2019/2/19 湯基入クライミング

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
湯基入クライミング計画書 ver.1.0 [訂正版]
作成者:丸山

■日程 2019/2/19(火)
■山域 奥武蔵
■メンバー(4名)
CL丸山 SL杉山 木口 梶原

■集合・アクセス
※起床連絡必須
北野の隆文堂前に6:15(木口)
拝島のセブン横田基地前店に6:35(梶原、杉山)
丸山車で駐車スペースまで50分程度

■トポ
(http://www.asahi-net.or.jp/~ca7s-kbys/jp6/tougiri.pdf)

■共同装備
救急箱(苺)
シングルロープ
クイックドロー

■備考
・飯能警察署  042-972-0110

湯基入クライミング記録
作成者:丸山

■日程 2019/2/19(火)
■山域 奥武蔵
■天候 曇りのち小雨
■メンバー(4人)
CL丸山(35/M2)、SL杉山(39/B2)、木口(39/B2)、梶原(40/B1)

■岩質 チャート
■記録
※ルート名・グレードは関東周辺の岩場と日本100岩場による。別のグレードが書かれている場合は前者に準拠。
※概ねトライした順に記載。木口の登攀記録は本人希望により非公開。
※略語説明
TR:トップロープ(終了点で折り返したロープが垂れている状態)
OS:オンサイト(初見・無情報でリードでノーテンションで登る)
FL:フラッシュ(他人が登るのを見た後に初回リードでノーテンションで登る)
RP:レッドポイント(リードでノーテンションで登る)
WP:ホワイトポイント(TRでノーテンションで登る)
TO:トップアウト(何してもいいので終了点まで登る)
○アプローチ
大名栗林道に入ると、すぐにゲートがあるが施錠されていないことは、前回河又に行ったときに下見済みである。これを開けて入り、さらに進むが、数百mでまたもゲート出現。今度は施錠されていて入れないので、ここに車を止めて歩く。不毛な林道歩きと登山道歩きと斜面トラバースを経て30分強で岩場に到着。このアプローチでテンションダウン。

○一年生 5.9(体感5.8)
丸山 OS
梶原・杉山 WP
木口
いい感じのスラブ。
○フレーククラック 5.8(体感5.8)
丸山・杉山 OS
木口
梶原 WP
ハングしているがガバが続くので易しい。ハング入門に良い。お薦め。
○暗闇フェース 5.10b/c(体感5.10b/c)
丸山 リードでTO(2テン)
ハングしているがガバが多い。確かにホールドが分かりづらい。
○入学式 5.10b(体感5.9)
丸山 OS
スラブ。核心は1か所のみ。ルートが曲がっていてロープが重くなるし、重複部分も長いので微妙な課題。
○デルタ 5.10a(体感5.9)
丸山 OS
なかなか面白い。下部ハングと上部フェースがそれぞれ違った登り味。
○短冊 5.10d(体感5.10b)
丸山 OS
お買い得課題でOSグレード更新。面白い。1ピン目までが結構難しく要注意。
○大スラブコーナールート 5.7(体感5.7)
丸山 OS
梶原 WP
茨が邪魔。
○若女将 5.10d(体感5.10d)
丸山 リードでTO(4テン)
ハング。苦手系課題で体力消耗。

○帰路
再び30分近く歩いて車へ戻り、丸山のインドネシア土産を楽しんでもらってから入間のベースキャンプへ移動(40分程度)。15時~18時の3時間利用。丸山・梶原は岩場で結構消耗していたのでいまいち調子が上がらず3時間で疲れ切ってしまったが、岩場で2本だけ登って寝ていた杉山・木口は漸く調子が出てきたようで、3時間では短いとかいう声も聞かれた。

■備考
・トイレなし。駐車は施錠ゲート前に可能。
・棒ノ折山への登山道途中から岩場が見えるが、そこから斜面トラバースで岩場へ向かうのは、足場が悪く意外と面倒。一方登山道を辿って林道に出てから下るのは無駄が多いので、その間の小尾根を登っていくのが良いかもしれない。
・利用者は少ないようで、チョーク跡は殆どなく、本当のオンサイトトライができるが、岩はやや汚れていて登りにくい時もある。
・トポのグレードは甘め~普通。
・終了点は残置カラビナ。残置カラビナを設置してある残置ロープの劣化がやや気になる。
・ボルトはハンガーボルトで、やや錆も見られるが、まだ信頼できそう。
・平日で天気良くない日のマイナー岩場なので当然貸し切り。
・冬の岩場としては、標高500m強なので微妙。この日は曇りだが気温が高めでそれほど寒くなかった。南面なので陽が出れば暖かいかもしれない。
・岩は思ったよりも安定していて崩れない。

■感想
・隣のルートとの重複部が長い微妙なルートもあるものの、面白い課題も多い。
・岩場の質の割にアプローチが面倒なのが人気のない理由であろう。大名栗林道の通行止め解除に期待したい。進行中の舗装工事が終われば開放されるという説もあるようだが、昨今あまり期待はできないか。
・10台以下の面白そうな課題は大体触れたので、11台に手が出るようになったころにまた来てみたいが、その頃までに廃れていないといいが・・・。

■コメント
・寝不足で来るのはやめましょう。できるだけ山行前夜に予定を入れないように。
・アプローチの遠さに皆閉口していたが、車で行くアプローチの楽なクライミングに慣れすぎなのではないか。多くの大学山岳部のように電車とバスと歩きでアプローチするという姿勢を見習ってもいいと思う。(と、車を出しまくっている張本人が言っても説得力がない笑)