2019/11/30 三ツ峠山
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
三ツ峠山ハイク計画書確定版
作成者:河野
■日程 2019/11/30(日帰り、予備日なし)
■山域 御坂
■在京本部設置要請日時 2019/11/30 18:30
■捜索要請日時 2019/12/1 8:00
■メンバー(9人)
CL河野 SL菅沼 川瀬 加藤 佐賀 砂川 平島 渡邉 横井
■集合
JR高尾駅7:11発JR中央本線大月行 先頭車両
■交通 5000円程度
□行き
新宿6:22-中央線中央特快(高尾行)/中央線(高尾行)-07:05高尾07:11-中央本線(大月行)-07:48大月 1317円
大月07:54-富士急行線(河口湖行)-08:52河口湖 1140円
河口湖駅09:05-富士急バス天下茶屋線天下茶屋行き-09:30三ツ峠登山口 740円
*遅れた場合
新宿07:35ーJR特急フジ回遊号ー09:39河口湖 2503円+指定席1620円
河口湖駅09:50-富士急バス天下茶屋線天下茶屋行き-10:15三ツ峠登山口
□帰り 2122円
河口湖駅
(14:33/15:20/16:19/17:04/17:56/18:29/19:05)-富士急行-(15:30/16:27/17:12/18:02/18:51/19:24/20:00)大月(15:44/16:33/17:40/18:14/19:01/19:28/20:17)-JR中央本線高尾行-(16:33/17:14/18:10/19:00/19:44/20:0820:52)高尾(16:50/17:31/18:32/19:12/19:52/20:32/21:16)-京王高尾線新宿行-(17:43/18:25/19:25/20:06/20:43/21:25/22:06)新宿
一例。高尾での中央線乗り換えや京王線の乗り換えでより早く着くルートもあります。
■行程
三ツ峠登山口-0:15-ベンチ-1:15-三ツ峠山荘-0:20-開運山-三ツ峠山荘-0:10-木梨山-1:30-霜山-0:30-湖畔下山道分岐-0:40-富士見台-0:20-護国神社(計5:20)
■エスケープルート
木無山まで:三ツ峠登山口に引き返す
それ以降:そのまま進む
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具!!!!! □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □地図 □コンパス □レスキューシート □筆記用具 □計画書 □遭難対策マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金(□常備薬 □帽子□カメラ□温泉セット) □日焼け止め
■共同装備
救急箱(苺):河野
■地図
2.5万分の1 「河口湖東部」、山と高原地図「32富士山 御坂・愛鷹」
■遭難対策費
メンバー 9人×100円=900円
■備考
□日の入16:32(11/30河口湖)、日の出6:35(12/1河口湖)
□入浴施設 ロイヤルホテル河口湖 開運の湯 クーポン使用で900円(2時間)
□各種連絡先
三ツ峠山荘 0555-76-7473(つながらない場合0555-76-7609)
富士吉田警察署 河口警察官駐在所 0555-76-7336
大月警察署 0554-22-0110
富士吉田警察署 0555-22-0110
富士急山梨バス本社営業所 0555-72-6877
富士急コールセンター(高速バス) 0555-73-8181
□現地情報
https://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1088
□過去の記録
2018年
2017年
2014年
三ツ峠山 記録
作成者:河野
■日程 2019年11月30日
