2021/9/27-28 薬師岳
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
薬師岳山行計画書 確定版
作成者:河野、岸田
■日程 2021年9月27,28日(山中一泊二日、予備日なし)
■山域 立山連峰
■在京責任者 橋本
■在京本部設置要請日時 2021/09/28 19:30
■捜索要請日時 2021/09/29 9:00
■メンバー(4名)
CL河野 SL加藤 渡邉 岸田
■集合
9/26 23:00 バスタ新宿
■交通
□行き
バスタ新宿23:15-(夜行バス)-5:40頃 富山駅
タイムズレンタカー富山駅北口第5 6:00
折立駐車場まで約2時間弱
□帰り
タイムズレンタカー富山駅北口第5まで約2時間弱
その後各自解散
運転者:加藤、河野、渡邉
・車両:シエンタ(富山501 ワ 772 ブルー)
・有峰林道:
9月11日現在有峰林道有峰小見線通行止め→9/17 解除
通行可能時間:午前6時~午後8時まで、普通車1900円
■行程
1日目(計5時間20分)
折立-(2:00)-1866m地点-(1:30)-五光岩ベンチ-(1:30)-太郎平小屋-(0:20)-薬師峠キャンプ場
・折立から1:15程度でアラレちゃん看板
・1866地点にベンチあり?
2日目(計8時間20分)
薬師峠キャンプ場-(0:40)-2,476m地点-(1:10)-薬師岳山荘-(1:00)-薬師岳-(0:40)-薬師岳山荘-(0:50)-2,476m地点-(0:30)-薬師峠キャンプ場-(0:20)-太郎平小屋-(1:00)-五光岩ベンチ-(1:00)-1,866m地点-(1:10)
・薬師峠キャンプ場~薬師岳のピストンはサブザック行動
・薬師峠キャンプ場から約15分程度の場所に沢あり
■エスケープルート
すべて引き返す
■注意点
・クマ出没
・雷雨・強風・低体温症(防寒着!,着替えを持参すること)
・山頂直下のザレ場での転倒
・初心者のサポート
・安全運転
■テン場、山小屋情報
□折立キャンプ場
無料 076-481-1552
※熊の出没により9月3日現在閉鎖中
□太郎平小屋
収容人数100名 素泊まり¥6,500 080-1951-3030
□薬師峠キャンプ場
一人¥1,000 100張 管理所あり、水場あり、トイレあり
ドコモ回線○
□薬師岳山荘
素泊まり7000円(水有料) 090-8263-2523 /090-6271-6852
■地図
2万5000分の1地形図「有峰湖」「薬師岳」
山と高原地図37「劒・立山」
■食当
1日目夜:河野、岸田
2日目朝:各自
■共同装備
・テント(ステラリッジ1、渡邉私物)
本体・フライ:渡邉
ポール・ペグ:渡邉
・テント(ステラリッジ4、加藤私物)
本体・フライ:加藤
ポール・ペグ:加藤→岸田
・救急箱(苺):渡邉→河野
・鍋(竹、小竹):河野
・調理器具セット(ガジャ・マダ):河野
・ヘッド(緑4、7):河野、渡邉
・カート*3:渡邉→加藤2,岸田1
・熊鈴(私物):河野、渡邉
■個人装備
□ザック □ザックカバー □サブザック □サブザックカバー□雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 (□帽子) □水(2L~) □行動食
□非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □スマホ(&バッテリー) □ゴミ袋 □トイレットペーパー □ライター □新聞紙 □軍手 □地図
□コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)
□日焼け止め □マスク □消毒液,除菌シート等 (□サポーター等)
□シュラフ (□シュラフカバー) □マット □コッヘル □ブキ □着替え
■遭難対策費
200円*4人=800円
■悪天時
前日15時頃までに判断
(キャンセル料50%)
■備考
□日没、日の出(@薬師岳)
9/27 17:49
9/28 5:33
□登山届提出先
コンパス https://www.mt-compass.com/ :提出済
大学(東大) :提出済
■各種連絡先
□東大連絡先
教養学部学生支援課 ※開室9:00-16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
駒場正門守衛室 ※常時対応可 Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
Tel:03-5978-5147 Mail:gakusei(at)cc.ocha.ac.jp
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□現地連絡先
