2022/5/28 大山ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
大山ハイク計画書 第二版
作成者:河野、鈴木
■日程 2022年5月28日(土)(予備日なし)
■山域 丹沢
■山行目的 登頂、山歩きに慣れる
■在京責任者、助言役 鈴木
■在京本部設置要請日時 2022/5/28 20:00
■捜索要請日時 2022/5/29 7:00
■メンバー(5人)
CL河野, SL中田, 渡邊, 平戸, 白川
■集合
秦野駅8:50
*切符は丹沢・大山フリーパスBキップの購入をおすすめします。往復分のバス・電車込みの切符で、こちらの方が安くなります。新宿駅発の場合、1560円です。
購入方法:小田急自動券売機で「フリーパス」→「丹沢・大山フリーパスBキップ」(当日から有効分のみ購入可能で,二日間有効)
■交通
□行き
秦野駅9:04-(丹沢バス秦21ヤビツ峠行)-9:52ヤビツ峠
□帰り
大山ケーブルバス停-(バス)-伊勢原 最終20:32
■行程
ヤビツ峠-(1:10)-大山-(0:20)-1120m分岐-(0:45)-見晴台-(0:30)-阿夫利神社下社-(0:45)-大山ケーブルバス停(計3:30)
■注意事項
ヤマビル対策
・(長袖)、長ズボン
・スパッツ、ストッキング、ゲイター
・塩、虫よけスプレー(足元に)
■エスケープルート
大山まで:引き返す
大山山頂付近:表参道で阿夫利神社駅へ(大山山頂より1:10)
それ以降:そのまま進む
■地図
2.5万分の1「大山」「厚木」
エアリア「丹沢」
…https://www.yamareco.com/map/map_cj.php
■共同装備
救急箱(アゲハ):河野
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □ライター □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル □日焼け止め □マスク □タオル □消毒液orアルコール除菌シート(□サングラス □着替え □リップクリーム)
■遭難対策費100円*5=500円
■備考
□日出・日没時刻(大山)
5/28日没 19:57
5/29日の出 4:23
■悪天時
前日16:00までに判断
■現地連絡先
伊勢原警察署 0463-94-0110
秦野ビジターセンター 0463-87-9300
■参照
□2019年度記録
□丹沢大山フリーパス https://www.odakyu-freepass.jp/tanzawa/
□日没・日の出 https://alumicase.com/acdc/mountain.html
□バスhttps://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000801329-1/nid:00128162/rt:0/k
■コロナ対策
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える
大山ハイク記録
■日程 2022/5/28(土)
■山域 丹沢
■天候 曇りのち晴れ
■メンバー(5人)
CL河野, SL中田, 白川, 平戸, 渡邊
■タイムスタンプ
10:00 ヤビツ峠発
休憩2本、15分程度
11:30-12:00 大山山頂
13:00-13:05 見晴台
13:30-13:55阿夫利神社下社
14:35大山ケーブルバス停
(計4時間35分、うち行動時間3時間20分)
■総評(河野)
3時間程度の短い歩きだったが、木道の階段だけでなく、岩の埋まった山や鎖の打ち込んである岩場、片方が切れ落ちたトラバース、落ち葉が多く滑りやすい道など、山によく出る地形が程よくまとまっており、山での歩きを体験できたという意味で今回の目的は達成できたのではないだろうか。また、短時間の余裕のある山だからこそ、パッキングや地形の説明、山でのマナーなど基本事項を共有する機会を得ることができた。
■反省、改善策
行動服が綿だったメンバーがいた。
特に山行経験の少ない会員がメンバーにいる際には、打ち合わせや事前準備の段階での装備の確認(持っているかだけではなく、その装備で問題ないかも含めて)の徹底や、『雷鳥を始める人へ』を読むなど山を始めるときの基本ルールの事前学習を推奨する。
■ルート概況等
・ヤマビルは見かけず。ただしヤビツ峠バス停で被害に遭っている他の登山客がいたので注意。
■記録(渡邊)
天気は晴天でとても過ごしやすかった。一方で、その影響もあるのかかなり多くの登山客がバス停に並んでおり、後ろの方に並んでいた筆者は予定通りの便に乗ることができなかった。直後に臨時便が出たが、コースタイムに余裕がない場合などは注意する必要があるかもしれない。
登山口においては中高年のグループがヤマビルの被害に遭っていたようだった。前日に雨が降っており、土が湿っていたため、ヒルが潜んでいるように思われてどこか不気味に感じた。登山口からしばらく階段を登ると両脇を生い茂った草に挟まれた尾根道に出る。なだらかな道で楽になったので記録に書き留めるものはないだろうかと周囲を見渡しながら歩くのだが、良い具合の風物がなかなか見つからない。風景描写もなかなか簡単ではないなと思う。
登っている途中に通りすがりのおじさんが薔薇色の花をつけた低木を指して山躑躅だと教えてくれた。四月から六月に花をつける植物であるようなので、ちょうど今の時分が盛りのようだった。なるほど、目線の上にも綺麗なものがあるのだなと思って、ちらちらと気にしていると、白い山躑躅を見つけた。
さて、しばらく登っていると岩場に出た。足場が少し悪く、鎖を利用して体を支えながら登る必要もあったが、この際に先輩から三点支持で体を支えると良いと教わった。支点が二つだと体が回転してしまう、ということだった。
しばらく登って見晴らしの良いところで休憩したが、霧が出ていたために眺望は望めなかった。また、ここでは読図について教わった。土の崖の地図記号はなかなか目にする機会がないので勉強になった。
山頂に着くと、未だ霞がかかっていたため展望は良くなかったが、霧景色は山頂に神社を戴く大山の雰囲気に合っているようにも思った。ちなみに山頂では河野さんが材料を持ってきてフルーツポンチを振る舞ってくださった。とても美味しかったです。ありがとうございます。
山頂から見晴台まではだらだらとした下りであった。特に階段が多く、落ち葉も積もっていたために意外と歩きづらかった。見晴台からは等高線に沿った平坦な道を歩いた。このような道歩きのことをトラバースと呼ぶそうだ。途中に滝もあり、沢のせせらぎも流れてどこか清涼な雰囲気のある道だった。
そのように歩いていくと阿夫利神社下社に到着した。特に江戸時代に広く信仰されたという大きな神社で、観光客も多く大山が人びとの重要な信仰対象となっていることを感じ取れた。また、下社からさらに降りる階段は凸凹していて歩きづらい一方で、苔むしていて江戸時代から使われていたものかと思うと少し嬉しかった。
その後また少し降って、下山したが日はまだ高く余裕を持った山行であったので良かったと思う。総評としてはさまざまな景色や厳かな寺社を目にすることのできる美しい山であった。
■感想
□河野
・3時間程度の短いハイクだったが、教えようと意識すれば教えられるものは沢山あるなと思った。私自身まだまだ読図がへたくそなので今後も勉強する必要あり。
・今年も面白い新入生が入ってくれたな〜と思いました。楽しんでくださったなら幸いです
□中田
・新緑が良い。
・個人的には阿夫利下社からの景色より、大山寺からの木の間の景色が印象的だった。
□白川
・登山客とすれ違うことが多かったり、進むごとに景色が変わったりしていて、疲れや辛さを感じることなく、最初から最後まで楽しみながら過ごせました。今回学んだ読図やバランスの取り方を、次に活かしたいと思います。最後の下のこじんまりした商店街の雰囲気がとても気に入りました。
□平戸
・次回までに服買います
・神社などが好きなので楽しかったです!
□渡邊
・古い寺社や滝があり、どことなく神聖な雰囲気があって良かった。