2022/5/1 浅間嶺

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
浅間嶺山行 計画書 確定版
作成者:藤田、山口
■日程 2022/5/1
■山域 奥多摩
■在京責任者 鈴木
■在京本部設置要請日時 2022/5/1 19:00
■捜索要請日時 2022/5/2 9:00
■メンバー 
1隊
上級生
CL藤田, SL大澤, 宰田
新入生
前田, 八木, 市東, 伊東, 是友, 片岡, 顏

2隊
上級生
CL山口, SL近, 呉
新入生
原島, 吉田, 田上, 及川, 松本, 鈴木, 井原

■集合 JR武蔵五日市駅 8:20

■交通
□行き
武蔵五日市駅 8:40発(1番のりば・五里18系統・藤倉ゆき・IC: 483円) 9:23払沢の滝入口下車
次)9:00(1番のりば・五滝10系統・数馬ゆき・IC: 483円)

□帰り
・浅間尾根登山口 14:55 発 五10or五滝10系統・武蔵五日市駅ゆき・所要約60分・IC:912円) 次)15:44発 16:10 発
 武蔵五日市駅下車・解散

■行程
払沢の滝入口―(0:15)―払沢の滝―(0:15)―払沢の滝入口―(2:30)―浅間嶺―(0:20)―人里峠―(1:10)―数馬分岐―(0:40)―浅間尾根登山口バス停 (余裕があれば、九頭竜の滝と龍神の滝を見にいく)
計4:55

■エスケープルート
浅間嶺付近→上川乗バス停(1:00)
人里峠付近→人里バス停 (0:40)
これら以外→引き返す、orそのまま進む

■地図
二万五千分の一地形図:猪丸、五日市
山と高原地図::奥多摩

■共同装備
救急用具(有紗):宰田

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋  □ライター □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め

■個人装備(新入生用)
□動きやすい服(汗をかくので、コットンを避けて、出来るだけ化学繊維の服にする。ジーパンNG。怪我や虫刺され対策として、長ズボンやタイツを履くなどして肌の露出を少なくすると良い。) 
□リュックサック
□スニーカー or 登山靴(履き慣れた歩きやすいもの。汚れても良い靴で。) 
□雨具(100均のカッパなどでよい。登山中は傘は持てない。) 
□防寒具
□飲み物(水やスポーツドリンクなど、量は人によるが1L以上はあると良い。天気予報に応じて、やや余裕を持たせる。) 
□行動食(おにぎり・パンなど短時間でさっと食べられるもの) 
□ゴミ袋
□筆記用具(ペンがあれば十分。)
□計画書(最新版を印刷して持ってくる。) 
□学生証 
□健康保険証 
□現金(交通費など。念の為5000円程度は余分に持ってくる。) 
□タオル
□日焼け止め(健康のためにも使ったほうが良い)
□地図(CLがコピーを用意し現地で配布)
□マスク
□消毒液 or アルコール除菌シート(CLでも用意します)
□常備薬
□帽子

■遭難対策費 100×6=600円(上級生のみ徴収)

■備考
□日の入18:29(檜原村5/1) 
 日の出4:51(檜原村5/2) 
□悪天時: 前日昼頃に判断
□交通機関情報:西東京バス五日市営業所
□コロナ対策 ※[raicho_all:75]より
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人程度のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. 三密を回避できない状況ではマスクを着用する。(電車内、混雑した登山道、頂上周辺等)
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が2週間前から当日朝まで毎日検温して担当者に提出。少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
10.メンバー全員が 2週間前から行動記録をとって担当者に提出。
(9.10については担当者が管理し、必要があれば提出できるようにしておく)

浅間嶺新歓山行 記録
作成藤田、記録:宰田
日程:2022/5/1
山域:奥多摩
天候:曇のち雨

メンバー(12名)
CL藤田, SL山口, 近, 大澤, 宰田

新入生
伊東, 及川, 片岡, 原島, 吉田, 松本, 鈴木

■総評
・天候が悪かったので予定より新入生の人数が減ってしまったが、来てくださった皆さんには楽しんでもらえたと思う。
・後半小雨に降られたものの、過度に道が滑りやすかったりすることはなく、それほど登山に支障はなかった。

■タイムスタンプ
9:09払沢の滝入口
9:19払沢の滝
9:40払沢の滝入口バス停すぐの分岐
9:42 9:00バス2人と合流
休憩1回
10:37時坂峠
休憩1回
11:42浅間嶺方面・上川乗方面の分岐(13分休憩)
12:01浅間嶺
12:55上川乗バス停

