2022/5/29 乾徳山ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
乾徳山ハイク計画書 メンバー在京用
作成者:河野、中田
■日程 2022年5月29日(日)(予備日なし)
■山域 奥秩父
■山行目的 登頂、岩場の練習
■在京責任者・助言役 加藤
■在京本部設置要請日時 2022/5/29 20:00
■捜索要請日時 2022/5/30 7:00
■メンバー
CL中田, SL河野, 近, 伊東
■集合
タイムズ立川錦町第11 6:00集合
運転者:河野
車両:未定(決まり次第在京に報告)
■交通
一般道、中央自動車道を経て勝沼IC下車、乾徳山登山口バス停近くの駐車場へ。1時間半程度
■行程
乾徳山登山口バス停-0:20- 乾徳山登山口-1:40-国師ヶ原十字路-2:00-乾徳山山頂-1:40-車道出合-1:10-徳和峠-0:15-乾徳山登山口バス停
計7:05
■注意事項
・岩場
■エスケープルート
乾徳山山頂まで:引き返す
乾徳山山頂〜車道出合:大平高原からタクシーで乾徳山登山口バス停 
それ以降:徳和峠に下山
■地図
二万五千分の一地形図「川浦」
山と高原地図「金峰山・甲武信」
■共同装備
救急箱(エーデルワイス):中田
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □ライター □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル □日焼け止め □マスク □タオル □消毒液orアルコール除菌シート(□軍手□サングラス □着替え )
■遭難対策費
400円
■備考
□日出・日没時刻(乾徳山山頂)
日の出 4:23
日の入 19:02
(参照:https://alumicase.com/acdc/mountain.html)
■悪天時
前日18時までに判断
■各種連絡先
□現地連絡先
日下部警察署塩山分庁舎 Tel:0553-32-0110
□タクシー
甲州タクシー Tel:0553-33-3120
牧丘タクシー Tel:0553-35-2104

□コロナ対策
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。

乾徳山ハイク記録
■日程 2022/5/29(日)
■山域 奥秩父
■天候 快晴
■メンバー(4人)
CL中田, SL河野, 近, 伊東
■タイムスタンプ
8:22 登山口バス停
8:45 乾徳山登山口
8:48 発
9:55 錦晶水
10:02 発
10:32 国師ヶ原
10:47 発
11:57 乾徳山山頂
12:25 発
13:08 国師ヶ原
13:18 発
14:05 道満山
14:15 発
14:42 登山口バス停
計6時間20分

■総評(中田)
・ある程度の標高差と岩場があって、体力をつけ、経験を積むのに適した山行であった。天候や展望にも恵まれ、メンバーは登りながら終始感嘆していた。
・岩場は登りごたえがあり山頂からの展望も秀逸であったが、草原地帯も負けず劣らず展望がよく、五月の風が吹くと尚のこと心地が良い。「極楽平」の名にふさわしい場所であった。
・CTや終バスの兼ね合いで自動車でのアプローチを採用したが、少し速いぐらいのペースでも6時間程度に短縮できるため、電車・バスのアプローチでも良さそうである。特に日曜夕方の渋滞は考慮に入れたほうが良い。

■反省
・装備忘れ:救急箱を忘れた。
・装備不備:国土地理院地図やエアリアではない地図を印刷した。画像サイズ、解像度が不十分で磁北線がないので細かい読図には不向き。

■コース概況等
・登山口から岩場までと道満尾根は普通の登山道。地図では等高線が詰まっている箇所もあるが、葛折なので何ほどのこともなく登れる。道が不明瞭というほどではないが、谷は比較的開けているので足下をよく見て踏み跡を探すこと。
・鎖場は全部で5箇所ほど。鳳岩は最初の4~5mを登ればあとは比較的楽に登れる。どの岩もフリクションが弱くやや滑りやすいので安定したスタンスやホールドを探して登る。

