2020/2/25 宝登山ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
宝登山ハイク計画書 初版
作成者:鶴田
■日程 2020/2/25(火)
■山域 秩父
■在京本部設置要請日時 当日19:00
■捜索要請日時 翌日8:00
■メンバー(2名募集中)
L鶴田 マリヤ
■集合
池袋[東武東上線急行/小川町行き]6:30発先頭車両
■交通 2800円程度(池袋駅起点)
□行き 1400円程度※
※例
[東武東上線急行/小川町行き]池袋-小川町…/6:30-7:40/6:45-7:55/…
[東武東上線/寄居行き]小川町-寄居…/7:44-8:00/8:01-8:19/…
[秩父鉄道/影森行き]寄居-野上…/8:09-8:25/8:36-8:50/…
□帰り 1400円程度
※例、一部
[秩父鉄道]長瀞-御花畑…/22:01-22:18(終)
■行程
野上駅-0:20-萬福寺-1:10-野上峠-1:00-宝登山-0:50-登山神社-0:15-長瀞駅 計3:35
■エスケープルート
引き返し野上駅へorそのまま進み長瀞駅へ
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具! □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □地図 □コンパス □レスキューシート □筆記用具 □計画書 □遭難対策マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金(□常備薬 □帽子□カメラ□温泉セット) □日焼け止め
■共同装備
救急箱(私物)
■地図
2.5万分の1地形図 「鬼石」、山と高原地図「奥武蔵・秩父」
■遭難対策費
メンバー 2人×100円=200円
■備考
□日の入17:34(当日)、日の出6:19(翌日)※長瀞町
□各種連絡先
秩父警察署 0494-24-0110
□参照)雷鳥 過去の記録
2016年宝登山ハイク
□その他
・宝登山
宝登山では臘梅(12月下旬~2月下旬)、梅(2月上旬~3月下旬)、福寿草(2月上~3月中旬)などを楽しめる。武甲山や両神山、秩父の町並みの眺望。本コースでは長瀞アルプスと呼ばれる尾根道を歩いて山頂に向かう。
http://hodosan-ropeway.co.jp/tourism/
https://www.nagatoro.gr.jp/robaien/
・満願の湯
10:00-21:00、平日850円(17:00以降650円)
http://www.chichibuonsen.co.jp/sp/
宝登山ハイク記録
作成者 鶴田
■日程2020/2/25(火)
■山域 秩父
■天気 晴れ時々曇り、夕方に小雨
■メンバー(敬称略)/オーダー マリヤ(41/B2)、 L鶴田(40/B2)
■タイムスタンプ
8:40野上駅/8:55萬福寺/9:25天狗山分岐/9:35氷池分岐/9:45林道分岐・小休止/9:50同発/10:00宝登山登山口/10:20宝登山山頂/11:00同発/11:40山麓駅
■記録
○野上駅~長瀞アルプス登山口
秩父鉄道野上駅出口より登山口を目指す。国道140号を越え、通りを歩いていく。住宅と田畑が混じり、のどかな雰囲気。道中二ヶ所ほど、手作り感あふれる標識が「長瀞アルプス」の方向を示していた。萬福寺まで来たらその手前を左折。軒先に梅の花。
○長瀞アルプス登山口~宝登山登山口
寺より数十m先の登山口から雑木林の中を登り始める。急な勾配の後、尾根道に出た。東側の木々の間から先ほどまで歩いていた市街地が覗いている。
ゆるやかなアップダウンの繰り返しが快適だった。葉を落とした広葉樹の枝からは陽光が差し、明るい。時折混じる針葉樹林の暗がりとは対照的。
氷池分岐を通り過ぎる。(分岐を曲がると氷池(こおりいけ)がある。この人工池では冬季に天然氷を製造しているらしい。切り出し作業に遭遇した山行記録がインターネットに寄せられていた。蔵元の阿佐美冷蔵が提供している天然かき氷が人気。)
