2022/8/8 滝子山ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
滝子山ハイク計画書第二版
作成者:近
■日程 2022年8月8日(月) (予備日なし)
■山域 大菩薩
■山行目的 登頂・山行経験を積む・交流
■在京責任者・助言役 山口
■在京本部設置要請日時 2022/8/8 19:00
■捜索要請日時 2022/8/9 9:00
■メンバー
CL近, SL宰田, 岸田, 城所, 八木
■集合
笹子駅 8:40
■交通
□行き
高尾駅(6:43/7:07/7:41) --JR中央本線-- 笹子駅(7:33/7:57/8:36) ―860円
□帰り
初狩駅(16:14/16:52/17:42~23:15) --JR中央本線--高尾駅(17:14/17:43/18:38) ー770円
■行程
笹子駅-0:20-吉久保入口-1:00-道証地蔵-0:53-1129m地点-1:32-滝子山-0:35-檜平-1:30-藤沢子神社-0:20-初狩駅
[計6:10]
■エスケープルート
滝子山まで:引き返す
滝子山以降:そのまま進む
■注意事項
□施設など
・下山途中の水場は飲めない
・トイレは無いので笹子駅で済ませる必要
・笹子駅はコンビニが無く、買い出し不可
□登山道
・沢沿いは路肩に注意
・1129m地点分岐後の岩場・道迷い
・頂上付近の道迷い
□(参考)
2022/7/10の記録では大きな危険箇所は見当たらず
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4477678.html
■地図
山と高原地図「25 大菩薩嶺」
2.5万分の1:「笹子」「大月」
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)□日焼け止め □マスク□タオル □着替え □消毒液orアルコール除菌シート(□充電バッテリー □ライター □新聞紙 □サングラス □リップクリーム □熊鈴 □携帯トイレ □替え靴下 □虫除け)
■共同装備
・救急箱(アゲハ):近
■遭難対策費
100円×6人
■悪天時
前日18時までに判断
■現地連絡先
山梨県警
富士吉田警察署 0555-22-0110
大月警察署 0554-22-0110
■備考
□日出・日没時刻(大菩薩)
日の出 4:49
日の入 18:51
(参照:https://alumicase.com/acdc/mountain.html)
□過去記録
2019年度記録
2018年度記録
2015年度記録
□コロナ対策
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
滝子山ハイク 記録
□日程
8/8(月)
□山域
大菩薩
□天候
晴れ
□メンバー
CL近, SL宰田, 岸田, 城所
□タイムスタンプ
9:02 笹子駅
9:23 吉久保入口
10:37 道証地蔵
11:21 1129m分岐着
11:30 出発
12:06 1270m合流地点
13:17 滝子山山頂着
13:56 出発
14:44 檜平
16:29 藤沢子神社
16:50 初狩駅
□総評
沢沿いの登山道は空気・音ともに涼しく、また頂上からの展望も良かった。登山道は幅の細い道、岩場、沢にかけられた橋、滑りやすい下り坂など多様だった。メンバーにとって楽しくかつ良い経験になる山行だったと思う。
□ルート概況
▪️アプローチ
中央本線は20分に1本。笹子駅は無人駅で、ICカードなどのチャージ不可。後日精算という形になる。道路標識に東京まで100数キロと表示されていたので、学割が使えたのかもしれない。改札内にお手洗い有。トイレットペーパーあり。改札を出たところに登山届の記入用紙と提出ポストがある。生年月日や服の色なども記入。
■笹子駅〜吉久保入口
車通りの多い道路で、細い歩道が続く。歩道は段差になっていてガードレール有。終始アスファルトの道。
■吉久保入口〜道証地蔵
アスファルトの道の後、登山道に入り、その後再びアスファルトの道に入る。はじめのアスファルトの道で獣除けの両開きの金属の網の扉がある。登山道の部分はルートファインディングが難しい。登山道に入ってすぐ、630m付近に、右方向に踏み跡の少しある上り坂があって迷いやすい。ここは左方向、沢に沿って比較的平らな道を行くのが正解。沢から離れないことを意識してルートファインディングをすることが重要。その後、沢を渡った直後、右方向に踏み跡のしっかりした道があるが、沢を渡った後からは見えにくいため注意が必要。やがて、白いテープの貼られた木々が二列に林立した道に出るが、踏み跡があまりなく草が生い茂っていて歩きにくい。ここでも沢に沿うことを意識して道を見失わないことが重要。その他アスファルトの道は危険箇所は特になし。すれ違いはなかった。
■道証地蔵〜1129m分岐
ここから本格的な登山道。踏み跡がしっかりしていて道に迷いやすい箇所も無く、また土がしっかりと踏み固められているため、歩きやすい。沢を渡ることが何度かあったが、架けられている橋はどれも不安定で朽ちたりしているものもあったので、一人ずつ慎重に渡る必要がある。ここでもすれ違いはなかった。
