2022/10/15 会津駒ヶ岳ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
会津駒ヶ岳ハイク計画書確定版
作成者:大塚
■日程 2022年10月15日(土) (前夜発・日帰り・予備日なし)
■山域 尾瀬
■山行目的 登頂・紅葉
■在京責任者・助言役 桐原
■在京本部設置要請日時 2022年10月15日(土)19:00 
■捜索要請日時 2022年10月16日(日)9:00 
■メンバー(6名)
CL大塚, SL小島, 磯貝, 榎本, 加藤, 城所

■集合
東武浅草駅正面改札口 23:20
電車の座席はバラバラなので、4:00に会津高原尾瀬口駅改札に再集合

■交通
<行き>
東武鉄道『快適リバティ車両の夜行列車「尾瀬夜行23:45」で行く尾瀬片道プラン』(6900円)を利用
東武鉄道「尾瀬夜行23:45」
 浅草(23:45発)→北千住(0:00発)→春日部(0:30発)→会津高原尾瀬口(3:08着、3:50まで仮眠)
専用バス
 会津高原尾瀬口駅(4:20発)→駒ヶ岳登山口(5:20着)

<帰り>
会津バス(1790円)
 駒ヶ岳登山口(13:32/14:27/16:32)→会津高原尾瀬口駅(14:50/15:45/17:50)
野岩鉄道会津鬼怒川線
 会津高原尾瀬口(15:17(特急リバティ)/16:00/18:06(特急リバティ)/19:43)

■行程
駒ヶ岳登山口-0:30-滝沢登山口-1:30-水場-1:30-駒ノ大池-0:20-会津駒ヶ岳(-0:50-中門岳-0:50-会津駒ヶ岳)-0:15-駒ノ大池-1:10-水場-1:10滝沢登山口-0:20-駒ヶ岳登山口(計6:45(8:25))
*山と高原地図参照

■エスケープルート
引き返す

■注意事項
・滝沢登山口からヘリポート跡までは急登
・水場は登山道から3分ほど下ったところで急坂
・雨の後の木道はかなり危険
・中門岳まで行くかどうかは、時間、天気、体力、気力を総合的に考慮して判断する。
 →会津駒ヶ岳に10:30に到着できるかがボーダー
・バスが渋滞して到着が遅れる可能性を加味して時間管理をする。
・寒い(平均最高気温8.3℃)
・トイレ:林道入り口、駒の小屋

■地図
山と高原地図「14 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山・会津駒ヶ岳」
2.5万分の1「会津駒ヶ岳」「檜枝岐」

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □朝食□行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋  □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)□日焼け止め  □マスク □タオル □着替え □消毒液orアルコール除菌シート(□充電バッテリー □ライター □新聞紙 □サングラス □リップクリーム □熊鈴 □携帯トイレ □替え靴下 □虫除け□温泉セット)□ネックウォーマー□耳当て

■共同装備
・救急箱(エーデルワイス):大塚
・熊スプレー:大塚
・熊鈴(私物):小島

■遭難対策費
100円×6人

■悪天時
決行の予定

■現地連絡先
福島県南会津警察署 0241-62-1140

■備考
□日出・日没時刻
日の出:5:41
日の入:17:15
(参照:https://alumicase.com/acdc/mountain.html)
□コロナ対策
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
□温泉
登山口付近:駒の湯 600円
会津高原尾瀬口付近:夢の湯 500円(割引券あり)

会津駒ヶ岳ハイク記録
■日程 2022/10/15(前夜発)
■山域 尾瀬
■天候 晴れ ときどき 曇り

■メンバー(6名)
CL大塚, SL小島, 磯貝, 榎本, 加藤, 城所

■タイムスタンプ(加藤)
駒ヶ岳登山口 5:50
滝沢登山口 6:17
(休憩 6:34/6:39)
水場 7:27/7:38
(休憩 8:19/8:24)
駒ノ大池 8:53/9:16
会津駒ヶ岳 9:30/9:41
中門岳 10:10/10:36
駒ノ大池 11:08/11:20
水場 12:03/12:13
滝沢登山口 13:06/13:23
駒ヶ岳登山口 13:43
計7:53

