2019/12/15 巣雲山ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
巣雲山ハイク計画書 確定版
作成者:鶴田
■日程 2019/12/15(日)
■山域 伊豆
■在京本部設置要請日時 2019/12/15 18:30
■捜索要請日時 2019/12/16 8:00
■メンバー(4人)
CL鶴田 SL児玉 大久保 猶木
■集合
6:30東京発[JR東海道本線/沼津行き/9番線発]先頭車両
※猶木くんは7:00横浜より合流。
■交通 3500~4000円程度(東京駅起点)
□行き 1980円※学割利用時1584円
[JR東海道本線/沼津行き/9番線発]東京-熱海
…/◎6:30-8:20/7:01-8:59/…
[JR伊東線/伊東行き/1番線発]熱海-宇佐美
…/◎8:26-8:43/9:03-9:20/…
□帰り 2000円程度※例
[JR伊東線/熱海行き]宇佐美-熱海…/22:10-22:28(終)
[JR東海道本線/品川行き]熱海-品川…/22:35-00:07(終)
■行程
宇佐美駅-2:10-巣雲山-0:35-阿原田峠-1:10-宇佐美駅
計3:55
■エスケープルート
引き返すorそのまま進む
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □地図 □コンパス □レスキューシート □筆記用具 □計画書 □遭難対策マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金(□常備薬 □帽子□カメラ)□温泉セット □日焼け止め(※学割利用する場合□学割証明書□乗車券※東京駅みどりの窓口営業5:30-23:00)
■共同装備
救急箱(アゲハ):鶴田
■地図
山と高原地図「伊豆」
■遭難対策費
メンバー 4人×100円=400円
■備考
□巣雲山紹介
・伊豆の東海岸に位置し、山頂では富士山や相模湾を臨む。中腹から海岸近くにかけてはみかん園が広がっており、今回はみかんが実る冬をねらってハイクを計画した。ちなみに4-5月は新緑、5月上旬-中旬はみかんの花が満開をむかえる。
・1.5h程度車道歩きが続くので山歩きとしては物足りないかもしれないが、のんびり過ごせればと思う。
・周辺のみかん園で10-1月にみかん狩りやみかん食べ放題が楽しめるそうなので寄る予定。なお、2-6月は甘夏みかんの時期。
□日の入16:33(12/15熱海市)、日の出6:45(12/16熱海市)
□各種連絡先
・伊東警察署 0557-38-0110
□その他
○温泉(宇佐美駅周辺)
・民宿ふかべ/立ち寄り入浴・http://fukabe.com/sp/#spa
※1人600円、
・海ホテル/日帰り入浴https://tabinoya.net/onsen/
※1人千円、営業13:00-21:00
○みかん園
・うさみ農園https://farm.usami-jibeer.com/access/
※宇佐美駅より徒歩約25分
・古屋園https://www.huruyaen.com/
※同徒歩約8分
巣雲山ハイク記録
作成者 鶴田
■日程 2019/12/15(日)
■山域 伊豆(伊東)
■天気 晴れ
■メンバー計4名(敬称略)、オーダー
CL鶴田(40/B2)、大久保(40/B2)、SL児玉(38/B4)、猶木(40/B2)
■タイムスタンプ
8:55宇佐美駅発/9:55登山口/10:00同発/10:10沢/10:30行者の滝/10:34生仏の墓/10:45巣雲山/11:45同発/12:25小休止/12:30同発/13:05「田方屋」※伊東大仁線沿いのみかん園/13:50同発/14:07宇佐美駅着
■行動記録(、雑感)
○~宇佐美駅
熱海にて「黒船電車」なる黒塗りの車両に乗りこみ、伊豆半島東岸を南下していく(JR伊東線)。時折、車窓から相模湾が見えた。宇佐美駅のホームに降りると、童謡「みかんの花咲く丘」がオルゴール調でながれてきた。
○宇佐美駅~登山口(車道終点)
車道を一時間ほど歩く。西の方に山が見え、巣雲山だと察した。
別荘地をぬけると登山道入り口があらわれた。数分休憩する。
