2021/9/11-12 木曽駒ケ岳
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
木曽駒ケ岳山行計画書 確定版
作成者:鈴木 & 新居
■日程 2021年9月11-12日(山中一泊二日、予備日なし)
■山域 中央アルプス
■在京責任者・助言係 岩瀬
■在京本部設置要請日時 9/12 19:00
■捜索要請日時 9/13 8:00
■メンバー(4名)
CL新居 SL鈴木 中田 森
■集合
バスタ新宿 (4F待合室) 7:10
※鈴木は中央道八王子バス停で乗車
■交通
□行き
・新宿~伊那・飯田線
バスタ新宿→駒ヶ根バスターミナル
7:35-11:25 (窓口・コンビニ購入用:4000円、WEB決済限定:3800円)
・ロープウェイ行き路線バス
すずらん通り(駒ヶ根バスターミナル前)→しらび平駅(駒ヶ岳ロープウェイ)
11:31-12:15/12:01-12:45/12:31-13:15/…/16:01-16:45 (1050円)
・中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ
しらび平→千畳敷 12:30-12:37/13:00-13:07/13:30-13:37/…/17:00-17:07 (1370円)
□帰り
・ロープウェイ行路線バス
北御所登山口→すずらん通り(駒ヶ根バスターミナル前)
10:58-11:36/11:28-12:06/11:58-12:36/12:28-13:06/…/17:28-18:06 (810円)
・新宿~伊那・飯田線
駒ヶ根バスターミナル→バスタ新宿(南口) 15:00-18:45/16:00-19:45/17:00-20:45
(窓口・コンビニ購入用:4000円、WEB決済限定:3800円)
□エスケープ
・中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ
千畳敷→しらび平 6:30-6:37/7:30-7:37/8:30-8:37/9:30-9:37/…/17:00-17:07 (1370円)
・ロープウェイ行路線バス
しらび平(駒ヶ岳ロープウェイ)→すずらん通り(駒ヶ根バスターミナル前)
6:50-7:36/7:50-8:36/8:50-9:36/9:50-10:36/…/17:20-18:06 (1050円)
■行程
□1日目(計2:25)
千畳敷-0:30-八丁坂-0:40-宝剣山荘-0:30-中岳-0:10-駒ヶ岳頂上山荘*-0:20-木曽駒ケ岳-0:15-駒ヶ岳頂上山荘
*駒ケ岳頂上山荘に到着後テント設営、荷物をデポし木曽駒ケ岳をピストン
□2日目(計6:10)
駒ケ岳頂上山荘-0:15-中岳-0:20-宝剣山荘(-0:20-駒飼の池-0:40-宝剣山荘)-0:40-八合目-0:40-七合目-0:30-小屋場-0:40-五合目うどんや峠-0:25-清水平-0:40-蛇腹沢登山口-1:00-北御所登山口
■エスケープルート
小屋場まで:引き返す(ロープウェイを利用し下山)
小屋場から:そのまま進む
■テント場、山小屋情報
□駒ヶ岳頂上山荘 090-5507-6345 https://miyadakankou.co.jp/chojosansou#encampment
幕営料:1200円/名、設営数:約70張、テント泊は予約不要、飲料水:1Lまで200円、トイレ:頂上山荘にて利用可(200円/名)
□宝剣山荘 090-5507-6345 https://miyadakankou.co.jp/houkensansou
飲料水:1Lまで200円、トイレ:200円/名
□天狗荘 090-5507-6345 https://miyadakankou.co.jp/tengusou
飲料水:1Lまで200円、トイレ:200円/名
□頂上木曽小屋 0264-52-3882 http://www.kisoji.com/kisoji/spa/agematsu/2001_2.html
水場なし、トイレ:200円/名( https://yamagoya.info/chojo-kisokoya/ )