野上峠を経て黙々と足を動かし続けると、林道にぶつかった。5分の小休止をはさみ、おしゃべりしながら舗装された林道を行く。
○宝登山登山口~山頂
「毒キノコに注意」の看板が立派すぎる宝登山登山口、見逃すはずがない。再び登山道に入り今回一番の急勾配である約200段の階段を登ると、山頂の広場に着く。行動開始より1.5時間強。
南に展望が開け、心地よい。付近にはロウバイ園。山肌を黄色に染める臘梅を前景に、奥秩父の山々や秩父市街が広がる。武甲山をはじめ、遠方には霞がかった両神山も見えた。
ハイカーと軽装の観光客が各々数組といったところ。臘梅は見頃を迎えていて、甘い香りを漂わせている。近くで見ると、艶のある淡い黄色とこぶりな形がかわいらしい。
山頂標の前で記念撮影。縁起が良い字面の「宝登山」は「火止山(ほどやま)」が転じたものという。山の神が眷属の山犬を遣わし、山火事からヤマトタケルを救ったという由緒がある。宝登山神社奥宮の社前には霊獣像が立ち、犬の姿をしていた。
○山頂~ロープウェイ山麓駅
神社奥宮横の階段を降り、蛇行する砂利道を下る。途中にショートカットする通路が数ヶ所あったので利用した。
山麓駅に隣接する駐車場に到着。枝垂れ梅が咲いており、八重の花びらの桃色が華やか。思いがけず山麓においても花見を楽しみ、長瀞駅方面へ歩き始める。
○下山後
・岩畳
秩父の名勝として古くから知られる渓谷。荒川は静かに青い水面を見せている。「長瀞」の地名はこの一帯の美しい瀞にちなむ。岩石段丘の層はパイの断面を連想させる。
向こう岸の秩父赤壁を確認していると、観光客をのせたこたつ舟が川上からゆったり現れた。舟が岸に乗りあげるまで見守ることにする。
・岩だたみ通り商店街
観光客向けの店舗が軒を連ねている。平日そして祝日明けゆえに、半分ほどは休み。通りの脇には食事処や土産物屋の看板、ライン下りの幟が並ぶ。今回はみそポテトやクレープで小腹を満たすにとどめた。
・満願の湯
施設に電話で予約すると無料で送迎車を寄越してくださる。(本サービスは9:00-17:00。当日の予約でも大丈夫でした。)。ありがたく恩恵に与り、長瀞駅から10分ほどで温泉に到着。小雨がぱらつき始めていた。
施設は新しく、小綺麗な印象。浴室含め各スペースが広々としていた。露天風呂で寛ぐ。
上記の送迎サービスは帰りも込み。皆野駅まで送っていただきました。
※長瀞駅より徒歩15分の養浩亭でも日帰り入浴が可能なようです。秩父鉄道御花畑駅で降り、祭の湯を利用する手もありますね。
■総括・反省
・目論見どおり臘梅の花見を楽しめました。山頂付近の梅はまだ時季がはやかった(?)ようです。
・今回は宝登山神社奥宮の階段からつつじ園経由で降りてきたので、わざわざロウバイ園を迂回してしまった。ロウバイ園や梅百花園の中を抜けて、ロープウェイの山頂駅に出てから道に合流して下山すべきでした。花の季節ですし。
・特に理由はなく山麓の宝登山神社に寄らなかったのですが後悔しています。
・二人だけというのもあり、CTを大幅に巻いて行程を終えました。体力を要さない易しいルートなので、コンパクトなパーティーでなくても余裕があるはずです。
・行動時間が短いので、長瀞を巡る展開となります。一般的な行き先候補は宝登山神社、宝登山動物園、阿佐美冷蔵のかき氷、長瀞渓谷の岩畳など。
■雑感
・数日前に宝登山に行かれた川瀬さんが事前に情報をくださり、参考にしました。
・ マリヤさん、1日お付き合いありがとうございました。歩くのが好きとおっしゃっていて、とても共感していました。
・阿佐美冷蔵さんでかき氷をいただく気満々だったが、往路の電車内にて定休日(木曜日)だと気づく始末。(寳登山道店)
・ジオパーク秩父のサイトが充実していて、楽しく拝見しました。
・川合玉堂の作品に長瀞の渓谷を描いたものがあり、お気に入りです。(≪行く春≫東京国立近代美術館蔵)