2019/7/6 岳嶺岩

山岳愛好会雷鳥・ぶなの会
岳嶺岩訓練計画書(7/5提出)
作成者:丸山

■日程 2019/7/6(土)
■山域 奥多摩
■メンバー(11名)
CL丸山 迫野 山本 SL杉山 橋本 鶴田 猶木 大山 河野 山口 豊永
■集合・アプローチ
8:15頃に岳嶺岩入口のトイレ附近で集合。
参考:奥多摩駅7:27ー西東京バス奥21東日原行ー7:54東日原 460円
トイレの裏手につけられた径路を辿って川原へ向かう。
遅れた場合:0835,0935奥多摩駅発のバス
■復路交通
バス:奥多摩駅-東日原 460円 27分
東日原発時刻 1450,1617,1722,1852
※18:30ごろ解散予定。用事のある人は先に帰ってもよい。
■車輌
丸山車:マツダ スクラム/横浜480つ5277/黒
■内容
○焚き木集め→焚火でバーベキュー
○整地&ツェルト設営訓練
○ハーケン、カム、ナッツの設置と回収
○渡渉訓練
・ボルダリング
・フリークライミング
・エイドクライミング
・ボルト打ちの練習
■トポ
日本100岩場2 p.134-135
■訓練中の留意点、危険箇所、安全対策等
・滑落、落石、浮石、岩剥がれに注意
・水の冷たさに注意
・渡渉訓練に失敗して流されないようにする
・初心者のサポート
■食当
6昼:各自(火器の使用可能)
■共同装備
救急箱(丸山私物)
8.6mm×30m緑ロープ1本(共装)
30mハーフロープ2本(紫/共装)
45mハーフロープ2本(共装)
50mシングルロープ(杉山)
60mシングルロープ(共装)
60mシングルロープ(丸山)
30mシングルロープ(丸山)
アブミ4つ(共装)
カム・ナッツ・ナッツキー(丸山)
ジャンピングセット(丸山)
ハーケン
ハンマー(共装)2本
ハンマー(私物)
お助け紐
登高器
ツェルト(共装)3つ
焚火缶(大中小)(丸山)
焼き串
調理器具セット(丸山)
バーナーヘッド(登山用)1つ
カセットガス用バーナー
ガス缶2(半端ガスでOK)
カセットガス
鍋(丸山)
のこぎり
うちわ
■個人装備
□ザック □ヘッドライト □予備電池 □雨具 □防寒具 □飲料 
(□非常食) □行動食 □ゴミ袋 □軍手(□トイレットペーパー)
□コンパス (□運転免許証)
□筆記用具 □計画書 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)(□学生証)
□保険証 □現金 □ライター □常備薬 □ナイフ □笛 □携帯電話
(□沢靴) □ヘルメット □ハーネス □スリング □カラビナ □環付カラビナ
□確保器・下降器 (□登高器) (□ゴーグル)(□ウェットスーツ)
(□クライミングシューズ)(□トポ)
□武器 □食器
□普通の靴またはサンダル □心意気 
■遭難対策費(雷鳥)
訓練のため、なし
■備考
・トイレは徒歩3分程度、駐車スペース附近にある。
・岳嶺岩には、ドコモ・au・softbankのサービスエリアマップによれば携帯の電波が入るらしい。
・日の出(7/7) 4:34
・日の入(7/7) 19:04
・青梅警察署0429-22-0110(計画書提出なし)

岳嶺岩訓練記録
作成者:丸山・山口温
■日程 2019/7/6(土)
■山域 奥多摩
■天候 曇り
■メンバー(10人)
CL丸山(35/OB)、SL杉山(39/B3)、鶴田(40/B2)、迫野(35/D1) 、橋本(40/B2)、猶木(40/B2)、大山(41/B4)、河野(41/B1) 、山口温(41/B1) 、豊永(41/B1)
※山本(37/OB)は寝ぶっち
■総評
1日かけて訓練を行うという初の試みだったが、概ね成功してよかった。内容は初歩的なものが中心だったが、いずれも初めての人が多く、初心をもって楽しんでもらえたように思う。
■訓練内容
・ツェルト設営(立木のない場合)
・焚火
・渡渉訓練(スクラム渡渉、末端交換三角法)
・ハーケンとカムの使い方
■時間
8:15 集合
8時半頃~12時頃 ツェルト設営と焚火の訓練
12時頃~13時頃 徒渉訓練(末端交換三角法)
13時頃~13:50頃 昼食&マシュマロ休憩
13:50頃~14時半頃 スクラム徒渉訓練
14時半頃~15時半頃 ハーケン・カムの練習
15時半頃~16時半頃 だらだらタイム
16:50頃 解散