■地図
二万五千分の一地形図「木曽駒ケ岳」
山と高原地図「木曽駒・空木岳」
■食当
1日目夜:鈴木
2日目朝:新居
■共同装備
・テント(ゴアライト):鈴木→新居
・テント(フェザーライト)
本体・フライ:新居→中田
ポール・ペグ:新居→森
・救急箱(アゲハ):新居
・鍋(竹・小竹):新居→鈴木
・調理器具セット(ガジャマダ):新居→鈴木
・ヘッド(緑4):新居→中田
・ヘッド(森私物):森
・カート×3:新居→森
■個人装備
□ザック □ザックカバー □サブザック (□サブザックカバー)□シュラフ □マット □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ブキ □コッヘル □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー □ライター □新聞紙 □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)□日焼け止め □マスク □歯ブラシ □充電バッテリー □タオル (□サンダル □消毒液orアルコール除菌シート □着替え)
■遭難対策費
200円×4人
計800円
■悪天時
前日正午までに判断
■備考
□日出・日没時刻
9月25日 日出5:18 日没18:21
9月26日 日出5:19 日没18:10
□登山届提出先
コンパス https://www.mt-compass.com/ :未提出
大学(東大) :未提出
■各種連絡先
□東大連絡先
教養学部学生支援課 ※開室9:00-16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
駒場正門守衛室 ※常時対応可 Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
Tel:03-5978-5147 Mail: gakusei(at)cc.ocha.ac.jp
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□現地連絡先
長野県警察駒ヶ根警察署 0265-83-0110
□交通機関
・伊那バス
高速バス:0265-78-0007 https://www.ibgr.jp/highway-express/
駒ヶ岳ロープウェイバス:0265-83-4115 https://www.ibgr.jp/komagatake-ropeway/
・中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ 0265-83-3107 https://www.chuo-alps.com/
・赤穂タクシー 0265-83-5221
・丸八タクシー 0265-82-4177
□コロナ対策 ※[raicho_all:75]より
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9.10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)
□参照
・信州駒ヶ根ガイド:http://www.kankou-komagane.com/alps/climb.php
・信州 山のグレーディング:https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html#nagano
・過去の記録
2019年木曽駒・空木岳
2019年木曽駒ケ岳・空木岳
2016年木曽駒・空木縦走
2015年木曽駒・空木縦走
2013年中央アルプス縦走
木曽駒ヶ岳山行記録
編集:新居
記録:中田、森
■日程 2021/9/11(土)-2021/9/12(日)
■山域 木曽駒ヶ岳
■天候
9/11 ロープウェイ上まで:曇り テントまで:雨 テント後:曇りのち晴れ
9/12 日の出前-日の出:雨-曇り 朝から:晴れ
■メンバー(4名)
CL・食事 新居(40/B4)
SL・食事 鈴木(43/B2)
記録 中田(43/B1)