■天候 快晴
■メンバー(敬称略)
CL河野、SL菅沼、横井、平島、加藤、渡邉、砂川、佐賀、川瀬
■コースタイム
9:55 出発
10:40-10:50 ベンチ
11:15-11:20 三ツ峠山荘
11:32-11:40 開運山
11:50-12:15 山荘脇
13:13-13:25 鉄塔
14:20-14:30 天上山
14:35-14:40 武田信玄の戦国広場絶景やぐら
14:45 天上山公園(富士山パノラマロープウェイ)
15:10 帰着
■記録
28日の夜に山中湖周辺での積雪情報(昼ごろ積雪)を知り、軽アイゼンを持っていないメンバーが圧倒的に多いため慌てる。翌日の昼に三ツ峠山荘さんに問い合わせると、積もった雪は気温の上昇に伴い溶けてきているようで、朝の凍結が懸念されるものの普通の登山靴でも問題ないだろうとのお言葉を頂き、OBの方の助言もあって、決行に踏み切ることができた。
高尾駅集合。一名が腹痛により予定の電車に乗れず、河口湖合流になる。電車で砂川くんは日帰り用のコンパクトなザックを持っていないらしく、相変わらず高校のゼッケンをカバーで隠した特大ザックを担いでいた。今日の男子メンバーは全員名前に「太」が入ってるね~とくだらない話をしているうちに山梨に近づいたようで、冠雪した富士山が姿を見せると一同が歓声を上げた。裾野が立派である。
残りの1名と無事河口湖駅で無事合流し、天下茶屋行きのバスに乗る。バス内は登山客で溢れかえり、立ったまま30分ほど揺られる。普通に暑くて、ここが全行程で一番汗をかいた。加藤くんとサークルについての話を少ししたのだが、彼は別サークルの夏合宿中ずっと山に行きたかったらしく、今では山一本で毎週のように計画書に名前が載っている始末である。お主も来るところまで来ているな…
標高を上げるにつれ、地面が雪で白んできたところで三ツ峠登山口に到着。
タイムスタンプ代わりの写真をカメラにおさめ、9:55出発。しばらくは舗装された林道が続く。CLはこの時期のハイクは初めてで、冷たく澄んだ空気の中、サクサクと雪を踏みしめつつ歩くのはやはり新鮮な心地。時折木から降ってくる雪の粒は陽の光を受けて光り、景色を一層美しく彩るのだった。
登山開始10分後くらいに現れる駐車場とベンチを通り過ぎ、適当なところで上着を脱ぐ。何人かはおろしたての雷鳥Tシャツを着ていた。嬉しくなったのは事実だが何を着るかなんて所詮個人の自由だし、着ていなくたって詰問なんかしないのでどうか怯えないでほしい。あと砂川くんは勝手に私にそういうことをする人みたいなレッテルを貼るのをやめなさい。
とりわけ難しいコースではないので各自のんびり談笑しつつ歩いていく。みなさん楽しそうで何より。
平島くんのぞく41期男子は大学生男児と化し、雪合戦を始めていた。大いに遊ぶのは一向に構わないが、こちらまで二次災害が及ぶのは勘弁してほしい。平島くんは流れ玉に当たって若干キレていた。
三ツ峠山荘。
テラスからは富士山が非常によく見えて、思わず魅入ってしまう。
中央線で合流してからの4時間あまりで渡邉くんが非常にプリティだということに気づいたので、富士山とのツーショットを撮らせてもらう。ソーキュート。
四季楽園を横目に開運山を目指す。NHKの謎のパネルがあり、下界感をどうしても排除できないのが残念。石の階段が地味にきつかった。道中一か所工事中の場所があり、一人分しか通れず、全員通るのにちょっとだけ苦労した。
開運山山頂は人で溢れかえっていた。並んで三ツ峠の碑とともに写真撮影。大家族のようだ。上からの展望は十分堪能していたため、休憩は山荘付近の開けた空間で取ることにし、早めに山頂を去る。登りの時は気にならなかったが、下りになると時々滑って、ちょっとドキドキした。
三ツ峠山荘の脇でお昼タイムと称してしばしの休憩にひたる。川瀬さんはお弁当を持参されており、女子力の高さに感動した。
