2021/10/24 安達太良山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
安達太良山山行計画書 確定版
作成者:新居
■日程 2021/10/24(日) 前夜発・日帰り・予備日なし
■山域 安達太良
■在京責任者 鶴田
■在京本部設置要請日時 2021/10/24 17:30
■捜索要請日時 2021/10/25 7:00

■メンバー(5名)
CL新居 SL岩瀬 小島 杉田 大塚

■集合
10/23(土) 23:00 バスタ新宿4F待合室

■交通
□行き 約5000円
・Willer Express B553便 3620円
バスタ新宿23:20 - 福島駅西口4:10
・JR東北本線 郡山行 418円
7:35福島-7:58二本松
・シャトルバス奥岳便 800円 (現金のみ)
8:15二本松駅前-9:05奥岳登山口

□帰り
・奥岳便 奥岳登山口-岳温泉 300円 (現金のみ)
奥岳登山口12:20/15:30-岳温泉12:40/15:50
・路線バス 岳温泉-二本松駅前 500円 (現金のみ)
岳温泉12:50/14:43/15:30/16:22/17:23/18:12/18:45/19:45-
二本松駅前13:14/15:10/15:54/16:46/17:50/18:36/19:09/20:09
・二本松から東京方面へは色々な帰り方があります
①鈍行のみ 4時間半〜5時間半 二本松から上野まで4510円
上野への終電は、19:08二本松-(新白河・黒磯・宇都宮で乗り換え)-23:38上野
②新幹線 約2時間 郡山から東京まで8998円
東京への終電は、21:23二本松-21:46福島 22:10郡山-23:44東京
③高速バス

■行程
奥岳登山口-1:30-勢至平分岐-0:30-くろがね小屋-0:40-峰の辻-0:20-1646m地点-0:15-山頂-0:30-表登山口・仙女平分岐-1:30-奥岳登山口
(計5時間15分)

■エスケープルート
山頂まで:引き返す
山頂から:そのまま進み、ロープウェイに乗れるなら乗る

■地図
2.5万分の1:「安達太良山」
山と高原地図:「11 磐梯・吾妻」

■共同装備
救急箱(アゲハ):新居
熊スプレー:岩瀬
熊鈴:小島

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具!!! □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □軍手(手袋)□地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め □(ネックウォーマー, 耳当て)

■遭難対策費
100円/人 × 5人 = 500円

■悪天時
土曜日正午までに判断

■備考
10/24日の入(二本松) 16:50
10/25日の出(二本松) 5:56
□登山届提出先
コンパス https://www.mt-compass.com/:未提出
大学(東大) :未提出
□東大連絡先
教養学部学生支援課 ※開室9:00-16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
駒場正門守衛室 ※常時対応可 Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
Tel:03-5978-5147 Mail: gakusei(at)cc.ocha.ac.jp
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□他連絡先
・福島県二本松警察署 0243-23-1212
・昭和タクシー 0243-22-1155
・くろがね小屋 090-8780-0302
奥岳便
https://www.fukushima-koutu.co.jp/upd/attache/files/2021年奥岳臨時便(錦秋号)ご案内.pdf
・岳温泉
https://www.dakeonsen.or.jp/higaeri

□コロナ対策 ※[raicho_all:75]より
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9.10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)

2021.10.24安達太良山山行記録 
作成者:小島
コメント:新居、岩瀬、杉田、大塚、小島
■総評
晩秋の安達太良山を周回コースで巡る山旅
■メンバー
新居(CL/40)、杉田(42)、大塚(43)、小島(43)、岩瀬(SL/40)
■各ポイント到着、出発時間
(計約6時間、うち行動時間5時間20分程度)
9時23分奥岳登山口
9時38分分岐
10時26分馬車道合流
10時35分馬車道合流出発
10時52分勢至平分岐
11時18分くろがね小屋
11時32分くろがね小屋出発
12時10分峰の辻
12時38分牛の背
12時58分安達太良山山頂
13時18分安達太良山山頂出発
13時53分仙女平分岐
14時14分ロープウェイ分岐
14時20分ロープウェイ分岐出発
15時20分奥岳登山口
15時30分バス乗車、帰路
 