記録 森 (43/M2)
■総評(新居)
1日目、霧と少雨の中を進む行軍となった。期待していた千畳敷からの景色はあまり拝めなかったものの、日没前に晴れて綺麗な景色を拝めた。
2日目、山頂以外では概ね綺麗な景色を拝むことができた。前日見られなかった千畳敷も上から見ることができ、木曽駒ヶ岳の雄大な景色の一端を楽しんだ。
全体的に、CLである自分の体力と気配りの不足を所々に感じた。やはりしばらく山に行っていないと色々と忘れてしまう。
■タイムスタンプ
<1日目>
7:35 バスタ新宿発
8:25 八王子
11:38 駒ヶ根バスターミナル着
12:01 すずらん通り発
12:53 ロープウェイ駅着
13:00 同発
13:27 千畳敷駅発
14:03 乗越浄土着
14:13 乗越浄土発
? 中岳着
14:27 中岳発
14:41 頂上山荘着
■記録
9/11 文責・中田(43)
6時50分頃、小田急線快速急行を降車してバスタ新宿に到着した。八王子で合流する予定の鈴木氏を除いた、新居・森の両氏と稿者が集合したのは7時前である。バスの出発時刻まで共同装備の受け渡しをし、初対面特有のどこかぎこちない会話を楽しんだ。木曽駒が人気だからかバスはほぼ満員である。八王子で鈴木氏が乗車し、メンバーが無事揃った。前日十分に眠れていない乗客も多いだろうと考えて、乗車後の10分ほど会話をしたのち、稿者は静かに読書を始めた。他の三氏は眠るかじっとするかしていた。主人公のラゴスが集団移動をし、盗賊に追われ、南の大陸にたどり着き、北方の故郷に戻ってくるまでに、バスは長野県に入っていた。
11時40分頃、やっとのことで駒ヶ根バスターミナルに到着した。この時期の長野は適度に涼しくて心地よい。すずらん通りからバスに乗り、ロープウェイ駅のあるしらび平に向かう。車内では駒ヶ岳や道中のあれこれについてのバスガイドの音声が流れていた。駒ヶ岳の雪形が農事暦の目安になっていたこと、雪形が馬の形に見えるので駒ヶ岳と呼ばれるようになったことを稿者はそこで学んだ。しらび平に着くなり、我々は次のロープウェイに遅れまいと駅に駆け込んだ。その時は気にする暇もなかったが、「しらび平」というのは少し変わった響きの名前であるように思われる。調べてみると「しらび」というのは元々そのあたりに生えていた「シラビソ」から、「平」というのは最終氷期の氷河が残した堆積物が台地を形成したことから来ているようである。
我々はロープウェイで標高1662mから2612mまでの標高差950m、斜長2333mを秒速7mで上がった。昇り始めてすぐ、足下に日暮の滝が見えた。この辺りの沢の水は他では見たこともないような淡青色を呈していて、異様に透き通っている。あいにく2350mあたりからガスがかかりはじめて千畳敷や宝剣岳の様子は拝めなかったので、貼ってある写真を手がかりに、晴れていたらこんな感じだっただろうかと想像をたくましくする。ロープウェイの角度は一貫して25°前後だったのに対して、東壁の最大傾斜角は60°ほどあり、千畳敷駅近くになってくると岩壁がすぐそこまで迫ってくる。景色の雄大さこそないが、これはこれで迫力がある。わずか6分ほどのことであった。
千畳敷駅でケーブルカーを降りると、一瞬にして空気はひんやりとする。半袖では少し寒く、雨もぱらついてきたので各自雨具を着る。我々はここに至るまでほとんど何の苦労もしていないが、「宝剣岳 千畳敷カール」とある木板の前でとりあえず記念写真を撮った。いま見返すと、みな笑顔である。ここから駒ヶ岳の頂上まで約2時間、標高差約350mの行程である。20m先が見えるか見えないかという濃さの霧のなか、濡れた山道を歩く。山道の脇には高山植物かもしれない草が生えていたが、多くは枯れていた。休日とあって人が多く、狭い道を譲り合いながら我々は登り、彼らは降っていった。「(道を譲っていただいて)ありがとうございます」の応酬が続く。山道に砕けている岩は花崗閃緑岩で、時折、岩の割れた面に班糲岩と思しき黒い塊が混じっているのが見える。これをゼノリスと呼んでいいのか稿者にはよくわからないので、ぜひともご教示いただきたい。10分ほど歩くと傾斜が急になった。我々はあれこれについて言葉を交わしながら淡々と登りつづけた。諸事情あって多めに持ってきた5kgの水も体に効いてきて、息が上がる。登りはじめて35分ほど経ったころ、乗越浄土に到着した。毎度のことながらコースタイムの6割程度の時間であった。少し休憩したのち稜線歩きが始まり、南西からの強い風が吹きはじめた。森・新居両氏の直感は、8m/sほどの風だろうということで一致していた。ガスで景色らしい景色も見えないので我々は淡々と歩き続け、中岳を経て、14時40分頃には頂上山荘に到着した。
