2021/6/20 牛奥ノ雁ヶ腹摺山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
牛奥ノ雁ヶ腹摺山ハイク計画書 確定版
作成者:新居
■日程 2021/6/20(日) 日帰り・予備日なし
■山域 大菩薩
■在京責任者・助言者  鶴田
■在京本部設置要請日時 2021/6/20 19:30
■捜索要請日時 2021/6/21 09:00

■メンバー(12名)
□1隊(6人)
CL 新居, SL 岩瀬, 大塚, 藤居, 岸田, 鈴木
□2隊(6人)
CL山口, SL渡邉, 髙松, 中田, 小西, 尾高

■集合
06:42 高尾駅発 JR中央本線・松本行 先頭車両
ちょっと早いですが、バスに乗る前に絶対にトイレに行かないといけないのでその時間を取ってます

■交通
□行き
高尾06:42—(中央本線・松本行)—甲斐大和7:38
甲斐大和駅08:10—(栄和交通・大菩薩上日川峠線)—小屋平(石丸峠入口)8:46 (970円)

・次発
甲斐大和駅09:20—(栄和交通・大菩薩上日川峠線)—小屋平(石丸峠入口)09:56

□帰り
やまと天目山温泉16:24/17:32/18:47[終]—(甲州市民バス・甲州市縦断線)—甲斐大和駅16:35/17:43/18:58 (300円)
やまと天目山温泉14:31/15:31/16:16—(栄和交通・大菩薩上日川峠線)—甲斐大和駅14:45/15:45/16:30 (300円)

■行程
2隊は10分後に出発
小屋平-(1:10)-石丸峠-(1:10)-小金沢山(雨沢ノ頭)-(0:35)-牛奥ノ雁ヶ腹摺山-(1:00)-黒岳-(0:40)-湯ノ沢峠-(0:40)-湯ノ沢峠登山口-(1:10)-やまと天目山温泉 (計6時間25分)

■エスケープルート
小金沢山(雨沢ノ頭)まで:引き返す
牛奥の雁ヶ腹摺山付近:すずらん昆虫館前(バスは16:00最終)へ下る
黒岳付近:そのまま進む

■地図
2.5万分の1:「大菩薩峠」「笹子」
山と高原地図:「25 大菩薩嶺」

■共同装備
救急箱(アゲハ):新居

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー  □ライター □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め (□カメラ □温泉セット □サングラス)

■遭難対策費
100円/人 × 12人
計 1200円

■悪天時
前日12:00までに判断

■備考
6/20 日の入り(大月) 19:02
6/21 日の出(大月) 4:28

※ [raicho 14109]記載のコロナ感染症対策を遵守する。特に3日前からの検温は代表(加藤)に報告する。
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 日帰りのみとし、テントを使用しない。
6. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
7. メンバー全員が3日前から当日朝まで毎日検温し、その都度チーフリーダーに通達する。チーフリーダーは東大代表加藤にメンバー全員の検温結果と体調を報告。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
8. 救急箱以外の会の装備を使用しない。
9. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
10. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。

□登山届提出先
・東大教養学部学生支援課
・コンパス https://www.mt-compass.com/

□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666

□各種連絡先
・山梨県警日下部警察署 0553-22-0110
・栄和交通(タクシー) 0120-77-0413
( http://eiwa-kotsu.jp/root.html )
・甲州市民バス
( https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2021020300053/ )

□過去記録
2017年
2019年(計画のみ)

牛奥ノ雁ヶ腹摺山ハイク記録
作成: 新居, 小西, 他メンバー
■日程 2021/6/20(日)
■山域 大菩薩
■天気 曇り
■メンバー(計11人)
□1隊(6人)
CL新居(40/B4)SL岩瀬(40/B4)大塚(43/B1)岸田(43/B1)鈴木(43/B2)
□2隊(6人)
CL山口(41/B3)SL渡邉(41/B3)髙松(42/B2)中田(43/B1)小西(43/B1)尾高(43/B1)

