2022/9/6 二子山
二子山山行計画書 第二版
作成:中田,渡邉
■日程 2022/9/6 (予備日7,8) 前夜発日帰り
■山域 奥秩父
■目的 岩場経験
■在京責任者・助言役 9/6 河野
■在京本部設置要請日時 9/6 20:00
■捜索要請日時 9/7 8:00
■メンバー(2人)
CL渡邉, SL中田
■集合
西武秩父駅 0:00
■交通
車中泊ののち,西武秩父駅より車アプローチ。1時間程度。5時頃には到着したい。
車両:ウェイク (熊谷 580 ワ 2754:グレー)運転者;渡邉
■行程(計3:50 東岳ピストンも加えると5:00)
北登山口-0:10-股峠-0:50-中央峰-0:50-西岳-0:25-坂本下降点-0:25-ローソク岩分岐-1:00-股峠(-0:40-東岳-0:30)-0:10-北登山口
*東岳ピストンはCTやコンディションを考慮して、カットも検討する。
■エスケープルート
中央峰まで:引き返す
中央峰から:そのまま進む
■注意点
・道迷い
・滑落(靴底の泥等に注意)
・スズメバチの出現
・東岳の鎖場
・台風の影響による強風(正午前から)
■地図
山と高原地図:「22 奥武蔵・秩父」
■共同装備
救急箱(有紗):渡邉
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □替え靴紐 □ヘルメット □手袋 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池
□ゴミ袋 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル
□日焼け止め □マスク□充電バッテリー □タオル
■遭難対策費
100円×2人
計200円
■悪天等
17:30までに判断
■現地連絡先
小鹿野警察署 0494-75-0110
■備考
□日出日没時刻(9/7 @二子山)
日出5:21 日没18:05
□コロナ対策 ※[raicho_all:461]
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7.水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また下山後の会食も控える。
8. テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9.メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
二子山山行記録
□日付 2022/09/06
□天候 霧一時晴れ
□メンバー
CL渡邉, SL中田
□タイムスタンプ
5:41 北駐車場発
5:44 股峠
5:51 同発
6:05 西岳
7:04 坂本下降点
7:10 同発
7:46 股峠
7:51 同発
8:27 東岳
8:43 同発
9:09 股峠
9:11 同発
9:13 北駐車場
□記録
台風に伴う昼前の強風を懸念し、前夜泊に切り替えた為、前日23:59の西武秩父着の終電で到着後、タイムズカーに乗り、道の駅ちちぶで車中泊。車中泊がしやすそうな車を選んだのに、全く眠れず辛酸を舐める。
3:50出発。眠い目を擦りつつ、中田の流す小田和正メドレーに励まされ、1時間ちょいで北駐車場に着く。先客はおらず。坂本あたりから、路面に石ころや木の枝やらが散乱しており、またガスが凄く、視界も15mとない時もあり、山行に不安を覚える。
日の出まで車内で待機していると、青空が見える局面も出てきて、ガスが少し晴れたので、不安が少し消え、これを機に駐車場を出る。
泥濘を超えて股峠に着き、西岳へ。ここからヘルメット着用。しっかりとした岩場鎖場が続いていく。樹林帯であり、朝露が岩場に垂れて、しっかりと湿っており厄介。確実な三点確保とホールド探しを行いつつ上がっていく。気を付ければ、さほど問題ではない。
稜線に出ると、一面のガスで何が何だかよく分からないが、ガスが無ければ動画で確認した両側が切れ落ちた景色が広がっているのだろう。西岳山頂はそこからすぐそこである。
山頂到着後に確認したのは、懸念していた岩稜の濡れ具合だが、樹林帯を越えればほぼ乾いており、眺望こそ無いものの、風も吹いていないのでそのまま続行を決める。
本山行の一番のスリルがある箇所は、西岳山頂直後の岩場であると感じた。キレット様に細く、足を一歩横にずらせば数百メートル転落するだろう岩場、確実な足場の置き場への細心の注意が求められる高さ5メートル程の岩場など、岩場、高度感の良い練習になる。ガスが酷いので高度感については7割減だが、それでも中々である。
そこを超えていくと、比較的安定した岩場や、低木の間を縫う細尾根が続き、スリル感は減る。ただし、稜線から降りて行く際に通過する岩場1箇所は、足の置き場に注意を払う4メートル程度の鎖岩場である。
坂本下降点通過後、股峠へと戻る。薄暗い樹林帯を西岳岩稜に沿って歩くのだが、ピンクテープ探しにかなり苦戦し、登山道から外れてしまった。GPSを頼りに登山道に復帰するが、トレースは見つけづらかった。
暫く歩くとクライミング壁(おそらく中央稜上部)にぶつかり、楽しそうだなあと上を見上げる。しかし時間も時間なので、誰も先客は居らず。
股峠に戻り、ここで水と行動食をちょびっと摂ったのち、東岳へ。最初の登りの泥濘が面倒。
そこを超えて、最初に現れる鎖岩場が1箇所ちょっと嫌だが、体のバランスを気遣いつつ突破。暫く厄介な岩場が数箇所続くが、それさえ超えて仕舞えば後は楽である。一時的に眺望が良くなり、どっかの水墨画にありそうな西岳上級者コースを望む展望地を超え、草木の茂る細尾根、岩場を伝って、東岳着。一部青空が広がって、日差しがキツいくせに、ガスで眺望がない。トレーニングなので、ぐっと堪える。
後はピストンして降りる。降りも気を遣うが、思ったよりあっさりと降りられた。
ここまで人に誰一人会わなかったものの、股峠を降りた所で2人組とすれ違う。大きめの荷物だったので、クライミングの方々だろうか。無事駐車場に着いて、山行終了。帰ってくると、4台新たに車が止まっていた。
□感想
■渡邉
ガスがあった為、高度感は少しは損なわれたものの、それでも高度感、岩場鎖場の練習としてはそこそこ機能したのではないだろうか。実際に歩いてみて、天候判断を厳しめにし、数回延期中止をして、実施判断を慎重にした事は、間違っていなかったかと思う。準備はひとまず出来たので、劔は良い天候であることを期待する。
■中田
高度感に慣れてきたような気がする。岩場は割とあっさりすんだ。アプローチのぬかるみがかなり面倒。ミツバチが多い。