渡邉くんにカップヌードル(の汁)をおすそわけしてもらったが、熱いカレーが体内に染み渡って幸せな気持ちになった。ありがとう。私も近いうちにヘッドを買おう。
この日は本当に天候に恵まれ、南アルプスも見えるほど抜群の展望だった。38期の先輩方は「あの奥のみっつが北・間ノ・農鳥じゃない?」と会話に花を咲かせていたが、私にはどれが何の山なのか全くわからない。早くあの輪の中に入りたいので、加藤くんと一生懸命展望図を見ながら同定していた。
出発後すぐ後続から呼びとめられた。本来左に行くはずの分岐をみのがして右に進んでいたのだ。分岐にすら気づかず、あやうく皆さんをピストン下山させてしまうところだった。申し訳ありません。
木無山。本当にその空間だけ木が一本もない。不思議やね〜と言いつつとりわけ見所もないので通過する。急に加藤くんがトップをやりたいといいだしたので意欲的だなぁと感心しつつ先頭を譲ったのだがどうやらそうではないらしく、我々を対雪玉用の盾にしたかったということが判明して彼の株が下がった。実際被弾した。おのれ。
横井さんは行きたかった山のピークを大方今年中に踏んだらしい。次はどこにいきたいですか?と聞くと、どこがいいかね〜と笑ってくれた。かわいい。どこにでも連れていきたい。
登山道は基本的に整備されていて歩きやすかったが、何度か倒木をくぐったり跨いだりした。
鉄塔に到着。ここまでくると雪も溶けており、周囲は秋の様相を呈してきた。休憩の後は砂川くん、天上山以降は渡邉君をトップに指名。誰一人気づかないうちに霜山をスルーしておりショックだったが、某サイトの記録によると大抵気づかずに通り過ぎるらしいと川瀬さんが教えてくださってほっとした。
少し歩くと想定していない建造物が現れた。やぐらに武田家の軍旗がはためく異様な空間。とりあえず一通りの顔出しパネルにメンバーの顔をはめてからここをあとにする。スピーカーが「親方様のご出陣〜!!」と快く送り出してくれた。
天上山公園は観光客で賑わっており、山行の終わりを告げているようで少し気がふせった。ここに貼ってあったポスターで、先ほどの建造物は11月22日にオープンしたばかりの「武田信玄の戦国広場絶景やぐら」だということを知る。矢継ぎ早に立てられた三ツ峠山行の間にこんなものがオープンしていたとは...。
川瀬さんに富士山を仰ぎ見ながら天上の鐘で家族の無病息災を祈っていただいてから出発。下界同然の道を危なげなくサクサクおりて、15:10帰着。加藤くんは「想像の4倍くらい良かった」とご満悦だった。
下界はまだまだ秋模様で、ところどころあらわれる鮮やかな紅葉を見て、秋も冬も楽しめる贅沢なハイクだったなぁと幸せな心地になった。温泉で冷えた体を温めたのちは、41期でもみじ回廊に向かうことに。提案後一番に喰いついていた加藤くんは温泉でもうお腹いっぱいになったらしく、先輩方と帰っていった。
もみじはやや終わり気味であったが、それでも我々を楽しませてくれた。ライトに照らされた鮮やかな緋色の紅葉は実に見事だった。写真じゃ色味が再現し尽くされないのが残念。
同期だけということもありすこしはしゃぎすぎた。
存分にライトアップを堪能したのちは、爆速でバスに乗って河口湖駅に帰路につく。はずが、予定の電車をニアミスし、今日締め切りのレポートをまだ書いていない佐賀くんの単位がいよいよ危うくなってきた。もし単位を落とした際にも、後悔のない大満足の山行だったと胸を張って言えるように、次に乗りたい電車が30分後であるにも関わらず、駅前の定食屋でフードファイトを敢行。河口湖に残り翌日観光に興じる予定の河野・平島が悠々とチャーシューを口に運ぶ隣のテーブルで、白米をかきこむ4人のコントラストは実に面白かった(他人事である)。
■反省
・メンバーのツイッターを見るまで積雪情報を知らなかった。コンディションをこまめに確認するべきだった。
・先頭以外のオーダーをこれといって決めずに進んでしまった。人数が多い分、もし誰かがはぐれた時に気づけない可能性がある。
・後続との距離が空きすぎたことがあった。
