2022/6/17 武甲山ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
武甲山ハイク計画書 第二版
作成者:豊永

■日程 2022年6月17日(日帰り、予備日なし)
■山域 奥武蔵
■目的 登頂、観光
■在京責任者 宰田
■在京本部設置要請日時 2022/6/17 19:30
■捜索要請日時 2022/6/18 7:00
■メンバー(3名)
CL豊永, SL河野, 加藤

■交通
□集合
八王子駅 6:15

□行き
レンタカーで一の鳥居駐車場へ
※30台程度、土日は7時頃には満車?
運転者 河野、豊永、加藤

□帰り
レンタカーで八王子へ戻り、車を返却し解散

□車両情報
ベーシック/ライズ (八王子 501 ワ 213:ブルー)

■行程
一の鳥居-0:30-678m地点-0:45-大杉の広場-0:55-武甲山-0:40-シラジクボ-0:50-子持山-0:40-大持山-1:10-妻坂峠-0:30-一の鳥居
計6:05
※悪天の場合武甲山ピストンに変更。

■エスケープルート
一の鳥居~小持山:シラジクボ側に引き返し一の鳥居へ下山
小持山以降:妻坂峠から一の鳥居へ下山

■地図
二万五千分の一地形図:「茅ヶ岳」「若神子」
山と高原地図「22 奥武蔵・秩父」

■共同装備
救急箱(アゲハ):河野

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋  □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル □日焼け止め □マスク □タオル □消毒液orアルコール除菌シート □温泉セット !!□熊鈴!! (□着替え  □リップクリーム)

■備考
□日出・日没時刻(@武甲山)
6/17 日没 19:10
6/18 日の出 4:19

■悪天時
前日19:00までに判断

■警察署電話番号
秩父警察署 0494-24-0110

□コロナ対策 ※[raicho_all:461]
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。

過去記録
2014年度記録

6/17(金) 武甲山ハイク記録
□日程 2022/6/17(金)
□山域 奥武蔵
□天候 曇りのち晴れ
□メンバー
CL豊永, SL河野, 加藤

□タイムスタンプ
9:24 一の鳥居登山口発
9:47-9:52 678m地点
10:30-10:35 大杉
11:25-12:00 武甲山山頂
12:20-12:25 シラジクボ
13:37 678m地点
14:05 一の鳥居登山口着

□総評(豊永)
・同期山行は楽しい。
・登山道の状態に関しては、低山でも気を抜かず計画段階でしっかりと調べ尽くしておくことが大事。
・荒れた道の歩きにくさを実感した。登山道を日々整備してくださっている方々に改めて感謝。
・武甲山はやはりすこしかわいそうだった。

□ルート概況(河野)
・山頂からシラジクボに向かう道は急坂のため通行に注意する。トラバースの道もやや細く谷側へ転落すると復帰が難しそうなので山側に寄るなど事故防止を心がける。
•山頂直下は石灰岩の石が転がっていて印象的。石灰岩はすこしだけ滑りやすいため注意。
・ジラジクボから浦山口駅へ向かう道は荒れ果てており、かつ人の入った痕跡が見られないため使えない。
・シラジクボ~678m地点途中の850m分岐を左折するルート以降は、台風の影響か主に沢での崩落部分が多い。通れないほどの極端な悪路ではなく(山に慣れていない人は通らないほうが良い)、またシラジクボにおいては通行止めの処理はされていないが、一方で678m地点ではトラロープで封鎖されているため通らない方が無難。通過のために2~3箇所渡渉が必要だが、浮石も多く岩は苔で滑るので通行注意。
・渡渉後もコンクリートが濡れて予想以上に滑るエリアが散在していたので注意。

