2022/8/6 四阿山
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
四阿山山行計画書 確定版
作成者:河野
■日程 2022/8/6(土) 日帰り
■山域 上信越
■目的 登頂、交流
■在京責任者、助言役 山口
■在京本部設置要請日時 2022/8/6 19:00
■捜索要請日時 2022/8/7 9:00
■メンバー(3人、確定)
CL河野, SL渡邉, 加藤
■集合
タイムズレンタカー西府駅前 3:00過ぎ発
河野自宅で前泊
■交通
レンタカーで八王子JCTから圏央道、関越道、上信越道を通って菅平牧場管理事務所へ。目的地まで都内から3時間以上
※菅平牧場管理事務所 1人2-300円
車両::ヤリス(ハイブリッド)(多摩502 ワ5440 ブルー )
運転者:加藤、河野、渡邉
■行程
菅平牧場管理事務所-(1:40)-2021m地点-(0:20)-中四阿-(0:35)-2212m地点-(0:15)-2279m地点分岐-(0:20)-四阿山山頂-(0:15)-2279m 地点-(0:40)-大隙間-(1:00)-根子岳-(1:10)-1741m地点(0:20)-菅平牧場管理事務所(計6時間35分)
※想定されているCTに大幅な揺れアリ
■エスケープルート
四阿山まで:引き返す
四阿山から:そのまま進む
■地図
二万五千分の一地形図:「四阿山」
山と高原地図:「17 志賀高原」
■共同装備
救急箱(エーデルワイス):河野
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー (□ライター □新聞紙) □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □日焼け止め □マスク (□消毒用品)□虫よけスプレー(□温泉セット □免許証 □タイムズ会員証)
■遭難対策費
100×3(人)=300円
■悪天時
決行
■注意点
・①のルートの場合、根子岳直下の鬼遊びの庭、大隙間前後の急峻な部分に特に注意。
・安全運転
■備考
□日の出日の入(四阿山)
8/5 18:59
8/6 4:46
■警察署情報
・上田警察署 0268-22-0110
・長野原警察署 0279-82-0110
□コロナ対策 ※[raicho_all:461]
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7.水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また下山後の会食も控える。
8. テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9.メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
四阿山・根子岳山山行記録
■日程 2022/8/6(土)
■山域 志賀高原
■天候 曇りのち晴れ
■メンバー(3名)
CL河野, SL渡邉, 加藤
■タイムスタンプ
6:20 四阿山登山口
7:10-7:20 小四阿
7:54-7:59 中四阿
8:49-9:27 四阿山
10:17-10:21 大隙間
10:58-11:53 根子岳
13:02 菅平牧場管理事務所
計 6時間 43分 (休憩2時間)
■総評
殆どの時間をガスの中で過ごしたが、時折ガスの切れ間から見える志賀高原や、大隙間から望む根子岳などが目に心地よかった。メンバーにドライバーがいるなら日帰りハイクとしてぜひおすすめしたい山である。連日の雨のせいかぬかるみが酷い状態になっており、また半ば藪漕ぎをするような箇所も多いので、前日までの天気に応じてゲイターや長袖の着用など濡れ・汚れの対処は行うべき。
■反省
四阿山山頂で1.5L分のペットボトルを落とした。
メンバー全体で多めに水を持っていたので装備状況に問題はなかった。
対策:岩がちな尾根や痩せた山頂など安定しない場所で荷物を降ろすときは、荷物が転がっていかないよう十分留意する。
■ルート概況
・菅平牧場管理事務所から渡渉ポイントまでの道が小川状態になっていた。少雨ですぐに増水するので通行には注意。
