2022/9/28-29 奥穂高岳
奥穂高岳山行計画書
■日程 2022/9/28-29(前夜発、予備日なし)
■山域 北アルプス、槍ヶ岳・穂高岳
■目的 登頂
■在京責任者・助言役 加藤
■在京本部設置要請日時 9/29 20:00
■捜索要請日時 9/30 8:00
■メンバー(3人)
CL中田, SL山口, 西原
■集合
バスタ新宿 22:00
■交通[行き]
[行き]
アルピコ交通新宿〜上高地線(さわやか信州号)5805便
バスタ新宿22:25→上高地5:20
[帰り]
⑴電車を使う場合
・上高地〜松本
アルピコ交通松本行き
上高地バスターミナル(12:05/13:20/14:05/14:40/15:15/16:00)
-松本(13:56/15:15/15:55/16:34/17:13/17:52)
*新島々で途中乗換
・松本〜新宿
特急あずさ新宿行き
松本駅(…20:10終) -新宿駅(…22:45終)
*特急と新幹線を乗り継いで帰る方法
松本20:46発→長野21:47発→東京22:32発→新宿
■行程
[1日目]計5:55/→15.2km/↑1038m/↓247m
上高地バスターミナル-100-徳沢園-70-横尾山荘-60-本谷橋-50-ソーダラップ-25-Sガレ-50-涸沢ヒュッテ
[2日目]計10:15/→20.3km/↑1171m/↓1956m
涸沢ヒュッテ-10-涸沢小屋-45-パノラマコース分岐-90-穂高岳山荘-50-奥穂高岳-30-穂高岳山荘-50-パノラマ分岐コース-30-涸沢ヒュッテ-15-Sガレ-25-ソーダラップ-50-本谷橋-50-横尾山荘-70-徳沢園-100-上高地バスターミナル
■エスケープルート
引き返す
■注意事項
・転倒、滑落、転落
・落石
・低体温症
■地図
山と高原地図:「38 槍ヶ岳・穂高岳」
■食当
1日目夜:西原
2日目朝:山口
■共同装備
テント(ステラ3):中田
鍋(梅):西原
カート大1小1:山口
ヘッド(緑4):西原
調理器具(ディド):西原
救急箱(苺):中田
ヘルメット:ゾーディアク(赤)→西原
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ□サブザック□サブザックカバー □マット □雨具 □防寒具(ダウン、フリース両方持っていくなど工夫をする) □登山靴 □替え靴紐 □ヘルメット □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ブキ □コッヘル □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □トイレットペーパー □ライター □新聞紙 □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)□日焼け止め □マスク □歯ブラシ □充電バッテリー □タオル □消毒液 or アルコール除菌シート□着替え(□軍手 □サンダル □サングラス □リップクリーム □熊鈴)
■遭難対策費
200×3=600円
■悪天等
前日中に判断
■現地連絡先
長野県警察本部 026-233-0110
安曇野警察署 0263-72-0110
松本警察署 0263-25-0110
アルピコ交通新島々営業所 0263-92-2511
■備考
□日出日没時刻(9/28@穂高岳)
日出5:32 日没17:48
□コロナ対策 ※[raicho_all:461]
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7.水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また下山後の会食も控える。
8. テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9.メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
奥穂高山行記録
■日程
2022/9/28(水)-29(木)
■山域
槍ヶ岳・穂高岳
■天気
1日目:曇り時々雨
2日目:晴れ
■メンバー
CL中田, SL山口, 西原
■タイムスタンプ
[1日目]計6:30
6:00 上高地BT発
6:50 明神
6:55 発
7:47 徳沢
8:10 発
9:00 横尾
9:20 発
10:24 本谷橋
10:35 発
12:30 涸沢テント場
[2日目]計11:11
3:04 発
3:30 休憩
3:36 発
4:25 休憩
4:35 発
5:18 穂高岳山荘
5:25 発
6:12 奥穂高岳山頂
6:30 発
7:06 穂高岳山荘
7:23 発
9:00 涸沢テント場
9:55 発
11:30 横尾
11:37 発
12:07 徳沢
14:15 小梨平
■総評
