2022/4/12 大菩薩嶺下見
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
大菩薩嶺下見山行計画書確定版
作成者:小西
■日程 2022/4/12
■山域 大菩薩
■在京責任者 山口
■在京本部設置要請日時 2022/4/12 20:00
■捜索要請日時 2022/4/13 9:00
■目的:新歓の下見
■メンバー
CL小西, SL近, 加藤, 宰田
■集合
7:35のバスに間に合うように塩山駅に集合
■交通
□行き
塩山駅南口7:35-大菩薩峠登山口8:02 300円
□帰り
大菩薩峠登山口-塩山駅南口 (15:00/終18:30) - (15:27/終18:57)
■行程
大菩薩峠登山口 -0:25- 分岐 -1:45- ロッヂ長兵衛 -0:25- 福ちゃん荘 -1:00- 雷岩 -0:10- 大菩薩山頂 -0:10- 雷岩 -0:40- 大菩薩峠 -0:30- 天狗棚 -0:45- 小屋平 -0:30- ロッヂ長兵衛 -1:20- 分岐 -0:20- 大菩薩峠登山口 【08:00】
■エスケープルート
大菩薩嶺まで:引き返す
〜大菩薩峠まで:富士見山荘を通り福ちゃん荘へ
それ以降:そのまま
福ちゃん荘〜塩山 約40分(タクシー) 約5800円
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □エマージェンシーシート □ライター □ゴミ袋 □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □日焼け止め □タオル□軍手/手袋 □軽アイゼン (□カメラ□サングラス□温泉セット□スパッツ(ゲイター))
■地図
25000分の1:「大菩薩峠」
山と高原地図:「大菩薩嶺」
■共同装備
救急箱(苺):小西
軽アイゼン:加藤、近、宰田
■遭難対策費
100×4=400円
■悪天時
前日18:00までに判断
■備考
□警察署電話番号
日下部警察署 0553-22-0110
□施設情報
ロッヂ長兵衛 幕営400円/人 素泊まり5000円/人
山梨県甲州市塩山上萩原2367 雨宮方 0553-33-4641
URL: http://www.choubei.info/
福ちゃん荘
幕営400円/人 (100名前後分のスペース有) 素泊まり4400円/人 水場あり
090-3147-9215
URL: http://www.kcnet.ne.jp/~fukuchan/
タクシー会社情報
塩山タクシー 0553-32-3200
甲州タクシー 0553-33-3120
□4/12 日の出 05:17
日の入 18:15
□コロナ対策 ※[raicho_all:342]3/2より一部改訂
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9.10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)
大菩薩嶺新歓下見ハイク 記録
■日程2022/4/12(火)
■山域 大菩薩
■天候 晴れ
■メンバー(4名)
CL小西, SL近, 加藤, 宰田
■総評(小西)
好天に恵まれ楽しい下見でした。本番は新入生も喜んでくれると思います。
■タイムスタンプ(宰田、近)
8:15登山口
8:38分岐(休憩)
10:20ロッヂ長兵衛
10:46福ちゃん荘(休憩)
12:07 雷岩
12:24 大菩薩嶺
12:42 雷岩到着(休憩)
13:32 大菩薩峠(休憩)
14:01 天狗棚到着(休憩)
14:56 小屋平を出てすぐの沢到着(休憩)
15:22 ロッヂ長兵衛(休憩)
16:45大菩薩峠登山口バス停
■記録(宰田、近)
