2019/10/26-27 下ノ廊下

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
下ノ廊下山行計画書ver1.1
作成者: 山本

■日程 10/26(土)-10/27(日) 前夜発1泊2日・予備日なし
■山域 北アルプス・黒部川
■在京責任者 迫野
■在京本部設置要請日時 10/27(日) 20:00
■捜索要請日時 10/28(月) 9:00
■メンバー (計3人)
CL山本 SL橋本 朝倉

■集合
10/26(土)7:00 扇沢駅2F待合室
■交通
□行き
○山本
アルピコ交通5517便 バスタ新宿23:05-信濃大町駅前5:02
アルピコバス 信濃大町6:15-扇沢6:55 1390円
○朝倉
前日に大町温泉郷入りして前泊
アルピコバス 大町温泉郷6:28-扇沢6:55 1030円
○橋本
アルピコ交通5519便 新宿西口23:15-扇沢5:32
○扇沢で合流後
立山黒部アルペンルート 扇沢7:30-黒部ダム7:46 1570円

□帰り
黒部渓谷鉄道 欅平10:01/10:43/11:04/11:25/11:46-(宇奈月行)-宇奈月11:20/12:02/12:2312:43/13:04
1980円
(※黒部渓谷鉄道は事前予約推奨だが、予約なしでも乗車可能)
(※黒部渓谷の景色が見える進行方向左側の席を確保する)
宇奈月駅から宇奈月温泉駅まで徒歩3分
富山地鉄 宇奈月温泉13:19-(電鉄富山行)-新黒部13:42 580円
新黒部駅から黒部宇奈月温泉駅まで徒歩8分
JR北陸新幹線 黒部宇奈月温泉14:32-(はくたか566号東京行)-16:52東京 11550円
計14110円
※北陸新幹線は約9割の本数で全線運転再開
北陸新幹線暫定ダイヤ https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191023_ho01.pdf
※東京への終電
黒部渓谷鉄道 欅平16:43-(宇奈月行)-宇奈月17:58
富山地鉄 宇奈月温泉18:31-(電鉄富山行)-新黒部18:54
JR北陸新幹線 黒部宇奈月温泉19:38/20:54-(はくたか576号東京行)-22:12/23:24東京

■行程
□1日目
黒部ダム-(1:20)-内蔵助谷出合-(3:20)-十字峡-(2:15)-仙人谷ダム-(0:50)-阿曽原温泉
計7:45
※出発前に黒部ダムを見学予定
※黒部ダム側で落石により高巻き桟道の梯子が壊れている。一人ずつ通行可能。
※落石、滑落に注意。カメラに気を取られすぎないように。
※休憩場所が限られているため、スピーディーな行動を心がける。

□2日目
阿曽原温泉-(2:05)-折尾谷-(3:10)-欅平
計5:15

■エスケープルート
十字峡まで 黒部湖に戻る
十字峡以降 欅平へ進む
※基本的にエスケープルートはないと考えておいたほうがよい。

■小屋
阿曽原温泉小屋 0765-62-1148
テント30張、800円/人
水場、トイレ、露天風呂あり(テント場利用者700円)
http://azohara.niikawa.com/site/info.html

■地図
山と高原地図37「劔・立山」
2.5万分の1 「黒部湖」、「十字峡」、「欅平」

■食当
1日目夕:橋本(ラーメン)
2日目朝:山本(ぜんざい)

■共同装備
テント(エアライズ):橋本
鍋(山本私物):山本
調理器具(ディド):橋本
ヘッド*2:橋本
カート*2:橋本
救急箱(アゲハ):橋本
※当日適宜分担する。

■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □水 □昼食 □非常食
□行動食 □ゴミ袋 □コッヘル □武器 □軍手・手袋 □歯ブラシ □新聞紙 □トイレットペーパー □ライター □地図 □コンパス □筆記用具
□計画書 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金 □学割証 □常備薬 □着替え □温泉セット □日焼け止め
□カメラ □エマージェンシーシート □ヘルメット □スリング □カラビナ □お助け紐
(□サブザック) (□ハーネス) (□サンダル) (□モバイルバッテリー)
※寒さが予想されるので、十分に防寒用具を持参すること。
※メインロープは持参しない。

