2019/11/9 天王岩クライミング
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
天王岩クライミング計画書 二版
作成者:木口
■日程 2019/11/9(日)
■山域 奥多摩
■メンバー
丸山 木口 梶原 山口 中村
■集合・交通
7時40分 北野駅近くの隆文堂前に集合
丸山車で十里木駐車場まで
■共同装備
60mシングルロープ(共装)
60mシングルロープ(共装)
60mシングルロープ(丸山私物)
■個人装備
□ザック □ヘッドライト □予備電池 □雨具 □防寒具
□飲料 □非常食 □行動食 □ゴミ袋 □救急セット
□学生証 □保険証 □現金 □常備薬
□クライミングシューズ □チョーク □ヘルメット □ハーネス □ビレイ器
□セルフビレイ用スリング・カラビナ □支点構築用スリング・カラビナ □ヌンチャク
□トポ □ビレイグローブ □テーピング □ブラシ □サンダルやマット類
■遭難対策費
なし
■備考
日の入 16:43(11/9武蔵五日市)
日の出 06:13(11/10武蔵五日市)
五日市警察署 042-595-0110
天王岩クライミング記録
作成:メンバー全員
■ 日程 2019/11/9(土)
■ メンバー (期/学年)
丸山(35/OB)、木口(39/B3)、梶原(40/B2)、中村(41/B1)、山口大(41/B1)
■ 天候 晴れ、寒い
■ 岩質 チャート
■ 記録(木口)
一年生の二人は、『いつも通り隆文堂前集合』がただの道路がちょっと広くなっている所の路肩集合であることに驚いているようだった。丸山車は20分ほど遅れての到着。道が混んでいたらしい。
9時頃に天王岩着。岩場で荷物を下ろし、丸山・山口・中村が先に岩場へ。梶原・木口は空身で車を置きに十里木駐車場に戻った。話しながら歩くと全然遠くなくて、梶原さんありがとうございました。荷物を運んでくれた人たちもありがとうございました。
天王岩は十里木駐車場から徒歩30分くらい、バス停からは1分くらいの好アプローチ。エリアはボルダー、上の岩場、下の岩場とあって、ボルダーには1日を通して誰もいなかった。丸山・山口・中村は上へ。梶原・木口はより簡単なグレードが多い下へ。ここでTUSACの方々に会った。
岩のコンディションは上々。
・小便小僧 5.8+
・つゆしらず 5.9
・サンコウチョウ 5.10a
以上アップ…のつもりが普通に難しかった。岩のリードは落ちそうなのが怖い。梶原さんはすらすらリードしていた。
・ノーリー 5.10b/c
途中から下の岩場に来た山口くん、中村くんと合流し、梶原さんと4人で順番にトライ。木口はこの1日のほとんどをこの課題に費やし、結局はトップロープで一手進めるごとに5回落ちる方式で最後まで登り、最後にもう一度トップロープで一回も落ちることなく登り切ろうとしたけど全然無理だった。最後のトライはビレイしてくれたTUSACの人がすごく呆れた顔でお疲れ様と言ってくれた気がする。トップロープ張ってくれたのに回収までお願いしてしまいました。頼もしかったです。
合計4課題・7トライで疲れ切り、上の岩場へ。もう帰ってもよい気分だったが、まだまだ登ってる人がいたので応援したり写真を撮ったりした。日没を過ぎて暗くなりかけたところで車を取りに十里木駐車場に向かった。
車と共に岩場に戻ると既に皆さん道路脇で待機していて、荷物を積んで北野駅へ。TUSACの方々は十里木まで歩いてバスで帰るらしく、途中で追い越しざまに手を振った。きちんと挨拶できなくて心残り。またぜひご一緒させてください。
北野駅に着いて解散…と思いきや、木口の荷物がトポ本とロープしかない。車を取りに行くときに誰かが運んでくれるだろうと期待して置いていったザックはそのまま放置されたようだ。自分で運ぶか、誰かに名指しでお願いしとけば良かった。
後輩三人を先に帰し、明日は沢だから早く帰りたいという丸山さんに付き合ってもらって岩場に戻る。車道からすぐのアプローチも、丸山さんに借りたヘッデンひとつでは非常に怖かった。月明かりも街灯もなく藪から何か出てきそうだし非常に怖かった。