始発に乗って新宿方面へ。塩山駅は中央線の駅なので乗り換えが1回しかなくて楽でした。途中駅で近さんと合流しました。朝、山に囲まれて電車に乗っているのは気持ちが良いです。塩山駅で加藤さん、小西君と合流し、バス停に行きました。梅が咲いていて綺麗でした。バスが来る前にお手洗いを済ませ、バス停にいらっしゃったおじさんが雪はもうないと仰っていて一安心したのですが…。30分ほどバスに乗って登山口バス停に到着しました。バスはかなり空いていました。バス停を降りてすぐ、建物があって、その前のベンチで日焼け止めを塗ったり準備して、記録じゃんけんをしたところ私が負けました。まだ書くのは2回目です。歩き始めてすぐ右側にトイレがありました。道沿いには所々白い桜が咲いていて、葉はまだなくちょうど満開くらいで綺麗でした。初めはずっとアスファルトの国道で、靴紐もまだ上までは結んでいない状態で登っていきました。右側には沢があって、途中道がぐねぐね曲がっているあたりにダムのような滝のようなものが2つありました。そのあたりで沢沿いにショートカットが出来そうかと思いましたが無理でした。この辺りで道が狭くなって、すぐに国道から外れて登山道に入るところに着きました。ここで靴紐を上まで結んで、登山道に入りました。土の道で、所々岩が出ていて石もまあまああるといった歩きやすい道でした。一瞬国道に再び出てすぐ沢を渡るところで左手に滝が見えました。沢を渡ってすぐのところの千石茶屋という建物の前に飲み物の旗がたくさん立ててありましたが、閉まっていました。その茶屋のところを左に曲がってコンクリートのまっすぐな道を少し進みます。この辺で近さんが記録の後半を受け持つと言ってくれました。本当に優しいです、ありがとうございます。突然道が左にがくんと折れて急に道が急勾配になりました。狭くて曲がりくねった急な道をしばらく進むと、尾根伝いの道に出ました。真ん中が凹んでいて両側が高くなっていて、真ん中の凹んでいる道は時々倒れた木の幹が邪魔したりしているので、上がれるところで右側の高くなっているところに上がるのが良さそうです。落ち葉が多くふかふかしていて一見歩きやすそうなのですが、加藤さんによるとふかふかした道は体力を削ぐのだそうです。木の根の階段の道もありつつ、また一瞬国道に出ました。この辺で西側の南アルプスが雪を被っているのが見えました。その後は左側が高く右側が低くなっている斜面の道を進んでいきました。ロッヂ長兵衛に着くと、屋根があるところにテーブルとベンチがあって、お手洗いもあってしばらく休憩しました。道の脇にはまだ雪が残っていました。歩き始めてすぐ福ちゃん荘につき、テント場の確認をしました。蛇口もありました。ここでもまた休憩をして、おにぎりを食べました。小西君がいちごチョコみたいなものを3人に勧めていましたが、誰も食べませんでした。福ちゃん荘を出てからは尾根伝いの道を進んでいきましたが、所々まだ雪が残っていました。でもこのあたりはまだ避ければ全く踏まずに済む程度です。雷岩に着く少し手前のところで右手に富士山が見えました。年中同じところまでてっぺんが白いのは、そこが森林限界だからだそうです。その辺りから木がなくなって、土と石だけの道になりました。雷岩に着くと石の山がありました。雪の時期でもピークが判るようにしているのだそうです。そこから大菩薩嶺までの道は北向きということもあり、雪がかなり残っていて歩き辛く、大菩薩嶺まで行って帰ってくる部分をカットしようかという話も出ましたが、折角なので行くことにしました。雪の道は適当に踏むと滑るので、雪が出来るだけ無いところを選ぶか、それが無理ならしっかりと垂直に踏み込むようにして慎重に進んでいきました。大菩薩嶺は周りが木に囲まれていました。雷岩まで戻る時も、雪を飛び散らせて周りの人にかけないよう気を付けて帰って下って行きました。下りは踵を雪に踏み込むのが良いそうです。雷岩で昼食をとりました。食べ終わって荷物をまとめた後岩の上に登ると、晴天のおかげで景色がとても綺麗でした。(以上宰田)