■総評
行動中ほぼ曇りだったものの、霧の中の笹の原っぱというのもまたいい景色だった。黒岳をカットしちゃえばこのルートも新歓ハイクに使えるかもしれない。

■時間
□1隊(CL新居)
9:10 小屋平バス停
10:01-10:06 休憩(石丸峠の尾根との合流点)
11:02-11:10 小金沢山
11:35-12:13 牛奥雁ヶ腹摺山
12:48 車道に出る
13:20 下山連絡

□2隊(CL山口)
9:00 小屋平バス停
9:30-9:40 休憩(林道に出て登山道に入った先の広場)
10:05-10:14 休憩(石丸峠の尾根との合流点)
11:05-11:20 小金沢山
11:45-12:13 牛奥雁ヶ腹摺山
12:48 車道に出る
13:20 下山連絡

■行動記録
□1隊(CL新居)
 2年生の時に登り損ねてからずっと登りたいと思っていた牛奥ノ雁ヶ腹摺山に、ついに登ってしまおうと思って計画を立てることにした。先人である豊永さんに色々意見を聞きつつ計画を立てたが、結局同じルートになった笑。先人が偉大である証拠ですね。その後メンバー募集を開始しあんまり人来ないかな〜と思っていたのに、有難いことにあれよあれよと参加者が増えて途中隊分けするべく山口君と渡邊君に参加してもらい結局12人になった。42, 43期の山モチベの高さに感動しました。皆さんまた一緒に行きましょう!
 当日新居は4時起床・・・計画を立てた昔の自分を呪いつつ着替えて食事を済ませる。意外と早く出かける準備ができたので、しばし最寄駅のホームでぼーっとする。電車に乗り、乗り換えをして高尾駅へ。高尾でメンバーがほぼ揃ったがどうやら2人足りない。藤居君は遅れるとの連絡があったが鈴木君はどこにいるのかな〜と思いつつ甲斐大和駅へ。行方不明の鈴木君は朝の挨拶はしていたので甲斐大和で降りたらひょっこり現れるかなと思っていたら、改札の所でひょっこり出会えました。めでたしめでたし。一方藤居君は更なるトラブルがあったとのことで今回の山行には不参加に・・・次の機会に山登りましょう!その後バスに揺られて小屋平バス停に到着。1隊と2隊は感染対策&道中の円滑な通行のために10分開けて出発することに。道中晴れることを祈りつつ我々1隊が先に出発。既に登り始めから笹が茂っていて、これが稜線まで続くのかな〜と想像しつつ登っていく。途中新歓ハイクのような会話を繰り広げながら石丸峠に到着。この辺りまで来るとだいぶ視界も開けていて気持ちがいい。さてここからは牛奥ノ雁ヶ腹摺山までほぼ起伏なしだっ!となればよかったものの、実際は小金沢山など結構起伏があった。いやまあ地図ではなんとなく起伏あったけど!意外ときつかった!!久々の登山だからかな?そんなこんなで小金沢山を経由しつつ牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ。ちなみに小金沢山はコガネザワヤマと読むらしい。山頂で確認するまでコカネサワヤマだと思っていた。さらに進んで牛奥ノ雁ヶ腹摺山で大休憩。山頂でくつろいでいると山口君の2隊も現れた。牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂もしっかり笹が広がっていてとても心地良い。虫がいることを除いては。いや、この虫稜線に出てからずっといるしなんなら歩いてる途中でも耳元によってくるけど・・・という訳で次登る人は秋か冬に登るのが良さそうです。山頂で大休憩をした後、天気等を鑑みて、2隊合わせてエスケープ開始。ここからはスイスイワイワイ下山してすずらん昆虫館前についた。下山途中なぜか晴れ始めたのが悔しかった(いや晴れるのは良いけど!損した気分になるじゃないですか!)。その後バスが来るまで時間が1時間弱あったので、高松君の提案でダムを見に行くことにした。ダムは世界最大級のなんちゃらダムらしい。ダムの端から端まで歩くとちょっと疲れるくらいの長さがある大きなダムで、とても見応えがあった。高松君提案ありがとうございます。ダムを楽しんだ後、定刻に到着したバスに乗り、温泉に行く人々を残して帰途についた。


