2021/12/19 茨城県北ロングトレイル
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
茨城県北ロングトレイル計画書 確定版
作成:渡邉
■日程 2021/12/19(日) (日帰り・予備日なし)
■山域 奥久慈
■在京責任者・助言役 山口
■在京本部設置要請日時 2021/12/19 18:00
■捜索要請日時 2021/12/20 8:00
■メンバー (5名)
CL渡邉 SL河野 豊永 宮本 平島
■集合
6:15頃 秋葉原駅より徒歩4分のタイムズレンタカー駐車場発
運転者:渡邉,河野
車両:ヤリス(ハイブリッド)
■交通
一般道,首都高,常磐自動車道を経て那珂IC下車,町営駐車場へ。2時間半程度。
■行程
ポイント呼称は基本的に茨城県北ロングトレイルサイト(https://kenpokult.com)に基づき,CTは茨城県北ロングトレイルサイト,らくルートをもとに算出。
町営第一駐車場-0:40-C24-0:10-C23-0:25-C22-0:15-C21-0:10-C20-0:15-C19-0:45-C18-0:15-C17-0:15-C16-0:15-C15-0:30-C14-0:20-C12-0:10-C13(生瀬富士)-0:10-C12-0:10-C11-0:50-生瀬富士登山口-0:05-町営第一駐車場
計5:40
■エスケープルート
C22まで:そのまま引き返す ※場合によってはC22付近の登山道から国道461号線に降りることも検討する
C22からC14まで:C18付近,国道461号線沿いの水根バス停まで進むor引き返す
C14以降:そのまま進む
■地図
2.5万分の1 「袋田」
茨城県北ロングトレイル(https://kenpokult.com)
■共同装備
救急箱(有紗):渡邉
ヘッド(チビ):河野
カート*2:宮本
■個人装備
□ザック□ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 (□帽子) □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池
□ゴミ袋□軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □着替え □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金
□遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め □マスク □消毒液 □携帯電話 □モバイルバッテリー
■遭難対策費:100円×6人=600円
■日の出日の入 (@大子町)
日没 12/19 16:27
日の出 12/20 6:45
■悪天時:前日18時までに判断
■登山届提出先
・東大教養学部学生支援課
・コンパス https://www.mt-compass.com/
■各種連絡先
□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074 Mail: shien-team.c(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
Tel:03-5978-5147 Mail: gakusei(at)cc.ocha.ac.jp
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□現地連絡先
大子警察署 0295-72-3253
■コロナ対策 ※[raicho_all:75]より
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大5人程度のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9.10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)
■参考
町営第一駐車場(35台 無料)
町営第二駐車場(203台 無料)
■日程 2021/12/19(日)日帰り
■山域 奥久慈
■メンバー(オーダーは適宜変更・敬称略)
CL渡邉(41/B3) SL河野(41/B3) 豊永(41/B3) 平島(41/B3) 宮本(41/B3)
