2020/10/24 棒ノ折山・高水三山ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
棒ノ折山・高水三山ハイク計画書 確定版
作成者: 山口

■日程 2020/10/24(土)
■山域 奥武蔵・奥多摩
■在京本部設置要請日時 2020/10/24(土) 19:00
■捜索要請日時 2020/10/25(日) 9:00
■メンバー
CL山口 SL加藤 当房

■集合
(加藤・山口)西武池袋駅特急列車ホーム 6:30 
  [ 西武特急ちちぶ3号西武秩父ゆき(特急ラビュー) 6:50発 飯能 7:32着 ]
(当房)西武飯能駅 7:30

■行程
西武飯能駅国際興業バス3番のりば(7:40発)―0:41―河又バス停/さわらびの湯(8:30発)―0:25―白谷沢登山口(9:00発)―1:50―三叉路(11:00発)―0:20―権次入峠―0:15―棒ノ折山―0:10―権次入峠(12:00発)―0:20―黒山(12:30発)―1:30―岩茸石山(14:00発)―0:55―惣岳山―0:45―大石―0:25―JR御嶽駅

■エスケープルート
行程の各区間のコースタイムは,かけられる最大時間として表記している.行程欄の(時刻)までに各地点の通過が難しくなれば直ちに以下を使用する.
黒山ー岩茸石山間はエスケープに使える脇道がないことに留意する.
・(黒山付近まで)棒ノ折山→清東橋バス停(12:55, 16:50 川井駅ゆき)
・(それ以降)岩茸石山→八桑バス停(16:56, 18:07 川井駅ゆき, 18:48 川井・古里・奥多摩駅ゆき)

■地図
・2万5千分の1地形図「原市場」
・山と高原地図「22奥武蔵・秩父」「24奥多摩」

■共同装備
救急箱(私物)

■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □エマージェンシーシート □帽子 □水 □非常食 □行動食 □ゴミ袋 □軍手 □地図 □コンパス □筆記用具 □計画書 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金 □常備薬

■遭難対策費
100円*3人
計300円

■備考
日没(10/24 16:56 飯能市)
日出(10/25 5:58 飯能市)
悪天時: 前日昼頃に判断
※ [raicho 14109]記載のコロナ感染症対策を遵守する。特に3日前からの検温は代表(SL加藤)に報告する。

□登山届提出先 コンパス https://www.mt-compass.com/ 10/17提出

□東大連絡先
  ○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
  Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
  ○駒場正門守衛室 ※常時対応可
  Tel: 03-5454-6666

□その他連絡先
飯能警察署: 042-972-0110
青梅警察署: 0248-22-0110

棒ノ折山・高水三山ハイク 記録
作成者: 山口
■日程 2020/10/24(土)
■山域 奥武蔵・奥多摩
■天候 晴時々曇
■メンバー(2名)
CL 山口(41/B2),  SL 加藤(41/B2) ※当房(40/B2)は当日朝の体調不良により不参加

■総評

棒ノ折山への沢歩きに,岩茸石山・惣岳山への歩きごたえのある尾根歩きと,ロングコースで様々な山の魅力を一度に楽しむことができた.棒ノ折山・岩茸石山からの展望は素晴らしい.

■タイムスタンプ

8:30 さわらびの湯バス停 発
8:38 有間ダム
8:45 白谷沢登山口 着
8:53 発
9:13 藤懸の滝
9:19 天狗の滝
9:28 白孔雀の滝
9:40 林道出合 着
9:46 発
9:56 岩茸石,三叉路
10:14 権次入峠 着
10:17 発
10:26 棒ノ折山 着
10:47 発
10:58 権次入峠
11:11 黒山
11:29 雨沢山 着
11:35 発
11:53 749mピーク
12:00 直後のピーク 着
12:05 発
12:28 名坂峠
12:38 岩茸石山 着
13:00 発
13:33 惣岳山 着
13:40 発
13:54 しめつりのご神木
14:25 大石
14:40 JR御嶽駅

■記録

[アプローチ]
西武池袋駅から新型特急ラビューで飯能駅に向かう.丸みを帯びた車体と,風景に溶け込むつや消し銀色の車体,そして何より膝下まである大きな窓が特徴.車内は静かで振動も少なく,とても快適だった.飯能駅バス停は,棒ノ折山へ向かう多くの登山客が行列をなしていた.予定通りのバスでさわらびの湯へ向かう.40分ほどで到着.

