2021/7/10-11 甲武信ヶ岳
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
甲武信ヶ岳山行計画書
作成者:橋本拓幸
■日程 2021/07/10-11 (土日) 朝発1泊2日 予備日なし
■山域 奥秩父
■在京責任者・助言係 鶴田
■在京本部設置要請日時 2021/07/11 20:00
■捜索要請日時 2021/07/12 10:00
■メンバー(6名)
CL橋本 SL岩瀬 猶木 阿部 西藤 前田
■集合
橋本/岩瀬 05:25 タイムズ 有楽町イトシア
猶木/阿部/西藤/前田 06:00 ファミリーマート明大前駅前
■交通
タイムズカーシェアを使用(都内より毛木平まで3-4時間,交通費往復6000円/人)
予約車両:ノア 品川 504 ワ 5013 :パープル
運転者:岩瀬,猶木,橋本,阿部
■行程
1日目
毛木平-1:40-ナメ滝-1:20-水源地標-0:30-主稜上-0:25-甲武信ヶ岳-0:15-甲武信小屋
[計4:10]
2日目
甲武信小屋-0:55-三宝山-1:30-武信白岩山-1:20-十文字峠-1:30-毛木平
[計5:15]
※山行前に大雨が降り,土曜日に千曲川源流ルートの増水することが予想される場合,逆回りのルートに変更することも考える。
その場合,
毛木平-2:00-十文字峠(泊)-1:50-武信白岩山-2:00-三宝山-0:40-甲武信ヶ岳-0:35-水源地標-1:10-ナメ滝-1:30-毛木平
[計2:00+7:30]
■エスケープルート
引き返すか,そのまま進む
■注意点
初心者のサポート
沢の増水
安全運転
■食当
1日目夜:猶木
2日目朝:岩瀬
■共同装備
フェザーライト(本体+フライ):岩瀬→橋本
フェザーライト(ポール+ペグ):岩瀬→前田
ステラリッジ4(本体+フライ):岩瀬
ステラリッジ4(ポール+ペグ):岩瀬→阿部
鍋(雪月):岩瀬→猶木
調理器具セット(キャサリン):岩瀬
ヘッド(緑1・8):岩瀬→西藤
カート*3:岩瀬→橋本,猶木
救急箱(苺):岩瀬→橋本
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 (□帽子) □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池
□スマホ(&バッテリー) □ゴミ袋 □トイレットペーパー □ライター □新聞紙 □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート
□筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め □マスク (□消毒液)
(□免許証&カーシェア会員証&ETCカード&運転しやすい靴) (□サポーター等)
□シュラフ (□シュラフカバー) □マット □コッヘル □ブキ □着替え
■遭難対策費 6人×200円/人=1200円
■備考
日の入: 19:04(7/10 甲武信ヶ岳)
日の出: 4:37(7/11 甲武信ヶ岳)
悪天時: 前日昼頃に判断
※ [raicho_all:75]記載のコロナ感染症対策を遵守する。
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9,10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)
□登山届提出先
・東大教養学部学生支援課(未提出)
・コンパス(未提出) https://www.mt-compass.com/
□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□小屋情報
○甲武信小屋
テント泊1000円/人,2021年度完全予約制,30張まで(2張予約済み)。素泊まり5500円。水場あり,50円/L,電話番号090-3337-8947。
https://secure.kobushigoya.net/shiki/shiki.php
○十文字小屋
テント泊500円/人+500円/張。予約制。素泊まり5500円。水場あり,50円/L,電話番号090-1031-5352。