荷物は無事発見され、回収。
いくらか前の沢山行(丸山註:2018/11/7)のヘッデン下山がそういえばすごく怖かったという話を蒸し返しながら北野へ。天王岩-北野間の運転はプロになった。今度こそ解散。車ありがとうございました。お疲れ様でした。
■ 反省(木口)
・荷物の件は確認が足りなかった。全員が車に乗った時点で自分の荷物を確認するか、誰か運んでくれた人にお礼をする姿勢があれば忘れていることにすぐ気付けただろう。
・リードは大事なところでビビって次の一手を諦めてしまう。アップで簡単なルートを登るだけでなく落ちる練習もしたら良いのでは。
■ 感想(木口)
・ジムと外岩を合わせてもかなり久々のクライミングだった。とっても楽しかった。岩は良い。
・ボルダリングは登れたときが嬉しい。リードは落ちてるときが楽しい。
■ 丸山がやったルート一覧と所感(丸山)
グレードは100岩場のもので、括弧内は関東周辺の岩場のもの。
・コーナークラック 7 m再登
簡単なNPのルートでカムの練習ができるが、冥土の土産のボルトでも登れる。
・勉太郎音頭 10b/c(10d) mOS
丸山はオンサイト成功して嬉しかった。高さもあり、なかなか面白い。
・涅槃の風 10b OS
・ノーリー 10b/c(10d) TO
3ピン目くらいのクリップが悪い。
ドロボーカササギ(始祖鳥?) 11a or 11a/b TO
この2つのルートの違いはよく分からない。関東周辺の岩場ではドロボーカササギに統一されていて、それが妥当な気がする。
ウォーミングアップ 11a TO
右隣のクラックジョイのホールドをどこまで使っていいのかよく分からない。
ローリングストーン トポに掲載なし mOS
蝉時雨の右。体感8程度。短いし、初心者向け。
蝉時雨 10b TO
カチが厳しく10bにしては悪い。梶原の得意系らしい。
冥土の土産 10d mRP
スラブ好きにお薦め。
入門者 トポ未掲載(涅槃の風の左) TO
9+とされるが10a/bくらいでも良さそう。ハング越えがそれなりにきつい。
■備考(丸山)
・天王岩は、昔は涅槃岩と呼ばれていたらしい。その頃のトポ↓
http://wagayuku.blogspot.com/2010/11/blog-post.html?m=1
■ 感想(丸山)
・ほぼ半年ぶりの外岩クライミングだったが、グレードが落ちていなくて安心した。
・沢に比べると面白みには欠けるが、普通に楽しいので今シーズンもそれなりにクライミングに取り組んでいこうと思った。
・ちょうど良い日和だったが意外と空いていて良かった。
・十里木駐車場への往復をしてくれた木口に感謝。
■ 反省(丸山)
・うっかり初心者2人で組ませたまま目を離してしまったのが良くなかった。
・木口が車を取りに行った時点で唯一のL的な立場だったのに荷物の確認を行わなかった結果、木口の荷物残置を発生させた。
・そういう意味でもLは決めておいた方が良いかもしれない。
■ 感想(梶原)
・外岩初リードだったが、思ったより登れて楽しかった。
・落ちるのが怖すぎて、トップロープではできるムーブがリードだとなかなかできなかったので、今シーズンで落ちるのに慣れたい。
・木口さんの荷物を岩場に残置してしまったのは大反省してます…。
■ 感想(山口)
・丸2年ぶりの外岩で少し心配でしたが思ったほど恐怖は感じなかった。インドアクライミングとは勝手が違い慣れなかったが今後も安全に留意していろいろな岩に行きたい。
・完全に暗くなる前に余裕を持って切り上げるべきだったと思う。また、ヘッ電をつけていたのが山口だけだったと思うので、忘れ物の確認の目が足りなかったことも置き去りの原因といえそう。
■ 感想(中村)
・外岩&初リードなのに連れてっていただいてありがとうございました。あと下界訓練(?)とかも含めて山口はいろいろ一から教えてくれてありがとう。
・怖かったですが楽しかったです。
■ 反省(中村)
・リードの技術が不完全のまま最初登ってしまった。