■天候
晴れ
■タイムスタンプ(到着時刻)
ポイント呼称は基本的に茨城県北ロングトレイル
コースマップ(https://kenpokult.com/kenpokult/daigo-fukuroda/) のものを使用。
町営第一駐車場 9:10
C24 9:42
C23 9:57 (月居山頂、小休止)
C24 10:05
C23 10:27 (月居山頂、小休止)
C22 11:06
C21 11:23
C20 11:34
C19 11:41
C18 12:10 (水根バス停、小休止)
C17 12:30 (渡渉地点)
C16 12:55 (滝上展望台)
C15 13:06
C14 13:52
C12 14:17 (生瀬富士山頂)
C13 14:25
C12 14:35 (生瀬富士山頂、小休止)
C11 15:02
生瀬富士登山口 15:35
町営第一駐車場 15:39
■総評
起伏が多く、低山ながら登りごたえがあった。生瀬富士山頂から茨城のジャンダルムに向かうルートは非常に開けていて気持ちよく、他の山ではなかなか経験できないコースであった。天気に恵まれ、気持ちのよい山行となった。
■行動記録
文責:宮本
秋葉原駅近くのタイムズカーシェアに集合し、6:30頃に出発。常磐自動車道を利用し、渡邉くんと河野さんが運転してくれ、8:50頃に到着した。(近くに袋田駅があるが、水戸から電車で1時間以上かかり、本数も2時間に一本程度とかなり不便。)大子(だいご)町の気温は氷点下で、川が凍っていたり一面に霜が下りていたりと、かなりの寒さだった。
駐車場からC24(月居山頂)までは袋田の滝を経由しない道で行き、かなり登り続きの道で、久しぶりの山行で少し息が上がった。寒さ対策で着込んできたが、歩き始めると体が温まってきた。落ち葉が多く、霜柱や凍結も多かったため、滑らないよう注意が必要だった。
C24までロングトレイルのコースとは異なるコースで行っていたこともあり、C24から先は月居山ではなく袋田の滝方面に向かうものだと勘違いして、月居山に一度登ったあと降りてしまった。C24から少し袋田の滝方面に向かったところで途中で気付いたため良かったが、袋田の滝までショートトレイルになってしまうところであった。C24の近くにあった鐘に寄り道して鳴らしたりしていたこともあり、40分ほどのロスになった。
月居山の山頂は葉を落とした木に囲まれており、風景は見えなくはないが写真撮影には不向きという感じだった。最高地点のC22の鍋転山(なべころばしやま)やC21の展望台の方が開けており、眺望を楽しむことができた。
月居山頂からC-18までは比較的なだらかで歩きやすい道が続き、コースタイムより少し巻くことができた。とはいえ道間違いもあり、昼時に差し掛かっていたため、各々好きなタイミングでおにぎりなど行動食を消費していた。
C18で舗装路に出て、C18とC17の間のバス停付近にトイレと自動販売機があった。ロングトレイルの道からは少し外れたところにあるため注意する必要がある。
C17地点は渡渉地点で、当日の水位は、靴底が浸かる程度の部分はあれど深い場所は特になかったため渡ることにした。転倒する者はいなかったが、最後の最後に少し難しい部分があり、靴の中を濡らしてしまった人も多かった。(今回は使わなかったが、両岸に長靴が置いてある他、迂回路もあるため悪天候時はそれらを利用できる。)(好天で気温も上がってきたので歩いているだけですぐに乾いたため良かった。午前中に濡らしていたら体温が下がっていたかもしれない。)
渡渉の後は何度か急登があり、途中で豊永さんの足が攣ってしまった。足のつま先を掴んで体の方向に押して筋肉を伸ばすと攣りが和らぐということで、河野さんがすぐにストレッチをしてくれた。
C16が袋田の滝のほぼ真上にあり、崖を覗き込むことで滝を見ることができた。上から見たため迫力は少し劣ったが、それでもかなり大きかった。下からも見る機会があったら見てみたい。
やはり登りが多く険しかったため、距離の割に時間がかかり、14:17に生瀬富士山頂に到着。
生瀬富士の山頂はC12だが、有名(?)な”茨城のジャンダルム”はC12からC13の間にあり、豊永さんと河野さんが待機し、渡邉くん、平島くんと宮本の3人でC13に向かった。