■行動記録(山口温)
 4時に起きた。雨が不安だったが、決行であった。
 電車とバスを乗り継ぎ8時頃に岳嶺岩入り口の集合場所に到着。(バス停から歩いている途中で、対岸に熊を見た。)トイレ裏の道をおり、沢に下りる。

まず、ツェルトの設営と焚き火をおこす訓練をした。薪を集め、本に書いてあるように組んで火をつけるが、薪が湿っていてなかなか火がつかない。組み方を変えたり、うちわで空気を送ったりしてようやく火が付いた。一度火が大きくなると、よく燃えるようになった。その後薪を追加していく。
ツェルトは、柱になる木が少なく、安定させるのに少し時間がかかったが、たてることはできた。

その後、渡渉訓練。渡るときは、肩まで水につかりながら、流されないように体を斜めにして…と考えていたが、対岸にあがると、ただただ寒い。みんなで震えたり跳んだりしていた。

また渡渉して戻り、焚火に急ぐ。暖かい。昼食を食べて休憩した。いただいた焼きマシュマロも美味しい。体から湯気がでるくらい暖まって、訓練を再開。せっかく暖まったのに、という気もあったが、スクラムでの渡渉をする。いくつか組み方があるようだが、対面スクラムが安定していた。見ている分は面白いということで盛り上がった。Googleフォトに上がっていたこの場面の絵が素敵でした。

また焚火で暖まったあと、ハーケンとカムをうつ訓練をした。ハーケンはどうやって打つのだろうかと思っていたが、実際にやってみて仕組みが分かった。きまったときには謎の気持ちよさを感じた。カムも然り。抜く練習までしてから、訓練を終えた。

再び焚火。この火がついていなかったら寒くて嫌になっていただろう。

雨で予定は変わったが、一日でいろいろなことを学べた訓練だった。ありがとうございました。

■備考
・朝方まで降っていて岳嶺岩はびしょ濡れだったが、5人くらいのパーティが登攀訓練をしていた。
・岳嶺岩のルートの多くはコケなどで汚れていてフリークライミングとしては微妙。掃除が必要。
・焚火は諦めないことが肝心、かもしれない。
・スクラム徒渉は向かい合った方が効果があると感じた人が多かった模様。
■CL感想
・最強の梅雨だったが、訓練だけでも天気が持ってよかった。
・適度に増水していて渡渉困難度が増していて良い訓練になり良かった。
・梅雨時に集中と訓練を連日でやろうとするのは無謀であり、計画に大変な労力がかかる割に出来ない可能性が高すぎるので、賢明ではなかった。しかし、新入生が一通り沢に行った後となるこの時期に訓練をやるのは有意義であり、来年は訓練単独でこの時期に計画するのが良いと思う。実施場所は今回と同じとし、今度こそ岩場を役立てられる訓練を行いたいところ。
・集中に関しては、初心者を含めて行うのは大変であること、梅雨は中止になる可能性が高いこと、7月以降は良い沢に行きたいこと、秋はエビを採りたいこと(丸山だけ)から、4月の新歓ハイクの前後日を提案したい。場所としては、春でも遡行できる沢が多くて難易度も手ごろ、公共交通アクセスも良い表丹沢の水無川流域が良いのではないか。
・雷鳥で行くような沢では滅多に使わない(丸山は170回以上沢に行っているが一度も使ったことがないロープ渡渉を全員で訓練する意義は微妙だと感じる。アブミを使った人工登攀のほうが頻度が高いので、そちらの訓練をしたほうがいいかもしれない。
■CLコメント
・杉山と橋本のサポートに感謝。迫野の焚火維持にも感謝。
■反省
+安全に配慮し、フィックスロープを使いながらスクラム渡渉の訓練をした。
-岳嶺岩を役立てられなかったため、わざわざこの場所でやった意味がない。指導役ができる参加者の数が多くないと厳しい。毎年やってレベルを上げていきたいところ。