[バス停から棒ノ折山頂まで]
さわらびの湯バス停から車道を10分弱歩くと大きな有間ダムに着く.青く澄んだ空と,少し紅葉した山々,ダムの組み合わせが美しい景観を構成していた.ダムを渡りさらに車道を10分弱歩くと白谷沢登山口に着く.沢にかかる橋を渡ったところである.「しらたに」ではなく「しらや」であるらしい.支度をして沢沿いの山道に入る.はじめは沢沿いの山道が続くが,藤懸ノ滝をすぎたあたりから,より水線の近くを歩く道となり,最後は鎖のあるゴルジュを登る.滝を見ながらの全身を使った登りが楽しめ面白い.一目散にのぼり詰めると道は林道と交差する.少し休憩をとる.さらに登ると,岩茸石のある三叉路に出て,権次利峠に至る.一息ついて,棒ノ折山頂に登る.山頂は,見晴らしがとてもよく,感動的だった.雨上がりで空気が澄んでおり,北に広がる山脈が美しく見えたのはもちろん,東には都心のビル群やスカイツリーまで確認できた.

[棒ノ折山頂から岩茸石山まで]
20分ほど風景を満喫したら,権次利峠に戻り,黒山を目指す.こちらへの道は一気に人が少なくなる.権次利峠からぐんと降り,さらに急登をぐんと登ると10分ほどで黒山である.馬乗馬場方面への尾根と別れ,雨沢山(841m)へ向かう.木々の間の幅の狭い道を尾根沿いに辿り20分で雨沢山.さらに尾根を辿り岩茸石山へ向かう.急勾配のアップダウンを繰り返すので,体力を要する.関東ふれあいの道は,名前の優しい感じとは違い,歩きごたえのある登山道も多いところが魅力である.岩茸石山手前のピークを下ると名坂峠で,ここから両側に下山道が伸びる.目の前の急登を息を切らせながらのぼり切ると,高水三山の一峰,岩茸石山である.山頂に近づくにつれて話し声が聞こえてきていたが,山頂に出てみると大勢の登山客が昼食を楽しんでいた.多くは高水三山ハイキングの客と見えた.岩茸石山は,棒ノ折山と同様見晴らしの良い山頂で,20分ほど滞在し景色を楽しんだ.棒ノ折山から歩いてきた稜線を見渡せる.

[岩茸石山からJR御嶽駅まで]
山頂から急坂を下り,進むと,左側の展望が開ける.伐採林が広がるエリアとなっている.伐採作業などに伴う迂回路を辿りつつ,伐採林を過ぎると岩場が現れる.岩場をのぼりさらに急坂を登ると,青渭神社のある惣岳山頂である.惣岳山からはJR御嶽駅まで下り道だ.山頂から降っていくと大きな杉の御神木がある.緩やかな歩きやすい道を降ってゆく.急登や急坂の多いコースを歩いてきたこともあって,本日久しぶりの穏やかな道で少し嬉しくなる.標高をさらに下げると道が湿った粘土質になり,滑りやすく,再び歩きにくくなる.注意しながら,大石を経て,JR御嶽駅に至る.

■感想

想定していたくらいの順調なペースで楽しい山歩きができた.歩くのに暑くもなく寒くもなく,快適な気候だった.
沢沿いの道を滝をみながら歩くのが,やはり好きです.
(山口)

沢沿いの道は、1週間の雨の影響からか水量が多めだったのが楽しかったし、岩茸石山はあまり期待していなかったが、午後になってより雲が少なくなってきた分、棒ノ折以上に景色を楽しめて良かった。山頂は人が多くて騒がしかったけど。
スピードを落とさず歩ける少人数なら、ロングトレイルも悪くないなあと思った山行でした。
(加藤)