2021/7/10 仏果山・高取山ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
仏果山・高取山ハイク計画書 第三版
作成者:河野

■日程 2021年7月10日(土)日帰り、予備日なし
■山域 丹沢
■在京責任者、助言役 鶴田
■在京本部設置要請日時 2021/07/10 19:30
■捜索活動要請日時 2021/07/11 9:00

■メンバー(計5名)
CL河野 SL豊永 飯塚 王 鈴木

■集合
本厚木駅6:40集合

■交通
【行き】
(新宿駅5:45~(小田急小田原線)~6:36本厚木駅 /51分 IC503円)
厚木バスセンター6:55~(神奈川中央交通バス、5番のりば宮ヶ瀬行き)~7:34土山峠/IC563円
遅れた場合7:48/8:38。暑くなりそうなのでできるだけ早く出発したい。
【帰り】
野外センター前バス停~(神奈川中央交通バス)~厚木バスセンター(本厚木駅) /46分(毎時13分、最終19:53)
野外センター前バス停~(徒歩7分)~野外撚糸組合前バス停~(神奈川中央交通バス)~厚木バスセンター(毎時41分発、最終19:31)

☆宮ヶ瀬ダムハイキングパス購入で往復の小田急線割引+バス乗り降り自由になります。
小田急線全駅で購入できるようです。

■行程
土山峠~0:50~563m分岐~1:05~仏果山~0:20~宮ヶ瀬越~0:10~高取山~1:10~相川ふれあいの村野外センター前(計3:35)

■エスケープルート
仏果山まで:引き返す
仏果山~高取山:仏果山登山口へ(1時間弱)
それ以降:そのまま進む

■地図
2万5千分の1「上溝」
エアリア「No.29丹沢」

■共同装備
□救急箱(エーデルワイス):河野

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー  (□ライター □新聞紙) □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め □マスク (□消毒用品)
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備考:ヒル対策
・脚:長めのソックスを履き、上の方を折り曲げておく(ヒルが足伝いに上ってこられない)/ストッキング・登山用スパッツを履く
・シャツ:できるだけ長袖。軍手もしていると安心
・首:タオルを巻いておく
・頭:帽子があるとよい(上からヒルが落ちてくることがあるため)
・塩
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■遭難対策費 100円*5人=500円

■備考
日没予定時刻 18:59(7/10神奈川県横浜市)
日の出予定時刻 4:35(7/11神奈川県横浜市)

雨天中止 前日15:00までに判断 

神奈川中央交通( http://www.kanachu.co.jp/index.html )
宮ヶ瀬ダムハイキングパス( https://www.odakyu-freepass.jp/others/#miya-buy )

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※ [raicho 14109]記載のコロナ感染症対策を遵守する。特に3日前からの検温は代表(加藤)に報告する。
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 日帰りのみとし、テントを使用しない。
6. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
7. メンバー全員が3日前から当日朝まで毎日検温し、その都度チーフリーダーに通達する。チーフリーダーは東大代表加藤にメンバー全員の検温結果と体調を報告。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
8. 救急箱以外の会の装備を使用しない。
9. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
10. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。

□登山届提出先
・東大教養学部学生支援課(未提出)
・コンパス(未提出) https://www.mt-compass.com/

□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666

□お茶大連絡先
・学生・キャリア支援課 ※開室9:00~17:00(平日)
03-5978-5147 gakusei(at)cc.ocha.ac.jp
・正門守衛室 ※常時対応可
03-5978-5128

□参考資料
2013年度記録
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■事前打ち合わせメモ
リストに沿って確認。
・仏果山手前の崖ポイントを確認。
・天候は芳しくないがみなさんモチベが高そうなので、安全性が損なわれない範囲で前向きに決行を検討する。
・地図の準備の仕方を共有した。
・個人装備に問題なし

仏果山ハイク記録
作成:飯塚、河野

■日程 2021/7/10(土)
■山域 丹沢
■天気 晴れ
■メンバー(計5人)
河野(CL)、飯塚、王、鈴木智、豊永(SL)
(新入生を間にして適宜オーダーを変更、最後は鈴木くんに先頭をたのみました。)

■総評(河野)
泊りの前段階として入山経験を増やす目的で日帰りを立てた。
下界は30度近く気温が上がったが、早めの行程開始に加え、尾根沿いを通るルートが多く、樹林帯でもそこそこ涼しかった。
仏果山高取山ともに展望台が設置され、関東平野や丹沢の山が一望できてよかった。高取山は展望台がなくても一部眺望あり。
■反省
・入山口を誤ったり仏果山から宮ヶ越に向かう際のルートを見つけるのに時間がかかったりした。
→地図の確認を徹底。必要に応じてコンパスやGPSアプリを用いる。
・夏の丹沢で前日まで悪天候だったこともあり、土山峠から仏果山にかけてヤマビルが大量発生した。結果駆除のために行動が阻害された上全員が被害にあった。
→
・ヒルの脅威を過小評価せず、肌の露出を控えることを事前に周知・徹底する。
・虫よけスプレーが有効。塩はクリティカルヒットが難しい。
・夏の丹沢に入山しない。