雷岩を出たあと、右手に湖や稜線を見つつ下った。途中シカのすっとんきょうな鳴き声が聞こえた。その後水たまりや泥の道が続き、前を歩いていた宰田さんにどろが跳ねないようにそっと歩いた。それでも自分のスパッツにどろのしぶきが付くのを感じて少し渋い気持ちになりながら下った。途中雪が登山道周辺にあるところでは、照り返しがとても強く、サングラスのありがたみを感じた。そして岩場を下った。途中で3頭のシカを実際に目にすることができ、手を振ったところ耳を振り返してくれたため、シカと通じ合えた気がした。
大菩薩峠を出た後、積雪のある登山道を通った。靴の跡を頼りに、また上りの時はつま先から靴を雪に突っ込むと良いという加藤さんのアドバイスを胸に、慎重に登った。雪の道を登りきった天狗棚で取った休憩で、さっきの道大変だったね〜という話を加藤さんと小西くんがとても楽しそうな表情で話していたので、2人のすごさを改めて実感して感銘を受けた。天狗棚を出た後、最初は木が無く草が生えた道を歩いた。その後再びどろの道になったが、下って行くにつれてどろは無くなり、格段に歩きやすくなった。左手に山の峰や湖、崖を見つつ、黙々と下っていった。下りが長く続いたため、次第に口数も少なくなり、また徐々に速度も上がっていった。小屋平を過ぎて少し歩いたところで沢を渡った。渡った先で休憩を取り、休憩終了後は森の中を歩いた。今回の山行でほぼ唯一木陰を長い間歩いた時間だった。涼しく、とても気持ちよかった。上りもあったが行程前半の上りと比べると良心的で、余裕を持って登れた。また加藤さんが上りの位置を覚えていらっしゃって、「これから上りだ」と事前に教えてくださったので覚悟をすることができた。最後の上りの時も加藤さんが事前に「最後の上りだ~」と叫んでくださったので、力をふり絞ることができた。ロッヂ長兵衛を出発した後は、石と砂の上に落ち葉がたくさん積もった道をひたすら下っていった。前を歩いていた宰田さんが一定のスピードで下っていたので後ろを歩いていてとても歩きやすかった。その後道路を歩いてバス停に行った。バス停に着いたちょうどその時にバスが来たので、天気から始まり今日はとてもついている日だと思い、嬉しかった。(以上近)
■メンバー感想
◯小西
・少し暑かったが、良い天気の中新歓下見を行えてよかった。ただし今回も結構日焼けしてしまった。
・道は整備されていてとても歩きやすい、急傾斜や岩場もほとんどない、はじめてのテント泊にうってつけの山だと思う。
・本番は、ペース配分と休憩に気を配って新入生が快適に歩けるようにしたい。
・今後もより良い山行を目指して精進したい。
◯近
・富士山や稜線、湖、街並みなど登山道からの眺めが本当に美しく、また登山道自体も岩場や木の根が張り出した道、落ち葉が積もった砂道などいろいろな種類があって面白く、山の魅力を実感した。新入生にも登山の楽しさが存分に伝わるのではないかと思った。
・下見の今回は日帰り用のザックで歩いたが、上りでとてもハードなところがあった。新歓合宿本番ではより重い泊まり用のザックで歩くため、特に傾斜がきつくなる上りなどでは新入生の状態に気を配ったり休憩を多めに取ったりすることが必要だと感じた。
・休憩の時に地図を見て位置を確認したり次の休憩地点までの道の様子を予測したり、また雪が積もった道を歩く時の注意点を教えていただいたりして、学ぶことの多い山行になりました。ありがとうございました。
◯加藤
・久しぶりの登山としてはアップダウンが有り、雪道もあるタフな山行で、良いリハビリになったと思う。
・2019年の新歓以来の大菩薩を43期の3人と登って懐かしかったです。とはいえ、ペース的には終始小西君に引っ張られっぱなしでした。
・近さん/宰田さんが僕よりこまめに地図をチェックしていて見習わなきゃと思いました。新入生にも地図読みを教えて、地図を見る習慣をつけてあげて欲しいです!
◯宰田
・今までで一番の長時間行動で、しかもとても暑く、体力的にはきつかったですが、天気が良く景色が綺麗だったのが良かったです。雪の上を歩くのも、新鮮でした。雪がなければ道も歩きやすかったです。新歓合宿に適していると思いました。
・日焼け止めを2つ塗り重ねていたら、一日中半袖でいたにもかかわらず全く日焼けしなくて良かったです。