テントはすでに100近く張られていたので、設営場所を探すのにたいへん苦労した。やっとのことで見つけた場所には長径60cmはあろうかという巨石が半分顔を出していた。さすがにこの巨石の上で寝るわけにはいかないので、巨石を避けられるよう試行錯誤し、手がかじかむなか急いでテントを設営した。到着してからテントの設営までに1時間以上かかっており、すでに体は冷えきっていたので我々は早々にラーメンの調理に取り掛かった。鈴木氏が担当したラーメンは野菜にわかめ、チャーシューに煮卵と具だくさんであった。ある者は気づかないまま菜箸で煮卵にぶすぶすと穴をあけ、別の者はよくよく注意しないまま鍋に少量の土を入れてしまったが、それらも笑いの種として和気藹藹とラーメンを作り続けた。2日間のうち、もっとも楽しい時間の一つであったと思う。当たり前のことだが、寒いなか食べるラーメンは格別においしかった。もともとの行程では、頂上山荘に荷物を置いてピストン山行をする予定であったが、駒ヶ岳の山頂には濃い霧がかかっていたので、翌日に期待してこれは見送ることとした。
夕飯を食べ終えたのち、寒さに耐えかねてテントの中で寝転がっていると、突如テント場がざわついてきた。何が起きているのかよく分からないまま、なかば興奮して外に出ると、頂上付近を半日覆っていた霧が晴れ上がっている。ちょうど日が沈む18時10分頃のことであった。360度を見回せば、東西方向がすっきりと晴れ上がっているのが分かる。東を見下ろせば遥かに伊那盆地が、西を見上げれば遠くに赤みを帯びた薄雲が見える。駒ヶ岳・中岳の両山頂にはなおもうっすらと霧がかかっている。他の登山客に追随して稜線まで歩くと、西の空はいよいよ遠くまで晴れてきて美しい夕暮れが見える。御嶽山は夕焼けを背景にしてゴツゴツとした輪郭をくっきりと浮かびあがらせ、やや南に向けた視線の先には三日月と金星が輝いている。千畳敷駅に着いた時からずっと霧がかかっていたから、これが山上での初めての晴れだった。鈴木氏が1日の締めくくりとしては最高だと述べ、新居・森の両氏はテンションを高くして笑顔を浮かべている。稿者も久しぶりの山上からの景色を心から楽しんだ。
夕暮れも終わりに差し掛かり、あたりが段々と暗くなってきたのでテントへと戻る。森氏が横になっている場所の下には試行錯誤しても避けきれなかった石が転がっている。森氏はその上にマットを置き、巧みに枕がわりにしている。稿者はといえば、静かに体を横にしていたものの、先ほどの夕暮れで興奮したせいか動悸がしてやや息苦しく感じていた。そのまま1時間近く横になっていたが、いつまでたっても脈拍は100以下になる様子を見せない。頂上山荘に来てから時折軽く目眩がし、頭の血管が緊張する感じがしていたことを思い出して、これが高山病なのかあと初めての高山病にすこし感じ入る。鈴木氏から頂いていたアドバイスにしたがって深く長い呼吸をしていると、無心になるというか頭が冴えわたってくる。
深呼吸をして無心を保っていると、隣のテントの話し声がより鮮明に聴こえてくる。3、40代ぐらいの男女だが、先ほどから大阪弁でのべつまくなし話し続けている。喋っているのは主に男性の方で、微妙な間をとりながら女性に話しかけている。何が面白いのかわからないが、女性の方は合間合間に笑い声をあげている。稿者は高山病に苦しめられてまるで寝付けそうになかったから、これくらいならラジオがわりにいいかなと考えていた。が、数十分経つと、別の男性がやってきて3人で話しはじめた。新たに登場した男性はBOSEのスピーカーを思わせるようなどす声の持ち主で、彼らの話し声も大きくなってきた。稿者以外の三氏も寝付けなかったかあるいは目を覚ましたと見え、みな苦笑気味であった。稿者のはらわたは85度ぐらいだったと思う。