・天候によってぬかるみ箇所多数。ゲイターの着用推奨。
菅平牧場管理事務所~小四阿間で渡渉ポイントが一か所あり。飛び石代わりのコンクリートが設置されているので難易度は低い。前日の悪天候にもかかわらず増水している様子は見受けられなかった。枝沢に流れ込んでいるのだろうか。
・渡渉が終わると肩の丈ほどのクマザサが断続的に登山道を覆う状態になり、藪漕ぎ体験ができる。怪我防止のために長袖の着用推奨。
・熊目撃情報がちらほらあるらしいので熊鈴の持参推奨。
・全体を通して危険箇所は殆ど見受けられなかったが、根子岳山頂直下の崩落地帯は滑落すると大事故になるため通行に注意する。
・根子岳直下から菅平牧場管理事務所までのルートも特に難所はない。天候によっては滑りやすいので注意。視界が開けている時間帯が長く気持ち良い歩きを楽しめる。
■行動記録(加藤)
朝2時に前泊した河野家で起きて出発。
渡邉の運転で、至る所に「真田」の文字が溢れる上田市に到着した。登山口のある菅平はラグビーのメッカらしく、朝早いのにも関わらず、ラグビー部らしき学生たちが朝からランニングしていた。
朝ごはんを食べる牛のいる牧場に囲まれた道で、6時すぎに登山開始。熊が多数出現する山でもあるので、熊鈴とラジオを鳴らして登っていく。歩き始めて割とすぐに渡渉地点があるが、その周辺は登山道が川と化してとても歩きづらくなっていた。
一時間ほど歩いて小四阿に到着。少し開けた場所だったが、あいにくの天気で何も見えていなかった。個人的にはガスガスの天気も少しテンションが上がる。そこから四阿山までの道は胸くらいの笹に囲まれた道が多かったが、その笹が濡れていてかつ道が狭かったため、服もかなり濡れてしまった。もし藪漕ぎ体験施設があったならば、こんな具合だろうという笹の生え具合だった。
山頂には行動開始から二時間半ほどで到着。それほど広くはない山頂には三つぐらいのグループが休憩を取っていた。この地点でも、天気は変わらずガス。
そこから歩き始めると、少しづつ雲間に青空が見え始め、根子岳の登り返しに差し掛かる頃には、夏空と言えるような天気に変わりつつあった。
11時頃に根子岳山頂に到着。こちらは100人以上滞在できそうな開けた山頂で、周囲にはカラフルな色の花が咲き、多数の虫も集まっていた。しかし、この山頂では変わらず曇り。天気は好転する予報だったので、1時間程山頂に滞在し、ようやく下山しようという頃に雲が少なくなって上田市街や長野市街まで見渡せるようになっていた。下山中はガリレオ(『沈黙のパレード』9月16日公開!)関連楽曲の話をして降りて行った。下山間際に、今まで見てきた芋虫史上、もっとも可愛い動きをしている芋虫に出会った。その姿はしっかり写真に収めているので、興味のある人はドライブから見て欲しい。
下山口ではそれぞれソフトクリーム、ブルーベリースムージー、バナナレタススムージーを食べた。
上田市街に降りると、かなり暑くなっていた。立ち寄った温泉の前では、丁度その日行われる真田まつりのリハーサルをしていて、地元の合唱曲をBGMに露天風呂に浸かるという稀な体験をした。その後、上田城跡を訪問して帰宅の途についた。
■メンバーコメント
□河野
・1年ぶりに四阿山の登頂を果たせて何より。個人的には根子岳の方が好みで、クマザサの草原がつくり出す牧歌的な風景と岩場の崩落のギャップを持ち合わせた山容は素敵だった。
・渡邉くんが前だと頑張って歩いちゃって早々にバテるので自分のペースを守ろうと思う。
□渡邉
・リベンジをしっかり果たすことが出来た。四阿山に関しては鼻から諦めていたが、根子岳ももう少し待てば、カラッとした晴れ間が期待出来た。しかしながら、十分である。
・北信は日帰りにしては総じて気持ちの良いので、日帰りを気軽にこの辺りで立ててもらえると、満足感が非常に高いと思う。
・上信越道,横川SA~佐久平PA辺りの霧の塩梅の違いで,明らかに群馬側と長野側の気象が違うのを露骨に体感した。
・安室ちゃんを車で掛けると、ノリノリでインターチェンジをミスるので、やめた方が良い。(Body Feels EXITを掛け直して、漸くインターチェンジのEXITに行き着いた)
□加藤
・子供のころから近くに通っていた山に登ることが出来て良かったです。
・信州の田園風景を見ると、夏が来たって感じがします