http://www.hut10monji.com
□その他連絡先
○長野県警佐久警察署 0267-68-0110
○埼玉県秩父警察署 0494-24-0110
□参考
2018年度記録
□ぶなの会 連絡先
(ぶな下山担当)片野
(ぶな代表)田中
※有事の対応は雷鳥が主体となって行う
—————————————
事前打ち合わせ内容
・自己紹介
・運転者で阿部くんを追加
・時計回りも場合によっては考える(十文字小屋泊)
・救急箱の中身確認(岩瀬)
塗り薬2017年期限→買い換え
・橋本が阿部くんに貸すもの→マット,コッヘル,シュラフ(加藤より既に渡した)) (ザックは自前ので頑張る)
・西藤くん→装備買い揃えた(シュラフが謎メーカー,でかいけど暖かさが不明→防寒具多めで)
・前田くん→揃ってると思う。帽子ない→買うかも。防寒具はどれくらい?→基本は重ね着(例:黒いインナーに半袖Tシャツ,山用のシャツ,夜はフリース,ウルトラライトダウン,雨具)
・運転手は運転しやすい靴を別途持ってくること(車にデポ)
・保険どうするか→今後頻繁に山に行くか,沢や雪山に行くか,家族で今入っている保険に登山関連の特約がついているか等を考えて
・荷物の防水
・スマホの予備バッテリー,GPSアプリ推奨
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事前打ち合わせ内容
・自己紹介
・運転者で阿部くんを追加
・時計回りも場合によっては考える(十文字小屋泊)
・救急箱の中身確認(岩瀬)
塗り薬2017年期限→買い換え
・橋本が阿部くんに貸すもの→マット,コッヘル,シュラフ(加藤より既に渡した)) (ザックは自前ので頑張る)
・西藤くん→装備買い揃えた(シュラフが謎メーカー,でかいけど暖かさが不明→防寒具多めで)
・前田くん→揃ってると思う。帽子ない→買うかも。防寒具はどれくらい?→基本は重ね着(例:黒いインナーに半袖Tシャツ,山用のシャツ,夜はフリース,ウルトラライトダウン,雨具)
・運転手は運転しやすい靴を別途持ってくること(車にデポ)
・保険どうするか→今後頻繁に山に行くか,沢や雪山に行くか,家族で今入っている保険に登山関連の特約がついているか等を考えて
・荷物の防水
・スマホの予備バッテリー,GPSアプリ推奨
甲武信ヶ岳山行記録
作成:橋本,西藤,前田,他メンバー
■日程 2021/7/10(土)-11(日)
■山域 奥秩父
■天気
1日目:曇り時々雨
2日目:晴れ
■メンバー・オーダー(計6人)
猶木(40期) 西藤(42) 前田(42) SL岩瀬(40) 阿部(42) CL橋本(40)
■総評
雷鳥1年4ヶ月ぶりの泊まり山行であったが,予想以上に天候に恵まれ,無事に山行を終えることができた。
信濃川源流ルートはとても歩きやすく涼しげないいルートだった。十文字峠ルートは比較的やさしい岩場があり良いトレーニングになった。
初テント泊のメンバーにも楽しんでもらえたようでよかった。
■タイムスタンプ
□1日目
10:20 毛木平発
10:58-11:58 休憩
11:55-12:05 休憩
12:45-12:55 休憩
13:35-13:50 休憩
14:00-14:10 水源地
14:58-15:23 甲武信ヶ岳山頂
15:35 甲武信小屋着
□2日目
4:12 甲武信小屋発
4:28-4:43 甲武信ヶ岳山頂
5:17-5:27 三宝山
6:35-6:45 武信白岩山
8:05-8:20 十文字小屋
9:00-9:10 休憩
9:42 毛木平着
■ルート概況
□毛木平駐車場
・60台程度の駐車スペースあり。ハイシーズンは日帰り登山者によって早い時間に満車になり路肩駐車をする必要が出てくるようだが,今回は事前の天気予報が芳しくなかったこともあり,3分の2程度しか埋まっていなかった。
・駐車場に至る直前に数百メートルの未舗装区間があるが,特に運転に困るような道ではない。
□千曲川源流遊歩道
・良く整備された登山道。少しでも滑落の危険があるところにはロープが張られている。甲武信ヶ岳の数あるルートの中で一番初心者向けだろう。