■記録(伊東)
・〜登山道入口
午前六時、立川駅前のタイムズ錦町集合。レンタカーで麓の駐車場まで移動した。小さめの第一駐車場は埋まっていたが、第二駐車場はガラガラだった。靴を履き替えた後、登山道入口まで、舗装された道路を二十分ほど歩いた。
自分が普段歩くよりもペースが早く、心配になったが、申し出たところ先輩方が合わせてくださった。
・登山道入口〜駒止
明るい針葉樹林。林業用と思われる道が何本かあった。
「銀晶水」という看板のある水場に出会ったが、休憩はせず、そのまま登った。
駒止のあたりは平坦になっていて、木の生えていない場所からは山頂のあたりが見えた。
・駒止〜国師ヶ原
引き続き、明るい林の中を登った。錦晶水という水場で休憩をしたあと、さらに進んでいくと開けた草原に出た。風通しがよく、景色もよかったが、登りがきつかった。振り返ると富士山が綺麗にみえた。
国師ヶ原は尾根の上にあり、乾徳山がよく見える。月見岩という、高さ七メートルほどの岩の前で休憩をした。岩に登ったり、景色の写真を撮ったりした。
・国師ヶ原〜扇平
国師ヶ原をすぎると、再び山道になった。大きな岩が増え、斜面が急になった。私は体力的に辛くなってしまい、何度か休憩を取ってもらった。
道中に、「胎内」「剃刀岩」などの名前がついている大岩があった。
・扇平〜山頂
長短様々な鎖場が続いた。山頂の直前にある鳳岩の鎖場が最も長く、七メートルほどあった。私たちは通らなかったが、迂回路あり。
山頂は狭かったが、見晴らしがよかった。持ってきたりんごデニッシュがつぶれてしまったという話を先輩にしたら、「パンは潰して持ってきた方がいいよ」と言われ目から鱗だった。
・山頂〜登山道
国師ヶ原まで戻った後、行きとは違う、道満山を経由する道で下山した。国師ヶ原と道満山で休憩を取った。針葉樹林だった行きとは違い、照葉樹林だった。道中、道がわかりづらくなっていたところがあり、登山道からそれかけた。午後三時ほどに登山道入口に到着した。
・登山道入口〜
徒歩でレンタカーに戻り、荷物をまとめて出発した。暑かったので、先輩に奢っていただいた炭酸が美味しく感じた。高速道路で渋滞に巻き込まれ、時間がかかってしまったが、それ以外は問題なく立川に到着した。運転してくださった先輩に感謝。

■感想
□中田
・極めて満足度の高い山行だった。
・諸々の反省点は今後の山行に全て生かしたい。

□河野
•乾徳山頂、国師ヶ原、道満尾根の分岐周辺の草原が気持ち良すぎた。風が心地よくて2時間くらいお昼寝したかった。ここですでに私の中で乾徳山の評価は100点だったのだが、その後の奇岩の数々や楽しい岩登りで150点になった。
•日曜夕方の登りの自動車道を完全に舐めてた。今回は新入生の参加や岩場初体験など不確定要素が複数あったため、行動時間が伸びて交通手段がなくなる心配がないようレンタカーを使った。結果いずれも杞憂に終わり皆さんを遅い時間まで連れ回すことになった。ご迷惑をおかけしました。
•@中田くん&近さん
時々後ろを振り返ったり伊東さんを気遣う言葉をかけたりと、上級生として後輩を連れて行く意識が各所で見られてとても頼もしかったです。誕生日のサプライズも本当にありがとうございました!
・@伊東さん
久々の登山お疲れ様でした。ペース配分の調整や休憩など我慢せずにしてくれたおかげで、こちらも安心して登ることができました。帰りはご迷惑をおかけしましたが、懲りずにまた山に来てくれると嬉しいです…!

□近
・鎖場は、足の置き方や鎖への体重のかけ方が難しかったが、苦労して登った後の頂上からの展望は最高だった。また、登山道も森、日の照る平原、そして岩場…と多様で、とても楽しかった。
・前から2番目を歩いていたが、自分が先頭を歩いているつもりで登山道の簡易標識や踏み跡を意識して歩けたのがよかった。また、自分の後ろに気を配り、間が開いてしまっていないか意識できたのもよかった。
・中田くんのスピードがちょうどよく、鳳岩まで体力を保つことができた。また河野さんと初めてご一緒させていただき、非常に多くのことを学ばせていただいた。今後に生かしたい。新歓ハイクに引き続いて伊東さんとご一緒でき、たくさんお話しできて嬉しかった。

□伊東
変化に富んでいて楽しい山だった。特に、岩場が楽しかった。
久しぶりの登山で少し体力が持つか不安だったが、先輩方のおかげで何とか登ることができた。