■遭難対策費
200円/人
計600円

■悪天時
前日昼までに判断

■備考
日没(10/27 欅平) 16:59
日出(10/28 欅平) 06:08
富山県黒部警察署 0765-54-0110
下ノ廊下事故情報
police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/kj00021073.html
docomo 携帯電話がご利用いただける登山道
https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/mountains/
下ノ廊下ルート情報(阿曽原温泉小屋) http://azohara.niikawa.com/news/
宇奈月温泉 駅の足湯くろなぎ 8:00-18:00 無料
フィール宇奈月 6:00-10:00,14:30-21:00 500円

■過去記録
2019年10月20日~10月21日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2071924.html
2018年10月12日~13日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1614286.html
2016年10月22日~23日
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=79913

下ノ廊下山行記録
■作成: 山本
■日程: 2019/10/26(土)-2019/10/27(日)
■山域: 北アルプス・黒部川
■天候:
1日目: 曇り時々晴れ 2日目: 曇り
■メンバー
CL山本(37期/OB)、SL橋本(40期/B2)、朝倉(36期/M2)

■タイムスタンプ
□1日目(10/26)
8:20 黒部ダム
9:40 内蔵助谷出合
11:50 黒部別山谷出合
13:30 十字峡
15:50 仙人谷ダム
17:00 阿曽原温泉小屋

□2日目(10/27)
5:35 阿曽原温泉小屋
7:20 折尾谷
11:00欅平

■ルート概況(橋本)
※ルート全体を通して見ると,日電歩道の方が,水平歩道よりも緊張を強いられる場面が多く,難易度が高い。滑落が死に直結する区間が長いとはいえ,足場はよく整備されていて安定しており,こけないように気をつけてさえいれば問題ない。なお,コースタイムは,この登山道に来る人が上級者中心であることから,やや厳しめに設定されていると思われる。
・黒部ダムから内蔵助谷を過ぎて暫く行ったところまでは,ところどころ高度感のあるところもあるが,まだ普通の登山道の範疇を出ない。
・黒部別山谷出合が近づいてきたあたりから,いよいよ深いゴルジュとなり,断崖絶壁に丸太を組んで橋を掛けてある区間も増え,高度感が増す。
・黒部別山谷出合〜十字峡間も引き続き高度感あり。番線が少なくなり,ここが一番怖かった。S字峡が近づくと歩きやすくなってくる。
・仙人谷ダムから阿曽原温泉小屋は普通の登山道。仙人谷ダムを過ぎると,一度かなり登ってそこそこ下る。疲れた体には堪える。
・阿曽原温泉小屋から20分ほど登ると,「水平」歩道となる。部分的に険しい崖になっていて高度感があるが,番線もよく整備されており日電歩道ほどは怖くない。
・鉄塔を4本見送ると,欅平まで急な下りになる。エアリアのCTは20分だが,よほど足が速くなければ30分はかかる。

■行動記録(橋本)
□前日まで
1週間前には北陸新幹線が山行までに復旧することがわかり、交通の心配は無くなったが、天気はずっと雨予報。山行が近付くに連れて少しずつ良い予報に変わっていたが、それでも多少は雨が降りそうな予報だった。20,21日に下ノ廊下で事故が相次いだこともあり、自分もその一員になってしまうのではと思って筆者の気持ちは重たかった。多くの雷鳥人に気をつけてと声を掛けてもらい、(心配してもらえるのは大変ありがたいのだが)自分はそんなに心配されるような危ないところに行くのだ、と思うと一層気持ちが重たくなった。
とはいえ、ギリギリ行けそうな天気予報なので、前日昼に,とりあえず現地まで行くことを決定。山本さんが退勤できるか怪しいというトラブルもあったがなんとか全員翌朝扇沢に辿り着く目処がついた。橋本は扇沢行きの夜行バスを予約したのだが、雨予報のためにキャンセルが相次いでいるようで、予約時は満席だったのにもかかわらず、車内はガラガラ。お陰で隣に乗客が居らず、快適に眠ることができた。