富山県富山南警察署076-420-0110
□参照
2018年記録(赤木沢遡行)
薬師岳山荘HP http://www.yakushidake-sansou.com/
太郎平小屋グループHP http://ltaro.com/
平岩さんによる情報提供
そのほかヤマレコ記録など
□コロナ対策 ※[raicho_all:75]より
>1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9.10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)
2021/09/27-28 薬師岳山行記録
作成者 河野、加藤、岸田、渡邉
■総評
カールの織り成すたおやかな山容に加え、樹林帯や木道歩き、ガレ場、枯れ沢など面白みが詰まった良い山だった。そのうえ色づき始めた紅葉が景色を彩り、目を楽しませてくれた。 道は明瞭で特筆すべき難所もないが、単調な登りが続く点や2日間のうち一方は必ず8時間の長時間行動になる点を考慮すると、多少の体力は必要。またこの時期の防寒対策は徹底して行うこと。
2日目の山頂アタックでは、事前の確認不足により実質分隊の形をとることとなったが、明確な基準に基づいた意思決定をメンバー間で行うべきだった。
■メンバー(オーダーは適宜変更、敬称略)
河野(CL/41/B3)、岸田(43/B1)、渡邉(41/B3)、加藤(SL/41/B3)
■タイムスタンプ、天候
□1日目(計5時間25分、うち行動時間4時間):曇りのち晴れ
8:35 折立発
9:03-9:10 休憩
9:35-9:40 休憩
10:10-10:15 1,866地点
10:35-10:40 休憩
11:05-11:10 休憩
11:52-11:58 五光岩ベンチ(2,196m地点)
12:45-13:37 太郎平小屋
14:00 薬師キャンプ場
□2日目(計9時間55分、うち行動時間7時間08分):晴れ時々曇り
4:45 薬師峠キャンプ場発
行程開始約10分後に15分程度休憩
5:35 2,476m地点(薬師平)
6:15 薬師岳山荘
ここまで5分程度の休憩を約3回
---
以下渡邉のCT
5:45 薬師峠キャンプ場 発
6:20 薬師平
6:30 薬師平 発
7:16 薬師岳山荘
7:30 薬師岳山荘 発
8:06 薬師岳
---
7:05-8:10 薬師岳
8:46-8:55 薬師岳山荘
9:25 2,476m地点(薬師平)
10:00 薬師峠キャンプ場着
撤退作業
10:45 薬師峠キャンプ場発
11:05-11:10 太郎平小屋
11:40-11:45 五光岩ベンチ
12:28-12:35 小休止
12:45 1,866m地点通過
13:40 折立
■概況(特筆事項のみ)
・9/29折立駐車場地点で気温11度。防寒対策を徹底する。
・樹林帯を抜けると木道地帯または石の転がる砂の地帯に登山道がかわる。整備されているので歩きやすいが一部木道が老朽化によりシーソー状態になっているので転倒に注意。
・太郎平小屋で薬師峠キャンプ場でのテント利用の受付を行う。16時まで。
・薬師峠キャンプ場出発後ほどなくして涸れ沢のゴーロ帯となる。岩は比較的安定している。目印があるので参考にされたい。
・薬師平から薬師岳山荘で見る紅葉が陽光に照らされて筆舌に尽くしがたいほど美しかった。遠くに見える槍ヶ岳も格好良い。これだけを見に行くために富山に行く価値は十分にある。
・山頂直下はザレ場。滑らないよう注意。
■記録
□1日目(文責:岸田)
9/26に渡邉さんは新幹線、それ以外の3人は夜行バスで富山に向かった。休日だったからかバスの乗り場は混み合い、バスはほぼ満席だった。思っていたよりも寝心地が悪く、あまり眠れなかった。加藤さんもあまり眠れなかった様子だった。
富山から出発地点の折立までは車で向かった。到着後、山行の準備を行い、8:30過ぎに折立を出発した。まずはあられちゃんの看板がある地点を目指して、樹林帯を歩いた。地面が雨の影響で湿っており、また岩場もあって少し滑りやすいところもあった。しかし、基本的には緩やかな上りで、天気も良く、順調に進むことができた。さらに歩いて樹林帯を抜けると開けた道に出た。ただ、その頃には少し曇りはじめ、ガスが発生しているところもあり、見晴らしはあまり良くなかった。だが、紅葉し始めていた山の様子や有峰湖を見ることができた。標高が上がるにしたがって、有峰湖の全体像が見えてきて一人で感動していた。景色だけでなく、道中で先輩方から伺った話も魅力的だった。特に惹かれたのは鳥の方の雷鳥の話だ。もしかしたらいるかもしれないということだったが、残念ながら今回は見ることができなかった。ただ、いつか見てみたいなと今後の山行へのモチベーションにつながった。