■行動記録(文責:小島)
雷鳥初山行だったので、楽しみにしていた。工事中の渋谷駅を品川発新宿行きの臨時列車から眺めながら、10/23の午後11時にバスタ新宿、4階ロビーに集合した。先に新居さん、杉田さん、大塚くんが到着していた。5分ほどで岩瀬さんも登場し、ディズニーランド始発、福島仙台行きのバスもその後すぐに来たので、乗り込んだ。荷物はトランクではなく座席の上の網棚に載せられた。皆さん、よく寝ることができたそうだが、僕自身は寝ているのかいないのかわからない状態で、まだ暗い福島駅に放り出される形となってしまった。夜明け前の福島駅は思ったほど寒くはなかったが、風をしのぐために地下自由通路の空きスペースに陣取り、ウノに興じる。明らかに寝不足の僕に先輩方は気遣ってくれたが、参加した。新居さんと岩瀬さんのコンビが明るく、それほど退屈しないまま、5時15分頃になると駅が開いたので移動し、そのあとは6時開店のガストで朝食を頂いた。雷鳥の役職のことや留学、研究のことなどの話をしているうちに7時を過ぎたので、駅に向かい、7時35分の電車で二本松駅に向かった。奥岳登山口行きのバスに乗り込むと、晴れた日曜日ということもあって、ほぼ満員状態だった。新居さんと某数学大鬼教師の話などをすること30分ほどで奥岳登山口に着く。あだたらエクスプレス(ロープウェイ)乗り場に続く長蛇を横目に、山頂の天気を案じて新居さんが山頂ライブカメラを確認してから出発。登山口はほぼ雲ひとつなかったが、山頂はガスっているという。登山者の多くはロープウェイ経由で時計回りに周回することもあり、人はそれほど多くなく快適な登山となるかと思われたのも束の間、馬車道と呼ばれる広くて整備された道から、旧道に入ると雪解けと思われるドロドロの道となった。大塚くんが以前の山行で早く歩きすぎて注意された話などで盛り上がりながら、急勾配を抜けると、山頂まで見渡せる展望地に出る。山座同定の仕方を教えて頂いた。くろがね小屋までの道は紅葉が綺麗で、火山の岩山とのコントラストが美しい。岩瀬さんのギャグ探知に癒やされながら、くろがね小屋近くで休憩をとり、僕は買ってきたおにぎりを食べた。硫黄の匂いは箱根などに比べてもかなり強く感じられた。くろがね小屋をすぎるとかなりの急登と、反対からの登山者とのすれ違いの多さに悩まされるものの、どんどん視界が開けて行った。峰の辻では地元在住のおばさんに声を掛けられた。聞くと、我々のことをバスで見かけたそう。この方とはそのあとも2回(山頂と下山口)お会いすることとなったが、このような出会いも山ならではの良さだと感じる。その方の指摘するところでは、我々は歩くのが遅く、帰りに1本しかないバスに間に合わなくなる恐れがあるという。新居さんの計画では許容範囲内の時間であったものの、下山したのはバス発車の15分程度前であったから、妥当なご指摘だったのだろう。峰の辻を過ぎても急な箇所が続き、急な登りに慣れない杉田さんは先輩方のサポートを受けていた。稜線に着くと強風のなかでも火口の雄大な眺めを楽しむことができてよかった。上空の雲は多めだったが、時折光が差した時の景色が素晴らしい。ただ、途中で短い休憩や写真撮影の時間を取りすぎたことが原因で、帰りのバスの時間に間に合わせるために山頂でまとまった休憩は取らなかった。山頂付近は雪も残っていながらも、猪苗代湖、二本松市街地の眺めも楽しめて、最高だった。乳首は人が大勢いてほぼ満員状態だった。下山時は、安達太良山特有の泥に足を取られる人が自分も含めて何人かいたが、無事に下山することができた。15時30分のバスに乗り、全員が普通列車を乗り継いで帰路についた。
 
■注意点
・帰りのバスが1本しかなかったのが、若干の時間的な焦りを生んでしまった気もする。ただ、新居さんはきっちりと時間管理をしてくださり、安心してついていくことができた。
・火山灰に起因するぬかるみが想定以上にひどかったので、スパッツなどをしっかり装着しても良かったと思う。
・乳首への登りと降りは一方通行で、特に下りにははしごがあり渋滞しやすいので時間的余裕が必要である。乳首からロープウェイの駅までも道が狭い割に観光客が多く歩くのに余裕を見ておいた方がいい。
 
■メンバー感想
○新居(40)
念願の安達太良山に行くことができ、さらに曇り気味ではあったもののガスは出ることなく紅葉や火口を楽しめるいい山行になった。大塚君からは山で某41期の怖い話(冗談です)を聞き、小島君には計画段階からいろいろ意見をもらい、杉田さんからは地元岡崎に対する愛と下山の才能を感じられ、岩瀬にはいつも通りのユーモアを見せてもらった。夜行バスで4時頃着それから7時過ぎの電車まで待つ、というハードな計画に参加して楽しんでくれた個性あふれるメンバーに感謝。
○岩瀬(40)
久々のハイクで、行ってみたかった安達太良山に行けて満足した。アクセスの悪さ、登山客の混み具合、登山道の歩きにくさとネガティブな感想も持ったが、天気の心配なく爆裂火口と紅葉を目にすることができて総合して楽しかった。42、43期は人数が多くて全員と一緒に山に行ききれないが、毎回新鮮なメンツで登れるのも良いものである。
○杉田(42)
初めての山行で多少不安はあったが、楽しむことができた。下りの道がぬかるんでいたり、山頂付近に雪がうっすらあったりして、歩きにくい道もあったが、紅葉が美しく、満足だった。登りの途中でバテてしまい、新居さん、岩瀬さんに荷物を持っていただいた場面があったので、体力作りが課題となった。全員と初対面だったにもかかわらず、会話が弾み、長時間の移動や待ち時間等も含めて終始楽しい山行となった。
○大塚(43)
・ガスることなく、安達太良山の鮮やかな紅葉や雄大な火口を見ることができて、感動した。小島くんや杉田さんという新しい雷鳥の仲間と出会えたことも嬉しかった。
・地図を見て現在位置や山の位置を予測するのに苦戦した。崖マークの確認や、方位磁石と磁北線を用いた山の位置の確認をしっかりできるようにしたい。
・下りをなるべく早く行うことを意識したが、泥で滑りやすい下りで一度滑ってしまった。今後も下りの技術向上に努めたい。
○小島(43)
初めての雷鳥山行を満喫できました。高速バスで眠れなかったのは痛手でしたが、新居さんと岩瀬さんのコンビに終始楽しませていただき、大塚くんや杉田さんともいろいろ話せたので良かったです。東北の山に登るのは初めてで、天気もガスることもなく綺麗な景色を見せてくれたので、登山道の泥以外には魅せられました。これからもいろいろな山を覗いてみたいと思います。計画してくださり、ありがとうございました。