・本流を渡るところはすべて木の橋が掛けられている。枝沢を渡るところが何箇所かあったが,枝沢の水量はいずれも少なく,多少増水していたと思われる本山行でさえ水深はせいぜい数cmだった。
□甲武信ヶ岳周辺
・道はよく整備されており何の心配もない。
・山頂は若干電波が入る。
・小屋はほとんど電波が入らない。
□甲武信ヶ岳〜十文字小屋
・細かいアップダウンが続く。
・武信白岩山と大山のあたりで鎖場が数カ所あった。決して難しいものではなく,良い練習になっただろうと思うが,雨の日に初心者連れだとつらいかもしれない。2日目が終日雨なら,現地判断で千曲川源流遊歩道のピストンに切り替えることも検討した方がいいだろう。
■山行記録
□1日目(西藤)
・〜毛木平登山口
行きは40期の橋本さんと岩瀬さんが運転をしてくださった。私は猶木さん、阿部さん、前田さんとともに明大前に6時に集合することになった。明大前から歩けるところに住む身としては大変ありがたかったが、装備が足りているかどうしても心配だったので結局3時に起きて確認していた(ちなみに筆者は前日にも3時起きをしており、翌日は2時半起きをすることになった)。よって、車中では半分以上寝ていた気がする(運転してくださった先輩方には申し訳ない気分です...)。
登山口に着くと、それぞれが山に行く準備を整えた。この時、先輩方にパックの仕方をゼロから教えていただいた。不要なものを置いていけたのは車で来たメリットだった。
・毛木平〜ナメ滝
ここから遂に自然との対話が始まった(ちなみに某大学の総長が「対話」という言葉をマシーンの如く発しているが、総長の言う「対話」とは本気度が違うことを断っておく)。まずは天気が良くて何よりだ。ひたすら千曲川の横を登る感じで、特に変わったことはなかったように思われる。私が覚えているのは岩瀬さんに水資源について教えてもらったことと木の上に生えていた黄色いキノコにメンバー全員が興味を引いていたこと、犬・猫を連れて登山していた方がいたことくらいだ。
ナメ滝は名前の通り大変滑らかな滝だった。あんなところを歩こうとしたら一瞬で流されそう...。標識によるとここから甲武信ヶ岳山頂まであと2時間らしい。
・ナメ滝〜水源地
ナメ滝を過ぎたあたりからは少しキツさも感じるようになり、最初の方は皆黙って登山していたように記憶している。しかし、会話した方がキツさを紛らわせるのではないかということで、学部のことやバイトのことなど大学生活について話していた。また、先輩から印象に残った山行について聞いたりもした。途中何回かの休憩を経て、14時頃に水源地に到着した。日本一長い千曲川の水源ここにあり、熱い(注:川の水は大変冷たかった)!水を飲むためのコップが備え付けられていたが、コロナ対策としてコップは使わず各自が手で掬って水を嗜んでいた。また、ここで放尿したらどうなるかとかいった冗談も出ていた。ただ、時間は結構押していたようで、あまり長くは居られなかった。まだ天気は良かったが、この後下り坂に向かうことも十分に考えられ、早めに甲武信小屋に着く方が良いと思われたからだ。思い出提げていざ立たん、あとに名残は残れども。
・水源地〜甲武信ヶ岳山頂
ここから稜線に出るまでひたすら登りで、個人的には結構きつかった。途中大きな鹿1頭を見かけた(他の登山客が声を上げていたので気づいた)。すぐに姿を消していったが、お前ら何しに来てんねんと言わんばかりの顔をしていたように記憶している。主稜では他の山々が見えて綺麗だった。また、山頂までの間に森林限界っぽい様相の場所があった。
15時頃に甲武信ヶ岳山頂に着いた。天気が持って良かった!一瞬富士山も見えた。山頂でこぶしポーズを伴った記念写真を撮影した。そして42期の3人は甲斐・武蔵・信濃の3県の県境探しに躍起になっていた。結局あの場で県境を跨いだ移動ができていたのかは不明である。ちなみに山頂は電波が入るようだ(あとテン場も若干電波が入った)。
・甲武信ヶ岳〜甲武信小屋
小屋まですぐ行けるだろうと思っていたが、意外と下るではないか。明日またこの道を登らなければいけないと考えると少し気分が曇った。とはいってもいつの間にか小屋に着いていたので長いルートではなかった。
・甲武信小屋
