2019/2/3 広沢寺クライミング

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
広沢寺クライミング計画書 ver.1.0
作成者:丸山

■日程 2019/2/3(日)
■山域 東丹沢
■メンバー(2名)
L丸山 山本

■集合・アクセス
※起床連絡必須
本厚木駅南口ロータリー身障者用乗降場附近に6:30集合
丸山車で広沢寺温泉駐車場まで25分程度

■トポ
日本100岩場2 p.109-112
関東周辺の岩場 p.62-63

■共同装備
救急箱(苺)
シングルロープ2本
クイックドロー・カム・ナッツ・アブミ

■備考
・悪天の場合中止、前日までに判断。
・日の入(2/3) 17:13
・厚木警察署 046-223-0110

広沢寺クライミング記録
作成者:丸山

■日程 2019/2/3(日)
■山域 東丹沢
■天候 晴れ
■メンバー(2人)
L丸山(35/M2)、山本(37/B4)

■岩質 安山岩
■記録
※ルート名・グレードは関東周辺の岩場と日本100岩場による。別のグレードが書かれている場合は前者に準拠。
※概ねトライした順に記載。
※略語説明
TR:トップロープ(終了点で折り返したロープが垂れている状態)
OS:オンサイト(初見・無情報でリードでノーテンションで登る)
FL:フラッシュ(他人が登るのを見た後に初回リードでノーテンションで登る)
RP:レッドポイント(リードでノーテンションで登る)
WP:ホワイトポイント(TRでノーテンションで登る)
TO:トップアウト(何してもいいので終了点まで登る)
○アプローチ
6:30に本厚木駅で合流し、20分程度で広沢寺温泉駐車場に着。さらに歩くこと20分弱でまずは弁天岩へ。

【弁天岩】
○中央スラブ?  V?
丸山 RP?
この周辺、どこがどのルートか分からないし体感グレードもIII程度であって、さっぱり分からない。限定でもあるのか?
○一般中央ルート?  IV+?
山本・丸山 WP
沢タビで登ってみた。体感III程度。
○一般右(クラック)ルート  V-
山本 OS
これもV-より易しそう。
○右スラブ 5.9
丸山 ほぼOS
最初沢タビで登ろうとしたが、無理なのでクライミングシューズに履き替え。弁天岩下部では数少ない登りごたえのあるルート。恐らく、右の岩を使わないという限定。
○小ハングルート? 5.8
一般左ルートかもしれない。体感IV+程度。このルートをTRで何度か登って靴の比較をした。
○のんちゃんゆっこちゃん 5.9
丸山 OS
山本 TRでロープ引いてTO
5.9にしては登り応えあり。あまり登られていないようで、岩が汚い。ビレイ点の足場が悪い。
○ミラクルボーイ 5.10a
丸山 リードでTO(1テン)
10aにしては難しい印象。上記ルートと同じくあまり登られていないようで、岩が汚い。ビレイ点の足場が悪い。

上部岩場でのアブミトレーニングも考えたが、ルートを見てもいまいちアブミで登るイメージが掴めなかったのでやめて、下へ懸垂下降。

○プレゼントファイブの右 体感III
丸山 裸足でOS
山本 FL
山本の初外岩リード。トポには載っていない。沢のリード練習に使えそうなルート。フリークライミングとしては易しすぎ。

【対岸の岩場】
○小ハングルート 5.7
丸山 OS 
山本 TRでロープとスリング引いてTO
体感5.9。上部は細かく決して7ではない。弁天岩にも同名ルートがあって混同しやすい。
○中央ルート 5.10a
丸山 OS
全体的に10aの難しさがあって気が抜けない。

○帰路
そろそろ暗くなりそうなので17時前に終了。昨日梶原に運転してもらったように山本に運転してもらうことも考えたが寝不足なようなのでやめて、丸山が運転して昨日と同じ愛甲石田駅で解散。

■靴の比較
初外岩の山本は今回の感触を踏まえてからクライミングシューズの購入を検討したいということで、まずは手元にあるラバーソールの沢タビで登るとのことだった。ということで、せっかくの機会なので丸山も沢タビを持参し、裸足と運動靴も含めて登りやすさの比較を行ってみた。結果は、クライミングシューズ>沢タビ(モンベルの「サワタビ」)>裸足>運動靴。運動靴は滑りやすいし小さいスタンスにも乗れず全然駄目。裸足は足で握れる感覚が新鮮だが、体重のかけ方次第で痛くて登りづらい。慣れで何とかなるかも。サワタビは、流石にフリクションを効かせやすいが細かいスタンスには乗れない。クライミングシューズは、フリクションもよく効くし細かいスタンスにも乗れ、当たり前だが圧倒的に登りやすい。
以上から、沢においても、ラバーソールの沢靴だけでなくクライミングシューズを持参するのは大変有効である。せっかくなら登山靴とフェルトソールも実験してみれば良かったと感じた。

■備考
・駐車場は無料。トイレあり。
・弁天岩は易しいルートが多いがボルト間隔が遠く、初心者のオンサイトでのリード練習には向かない。また、トポに載っていないボルトラインもあり、ボルト間隔の遠さと相まって、非常にわかりづらい。
・終了点はラペルリングが多く、残置カラビナは少ない。結び替えをマスターしておく必要あり。
・対岸の岩場は狭い間隔でケミカルアンカーが埋めてあり、ルートもわかりやすく良い。
・100岩に掲載されているクジラ岩は荒れていて登れない。
・他に3パーティ程度を見かけた。弁天岩は、マルチピッチやアイゼントレの場として使うのが主流のようである。
・冬の岩場としては、幕岩や城山、城ヶ崎に比べると陽のあたる時間が短く、寒い。

■感想
・弁天岩はフリークライミングの岩場というよりは練習用。だが、対岸の岩場はフリークライミングとして結構面白い。
・モンキーロックも気になる。

■コメント
・寝不足でビレイ中に眠くなるのはやめましょう。
・懸垂下降後、ロープを下ろすときは結び目がほどいてあることを確認すること。
・懸垂下降セット用セルフビレイは、外すときのことも考えて低い位置に取りましょう。
・クライミングシューズ買ってね。