中でリニアモーターカーの走る線路を禾生駅付近で見られることを知り、急遽禾生駅に降りるため行程を逆行することにした。そこで猿橋駅に急いで降りた。駅前を右手に進み、国道と当たる道を右側に曲がる。歩道や私道がたくさんあって少し迷うが駅から右伝いに進めば道標があるところまで出る。
・神楽山まで
登りとしてはそこまで急ではないが、先頭鶴田さんのハイペースでそこそこのハードさ。岩の上に枯葉が重なっている感じで、岩に順調に足を置けばすいすい進める。霜柱はあまり見かけられなかった。気温は1月にしては暖かく適度な温度。振り返れば中央線の先に大月、奥多摩の山々が晴天に映える。途中から険しくな流にも関わらずペースは速くなる。いつの間にか神楽山への分岐に。頂上にはアンテナが一つ立っている。展望は猿橋駅方面はひらけているが九鬼山の方は木が視界を遮る。木々の合間から見える、これから登る山の中から、九鬼山を見つけるトレーニング。僕の予想が、新居くんの山座同定によって当たっていると分かる。よかった。新居くんの服が表裏逆であり笑。少しの休憩後、出発。
・馬立山まで
尾根上を歩いて行く。御前山付近はかなり急で、相変わらずハイペースで登って行く。御前山はかなり景色がよく、山行全体で最も景色が良かっただろう。木で遮られる大菩薩方面以外はほとんど見渡せる。道志の山々の尾根が見下ろせるのが気持ちいい。富士山の頂上には雲が。秀麗富嶽12景だけあって雲がなければやっぱり綺麗だろうなあ。ザックを下ろさずに写真だけ撮って出発。さすが縦走といったところか。尾根ではあるが昇り下りがあり、頂上付近は険しくなる。日の当たる左手には落葉広葉樹、日陰になる右手には常緑針葉樹、ちょうど登山道を境界に植生が分かれる。太陽が当たって暖かく、少し暑いくらい。太陽を避けたいよう。馬立山はエアリアどおり展望はなし。夏に来る価値はないが、木々の隙間から景色が見えるのは冬山の長所である。腰を下ろして行動食を食べる。おしゃべり。止まっていてもそこまでの寒さはない。
・九鬼山まで
下りも上りも急斜面といった感じで地味に疲れる。地味に。落葉した木の中を進むありふれた冬の低山道。リニアモーターカーの線路が見える。今日の試運転はない模様。残念。札金峠あたりでルートを見失う。進む方向に違和感を覚え、すぐに確認。周囲の地形からすぐに判断でき、札金沢へと続く道へのショートカットだったのではないかと思う。焦らず少し引き返し登り、ルート発見。落ち葉で道が見えづらく木のテープに気をつけながら進まなければならないと感じた。その後は落葉した木々の密集を横目に断続的な緩い傾斜をひたすら登って行く。それはそれで辛い。それでもサクサクいいペースで登って行く。高度も疲労も単調増加。頂上手前の朝日小沢への分岐でオジサン小隊に出会い、頂上はね、すぐそこよ、と言われ急斜面を威勢良く登って行く。が、偽ピーーク。言葉に惑わされずに最初から地図を見て分かっておきましょう、という教訓として受け止める。体力が奪われ、さらに急登。すれ違う登山客にも、頂上すぐそこよ、頂上は風があって寒いよ、と教えてもらう。この急登を疲れた顔一つ見せずにどんどん登って行く鶴田さんに僕と新居くんは驚き、ペースに追いつくことを半ば諦めた。すごいっす。頂上には団体さんがいて広い頂上も居場所は狭い。お湯を沸かしてみんな揃ってカップ麺。少人数だからでき、低山山行の大きな喜び。体の中からあったまる。おしゃべり。登山客の言っていた通り風が寒い。手がかじかんだ僕はほとんど二人に手を動かしてもらった。3人で記念撮影。居合わせた人に写真を頼んだが、鶴田さんと新居の顔が木の陰にちょうど隠れてとてもいい写真とは言えない。撮り直してもらうのは気まずすぎるので3人で自撮り。背景があんまり綺麗に写らない。写真って難しいですね。ぼちぼち出発。
・愛宕神社まで
ルートを外れて3分の天狗岩に立ち寄る。岩が突き出しており、遮るものなく中央自動車道、富士山が見える。記念写真を一人ずつ。ほどほど急な斜面をハイペースで下り、あっという間に下山。植生の変化と明るさの変化を楽しみながら、気持ちよく下った。
・禾生駅まで
リニアモーターカー見学センターまでがかなり歩くと分かり、わざわざ行程を逆にしたのに行く気が失せた。コンビニでアイスを買って食べながら禾生駅へ。タイミングよく電車がきて、大月で乗り換えて、おしゃべりしながら中央線あっという間に高尾、おしゃべりしながら中央線あっという間に新宿。解散した。

■総括
・初CLでした。
・綺麗に晴れ気持ちの良い山行となった。
・ハイペースで登り低山の割りには疲れたが、お正月明けの体には嬉しい運動であった。
・たくさんの人と山のぼりたいなぁ。
・2月に箱根ハイクを立てるのでよろしければ是非。

■反省
・地図の読みが足りなかった感じがある。道迷いをせず行きたい。
・冬山の欠点として落ち葉でルートが撹乱されることを体感した。
・ただ、迷った時に落ち着いて、すぐに気づく、止まる、地図を確認、周囲を確認、下らず登る、という基本を全うしてすぐルートに戻れたのは良かった。
・計画書を流すのが遅く、何人もの方から在京を名乗り出ていただくことになった。お気遣いに感謝するとともに反省。
・新年の挨拶を計画書で言うの忘れた。

■雑感
・計画書でも述べたが冬の低山はやはり気持ちいい。夏に行かない代わりに、暖かい家から這い出しててくてくするのも悪くないと思うのだが。
・リニアモーターカー走ってるとこ見たいなぁ。
・いろんな人と山を楽しみたい。
・人生を山に例えるときにお使いください(御前山頂上で思いました)↓
 「登るのが急で険しいほど、山頂からの景色は遮るものがない」