約30分おきに休憩を挟みながら斜面を歩き続け、何段あるのかわからない長い階段を上り、ガスの中を進むと太郎平小屋に着いた。太郎平小屋では長めの休憩を取った。天気が少し回復したため、太郎平小屋からは周りの山々が綺麗に見えた。薬師岳の頂上も見ることができた。緑の中、岩の部分が白く見え、そこが綺麗だった。しばらく景色を堪能した後、渡邉さんは太郎山に向かい、他の3人は食事をとるなどした。渡邊さんは名前が太郎ということで、太郎平&太郎山に興奮していて面白かった。
そして、キャンプ場に向かった。キャンプ場についてからはテントを立て、少しまったりした後夕食の準備をはじめた。夕食は河野さんのサバ缶カレーうどんだった。これが先輩方が今までの山行で食べた中で一番美味しいと言っていたほど当たりだった。鍋に残ったカレーはわかめスープでいただいた。そんなアイデアがあるかと、初心者の自分にとっては新鮮でとても参考になった。片付けや次の日の準備をして18:30に寝床に着いた。日が落ちてから想像以上に寒く、さらに普段寝ないような時間帯だったのでしっかり眠れるか心配だったが、寝袋+ダウンでぐっすり眠ることができた。事前のアドバイス通り、防寒具を用意しておいてよかった。
□2日目(文責:加藤)
準備に手間取るなどして予定より少し遅い4:45頃に薬師峠を出発。薬師平に出たころには丁度日の出の時間となり、赤く染まった雲とともに裏銀座の山々から遠く槍ヶ岳まで見渡すことが出来た。紅葉で絨毯のように美しく染まった薬師平を通過し、前方に見える薬師の山頂をめがけて登っていく。
薬師岳山荘の手前まで到達すると、左手に遠く富山湾と富山市の街並みを見下ろすことが出来た。薬師岳山荘からも完全なガレ場となった稜線を歩いていく。薬師岳山荘から山頂までは1時間だが、薬師岳は目の前に見えていたので、30分もかからなそうだ。そう言いながらピーク目前まで行くと、その奥にさらに高いピークが。薬師岳の山頂はそっちだった。稜線で登山道が見えているからと言って地図をよく見ていなかったツケである。とはいえ、そこから薬師岳の山頂まではほとんどアップダウンのない道。景色を見ながら歩いていき、結局薬師岳山頂から50分ほどで山頂に到着することが出来た。
ほとんど人のいない山頂からは、今まで見てきた日本アルプスの山々はもちろん、北方には立山から剣岳、南方には御嶽山や乗鞍岳のものと思える山体、さらには鹿島槍や唐松五竜・白馬といった後立山連峰やそれに続く山々を眺めることができて、山座同定し放題だった。雲一つない晴天とまではいかなかったが、曇天も多い9月の北アルプスとしては上々の天気であったと思う。初秋と言うことで、風よけのない山頂は寒かったが、岩瀬ジャンプをしたり叫んだりして暖を取った。ちなみに今回の岩瀬ジャンプは、寒さによる体の硬さや足場の悪さから最後まで思うようなジャンプをすることはできず、下山後に岩瀬さんからも厳しい言葉を頂いた。来年に向けてさらに精進していきたい。
渡邉と合流して、下山開始。今度は黒部五郎岳や北ノ俣岳の紅葉を前方に眺めながら足早に下っていく。コースタイムを巻きながら順調に下って薬師平に到着。テントを撤収し、さらにそれぞれが飲みたい分の水を水場で調達して薬師平を出発。渡邉を先頭にして歩き始めたが、加藤と河野がついていけず苦情を出して、先頭を岸田君に変更してもらった。太郎平で裏銀座の山々と薬師岳、それと太郎山に別れを告げて下山を開始したころには、前日と同じような雲が登ってきていた。太郎平から折立まではコースタイムで3時間ほど。毎度のことだが同じ道でも行きと帰りに見える景色は異なり、違う道を歩いているように思えた。話題は主に食べ物についての話で、納豆をかきまぜるかどうか・麺類の具は何が良いか、などが話題になっていたように記憶している。最後の方はバテ始めつつも折立に到着。周辺の山からの水を湛える有峰湖を途中で写真に収め、車で富山駅へと帰還した。
■反省(文責:渡邉。在京責任者の橋本さんも交え、メンバー間で議論しました)
2日目朝にかけて,渡邉に体調不良(呼吸の度に胸ないし肺が若干痛む)が見られ,
①ごく少ない知識の中ではあるが,高山病や心筋炎を疑っていること
②テン場では電波が通じず,日が昇れば人が少なくなることも見込まれたので,有事の際に対応して頂ける見込みもない訳ではない太郎平小屋にて待機する可能性があること
の2点を他メンバーに伝えた上で,私が自主的にキャンプ場待機の判断を下し,他メンバーに山頂に向かってもらった。その後仮眠を取った所,体調が回復したため,自己判断のもと,電波状況が改善された時点で事後的な連絡を取った上で,1時間遅れで隊を追う形となり,山頂まで実質分隊となった。