まずはテントの張り方を先輩方から教わった。晴れていたからじっくりと出来たが、雨が降っていたらテキパキこなさなければならないようだ。テントを張った後、17時くらいまでテントの中で寝ていた。17時から夕食を作り始めた。今夜のメニューは猶木さんが準備してくださった夏野菜カレーである。私はキャンプすらしたことがなかったので最初は何も分からなかったが、やり方を教えてもらったり手伝ったりしているうちに要領は分かった(多分)。あと思っていたより米が炊けるスピードが速かった。カレーめっちゃ美味しかった。今まで食べてきたカレーの中で一番美味しかったと言っても過言でなかろう。カレーを食べた後、コンソメスープを飲もうと考えていたところ、いきなり雨が降り出したのでとりあえずテントに撤収した。すぐに止んだのでまた外に出てコンソメスープをいただいた。そうこうしているうちに19時前となっていたので各自が就寝準備をして、19時過ぎには就寝していたと思う。最初のうちは外で騒いでいる人がいて、19時半になってもまだうるさかったら文句を言いに行こうという話になったが、いつの間にか静かになっていた(或いは私が寝落ちしていた)。
□2日目(前田)
・起床からテン場出発まで
2時30分にアラームが鳴る。いつもだったらそろそろ寝るかという時間帯なこともあり起床には大変な苦痛を伴ったが、テントの外に出ると頭上には満天の星が広がっていた。都会でも見えるような明るい星だけでなく小さな星々も無数に散らばっており、非常に綺麗で感動した。しばらく心を奪われていると、運よく流れ星が流れたのを見ることができた。テントに戻りシュラフや道具を片付けていると、先輩方が作ってくれていたスープが完成しありがたく頂いた。寒い朝で冷えた体に温かいスープが沁み、大変おいしかった。前日のカレーも含め、山でこんなにおいしい食事を取れるとは思ってもみなかった。その後テントの撤収作業を行ったが、外側のフライシートが結露でびしょ濡れになっており、なぜ2枚のシートでテントができているかが理解できた。片付けが終了し、小屋で水を補給してから出発することとなったが、ちょうどそこからきれいな朝焼けと雲海を眺めることができた。
・テン場から甲武信ヶ岳山頂まで
昨日来た道を引き返し、甲武信ヶ岳まで向かう。あれよあれよという間にすっかり空が青くなっていく。視界がひらけているためか、それとも標高が高いからか、山では空が明るくなるのが早いように感じる。道中、そういえば二日目の山行記録の担当まだ決まってないよねという話になり、42期で一日目を担当していない自分と阿部くんのどちらが担当するかを甲武信ヶ岳山頂で決めようという話になる。
山頂では、少しガスに包まれていたものの、ひらけた景色を見られた。また、念願の日の出を木々の間からかろうじて確認することができた。空がかなり青くもう日の出は見られないかと諦めかけていたので良かった。電波が若干入るためか溜まっていたLINEやslackの通知が大量に来て少し現実に引き戻されてしまった。日の出を楽しんだ後、山行記録を書かなくてもいい座をめぐり阿部くんと山頂で決死のこぶしバトル(じゃんけん)をし、無事自分が負けた。
・甲武信ヶ岳山頂から十文字小屋まで
山頂から北に向け出発し、尾根沿いに歩いた。降りては降りた分登ってまた降りての繰り返しだったためそこそこ精神的に来た。埼玉県最高峰の三宝山に至ったが、山頂は木に囲われており一等三角点の杭ぐらいしか見どころがなかった。埼玉県の鳥?であるしらこばとのポーズで写真を撮った。名の通り白い岩がむき出しとなっている武信白岩山(山頂は立入禁止)の脇を通って大山山頂に至る。先の三宝山とは異なり大山山頂はひらけていた。先輩同士があの遠くのは〇〇山かな〜といった会話をしているのを聞いて、よく分かるなと思い尋ねてみたところ、色々な山に登ると段々と分かってくるし、分かるとまた次登りたい山が出てくるとのことだった。大山を発った後すぐに鎖場がいくつかあった。壁面がそこそこ急だったことに加えザックが大きく身のこなしが難しかったため、かなり苦戦した。そこから数十分歩くと十文字小屋に到着した。
・十文字小屋から毛木平まで