C13への道には大きな難所はなく、クライミングに熟練していない宮本でもC13地点まで行くことができたが、両側が急崖なのと道もほぼすべて岩場で、かなり怖い道だった。C12に戻ってからは集合写真を撮り、そのまま下山となった。山頂でお湯を沸かして温かいものを食べる予定だったが、日没を考えるとあまりのんびりしていられなかったことと、もう寒くなかったことからすぐに出発した。午後には日なたの霜柱はすっかりなくなっていた。
C11の直前で険しい斜面があり、そこでコースの整備されている方とすれ違い、こちらのパーティーの下りを待っている間に少し話したりしていたようだ。(宮本は最後尾で話せず。)
C11からの下りはロングトレイルのルートを外れ、駐車場方面に30分程度で一気に下ることができた。行きの車ではM-1グランプリに間に合うよう早く登ろうという話をしていたが、結局東京での解散は8時頃になった。
■感想・雑感
□渡邉(CL)
・低山らしからぬ、中々面白いスリルのある岩場、水量のある渡渉、馬の背、絶壁から袋田の滝を見下ろせる展望台を含むものであり、大変魅力的な登り応えのあるハイクであった。今年開通されただけあって、テープやロープ、道標の整備はかなり行き届いている一方で、C18-C17の間は下界に降りたのにも関わらず、道標はなく道が分かりづらい。
・地元のおじさん曰く、月待の滝の方へとロングトレイル自体は延伸されるらしい。ロングトレイルから今後も目が離せない。
・月居山の所で道間違い(というより寧ろルートの記憶違い)をしてタイムロスしたのが反省である。戒めたい。
・久々に同期山行が出来た。かつて後追いで筑波山行きそびれハイクを立てた山口くんの在京のもと、かつて筑波山に行けず恨み辛みを言いまくっていた河野さんも来られて、これまた良かった。皆さんありがとう。
(・M-1は6組目のオズワルドから間に合いました。錦鯉おめでとう)
□河野
・三点支持を必要とする登りやそこそこの規模の渡渉など、アスレチック要素に富んだ行程で、終始飽きずに登ることができた。
・地図に磁北線を入れ忘れたり月居山で地図を見返すのを怠って道間違いに気づかなかったりと、個人的に反省すべきところのあるハイクだった。同期での低山ハイクだからと少々気が緩んでいたが、記録の多くない今回のハイクは実際にバリエーション要素の強い山で十分にリスクの伴うものであったと思う。どんな山でも、有事の際の意思決定を任される立場であることを心の片隅に置き、自分のことはもちろん、他のメンバーに対する気配りができるよう戒めたい。
・豊永さんのおにぎりの具材クイズで鰻の錦糸おにぎりを見事に当てた。もらえるか交渉してみたがダメだった。
・同期山行むちゃくちゃ楽しかったです、ありがとう。
□宮本
雷鳥での山行はほぼ2年ぶりでした。雷鳥外での登山も半年以上空いていてちゃんとついていけるか不安でしたが、楽しめたので良かったです。
車山行も初めてでしたがこれはアプローチが楽でいいですね(非運転者目線…)早起きして眠い中と帰りも疲れている中運転してくれた渡邉くん、河野さんは本当にありがとうございました。
□平島
・綱や鎖のある岩場が多かったり、初めて広い川の渡渉をしたりと、低山らしくなくアクティブで、しかもよく晴れていたので満喫できた。こういった山を他にも探すのも面白いかもしれない。
・「茨城のジャンダルム」で両脇の崖に軽く足がすくんだが、気を持ち直してなんとかなった。これもまた初めてで、足がすくむとはこういうことかと知る、面白い体験だった。
・月居山をそのまま通過することは事前に見ていたはずなのに、違和感を意識まで持ってこずに引き返してしまった。結局ただ疲れて時間が伸びるだけで済んだが、気を引き締めていきたい。
・車に荷物を色々置いていける点も楽だった。疲れている中車の運転ありがとうございました。
□豊永
・外に出ない生活のせいか体力が大変落ちていてよろしくなかった。せめて山行前にはある程度体を動かすなり、食事を取るなり(……)しておくべきだった。反省。
・標高は決して高くはなかったが葉が落ちていた影響もあってか視界が開ける場所は多く、また尾根を辿るルートであったため常に景色の変化が楽しめた。手足を使って登る岩場やそれなりに大きな川の渡渉もあり、面白いルートだった。冬枯れの道も雪山や秋の山とは違った趣があって良い。
・同期山行ということで終始ゆるく会話ができてよかった。運転してくれた二人には頭が上がりません。正直寝てました。