□2隊(小西)
高尾駅に集合し、中央本線で甲斐大和駅に向かう。途中で1人のメンバーから、電車に乗り遅れ来られないとの連絡があった。残念。甲斐大和駅で、バスに乗り換えて小屋平まで30分少々。車内では初対面のメンバー同士おしゃべりに興じていた。バス会社の方の親切な対応も印象的だった。
 バス停に着くとすでに2組ほど他の登山客がいたので、彼らの出発を待ちつつ軽食を食べたりストレッチをしたりしながら出発に備える。新歓が雨でなくなってしまったり、コロナの影響による人数制限があったのでこれが雷鳥での初登山であったメンバーが多数だった。また、天気が崩れそうな様子はまだなく、来たる山行に心を躍らせている。感染対策の観点から、1隊と2隊の間隔を10分ほど空けて行動を開始した。
 行動開始直後はそれなりの急坂を登っていく。20分ほど歩を進めると、一瞬車道に出て少し進んだところにひらけた場所があったのでそこで休憩する。稿者を含む43期は、いきなりCLの先輩に現在地を地図上で指すように問われ困惑する。不意打ちだったものの皆なんとか指し示すことができた。10分程度休み出発。
 最初の20分で歩いた道より緩やかで、快適に歩くことができた。25分ほど歩いて、石丸峠の尾根との合流地点付近で休憩を取る。ここでも10分程度休み出発。
 出発してすぐに、あるメンバーが植生の変化に気づく。後々地図で確認してみても、確かにこの辺りから植生が変わっている。観察力に脱帽する。50分ほど登りあり下りありの道のりを、時にはおしゃべりしながら、時には無言で歩き続けると小金沢山に到着した。雨は全然降ってこない、いやむしろ晴れている。もしや最後まで降られないのでは、と期待に胸が高鳴る。一応小金沢山山頂の2014mがこの日のピーク。中学時代(2017年)に登った雲取山(2017m)が、年の山として大々的にPRされていたのを思い出し、この山も7年前は登山者増えたのかな、と想像する。ちなみに今年(2021年)の山としては桧横手山(山梨県)があった。近々登っておきたい。稿者の余談はこれくらいにして、話を本筋に戻す。小金沢山では少し長めに休憩を取り、いよいよ牛奥雁ヶ腹摺山へ。
 途中ピークが2つくらいあったが、比較的平坦な道のりを25分ほど歩いて到着。山頂は晴れていたが、雲もあって下界の様子は見えない。25分の休憩の間は、行動食を食べたり仲間との会話に興じたり、集合写真を撮ったりしていた。ここからは、1隊と2隊が合流して下山していく。計画段階では黒岳、湯ノ沢峠を経て下山する予定だったが、天候の悪化と初登山のメンバーもいることを加味して、すずらん昆虫館前へショートカットすることに。
 下りは登りと違って息切れする心配もないので、自然と会話が弾む。しかし、油断してはならない。注意が散漫になりやすい下山時にこそ事故が起こりやすい、あるいは怪我のリスクが高まるということは数々の事例が教えてくれている。教訓を自分に言い聞かせつつ下山。途中何度も転びかけた。
 下山後はバスまで時間があったので、車道を少し歩いて上日川ダムまで足を伸ばす。そこからは自由行動で、やまと天目山温泉に入る組と、甲斐大和駅まで直接戻ってそのまま帰宅する組に分かれた。稿者は温泉組に入ったが、登山後の温泉はやはり至高であった。


■メンバーコメント
□新居(1隊CL)
42, 43期の山モチベの高さを感じた山行だった。曇りでも霧が逆に幻想的でいい雰囲気を出していた。むしろ晴れだったら熱中症レベルだったかも。
ただ曇りだと慢心して日焼け止めを塗らなかったら、腕が真っ赤になりました・・・慢心、ダメ絶対。曇りでも日焼け止め重要。