■1129m分岐〜1270mの合流地点
沢の水量やメンバーの技術、体力を考慮してメンバーで相談し、沢沿いを行く難路を選択。道幅が狭く、路肩の土は柔らかく、さらに沢との距離も近いため、注意が必要。そして、道中には岩場があり、ロープが備えられている箇所もあった。ゆっくり慎重に登れば無理なく通行できる一方で、少しでも雨が降っている時は滑落・増水・スリップなどの危険が増すため避けるべきと感じた。ここでもすれ違いはなかった。
■1270mの合流地点〜滝子山
合流後は、道幅も広くなり歩きやすい道が続く。1380m付近で森林内を抜け、日陰のない道に出る。傾斜も緩くはなく、また直射日光で暑いため、熱中症に注意が必要。山頂直前に岩場がある。1人とすれ違った。
■滝子山〜檜平
山頂付近、登ってきた方向と反対側に、踏み跡のしっかりした下る道があり、そこを下っていきそうになるが、来た道を戻るのが正解。注意が必要。男坂と女坂の分岐では、メンバーの下りの技術を考慮して男坂を選択。男坂はこれといった難所はないが、岩や石がゴロゴロして勾配も比較的急であるため、晴天時でも終始滑りやすい。また、岩場も何度か登場するが、いずれも手を少し使えば下れる程度でそこまで難しくはない。
■檜平〜藤沢
ひたすら森林内を下っていく。危険箇所や迷いやすい場所は特にないが、勾配は比較的急で滑りやすい。
■藤沢〜初狩駅
舗装された道が続く。危険箇所は特になし。
□記録
9時前ごろ笹子駅に集合。駅で登山届を書いてから出発した。吉久保入口まで国道20号線を20分程進む。田畑に囲まれていてのどかな雰囲気だった。青空と雲が4:6くらいで、晴天と呼べる天気だった。しかし遠くに黒い雲が見えたのが気になった。
吉久保入口を左折し民家の間をしばらく行くと獣避けの柵が現れた。柵を開けて奥に進む。道証地蔵(滝子山登山口)までのエリアは林業が営まれているようで、枝打ちされた木々が整然と並んでいた。ピンクテープが分かりづらい箇所が多々あったが、なんとか道を間違えずに進むことができた。
道証地蔵通過後、本格的な登山道になった。途中急な斜面を登り続ける場面があり、かなりきつかった。沢沿いを進み、何度か沢を渡った。陽に照らされた木々と沢の風景がとてもきれいだった。「迂回ルート」と「注 難路」(地図上の破線)の分岐では滝の水量などから判断し、難路を行くことになった。巨岩に固定された丸太の上を進まなければならなかったり、登山道の盛土が崩れやすかったりとやや危険な箇所はあったが、天候が良ければ「注 難路」を選択しても大丈夫だと感じた。
難路が終わると傾斜が比較的緩やかになった。また、開けた尾根に出た。大谷ヶ丸との分岐を過ぎて20分程で山頂に到着した。富士山は雲に隠れて見えなかったが、晴天に恵まれたおかげで周囲の山々は見渡せた。CLの近さんが自撮りで集合写真を撮ってくださった。山頂を堪能したのち、少し山頂から離れて日陰で昼食をとった。集合前に駅付近で購入した笹子餅をみなさんとおいしくいただいた。
先頭にチャレンジしてみようということで、下山では私が先頭になった。男坂・女坂の分岐でどちらに行くか迷ったが、結局どちらもあまり変わらないと教えていただいたので男坂を選んだ。下山はほとんど急斜面だったため、気がついたら沢まで下りてきていた。途中で倒木を越えようとしたとき、体長20cmくらいのヘビがそばにいて驚いた。しばらく進むと林業専用道と合流する。木々の向こうにシカを発見した。目が合ったのですかさず写真を撮った。
だんだん見慣れた景色になってきて寂しかったが、数少ない本数の電車に乗車するためゴールの初狩駅に急ぎ、山行は無事終了した。
□感想
CL 近
・迫力のある滝をすぐ近くで見られて、涼やかな気持ちになった。素敵な山を教えてくれた桐原くんに感謝したい。
・メンバーのみんなに支えられて安全で楽しい山行になった。3人に心から感謝したい。
・熱中症にならないように、メンバーの体調の確認を細かにできたと思う。
SL 宰田
・天気が良く、景色が綺麗だった。
・登り、先頭を歩かせてもらえて楽しかったです。
・下りは下手すぎて先頭の城所さんをたくさん待たせてしまった。もっと技術を向上させたい。
・城所さんが振舞ってくれた笹子餅がとっても美味しかった。
・計画を立ててくれた近さん、ありがとうございました。近さんが選ぶ山は素敵だな、と思います。三頭山リベンジにもぜひついていきたいです。
岸田
・天気が崩れることなく、登り切れてよかったです。山頂からの景色もよかったですが、沢や芝生になっているところも綺麗でした。
・道は比較的歩きやすく、ヘビやシカ、カエルなどいろいろな動物を見ることもできて、登山を楽しんだと思います。
城所
・登りがきつかった分、山頂に到着したときは達成感がありました。周りの山々が見渡せて景色がとてもきれいでした。
・下山時に先頭を任せてもらえて嬉しかったです。
・非常に暑くなる予報でしたが、沢沿いの涼しい風のおかげで予想していたほどは暑くなくてホッとしました。
・初心者の私を、みなさんが気遣ってくださってありがたかったです!