2019/3/13 表妙義縦走

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
表妙義縦走計画書 ver. 1.0
作成者:丸山

■日程 2019/3/13(水)日帰り
■山域 妙義
■在京本部設置要請日時 当日 20:00
■捜索要請日時 翌日 10:00
■メンバー(計4名)
CL丸山 SL吉田 迫野 橋本

■集合・アプローチ
ファミリーマート 川崎有馬店駐車場に5:40(橋本、迫野)
順天堂大学医学部附属練馬病院前(35.742282, 139.615580)に6:15(吉田)
約1時間半で金鶏橋駐車スペースへ(高速代2710円)

■行程
金鶏橋駐車スペース-10-タルワキ沢廃道入口-70-中間道(30)-第一見晴-45-辻-40-見晴-80-天狗岳-40-相馬岳-85-ホッキリ-75-鷹戻しの頭-50-エスケープルート分岐-20-大砲岩分岐-45-東屋-25-金鶏橋駐車スペース
(計10:15)
※上記は山と高原地図によるCTであり、巻く予定。巻けなければエスケープ。
(https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-730045.html)

■エスケープルート
主稜線上:タルワキ沢のコルまたはホッキリから中間道に下山し、最寄りの車道へ
それ以外:山と高原地図の実線路で最寄りの車道へ

■共同装備
救急箱(苺)
8.6mm×30mロープ

■遭難対策費
100円×4人
計400円

■備考
悪天の場合中止、前日までに判断。
日の入(3/13)17:51
安中警察署 027-381-0110

表妙義縦走記録
作成者:丸山

■日程 2019/3/13 (水)
■山域 妙義
■天候 晴れ
■メンバー(4人)
CL丸山(35/M2)、SL吉田(38/B3)、迫野(35/M2)、橋本(40/B1)

■総評
星穴岳で味をしめての表妙義だったが、稜線を外れて歩く部分が思ったより多く、星穴岳の山行に比べると退屈な印象を持った。しかし比較的安全に、大した装備もなく景色の良い岩稜を楽しめるという点でお薦めできるルートである。シーズン初の山としてはちょうど良かったのではないか。
■ヤマレコ記録
(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1779301.html)

■時間
金鶏橋駐車スペース発 8:21
タルワキ沢廃道入口 8:25
中間道に出る 8:58
第一見晴 9:24
辻 10:02
見晴 10:26
天狗岳 11:33
相馬岳 12:01-12:13
堀切 13:16
東屋-13:45-53
金鶏橋駐車スペース 14:14

■行動記録(敬称略)
・出発まで
練馬から関越に乗って、長い長い高速を走り、漸く上信越道に入っても結構長い。そして平日なので高速代が高い。途中道の駅のトイレに寄り、金鶏橋附近の駐車スペースに停めて出発。
・タルワキ沢廃道
いきなり、本日唯一のバリエーション区間。「通行止」と書かれた札が酔狂な登山者を誘っているが、踏み跡は殆ど無い。それでも適当に沢沿いに遡っていくと、潰れた東屋やら踏み板を踏み抜きそうな階段やら踏み板のない橋やらが出てきて、廃道感満点。しかしその橋の先でどこへ行ったらいいのか分からなくなり、面倒そうな沢筋を避けて左岸の台地へと登った。この台地上にかつての道があったのは不明だが、結構歩きやすく、順調に進んでいくと沢が2つに分かれるところへと出る。道はこの二俣の間にある尾根上に続いているはずなので一旦沢筋に降り、辺りを見回すと埋もれかけた梯子を発見、ここから尾根に取り付く。すると急にテープマーキングが増え、転落防止柵や道標も出てきて、また道らしくなる。しかし最後にはまた不明瞭になって、急登をこなすと中間道に出た。
・中間道
特に何ということはない山道だが、最近の崩壊により付け替えられた区間が1箇所あり、場違いに立派な金属製階段に当惑させられた。また、歩いてみると無駄なアップダウンであり、嫌な気持ちになった。途中大黒の滝があったが水は殆どなく見応えはない。登れそう。第2、第1見晴からの景色は普通に良くて、楽しめる。
・辻から見晴
辻からは危険・上級コースとのこと。長い鎖場を含む急登で疲れるが、結構面白い。見晴はその名の通り見晴らしがよく、素晴らしい。
・相馬岳まで
見晴から暫くは狭い岩の隙間の通過、ビビリ岩、背ビレ岩、他無名の鎖場が続いて面白い。ただしビビリ症の人には怖い。途中で吉田や迫野が足に不調を訴え始めたが、多少休憩するとマシになったようなので進んでいくと、やがて天狗岳(天狗岩)に至る。ここも裏妙義方面が優れた眺望。というか、眺望はここまでずっと良かった。天狗岳から先は徐々に登山道が平穏になって、歩きやすいが飽きてくる。そのうちに表妙義最高峰の相馬岳に至るが、ここの眺望は(飽きてきているのもあって)それほどではない。ここで後ろの若者パーティに追いつかれて共に記念撮影。
・堀切まで
相馬岳から暫くは稜線を離れるため好展望とはお別れ。鎖場もあまりなく普通の登山道となるので飽きてくる。とはいえ暫くするとまた稜線に上がり、再びの好展望となるが、そろそろ飽きてきているのであまり感動できない。そんなこんなで堀切に至り、やはり足に不調の残る吉田のため大事をとって、時間に余裕はあったがここでエスケープ。
・下山
堀切からは鎖場もなく、普通の山道を下るだけとなる。下りなので楽だが退屈な道で、東屋での休憩も挟みつつだらだら下っていると下山完了。
・下山後
まだ時間が早いので、今回もこんにゃくパークに行くことにする。最近発売されたばかりのオリジナル商品「飲むおにぎり」なるものも試食したが、何だかしょっぱくて微妙であった。普通のこんにゃく料理の方が美味しい。こんにゃくパークを楽しんだ後は練習を兼ねて橋本に飯能まで運転してもらって帰った。

■備考
・ヤマビルなし。多い山域だが、流石にまだ活動していなかった。
・普通にしていればロープやハーネスは不要。道に迷う可能性も低い。ヘルメットはしておいた方が安全。
・III程度の岩場があるがどこも鎖がある。
・平日だったので空いていたが、それでも4パーティ程度と遭遇。人気の高さを窺わせる。
■感想
・次は金鶏山に行きたい。
・途中で追いつかれた若者パーティは散歩感覚で来ていたようで、ろくな山装備を持っていなかった。なんだか歩き方も不安定で、見ていて危なく感じたが、まあ若いから何とかなるのだろう。妙義は事故の多い山だが、あの若者と同じような心持ちの中高年が来て、事故るのだろうなと感じた。
■反省
+エスケープルートを選択し無理のない山行ができた。
■コメント
・冬場の体力低下には気をつけましょう。