□記録(加藤)
 6時半頃八王子のタイムズに集合し、河野さんの運転で秩父へ。飯能市を通過して秩父盆地に入ると、目指す武甲山の姿が見えてきた。山麓では、武甲山で採掘した石灰を扱っているであろうセメント工場の前を通過。ちょうど9時頃に、登山口の一の鳥居に到着した。平日でも駐車場の半分以上が埋まっていたので、休日は満車になるのだろう。天気はあいにくの曇り。今年できたばかりだというトイレとベンチで準備を済ませて、CLの豊永さんを先頭に出発。
 しばらくは舗装された急坂が続く。平日は休業している茶屋の前に登山用の杖が置かれていたが、雨で濡れていたし、ピストンか周回かこの時点では決めていなかったので、記念撮影だけして素通り。途中の貯水池にはたくさんのオタマジャクシが泳いでいた。沢の渡渉地点には数リットルのペットボトルが置かれていて、余裕がある人は山頂のトイレまで運んで欲しいとの看板が。僕もトレーニングのためには運んだ方が良いのだが、睡眠3時間の寝不足のため素通り。いつしか舗装路は登山道に切り替わり、急な斜面をジグザグに整備された道を登っていく。
 出発して2時間ほどで山頂直下の神社に到着。今までの山で見たどの神社よりも立派な社殿と鳥居で、秩父における武甲山への信仰の強さを感じた。山頂には8名くらいのグループがいたが、僕らの到着を見て降りていったので、ソロの登山客と僕らでほぼ貸し切り状態に。山頂から石灰の採掘現場は意外と近く、重機の音が聞こえてきた。展望の方は生憎の曇りで遠くまでは見渡せなかったが、秩父盆地とその周辺の山を見渡すことが出来て良い景色だった。休憩中には、僕が伊吹山のお土産として豊永さんに依頼していたゆかりの海老せん、河野さんが持ってくてくれたとうもろこしを食べた。いつものことながら、山頂で食べたので2倍増しの美味しさだった。
 山頂から20分ほど坂道を下ってシラジクボへ。登ってきた東側の登山道に比べて、小持山から伸びるこの道はかなり急登だった。大持山小持山に登るか、ショートカットして一の鳥居に降りるか、当日決めることにしていたので、分岐のあるこの場所での判断となった。目的である武甲山への登頂を果たして満足したこと下山後の温泉等を楽しみにしていること等を鑑み、主に僕のモチベが低かったので下山することにした。下山する途中の分岐では、急登のルートではなく迂回するルートを選択肢たのだが、途中に3箇所ほど崩落している箇所や、道に川が流れこんでいる箇所があり、明らかに普通の道ではなく、登山初心者だと不安という感じの道だった。山頂側の分岐には何の標識もなかったが、登りに使った道との合流地点にはロープが張られていたので、一応通行止めになっていたようだった。サイトの情報では通行止めとは判断しにくかったが、登りでロープが張ってある道がどの登山道か確認することで、この道を通らずに済んだと思う。反省。14時頃に一の鳥居駐車場に到着した。
 西武秩父駅の温泉に入った後、すぐ横のフードコートへ。豊永さんと僕は三年前に雲取山に来た時から気になっていた豚丼を、河野さんは豚丼とワラジカツ丼を半分ずつ堪能した後、高台にあるミューズパークの展望台に車で移動し、そこから登ったばかりの武甲山と秩父の街並みを眺めた。
 雷鳥全体グルの画像にも設定されている武甲山の今の姿を僕は好きだが、やはり昔の写真と比べるとその変わり果てた姿にショックを覚える。重機の音が鳴り響いていた山頂は、かつて今より30m高い場所にあったらしい。秩父の人々が信仰の対象にしてきた山は、今も失われ続けているが、今の秩父や自分達が住む街の発展は、この山から取れる石灰岩とそれを採掘する人のおかげでもある。僕らの普段の生活が、自然の犠牲のもとに成り立っていること、それに対する責任とを実感する山行だった。

□感想
豊永:
・梅雨の晴れ間に楽しく登れて良かった。目的の登頂と観光をしっかり果たせたので満足。
・歩きやすい登山道だなあとのんびりしていたら下りの道で牙を剥かれた感覚がある。
・2019年の雲取山の帰りに西武秩父駅で先輩が食べていた豚丼がとても美味しそうだったのが印象に残っていたので、今回しっかりと堪能してきました。味についてはより詳しい文献があるので、そちらをご参照ください。
勝手に再掲: 2019年度記録
・免許を取って早2年、免許合宿中眺め続けた山に登ろうというコンセプトだったにも関わらず、2人に甘えて相変わらず後部座席での賑やかしに専念してしまった。実習で通った懐かしい道を横目に今の自分を見つめ直す(?)良い機会になりました。そろそろペーパーを卒業します……。

河野:
・山頂まで展望ナシの平凡な山だったものの、山頂で秩父の街が一望できたり、豊永プレゼンツの伊吹山土産を頬張ったりと満足度の高い山行になりました。久々のまったり同期山行楽しかったです。計画ありがとうございました。今後も定期的にやっていきたいです
・表だけでなく裏側も台風で崩落しており「武甲山 かわいそう」と検索したくなる人の気持ちがいっそう良く分かりました。
・最後の最後に運転でやらかしました。駅付近は注意する。帰るまでが登山だ

加藤
・武甲山は一年生のころから一度登ってみたいと思っていたので、同期との山行という形で行けて良かったです。
・一日眠かったので、当たり前ですが、そろそろ山行の前日は計画的に、しっかりと睡眠をとるようにしていきたい。