好天のもと、紅葉の奥穂を存分に楽しんだ。メンバーにとって2日目の行程はやや長かったようだが、しっかりとした足取りで歩いていた。体力や天候、好みに応じて涸沢2泊などにすると良いだろう。
■ルート概況
□上高地BT〜横尾
危険箇所なし。幅が広く、起伏はほとんどない。小屋付近は電波良好。
□横尾〜涸沢テント場
危険箇所なし。猿の群れが出没。道幅が狭い一方で登山者が多いため、すれ違いや追い越しに難儀する。
□テント場〜ザイテングラート取り付き
テント場からザイテングラート取り付きまでの南ルート(涸沢小屋を経由しないルート)は見晴らしの良いガレた道。涸沢小屋を経由する北ルートは灌木に覆われたガレた道。カールを見ながら歩きたい場合は南ルートが良く、直射日光を避けて涼しく歩きたい場合は北ルートが良い。
□ザイテングラード〜穂高岳山荘
鎖が数箇所、ハシゴが一箇所。
□穂高岳山荘〜奥穂高岳山頂
山荘から登り始めて10分ぐらいは鎖やハシゴが連続する。山頂は祠があって狭い。
■記録(西原)
前日の夜に3人で夜行バスに乗り、上高地に向かいました。中田さんは出発から到着まで熟睡していたが、僕は夜行バス慣れしていなかったのであまり寝れませんでした。着いた時には小雨が降っていて、少し肌寒かったです。歩き始めてしばらくは平坦で単調な道でした。久しぶりの山行だったので山道に入る前の丁度いいウォーミングアップになりました。山道に入ってからしばらく歩くと吊り橋があり、そこで休憩しました。僕が入っているアメフトのサークルでの体作りのために体重が激増していて、体力面で不安があったので頻繁に休憩をした。中田さんが「もう休憩〜?」って文句を言いながらも付き合ってくれた。
テント場まであと1時間くらいになったところで、足の限界が近づいてきて、少しでも歩くと攣りそうになった。塩分を補給できる行動食を持っていなかったので、山口さんからアクエリアスのパックを貰った。ありがとうございました。その後、ザックを軽くするために先輩2人に荷物を持ってもらい、少し進んでは休憩してを繰り返して何とかテント場まで辿り着いた。
夜ご飯の食当は僕だった。食当が初めてだった上、普段あまり自炊しないので不安だったが、安牌な鍋にしたので美味しく食べることができた。
夜は19時には就寝した。寒くて寝れなくなることを危惧していたが、思ったより気温が下がらず快眠することができた。
朝は2時に起きた。朝食の担当は山口さんで、炊き込みご飯を作ってくれた。山の上でご飯を食べたのは初めてだったが、普通に美味しかった。
3時に出発した。昨晩テント場や小屋には爺婆が沢山いたが、早朝に出発するグループは無かったので、気持ち良く登ることができた。ガッツリ岩場だったがサブザック行動だったので耐えた。途中休憩した時に空を見上げると満点の星空で、とても綺麗だった。
1日目は天気が良くなかったが、2日目は好天に恵まれ、山頂から綺麗な景色が見れてよかった。特に日の出がとても綺麗だった。
山口さんが帰りのバスを早い時間に予約してしまったので、帰りのペースはとても速かった。途中、家族連れとすれ違った去り際に小学生くらいの子供に「男3人かよ〜」と吐き捨てられた。すいませんね。
下山してから、山口さんは先にバスに乗って帰ったが、僕と中田さんは上高地のキャンプ場にあった銭湯に入った。大風呂が一つだけのしょぼい銭湯だった。
お風呂から上がり中田さんと軽くお土産を見て、中田さんはすぐにバスに乗って帰った。バスまで時間があった僕はのんびり座りながら河童橋を眺めていた。ふと思い立ってバスの時間を確認すると、自分が30分時間を勘違いしていて既に出発5分前になっていた。急いでバスターミナルまで走ったが、ギリギリ間に合いませんでした。このバスが新宿行きの最終バスだったので乗れないと路頭に迷うことになります。チケット売り場の人にどうしたらいいか聞くと、次のバス停までタクシーで追いかけるか、間に合わなければ駅まで行って電車で帰るかのどちらかしか帰る手段がありませんでした。とりあえずタクシーに乗って次のバス停まで全力で走ってもらいました。なんとか追いつくことができましたが、余計な出費になりました。
とにかく、無事に登って無事に帰って来れたのでよかったです。
■感想
◯中田
・2日目は一日中晴れて、風も穏やかな登山日和だった。山頂からは槍の穂先を含め、北アルプスの全容を一望した。
・2時起き3時発にしたところ、望外なことに、空一面の星空を見ながら歩くことができ、それはそれでたいへん良かった。
◯山口
眺めたことしかなかった涸沢カールに立つことができ満足である。しかし、特に二日目は行程が長く標高の高い区間があるため、泊登山・アルプスが久しぶりの身には堪えた。
◯西原
久しぶりの山行&前回に比べて(アメフトの為の)体重激増のため無事登頂できるのか不安でした。案の定1日目の後半には足に限界が来て、先輩2人に引っ張ってもらい、何とかテント場まで辿り着きました。2日目は文句の付けようがない好天に恵まれ、とても気持ちよかったです。