□1日目
・扇沢〜黒部ダム
「まもなく扇沢」のアナウンスで5時過ぎに起床。なんと6時間以上乗っていて一度しか目が覚めなかった。橋本の夜行バス史上稀に見る快挙である(誰が興味あるんだ)。
定刻より少し早い時間に真っ暗の扇沢駅に到着。とりあえず黒部ダム行きの電気バスの当日券を購入する列に並ぶ。気温は10℃くらいなのだが,これ程低い気温は久しぶりなので、かなり寒く感じられた。有名な破砕帯の湧き水をたっぷり汲んだあと、6時になると待合室が開いたのでザックを列に残置してそちらに避難。暖かい部屋でしばらくうとうとしていた。6時半から再びバスの当日乗車券に並び,3人分の乗車券を無事ゲット。朝倉さん山本さんとも合流し,バスの乗車待ちの列に並んだ。
7時半に始発のバスに乗車。3台のバスが出ており,前の方の席に座ることができた。音声ガイドが関電トンネルの開発の歴史を教えてくれるので面白い。破砕帯の区間は青くライトアップされていて,その場所がわかるようになっているのだが,バスが一瞬で通り過ぎてしまうくらいの短い区間である。この区間を掘り抜くのに7ヶ月もかかったというのが信じ難いほどだ。破砕帯恐るべし。
そんなことを考えているうちに,あっという間に黒部ダム駅に到着。降車した場所からすぐにダムへ向かう道と下ノ廊下へ向かう道は分岐する。橋本の強い希望もあり,まずは黒部ダムの見学へと向かう。道中にここにも破砕帯の水が汲めるところがあった。階段を200段ほど登って黒部ダムの展望台に出る。ガスっていて,ダムの反対側もよく見えない。これじゃあ長居しても意味ないな,という感じだったが,5分ほど粘ると,徐々にガスが晴れ,紅葉に映える黒部ダムを拝むことができた。それにしても,アーチダムの曲線美が美しいこと!そのあと,展望台から堰堤に降りてダム湖を眺める。山の裾野の方はちょうど紅葉が見頃を迎えている一方,水晶岳や赤牛岳の山頂付近は冠雪している。この時期ならではの北アルプスの風景をしばし見入った。

・黒部ダム〜内蔵助谷出合
もうこのまま帰ってもいいくらい満足していたが,天気も良くなってきたのでいざ下ノ廊下へ。バスを降りたところまで戻り,下ノ廊下登山道に繋がる出口へ。ダム施設を出てすぐのところで,山岳警備隊の方がいらっしゃっていくつか有益なアドバイスをいただいた。具体的には,最近事故が頻発しているのでくれぐれも注意すること,コの字にくり抜かれた道でザックが引っかかって転ばないよう気をつけること,登山道は左側が岩壁なのでどうしても外付けしたい荷物はザックの右側に付けること,など。気を引き締め直して,黒部川の河原まで降りて桁橋を渡る。ダムを下から見ると,改めてダムの高さ(地上高186m,日本一)を感じさせられる。沢を遡って見に行く?と山本さんが仰ったが,ダム見物に1時間近くかけていたこともあり,流石に遠慮しておいた。
内蔵助谷出合までは普通の登山道。紅葉は見頃であり,黒部川の綺麗なせせらぎと相まって,穏やかで見事な風景だ。また,黒部川に流れ込む数々の枝沢は,急峻な斜面を流れているため連瀑を成しているものが多く,皆美しい。河原を暫く歩くと,特に危険じゃないところで,本山行初めての番線が登場。ゲームのチュートリアル的なやつなのだろうか。内蔵助谷出合まで進むのに、かなりCTよりも長い時間を掛けてしまったが、まあなんとかなるだろう、ということで、あまり気にせずそのまま進む。