■記録(飯塚)
コロナ対策としての当日朝の検温報告が起床連絡としての役割を果たし、先輩方に心配をかけることなく目的地に迎えたと思う。無事に到着し、自分が最後だったため挨拶を済ませバス停へ向かう。ほぼ全員と初対面であり、自分には同級生がいない環境ではあったが皆様気さくに話しかけてくださり少しほっとした。約30分間メンバーと会話を楽しみながらバスに揺られ土山峠に到着した。当初は曇りの予報であったが鈴木さんが晴れ男だったらしく、しばらくぶりの恵まれた天候で清々しいものであった。しかし早朝から日差しが強く照りつけ晴れ男の力もここまでくると如何なものかと思わずにはいられなかった。

日焼け止めを塗りたくった後バス停を出てすぐの登山口に向かった。木の橋を渡っていざ登ろうとしたところでこれは違う山なのではないかという指摘が入り、急遽確認し直し行路を訂正した。目的の山は反対側であり事前の確認の重要さを学んだ。

無事正しい登山口に入り、若干の涼しさと土の匂いを感じながら簡易的な階段を上り続けた。そして歩き始めて10分もたたないうちに山ビルを発見。ヒルを実際に見たのは初めてであったが色は黄土色で2cmくらいの長さで非常に細い子たちばかりだった。駅からバス停まで他の登山客を見かけたが仏果山に登る人は我々以外おらず、飢えているヒルが多いのだろうと考えていた。C L河野さんが初心者の自分にも優しいペースで歩いてくださったので会話を楽しみながら問題なく進んでゆく。(会話の半分がヒルの話題だった気もするが)革籠石山で小休憩を1本取り、息を整えた。木漏れ日が美しく幻想的で、チンダル現象ですねと話しかけたら無視された、悲しかった。さらに進んでゆくと視界が開けてきてコロナ規制で行けなくなったダムを望むことができた。いつの間にかこんなに登っていたのかという気持ちと深い緑に囲まれて清々しい気持ちで大腿四頭筋にたまった乳酸も消えていくようであった。長く続く尾根を歩き進めることがとても楽しく、時々現れる岩場に河野さんが興奮していた、可愛い。そしてたどり着いた山頂は非常に地味で、途中までの景色の方がよかったのではないかと思ったが展望台に登ると見渡す限り緑が美しく、風が心地よかった。軽食をとり、ヒルを退治し、雑談を楽しんだ。下山は濡れて滑りやすくなった木の階段に気を付けて降りるところ以外は単調な道だったが、事故は下山の時にこそ起こるよという豊永さんの助言を受け、皆様最後まで気を抜かずに下山できたと思う。下山後ヒルの対処に追われしょんぼりしてしまい、特に鈴木さんは血だらけだったので帰りに職質されなかったか心配である。大丈夫でしたか? とはいえこれまで見られた景色の美しさには変えられないし、最後に河野さんが奢ってくれたジュースが最高だった。

皆様お疲れ様でした、王さんの素晴らしいヒル対策に助けられましたし、先輩方も不慣れな自分を気遣って登ってくださりありがとうございました。とっても楽しかったです。
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■メンバーコメント
□豊永
・起伏が丁度良く歩いていて飽きないルートで、痩せ尾根も程よい高度感で楽しかった。仏果山・高取山共に山頂の展望台からは360℃の開けた景色が見られた。晴天に恵まれたこともあり、歩行時間に対しての満足度はかなり高い。血液を惜しまなければ素晴らしい山だと思う。
・ヒルを100匹以上見た気がする。長ズボンの下に厚手のスパッツを着、ズボンの裾を靴の中に入れ、ゲイターも付けて完全防備で歩いた結果隊で唯一足が無傷だったが熱が逃がせず非常に暑かった。そして結局降ってきたヒルに首や手はやられた。
・痩せ尾根はそれなりに足場が狭かったので、雨天時の決行は危険だったかもしれない。
・初めに入る登山道を間違えかけてしまった。バス停の一番そばにある道は真反対の方向へ続いているので注意が必要。疑問点があれば発言すること、道に入る前に立ち止まり慎重に正しいか判断することは大切だと再認識した。
□鈴木智
・男子が僕だけのハイクメンバーだったため、山行前は非常に緊張していたが、楽しく登山をすることができて良かった。
・運よく晴天の日にハイクに行くことができたため、山行途中や頂上の展望台での眺望が美しく素晴らしかった。
・ヒルが非常に大量に発生していたため、ヒルによる被害が大変なことになった。僕がヒルのことを過小評価して、登山装備を必要最低限にしていたことも一因であるが、ヒルに10か所以上噛まれた。今回の山行を通して、ヒルが出現する間は丹沢山地に上らないようにしようと心に決めた。

□王
見事に、ヒルに始まりヒルで終わったハイクでした。私は山に臨む前にヒル関連のYouTubeを見まくったので、ズボンは靴下に、上着はズボンにしまってヒルが入って来れないような対策をしたら大丈夫でした。(1箇所噛まれましたが)
仏果山と高取山の展望台からは山々と湖が見れました。紅葉シーズンにまた登りたいです!