2020/1/5 扇山・百蔵山ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
扇山・百蔵山ハイク計画書 確定版
作成者 鶴田
■日程 2020/1/5(日)
■山域 大月
■在京本部設置要請日時 2020/1/5 19:00
■捜索要請日時 2020/1/6 9:00
■メンバー(4人)
CL鶴田 SL川瀬 児玉 平岩

■集合
高尾駅 7:43発[JR中央本線/河口湖行き]先頭車両
※途中合流の方はご連絡ください

■交通 2000円程度(新宿駅起点)
□行き 880円※京王線利用時
※例
[京王線特急/京王八王子行き/3番線発]新宿~北野…/6:47-7:22/…
[京王高尾線/高尾山口行き/1番線発]北野~高尾…/7:24-7:34/…

◎[JR中央本線/河口湖行き]高尾-鳥沢…/7:43-8:12/8:02-8:37/8:20-8:49/…


□帰り 880円※京王線利用時
[JR中央本線/高尾行き]猿橋-高尾14:20-14:52/14:50-15:24/…/22:59-23:31(終)
※例
 [京王高尾線他]高尾-新宿…/23:36-00:25(終※高尾乗り換え)

■行程
鳥沢駅-1:00-梨の木平-1:20-扇山-1:20-宮谷分岐-0:50-百蔵山-0:10-分岐-1:00-百蔵山登山口-0:25-猿橋駅 計6:05

■エスケープルート
引き返し鳥沢駅へ
or
宮谷分岐より猿橋駅へ(宮谷分岐-1:20-猿橋駅)
or
そのまま進み猿橋駅へ
※当日(1/5)は以下の区間においてバスの運行はない。
→鳥沢駅~梨ノ木平扇山登山口、百蔵山~猿橋駅
https://www.fujikyubus.co.jp/hiking-bus/

■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具! □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □地図 □コンパス □レスキューシート □筆記用具 □計画書 □遭難対策マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金(□常備薬 □帽子□カメラ) □日焼け止め

■共同装備
救急箱(アゲハ):鶴田→平岩
ヘッド(川瀬私物):川瀬
カート(児玉私物):児玉
鍋・調理器具(鶴田私物):鶴田

■食当 鶴田

■地図
2.5万分の1地形図 「大月」「上野原」、山と高原地図「陣馬・高尾」

■遭難対策費
メンバー 4人×100円=400円

■備考
□日の入16:44(1/5大月市)、日の出6:54(1/6大月市)
□各種連絡先
・大月警察署 0554-22-0110
・大月警察署梁川警察官駐在所 0554-26-2133
・大月警察署猿橋警察官駐在所 22-0529
□参照)雷鳥 過去の記録
2016年度 扇山ハイク

扇山・百蔵山ハイク記録
作成者:鶴田
■日程 2020/1/5(日)
■山域 大月
■天気 晴れ
■メンバー(敬称略)・オーダー
CL鶴田(40期/B2),SL川瀬(38/B4),児玉(38/B4),平岩(37/OG)

■タイムスタンプ
8:20鳥沢駅/9:20梨の木平/9:25同発/10:25扇山/10:45同発/12:10百蔵山/13:30同発/13:35分岐/13:40ベンチ・小休止/13:45同発/14:05和田美術館/14:15百蔵山登山口(/14:50猿橋※駅ではなく名所/15:15同発/15:35猿橋駅)