十文字小屋から沢との合流部分まではつづら折りになっており、先輩に続いてかなりの速度で駆け下りた。そこからは登りの序盤で見たような、苔の広がる登山道を進んだ。大きな橋で沢を渡って千曲川方面のコースと合流し、しばらく歩くと毛木平駐車場に到着した。下山してまだ午前10時前というのは日帰り山行しかしたこと無い自分にとっては不思議な感覚だった。
・毛木平駐車場から明大前駅まで
駐車場から先輩方に車を運転してもらい、アクアリゾート清里という温泉に入った。下山後の温泉はいつもの百倍ぐらい気持ちよく感じる。駐車場で装備を整理した後、まつ浅と呼ばれる蕎麦屋さんでそばとカツ丼を頂いた。山で食べるご飯もおいしいが、下界での食事も良い。うどんが食べられる山小屋があるのでそばならありそうだが、カツ丼は山では食べられないだろう。お互いの幼い頃の勘違いエピソード(海苔があの形で海に生えていると思っていた等)で盛り上がりながら食事をした。食事後は先輩や阿部くんに運転してもらい東京に戻った。かなりの時間寝ていたので、車内の記憶はあまり無い。東京では山と打って変わって激しい雨が降っており、明大前駅近くの高架下のような場所でおろしてもらい先輩方と別れた。山では防寒具として使っていたレインウェアを初めて本来の利用法で使いつつ帰宅した。
■反省点
・装備の説明が基本的なところで不足していた(綿の服はNG,包装は極力捨ててくる)。山に慣れてくるとそれが当たり前になっているので説明を省いてしまいがちだが,基本から一緒に確認したり,「雷鳥を始める人へ」を読むように伝えたりする必要がある。
■メンバーコメント
□橋本(CL)
・雨に降られず,奥秩父の山々や八ヶ岳,南アルプスの山々も見渡せた。テント泊が初めての42期にも楽しんでもらえたようでなにより。
・信濃川源流ルートは難所はなくコースタイムも短いので泊まり初心者におすすめ。十文字峠に至るルートはアップダウンが続き,岩場もあるので少々ハードだが,泊まり装備を担いで歩く良いトレーニングになったのではないかと思う。
・カーシェアを活用した初めての山行だった。基本料金が割安なので,高速代,距離料金を合わせても公共交通でアプローチするのよりも安上がりになった。今後も必要に応じて活用していきたい。
・6月にぶなの会で釜ノ沢(山梨側の源流)を遡行したので,1シーズンで日本海側と太平洋側の両方の源頭部に行けて嬉しかった。
□岩瀬(SL)
何より大きな雨に合わずに行程を終えられたので、梅雨のせいで計画を潰してきたメンタルの癒しになりました。収穫としては甲武信ヶ岳を初登頂したことと後輩たちに無事に初泊まりを経験させてあげられたこと。自分自身が景色や食事を楽しんだ上に、記録を読む限りメンバーたちも泊まりでしか味わえない山行の良さを堪能してくれたようで、嬉しい限りです。
□猶木
・一年半以上の久しぶりの泊りでの山行で、加えて多少なりとも雨には降られる覚悟で臨んだが、結果として大きな問題も急な雨などもなく、山頂で日の出まで見られたのが非常にうれしいことでした。
・一日目の登りで真っ先に音を上げてしまって申し訳ないです。引きこもり生活からの研究室の座りっぱなしで相当体力の平均レベルが低下しているようです…
・運転をしてくれた3人に感謝(自分の運転したのは短い距離だったので)
・いつものカレーでもズッキーニとナスを持ってきて最初にバターで炒めるだけでいい感じの夏野菜カレーになるのでお勧めです。
□阿部
初めてのテント泊でいろいろと勉強になりました。先輩たちが作ってくれた食事がとても美味しかったです。
□西藤
今回が人生初めてのテント泊登山となった。初心者で何も分からぬまま山行に参加した(綿のシャツで山に登ろうとしていたレベル)ので度々迷惑をかけたが、手厚くサポートしてくれた先輩・同輩には感謝してもしきれない。また、梅雨時で悪い天気が続いていたが、山行の時は本当に天気に恵まれたと思っている。山中は全体的に涼しくて快適だった。
□前田
人生で初めてのテント泊経験だったが、山での宿泊の魅力を120%味わえた山行だったと感じる。天気予報から終始レインコートを着て登山することになると思っていたが、実際はテン場で少し降られただけで星空や日の出、山頂からの景色なども楽しめた。計画や運転、食事の準備、テント泊の基本や登山技術についてレクチャーしていただいた先輩方には頭が上がらない。今後は自分も食当や運転などを通じて山行に貢献していきたい。