■天候判断
 当日の午後から雨予報ということで、行程を短縮して、当初エスケープルートであった、浅間嶺についた後上川乗方面に下山する、というルートをとることにした。基本的に参加したい新入生のみを連れていくという判断のもと、前日(4/30(土))の昼頃、それでも参加したいかどうかという投票がlineの新入生グループで行われた。14名中9名が参加希望で、結果登山靴やセパレ、ザックカバーをすでに持っている新入生が集まることになった。1隊4名、2隊5名だったのでこの時点では隊分けはそのまま、ということになった。

■出席・遅刻状況・隊分け
・上級生1名、新入生2名が欠席。メンバーが上級生・新入生合わせて12名まで減ったので、隊分けはせずまとまって行動することにした。
・新入生1名が予定の8:40発のバスに間に合わないということで、上級生1名が駅に残って一緒に9:00発のバスに乗り、他のメンバーが払沢の滝を見て戻ってきたところで合流することにした。

■ルート概況
□アプローチ
・武蔵五日市駅からバスで20分程度。Suica使用可能。icカードだと料金が1円単位なので少しだけ安くなる。20分間隔。混雑はしていなかった。
□払沢の滝入口バス停~払沢の滝
・沢伝いの道。観光地として非常にしっかり整備されている。階段も雨で流れていたりなど全くなく、広くて非常に歩きやすい道だった。
□払沢の入口バス停すぐの分岐~時坂峠
・おおよそのコースタイムでいうと国道10分、登山道15分、国道10分、登山道10分という構成。始めは沢伝いだが、途中で尾根に上り、最後は斜面に沿うような形。尾根の登山道は木の根の階段が多い。今回のコースの登りの中では、1番急だった。滑りやすい箇所などは特になかった。
□時坂峠~浅間嶺方面・上川乗方面の分岐
・斜面→尾根→沢沿い→斜面。
・後半は、左が高く右が低い斜面だったが、道の右側が盛り上がっており切り株があって、一歩足を滑らせたら落ちるということもなさそうだった。
□浅間嶺方面・上川乗方面の分岐~浅間嶺
・尾根伝いの道。すぐ着いた。
□浅間嶺方面・上川乗方面の分岐~上川乗バス停
・尾根伝いだが木に囲まれていて景色が見えるわけではない。土の細い道で時々急なところがあり、慎重に下った。

■行動記録
 行きの経路を調べたとき、ホリデー快速の存在に気づいていなかったので、予定より早く7:55に武蔵五日市駅に到着しました。電車で斜向かいに座っていたのが新入生の鈴木さんであったということを、改札を出てから知りました。武蔵五日市のパンフレットが置いてあるのを教えてくださって、一緒に眺めていたところ、ぼちぼち上級生・新入生1名ずつを除く11名が揃いました。新入生の及川さんは、残念ながら雷鳥には入らないことになさったそうですが、今日は楽しんでくださいと、お伝えしました。
 山口さんを除く10名で8:40のバスに乗って出発しました。バスでは、及川さんと授業のことやバス停の地名なんかについてお話ししました。30分くらいバスに乗って、払沢の滝入口バス停に到着しました。及川さんは、後ろから乗って前から降りるバスが新鮮だったようです。
 新入生のみなさんに地図を配って、衣服の温度調整をして、払沢の滝に向けて出発しました。平らな道で歩きやすかったです。新入生の鈴木さんから、総合科目Eの森の生物学のお話を聞きました。山の斜面で、広葉樹は斜めに生え、針葉樹は真っ直ぐ生えるそうです。周りを見てみると、確かにその通りでした。
 払沢の滝は、写真で見たよりも大きかったです。戻る途中、隊の中で距離が空いてしまっていました。鈴木さんから、高校時代の山岳部のお話を聞きました。払沢の滝から浅間嶺方面の道に戻る経路が2通りあって、私たちは元来た道をより払沢の滝入り口バス停に近い方の分岐まで戻ったのですが、9:00バスの2人と合流したのはもう少し浅間嶺方面に進んだ方の分岐でした。合流したところで、新入生何人かが地図の見方を聞いて下さったので説明しました。
 その後1列になって出発しました。新入生の伊藤さん・吉田さんとオリ旅行や入試や寮のことなどについてお話ししました。お2人とも理科一類で、吉田さんは私の下クラでした。オリ旅行に行っていなくて申し訳ないです。途中休憩の時に、鈴木さんからも寮のお話を聞きました。時坂峠の休憩の時、伊藤さんが、山の色がパッチワークみたいになっているのは落葉樹と常緑樹が入り混じっているからだと教えてくださいました。鈴木さんから、高尾山ハイクで一緒だったという理科一類の新入生の方のお話を聞きました。私の高校の後輩の方だそうで、お会いできるのが楽しみです。浅間嶺まで残り1/4くらいの地点で、右側の低い側の斜面の木が伐採されていて、割り箸みたいだと後ろの方で新入生の方が言っていたのが面白かったです。左側の高い側の斜面には、葉のつき始めた桜などが咲いていて綺麗でした。
 浅間嶺方面・上川乗方面の分岐の辺りから小雨が降り始め、昼ごはん休憩はその分岐の休憩所ですることになりました。伊東さんが、小雨だとそれはそれで緑が濃くなって綺麗なのだと、教えてくださいました。雨具を身につけてザックカバーを装着し、歩き始めてすぐに浅間嶺に到着しました。集合写真を撮ってまたすぐに上川乗方面に下山を始めました。新入生のみなさん体力にはまだ余裕があるようでした。
 下りはずっと木に囲まれた土の細い道を50分ほど下っていきました。木の葉っぱに守られて雨は当たりませんでした。途中また隊の中で少し間が空いてしまっていました。前の人に声をかけるべきでした。及川さんから高校時代の演劇部のお話を聞きました。
 上川乗バス停に着いてしばらくすると、雨が強くなってきました。40分くらい待ってバスに乗りました。駅に着いたら流れ解散にするということになったので、そこで、みなさんありがとうございましたという挨拶をしました。バスに乗っていると結構雨が本格的に降ってきて、鈴木さん・及川さんと、こうなる前に下山できて良かったねと、お話ししました。帰りの電車で、伊東さんが、雷鳥に入りますと言って下さって、嬉しかったです。雷鳥の普段の活動について、お話ししました。伊東さんは雨で靴が汚れてしまった場合に備えて、電車に乗る用の別の靴を持参なさっていました。素晴らしい気遣い、見習いたいと思います。
 楽しいハイクでした。みなさんありがとうございました。