○登山口~巣雲山
植林地をしばらく谷に沿って登る。途中で細い沢を徒渉した。
「行者の滝(470m付近)」。茂みの間から岩肌が覗き、その表面を水がちょろちょろ流れ落ちている。あまりにもささやかで、傍らの立派な看板と不釣り合いに思われた。
「生仏の墓(494m付近)」。祠と看板があり、平家の落人伝説を伝えている。「昔、源平の戦いに敗れ、逃れてきた平氏の落武者が、ついにこの地で捕らえられ、生きて命もあるまま埋められている。」
登山道は道路(山の中腹を通る伊豆スカイライン)に接して屈曲し、尾根にのる。ひと登りすれば山頂に出た。
○巣雲山
おお、富士山が見える。山頂(580.5m)は360度の展望が開け、公園のように広々としている。期待以上の開放感で一同は高揚した。
ところで、ぽつんと建つ円筒形の展望台が目立っている。階段で上まで行く。四方に設けられた案内板と照らしあわせつつ、眺望を楽しんだ。例えば、北方向に箱根の山々、富士山、愛鷹山、沼津アルプス。うっすらと南アルプスの稜線もとらえた。東には相模湾や初島。
展望台1階(?)のベンチで紅茶やコーヒーを飲んだり菓子を交換し合ったりした。ピクニック(もどき)が楽しい。
山麓はぽかぽかと暖かかったが、さすがに山頂は寒かった。
○巣雲山~林道起点
来た道を少し戻り分岐を直進する。広葉樹の明るい森の中、北東へ下っていき阿原田峠に出る。大丸山(503.1m)を巻いて、ゆるやかに植林地を下る。
開けた場所に出た(450m地点)。以降、相模湾や宇佐美の町並みを前方に望みながら楽しく下っていく。
眺めが良い地点でベンチを見つけ、腰をおろすことにする。付近には椿(山茶花だったかもしれない…?)が咲いていた。宇佐美方面を見下ろす。市街地に迫る小山はところどころ紅葉している。遠くに広がる穏やかな海に心安らいだ。
林道、車道…と道なりに進んでいくと、気づけばみかん園に囲まれていた。たわわに実るみかんの橙色が鮮やか。みかんの花が満開になる5月頃の様子も見てみたいと思う。地形図を取り出し、一帯が果樹園の記号で覆われているのをわざわざ確認してしまった。さらに「宇佐美駅以西の斜面は扇状地になっているのでは」とようやく思い至る。
その他、軒先で愛でた冬桜や道路脇で見かけたススキが印象深い。
○下山(みかん園に寄り、宇佐美駅へ)
みかん園「田方屋」に寄り、みかん狩りにいそしむ。はさみで枝から実をもぎ、その場で食べる。甘さは実によってまちまち。体験料500円はみかん10個分くらいと釣り合う。猶木くんは元が取れたようです。誤って苦い種類を口にしてしまった私は萎えていた。当時の写真を見返すと、みかんを手にした児玉さんと大久保さんがかわいい。※ちなみにこちらの農園はグーグルマップに記載がない。目印を挙げると「介護事業所スマイル」付近。
観光みかん園の看板がいくつも並ぶ伊東大仁線(県道19号)をたどり宇佐美駅につく。諸事情で児玉さんは先に帰宅なさることになり、寂しい。残りの三人で駅周辺を徘徊した。海岸に出て浜辺を歩く。水面にはちらほらサーファーの姿があった。街路でどこか食事処に入ろうとするものの、尽く準備中で残念だった。終わりに肉屋でメンチカツを手にいれ、駅へ戻る。
■ルート概況、総括
・宇佐美駅を起点に巣雲山を周回した。
>>宇佐美駅~(峰コース)~巣雲山~(河原田コース)~宇佐美駅
登山道として整備されている上記2つのコースについて、通行が困難な箇所はない。
・1時間ほどの車道歩き→山歩き(植林地を経て雑木林)→眺望がすばらしい山頂→ゆるやかな下り(海を見渡せる箇所が良い感じ)→みかん園続く
・ゆるゆるハイクを楽しめる人向けのコース。時間が余るので今回はみかん狩りをしてみた。帰りに熱海に寄るのも良さそう。
■CLコメント(鶴田)
・巣雲山山頂の展望台が思いの外良かったです。また、下山時のルートが気に入りました。海が見えるのが嬉しい。
・伊豆半島の山々について。シャクナゲの時期(5月頃)に天城山に行きたいですね、などと児玉さんと話していてわくわくした。いつか伊豆山稜線歩道(天城峠~天城山~金冠山~)も歩いてみたい。
・メンバーの皆さん、お疲れさまでした。楽しかったです。