■記録 (&雑感)
○鳥沢駅~梨の木平
 鳥沢駅を発つ。駅前の和菓子屋横に扇山へ導く道標があった。以後、道標を見逃さなければ梨の木平まで迷うことはない。中央本線の高架下をくぐりぬけ、道路を進む。進行方向左手に富士山が見えると、改めて快晴を喜びあった。車道をショートカットできる山道を利用した。
○梨の木平~扇山山頂
 梨の木平に着く。時期柄バスが運行しておらず、私たちの他に誰もいない。小屋やトイレがある一画で5分程度の小休止をはさむ。
 とどまっていると冷えるので予定よりはやく出発した。谷に沿って登山道が続き、尾根へ向かう。言葉少なに黙々と急坂を登っていく。山と高原地図記載の水場と「山の神」を確認した。標高をあげていくにつれ針葉樹から広葉樹へ移ろい、周囲が明るくなる。このあたりから粉状の雪がうっすらと道の脇を覆っていた。尾根が見え始めるとハイカーの姿が増える。尾根上の分岐にて数人の男性が休憩をとってらした。傍らに置かれたマウンテンバイクが目をひく。ヒルクライム…!。
 扇山山頂までのびる尾根道を歩くのが心地よく、先ほどの登りとはうってかわって会話が弾む。数十メートルゆるやかな道を歩くと、開けた山頂に迎えられた。展望がきき、雪をかむる富士山の白さがまぶしい。くっきりとその全体像が見えた。平岩さんがくださった和菓子を片手に新年を寿ぐ。居心地が良く、もう少し暖かければいつまでも居られる、と見解が一致した。
○扇山山頂~百蔵山山頂
 扇山(1137.8m)~大久保山(1109m)~カンバノ頭(818m)と続く尾根道をひたすらに下る。(上記の各小ピークは巻く。)急な斜面であるのに加え、道が凍結していたのですべらないよう注意した。
 ゆるやかな道を経てコタラ山(849m)を巻き、百蔵山山頂から派生する尾根を登っていく。夏山の話で盛りあがった。表銀座、裏銀座、飯豊…お話を伺っているだけでも心弾む。
○百蔵山山頂
 百蔵山(1003.4m)山頂にて。木々に囲まれていて扇山ほどの開放感はないが、広々としていた。変わらずどっしりと裾野を広げている富士山を横目に、おしるこを作りはじめる。寒さに耐えながら餅が茹であがるのを待ち、こし餡をとかしいれた。甘栗を投げいれるも、皮をむき忘れたことに気づき慌てた。
 おしるこは無事においしく仕上がった。お菓子やあたたかいお茶を先輩方からいただく。おみくじせんべいで運勢を占ったのが正月らしかった。
 一帯では数組のグループが思い思いに寛いでいる。
○百蔵山山頂~車道起点
 前の二人組はのんびりおりていて、その真後ろに私たちもぴたっと連なる。はからずも煽っている感じに…。
 小ピーク(907m)手前の分岐で南に折れる。開けた一帯に出て、大月市街地を見わたす。ベンチが設けてあった。
○下山して猿橋へ
 特筆することのない樹林帯及び登山道が終わり車道を行く。謎に包まれた和田美術館、使用料100円の有料トイレ、やけに広い空き地を過ぎた。
 せっかくなので大月の名所「猿橋」に寄ると決める。地形図では、春日神社の付近から破線(徒歩道)がのび猿橋まで続いている。近道しようとそちらへ進んでみたが、民家の敷地内を経由しており道が不明瞭でもあったのであきらめた。
 無難に道路をたどって猿橋についた。橋の上から渓谷を覗きこむ。東には八ツ沢発電所一号水路橋。橋横のデッキに降り、見上げると猿橋の珍しい構造がよくわかる。橋脚を用いず両岸から張り出した「はねぎ」によって全体を支えているのだとか。
 遊歩道までおりてきて桂川のそばに来た。昨年の台風19号の影響が残る。増水時に運ばれた泥やごみがあった。地元の方たちの尽力によって減ってきているそう。数m上の枝まで棒をのばし、絡まったごみをとっている方がいた。ここまで水が到達したのか…。※追記 2月に参加者を募っての清掃活動が行われました。
 猿橋駅に向かう。扇山と百蔵山が見えるのがうれしく、今日通ってきた稜線を目で追ってみる。
 猿橋駅着。

■総括・ルート概況
・天候に恵まれ、山頂等で富士山の眺望を楽しめた。低山ながらルートは高低差があり、まあまあ歩き応えがあった。
・迷いやすい箇所は特になかった。
・台風19号(2019年10月)の影響を懸念していたが、通行が困難な箇所はなかった。※下記備考参照
・扇山の山頂付近で粉状の雪や凍結が見られた。特に大久保のコル以降に急な斜面があったので慎重に下った。今回、軽アイゼンは不要であった。

■備考
山の状況について、大月市観光協会のHPでは2019年11月時点で以下のように記載している。
>>>
大月市観光協会「大月市内の山の情報」
https://otsuki-kanko.info/blog/view/28288 (2020/3/28アクセス)
・扇山(10月30日)梨の木平~山頂 通行可、水場(山の神)周辺階段崩壊(昨年の台風により※鶴田注2018年)歩行注意。通行可
・百蔵山(10月30日)トレイルランのコース、前線問題なし(大久保のコル~山頂~山の神登山口)

■雑感
・駅to駅(鳥沢駅~猿橋駅)の行程がアクセスの面で手頃。ご近所の高川山(初狩駅~大月駅)、高畑山・倉岳山(鳥沢駅~梁川駅)も駅どうしをむすぶ行程を組める。
・正月にちなみ、おしるこを作ることにした。抹茶風味にしたくてスーパーで白餡を探したものの店頭になく、レアアイテムだと知る。
・メンバーの平岩さん川瀬さん児玉さん、在京の橋本くん、1日ありがとうございました。またどこか出かけましょう。