感想
CL藤田
・序盤はペースが早くなりがちだった。もっと後ろを振り返る必要があったと思う。
・前日の天候判断が難しかった。今回は新歓山行ということで若干の雨を覚悟して決行したが、普段の山行では雨の予報が少しでもあれば中止、延期にするのもありだと思う。
・新入生はすぐに打ち解けていて山行を楽しめていたと思う。また、メンバーが全員無事帰還できたので任務は果たせたと思う。
・欠席した上級生はかなり反省してほしい。

SL山口
・5回目だが、5月初めの新緑の時期は初めてで、新緑のトンネル、見晴らす奥多摩の山肌の黄緑に感激した。緑のパッチワークの谷間に集落の小屋根が見える、絵画のような風景である。山頂には桜が少し残り、山吹なども見られた。次はもう少し早く花盛りの時期に行きたい。
・午後から本降りの雨との予報に合わせた対応をとり決行したが、参加者への事前説明、当日の判断などは適切に行われたと思われる。
・新歓ハイク・新歓合宿はニューリーダー育成の場としても機能する。それぞれ学んだこと感じたことを今後に活かしてほしい。

近
・景色は終始曇りがちだったが、新緑の登山道を歩くのがとても気持ちよく、楽しかった。
・適度に余裕があり、自分の前後の新入生が遅れたり顔色が悪くなったりしていないか気を配ることができたと思う。
・下り坂も特に危険を感じることはなかったが、もう少し雨がひどくなるとスニーカーでは滑りそうな感じがしたので、雨判断の重要性を感じた。
・休憩時間などで新入生同士で会話が盛り上がっていて、親睦が深まってよかった。

大澤
・雨が心配だったが、天気予報を見ての前日のルート変更のおかげで雨が本格的に降る前に山行を終えることができて良かった。
・参加してくれた新入生たちはみんな元気で、問題なく無事に山行を終えることができて良かった。
・当日山口先輩が、歩くペースに合わせて新入生の歩く順番を調整してくれたが、自分も見習いたい。

宰田
・新入生の女子3人みなさんと仲良くなることができた気がして嬉しいです。ボールペンのインクが出なくなってしまった時貸してくださって、ありがたかったです。今度からは2本持っていきます。
・登っている途中の景色は良かったし、下りも本降りにはならず、新入生の皆さんも楽しんでくださったようで、行って良かったと思います。新入生の皆さんが既に登山靴を持っている方々だったのも安心でした。
・今後自分が新入生に教える立場になれるようもっと成長したいと思います。