・内蔵助谷出合〜十字峡
内蔵助谷出合を過ぎてしばらくしたところで、いよいよ,断崖絶壁をくり抜かれた、これぞ下ノ廊下と呼ぶべき道が続くようになる。足場はしっかりしているので落ちる心配はそれ程ないとはいえ、核心部でカメラを構えるのは流石に気が引けた。
十字峡では、左右から流れ込んでくる枝沢の水量も十分に多く、改めてここが黒部"川"であることを感じた。

・十字峡〜仙人谷ダム
十字峡を過ぎてもまだしばらくは、緊張感のあるゾーンが続く。さらに徐々に危険箇所でも番線が張ってないところが増えてくる。高度感に体が順応してきているのでそれ程怖いとは感じなかったが、普段の山行でいきなりあんなのが出てきたら相当ビビるだろう。
黒四発電所の換気口?が見えてくる頃には、もう危険箇所は終わり。S字峡で吊り橋を渡ると、そこは仙人谷ダムの一部。コの字にくり抜かれた舗装路をしばらく歩くと、いよいよ仙人谷ダムに着く。ところがダム湖には全然水がない。ダムの堰堤を渡っている途中で出会った作業員の方に尋ねてみると、整備点検のために水を抜いているのだという。その作業員さん曰く、
「発電せずにそのまま流しちゃうなんて、勿体無いよね〜。」
確かに,発電されないままドバドバ流れていく水を見ると,そんな気がしないでもない。
堰堤を渡ると,発電所の施設(屋内)に入る。社会科見学で工場に入る時みたいでワクワクする。途中高熱隧道と関係あるのかサウナのような蒸し暑さになっているところがあったり,欅平と黒四ダムを結ぶ関電専用鉄道の線路があったりして,面白い。施設を出たところには,立派な社員宿舎があり,厨房で夕飯を作っていたコックさんが笑顔で手を振ってくださった。

・仙人谷ダム〜阿曽原温泉
小屋仙人谷ダムを離れると、100mほどの登り。朝倉さんはだいぶ疲れているようだ。登りを終えた後は,樹林帯の中のトラバースを経て,急な下りをこなし,日没時刻ちょうどに阿曽原温泉小屋に到着した。
今日は天気予報があまり良くなかったからか,いつもの週末より登山者が少ないようで,先着して夜ご飯を食べていた方に場所を譲ってもらって,無事テントを張ることができた。テン場はあまり広くないので,もっと天気予報が良かったなら,テントを張るのに苦労していただろう。男性の温泉の時間は18時〜19時からだったので,先に夜ご飯を済ませることに。食当は私橋本。メニューはトマトチキンラーメン。最初はふつうにチキンラーメンとして食べ,半分くらい食べたところでトマトソースを加えることで飽きることなく美味しく食べられた。朝倉さんが持ってきてくださった心意気にもよく合う味だった。
晩御飯を終えると,お待ちかねの温泉である。温泉はテン場から5〜10分ほど降ったところにある。湯の温度はやや熱かったが,外気が冷たいのでちょうど良い。なによりこんな山奥で暖かいお湯に浸かることができることがこの上ない幸せだった。

□2日目
・出発まで
4時に起床。朝ごはんは山本さんのぜんざい。スピーディーに食べられて美味しかった。あまりにも手際よく朝食を済ませたので,時間が余る。暗いうちから早出するには怖い道のりなのだし,今日の行程はそれほど長くないので,朝風呂に入ることにした。出発前に温泉に入るなんて,なんという贅沢。ほかほかに体があったまったところで,阿曽原温泉小屋を出発。