この行動の問題点としては,
①
他メンバーが予期していない行動を取ったこと
②結果としてそのようなことはなかったが,体調が再び悪化するリスクを顧みていない行動であること
③道中電波が入るかどうかは事前には認識していなかったこと
であり,色々な意味で軽率であり,猛省している。
自分が行動に踏み切った判断材料としては,単純にピークをどうしても踏みたかったという意思があった上で,
①その時点では体調がほぼ回復していたこと
②道に難路がなかったこと
③人通りが一定程度あったこと
④個人の救急道具を持ち合わせていたこと
⑤山小屋が道中あること
⑥行程・エスケープルート共にピストンであったこと
⑦その時点でCTをある程度巻いていたこと
であるが,いずれにせよほとんどが主観的であり,また当初電波が入らず,連絡が後手に回った為に他メンバーが私の取った行動を想定していない以上,基本的には最初の判断の通り,テント場待機ないし太郎平小屋待機が必要であった。今後はこのような判断をしないように,厳に戒めたい。
また自分の大まかな症状,テン場or太郎平小屋に待機するという2点の曖昧な了解事項は,パーティー内で共有されていたが,事後的に振り返って,行動自体の問題以外にも,2日目朝の事前の話し合いにも,いくつか不足があったように思われる。当時の事前の話し合いで明確にすべきだった事柄として,
①もう少し症状を詳らかにした上で,そもそも本当に山行が継続出来る/単独待機が出来る症状なのか
②単独待機となった場合,仮に症状の悪化・改善が見込まれれば,いつまでにどこに移動が可能であり,どのタイミングで他メンバーに伝えられるのか(メンバーの力量・ルート状況・電波状況・山小屋の有無・その時点での他メンバーの位置などを考慮)
の2点が特に挙げられるように思う。
尚念の為,帰京後病院を受診し検査したところ,呼吸器・循環器に異常はなく,現在に至るまでその症状は見られていない。
山中で自身が体調不良となるのは,高山病なども含め初めてであり,その状況でいざ判断の数々を下してみると,叩けば埃が出るような判断ばかりであった。今回を結果オーライで済ませることはせずに,もう少し想像力を働かせる機会と単純な知識を増やし,出来るだけベターな選択を出来るように,今後の山行に備えてゆきたい。
■メンバーコメント
□河野CL
・薬師岳は私が5年前に高校の先生に連れて行ってもらった山です。当時は先生の後ろをついていくだけの無責任登山をしていた身でしたが、今回CLとして計画を立て無事遂行でき、少しは成長できただろうかと感慨深く思います。ひとえにサポートしてくださったメンバーや在京の橋本さん、助言いただいたOBOGの皆様のおかげです。ありがとうございます。
・ただし2日目の意思決定ではさらなる議論の余地があったと反省しています。特にトラブル発生の際には、得られる客観的な事実や数的な予測を総合的に考慮したうえで、具体的に隊の意思決定を行うように心がけます。
・ほかにも財布の捜索をしたり長い下山にへばったりと見苦しいところも多く、まだまだ成長の余地があるなと感じました。
・山で好物の鯖缶を食べる夢をかなえられて良かったです。
□加藤SL
・裏銀座や雲ノ平を初めて間近で見ることが出来て、来年に向けて良い下見になった。
・今まで秋の登山は低山ばかりで、標高の高い山で紅葉を見るのは初めてだったので、自分の中で紅葉の魅力が少しアップした。来年も是非この時期にアルプスに行きたい。
・河野さんのわかめスープのわかめで鍋を拭く発想はすばらしい発明だと思う。今後のテント泊ではわかめが必須の持ち物になりそう。
□渡邉
・私の名前があって興奮する地名がいくつかありました。お目汚し失礼しました。
・道中「この尾根は実質丹沢の大倉尾根だな」「ここ滝子山じゃないか」「この辺り仙丈ヶ岳のカールだよな」「あれは会津駒ヶ岳だと思っている」など,CLを興醒めさせる発言の数々がメンバー間で飛び出しましたが,でも山中の地形が本当に色々な山と似ていたんです……特に難路ではなく,単に山容が美しいだけでなく,裏銀座や劔の方もはっきり見え,本当によい山行でした。
・テント場での就寝時はかなり冷えました。自分のシュラフはコンフォート0℃程度ですが,それでもダウンジャケットを着て丁度良いくらいだったかと思います。
・今回の河野さんの食当は,冗談抜きに調理の手間・片付けの短縮と味の両立をかなり高いレベルで兼ね備えたものだったので,現在改変中の「雷鳥を始める人へ」の山用レシピ項目へ,是非とも掲載すべきだと思います。。
□岸田
頂上あたりからの景色は遮るものがなく、とても綺麗でした。富山は遠いなと最初は参加を躊躇っていましたが、本当に富山まで行ってよかったなと思いました。これから色々な山行に参加していきたいです。