□岩瀬(1隊SL)
梅雨で計画が潰れていく中、山に行けたことは大きな収穫でした。なにより42、43期のメンバーがお互いに仲良く会話しているのを見て非常に安心しました。曇ってはいましたが、開けた稜線歩きが気持ち良かったです。
個人的な反省としては日焼け止めをしっかりと塗りたくるべきだったことと踵に絆創膏を貼っていくべきだったことです。
これで牛奥と笹子に登頂したので、あとは雁ガ腹摺山に登るのみ、、。

□大塚(1隊)
全くの初心者で、無事に登れるか不安だったが、先輩がペースを調整してくださったり、こまめに休憩をとってくださったので、登りきることができた。たしかに、雲のせいで展望は良くなかったが、登山初心者の僕にとっては景色の全てが新鮮で、とても満足した。
読図の練習を途中でしたが、あまりよくできなかったので、読図講習会に出席し、今後の山行では積極的に地図を見ながら登りたいと思った。
43期だけでなく、42期の方や先輩の方々と交流できたのも嬉しかった。

□岸田(1隊)
景色はあまりよくなかったですが、涼しくてよかったです。先輩方に読図やコンパスの使い方を教えてもらったので、これから練習して早く身につけたいなと思いました。山の話も色々と聞くことができて、モチベーションがあがりました。参加してよかったです。

□鈴木(1隊)
・初めての雷鳥での登山を同期や先輩たちとともにすることができてとても楽しかった。
・曇っているから日焼け止めを塗らなくても大丈夫だろうと思い、塗らずに登山をしたら、次の日首の後ろの日焼けがひどいことになったので、次回以降は日焼け止めを塗るのを忘れないようにしようと強く思った。
・登山中に読図について少し教えてもらったが、難しかったので、読図講習などを通して地図が読めるように頑張りたい。

□山口(2隊CL)
雲で山頂からの展望はなかったが,久しぶりの大所帯での山行で,賑やかで楽しかった.ちょくちょく地図を見たり,植生を話題にするなど,メンバーは周りをよく見ながら登っており良かった.
radikoでは山梨県はTBSの聴取範囲に入っていないことを知りショックを受けた.

□渡邉(2隊SL)
・山行が潰れまくっているこの頃ですが、なんとか実施出来たのが何よりも嬉しかった。そして山行が潰れまくっているのにも関わらず、クライミングを通して43期の横の繋がりが出来ているじゃないか…!と感動。クライミングを頑張ってくれている山口くん様様である。初めてお会いした新入生とも少しお話し出来て良かったです。
・梅雨時は天候判断がとても難しい。例にも漏れず今回も、前日の予報がこんなに当たらないとは…。とほほ(泣)
・山口くんと日曜に登山に行くと、たいてい道中は日曜天国が流れます。

□高松(2隊)
42期が1人だけと心細かったが、先輩たちや43期の人たちと楽しく交流することができて大変良かった。晴れ男が多かったおかげか、予報に反して雨は降らず、快適な気温で登れたと思う。また、山から眺めるダム湖のエメラルドグリーンはなかなか神秘的であった。

□中田(2隊)
今回がほぼ初めての山行であった。最初の急坂がきつく、呼吸もやや苦しかった。急坂を登りきればあとは緩やかな稜線で、涼しくて気持ちよく会話も弾んだ。ラジオの声で気持ちが朗らかになったようにも記憶している。ほとんど山行経験がないので、前を歩く人の足の出し方や折々の読図の実践にも注意を向けた。山行は単に楽しむものではなく、さまざまな技術に裏付けられて安全に行えるものだと身をもって感じた。余談だが小金沢山の山頂で遭遇した鹿が可愛かった。

□小西(2隊)
これが雷鳥での初登山でした。何事も初めてというものは記憶に刻まれるもので、今日の思い出も末長く残り続けるだろうと思います。山自体に関してはもちろん楽しかったのですが、個人的には初めて会う同期や先輩方と交流できたのがとても嬉しかったです。

□尾高(2隊)
大人数での山は賑やかで同期や先輩方と交流でき楽しかった。また笹の種類の違いを指摘しているメンバーもいて観察力に舌を巻いた。気持ちの良い開けた場所と雰囲気のある森がちょうど良い塩梅であって良いコースだった。読図がかなり曖昧だったので今後練習したい。