・阿曽原温泉小屋〜欅平
水平歩道は,日電歩道に比べて黒部川から離れており,道幅が広いところが多いので,それほど怖く感じなかった(記録の内容が薄くなっているのもそのせい)。それでも,時々後ろを振り返って,絶壁にその名の通り水平に道が切り開かれているのを見ると,今自分は大変な道を歩いているのだなあと改めて感じた。仙人谷ダム建設の際,歩荷たちは自分たちの体重ほどもある資材を担いで,この水平歩道を何度も往復したという。先人たちのタフさには感嘆するばかりである。
今日の行程で面白かったのは,折尾谷と志合谷の2つのトンネルである。後者は結構長く,ヘッデンをつけて水溜まりになっているところをバシャバシャ歩いた。志合谷を過ぎて少し行くと,鉄塔が登山道に並行するようになり,滑落の危険はなくなる。いよいよゴールの欅平もチラチラと見えてくる。4つほど鉄塔を見送ると,欅平までの急な下りに入る。長い行程を歩いた後なので少し膝にくるが,もう滑落する心配がないので気分は軽い。ややコースタイムより時間をかけ,立派な看板のある欅平駅にたどり着いた。

・帰路
駅舎でお土産を物色して時間を潰した後,黒部渓谷鉄道のトロッコ電車に乗って宇奈月へ向かう。まだ午前中ということもあって,欅平行きの電車は混んでいたが,宇奈月温泉行きの電車は空いていた。黒部川第三発電所に始まって,小屋平ダム,第二発電所,ねずみ返しの岩壁,出し平ダム,宇奈月ダムなど,多く見どころがあって飽きない。1時間以上かかっているはずだが,あっという間に宇奈月温泉に到着。駅のレストランで昼食を食べ,富山地鉄で新黒部まで移動した後,復旧したばかりの北陸新幹線で優雅に帰京した。

■感想
□山本
・黒部ダム、ゴルジュの高度感、紅葉、露天風呂、黒部峡谷鉄道と、こんなに見どころ満載の山行もなかなかない。
・山行直前の2週間で5人もの死亡事故が発生、さらに落石で梯子が破壊されるなど、不安な情報ばかりだったが、注意して歩けば安全で、特別な技術や装備は不要。保険として簡易ハーネスがあれば安心だろう。
参考:阿曽原温泉小屋HPより
事故情報 https://azohara.niikawa.com/news/2019/10/n20191025a.html
梯子破壊 https://azohara.niikawa.com/news/2019/10/n20191023b.html
・旧日電歩道は年間通行者3000人に過ぎないが、(黒四ダム建設の条件として)関西電力が毎年数千万円の費用と延べ500人の人員を割いて整備し続けてくれているようだ。こんな正気でない場所を歩くことができるのは、ともすれば非合理的な登山道整備のおかげであり、感謝したい。
・十字峡では、称名廊下と並び国内屈指の難渓谷とされている劒沢の出合を拝むことができた。凄まじい水量と融雪水の冷たさで、渡渉は恐ろしいものになるだろう。
参考:大西良治氏の劒沢遡行記録
http://soloist-climb.com/record_valley/tsurugisawa.html
・戦前の黒部電源開発(日電黒部第三発電所)を描いた、吉村昭著『高熱隧道』は下ノ廊下が舞台となっている。下ノ廊下をより深く知れる名作で、山行のお供におすすめ。
・最高の景色を期待して、満を持して一眼レフ(未充電)を持ち込んだが、山行開始3時間でバッテリーが切れて鉄の塊と化し、非常に気落ちした。

□橋本
・景色は最高で,恐れていた高度感も良いアクセントだった。ダム見学やテン場の温泉も楽しく,非常に充実した2日間だった。
・赤木沢,下ノ廊下を訪れて,ますます黒部源流の雰囲気に惹きつけられている。次は上ノ廊下を遡行したい。
・チキンラーメンの味変アイテムは今後もいろいろ試したい。

□朝倉
・完璧な眺望と爽快感でとにかく最高だった.また行きたい.
・前泊した大町温泉郷も良いところだった.
・仕事道具まで持って行ったので荷物が重過ぎて辛かった.