痺れを切らして星空でも見ようと思って外に出た。南の雲間には一際明るい2つの星が見えた。たぶん木星と土星だったのだろう。稿者はそのまま5分ほど長野の星空に見惚れていた。美しい星空のおかげで息苦しさもおさまり、テントの中に戻るとすぐに眠りつけそうに感じられた。どす声の男性もいつの間にか自分のテントへと戻ったようで、あたりは先ほどより静かになっている。翌日は晴れの予報であったので、頂上から見えるであろう御来光と景色に期待しつつ稿者は眠りについた。21時ごろのことだったと思う。
9/12 文責: 森(42)
2日目の朝、起床すると外は真っ白で時折雨も降っていた。ホットドッグとコーンスープを食べ、テント内を整理した後朝焼けを期待しつつ山頂へ向かう。山頂へ着くも相変わらず辺りは真っ白で、日の出の時刻になっても陽の光だけではどこから昇ってくるのか分からないほどであった。少しでも朝焼けが見ることができたらとしばらく粘ってみる。雲が流れ一瞬青い空が見えることがあったもののなかなかにしぶとく、諦めてテントへ戻ることに。
テントを片付け、6:20頃テント場を出発。少し歩いて後ろを振り返ると東の空の雲がきれて青空が見え、テント場のカラフルなテントとの組み合わせが綺麗だった。宝剣山荘あたりからガスもなくなり、千畳敷カールとこれから歩いていく稜線がよく見えた。伊那前岳を過ぎたあたりでチングルマやナナカマドが赤く色付いていることに気がつき、下界ではまだ感じ難い秋の訪れを感じた。ここまでは風がなかなかに強かったが、その後は周囲の木々の背丈が高くなり風もほとんど感じなくなった。皆で雑談をしながら下山を続け、10:40に蛇腹沢登山口に到着。
そこから北御所登山口に向けて林道を歩いていく。途中蛇と遭遇し、皆その後しばらく用心深くなっていた。11:40頃北御所登山口バス停まで残り50mほどになった時、目の前をバスが通過していくが、どうやら予定していたものより一本前のバスだったようで、少し待って無事にバスに乗ることができた。
・高山病の症状が出てしまったので、やはりトレーニングが必要。
・行きの高速バスが若干遅れて内心焦っていた。高速バスを使う際は1時間くらいの遅れは覚悟した方がいい。
・久しぶりの泊まり山行でいい景色が見られて大満足だった。
・やる気も頼りがいもある新人が入ってきてくれて期待が膨らんだ。これから会を盛り上げて欲しい。
・同期だしタメ口で話しても、いいんだよ・・・?
・1日目は曇ってほとんど景色が見えず、2日目もご来光を見に登った木曽駒ケ岳の山頂からは霧によって何も見えなかったが、帰りの稜線を歩いたときは晴れたことで千畳敷カールや北アルプスを眺めることができて、嬉しかった。また、1日目の夕方に短い時間だけ見えた夕焼けに感動した。もう一度登って山頂からの景色を見てみたいと思った。
・山行中、登山道の側面に生えている植物を見て、それらの名前を教えてもらうことがあった。山の植物に興味が出てきたので、名前などを調べてみたいと思った。
・ザックに荷物を整理して入れるのが遅く、他のメンバーを待たせてしまうことが多々あった。次の行動で何を使うかを考えて、テキパキと荷物の整理を行うことを心掛けたい。
・1日目の全行程と2日目の行程の序盤に自分が先頭を歩いたが、歩くスピードが速いので少し遅らせてほしいと他のメンバーに何度か言われた。先頭を行く以上、後ろのメンバーの歩くテンポや速度に気を付けなければならないと思った。
<中田コメント>
・ロープウェイを使って楽をした分、周囲の景色や植物、岩質などに注意を向けながら参考を楽しめたと思う。
・防寒の対策は十分してきたつもりだったが、寒くて動くのを億劫に感じる時もあった。着るもの、着るタイミングを考えて次の山行に臨みたいと思う。
・下りで脚が少し痛くなった。下り方の改良やトレーニングが必要と思う。
<森コメント>
・植物やその色づきを楽しみながら歩くことができた。
・重い荷物は久しぶりだったので少し疲れた。今回の山行では問題なかったが長い山行では気をつけたい。