・分岐の存在に気づけなかった。視野を広く持つこと、正確な現在地同定に努めたい。
・最近はバリエーション活動にウェイトを置きすぎるあまり、山行後呼吸するように「皆さんコメントお願いしますね~」と発言するイタイ人になってしまった。ハイクではコメント提出が一般的ではないんですね…。応じてくださってありがとうございます。
■コメント
□河野
・決行にあたって、同期や先輩方からたくさんのサポートを賜りました。本当にありがとうございます。
・この時期のハイクは初めてだったので積雪など心配なこともありましたが、夏山とは一味違う風景や空気感を楽しめました。
・後日訪れた河口湖美術館の吉田博展は本当に素晴らしかったです。『劔山の朝』『ユングフラウ山』は想像以上の色鮮やかに驚かされました。また、愛してやまない『瀬戸内海集 帆船』を拝むことができて宇宙一幸せです。国費で渡仏した黒田清輝らに反抗して渡米しアメリカン・ドリームを掴み取る破天荒さと確かな実力を持ち合わせる一方で、絵と山に対してどこまでも真摯に向き合い続ける彼の実直な人柄にも惹かれ、そしてそんな彼が愛する山がもっと好きになりました。来年は埼玉で開催されるそうです。関東の山ヤさんはぜひ足をお運びください。
□菅沼
・久々の山で体力が心配でしたが,何とかなってよかったです。天気に恵まれ,景色もよく楽しむことができました。雪の山もまたよいものですね。
・41期の方々は元気溌剌で,楽しそうでなによりでした。
・手袋を落として他の方に拾ってもらったので,持ち物には気をつけようと思いました。
・上級生が自分らしかいないことに無頓着で,最初力を抜きすぎました。道間違いの指摘はできたので良かったですが,少しくらいは緊張感を持つべきでした。
・CLの河野さん,連れて行ってくださりありがとうございました。他の皆さまも,ありがとうございました。
□川瀬
1年生と交流できて、とても賑やかな様子を見られたことが良かった。サポートする側という自覚があまりなくて、初めはただついて行ってしまったのが反省。
河野さん、CLお疲れさまです。
□佐賀
・一日中晴れていて、富士山がきれいに見えてよかった
・雪合戦が楽しかった
・雪の上はやっぱり滑りやかったので今後も注意したい
・もみじ回廊は他の人にもぜひ行ってほしい
□砂川
お疲れ様でした。
少しはしゃぎ過ぎましたかね。雪、楽しかったです。
とても良い天気で雪のある道も、絶えず大きく見えた富士山も、もみじ回廊も皆とても綺麗でした。
今後はしっかり道も確認しますね。
CLありがとうございました。
□平島
・登るときの雪道を見て、下りで滑りやすいのが少し心配だったものの、都合よく山行後半は道の雪が溶けてた。ラッキー。
・スキー用に持ってた防寒具が大いに役に立った。
・富士山どおーん。近いだけあっていつになく大きいし裾野も広いし、抜群の雄大さが強く印象に残った。
・山行前半、雪合戦が勃発してて楽しそうだった。流れ弾が首に…冷てえ…
・特に後半、砂川がシダを探して回ってたのが印象的だった。駒場の種の特定がんば。
・帰りの電車ニアミスからのフードファイトが見ていて面白かった。単位のかかっていた佐賀も間に合ったようで何より。
・雪やら紅葉やら快晴やらが、まるで待ち構えていたかのように重なって、とても幸運な山行だった。
・河野さんCLお疲れさまでした。
□横井
・とてもいい天気で富士山もすっきりと見え、道中の雪景色も綺麗で歩いていて楽しかった。一足先に冬を味わえた感じがします。
・ただただ前の人に着いていきがちなので気をつけていきたい。
・河野さんCLありがとうございました。
□渡邉
・雪が降って一層良い山行になりましたね。下山後の紅葉回廊も拝んで秋と冬両方楽しめました。
・雪があったら雪合戦したいものです。うむ。
・うっかりボーッとしていたら途中CLの道間違いに即反応できなかった。反省。
・富士山がとにかくめちゃめちゃ近くてめちゃめちゃ綺麗。