■総評(大塚)
 急登はあるが比較的登りやすく景色もよく、山道は分岐が少なく途中からは木道であるので道に迷う可能性はゼロと言っても過言ではない。東武鉄道の尾瀬夜行(毎年6月から10月)を利用すれば無免許メンバーでかつ比較的大人数で登ることができ、さらに早朝から登れるため時間管理もしやすく、下山後の施設も充実している、と挙げたらきりがありませんがかなり初CL山行に適した山だったと思います。
 夏山(秋山)の会津駒ヶ岳山行は、記録を見る限り本山行が雷鳥では22年ぶりであったようで驚きましたが、本記録を参考に来年以降も是非計画を立てて訪れてみてください。

■ルート概況(榎本)
登山口からしばらくは登山道沿いの木々がすでに紅葉が始まっており、他の山の紅葉しかけている木々も展望できた。急登ではあるが断続的であるのでそこまで辛くはない。道も鮮明で分岐もなく迷う可能性も低い。
水場から山頂までは比較的緩やかな道であった。視界が開けると同時に木道が始まった。高山植物が主に生えており、池がいくつかあった。
駒ヶ岳の頂上から中門岳を結ぶ木道は腐っているものも多く結構危なかった。当日雨が降っていなくても木陰の木道は濡れており、斜面沿いの木道は特に危険なので注意が必要。

■記録(城所)
尾瀬夜行23:45を利用し、現地へ向かう。私は埼玉在住のため春日部から、他のメンバーは浅草から乗車した。車内では既に大勢の登山客が休んでいた。1時頃に減光されたが、それでもかなり明るかった。気になる人はアイマスク等を持参した方が快適に過ごせると思う。
翌朝4時に会津高原尾瀬口駅の改札付近で集合した。ここからは専用バスで尾瀬方面へ。3時間弱しか眠れていなかったためバス車内でも仮眠した。駒ヶ岳登山口で下車。登山口にあるトイレは綺麗だった。滝沢登山口までは蛇行した車道が続いているが今回はショートカットルートを選択した。ショートカットということは急登なのでは…と予想していたがやはりその通りになった。
滝沢登山口に到着した。滝沢登山口-水場間も急登であることは準備段階で確認済みだったし、既にきつめだったので改めて大変だとはあまり感じなかった。登山道を取り囲む木々が紅葉していて秋の到来を実感した。道中、登山道脇の巣穴からオコジョらしき動物が顔を出してくれた。とても可愛くて癒された。
水場からの登山道は緩やかだった。標高が上がるにつれて視界がひらけてきたため色づいた山々を見ることができた。まだ紅葉のピークにはなっていなかったが、緑の山体に赤や黄が散りばめられていて美しかった。完全にひらけると一面は草紅葉になり、木道が敷かれている。また、すぐに稜線上に駒の小屋が見えてきた。
駒の小屋で小休止をとる。小屋では山バッジやほっこりしたイラストのTシャツが販売されていた。小屋から先は完全に木道になる。残念ながら山頂に到着するころにはガスに覆われてしまい、展望はなかった。晴れていれば周囲の山々を見渡せるに違いない。気を取り直して中門岳に向かった。オレンジ色の草紅葉に池塘が点在していて幻想的な景色だった。日が出てきたので紅葉が一層美しく見えた。登山というより天空散歩といった感じだった。しばらく進むと大きな池塘が現れて、その傍らに中門岳を示す標柱が立っている。この地点はどうやら本物の頂上ではないらしいが、のどかな景色に包まれてまったり。
ここからは来た道をひたすら戻る。分岐では会津駒ケ岳の山頂を経由しないルートを進んだ。このルートは傾斜のある木道のため、湿っているとかなり滑りやすい。実際、分岐付近には「絶対滑ります!」と書かれた看板がいくつもあった。
下りはあっという間で、気づいたら滝沢登山口にいた。小休止後、車道をたどって駒ヶ岳登山口に到着した。

■感想
□大塚
・初CL山行かつ約5か月ぶりの山行でかなり不安で緊張しましたが、みなさんのご協力もあり無事に終えることができました。自分で計画し登山する楽しみを知りました。
・体力不足を心配していましたが、バテることなく歩ききれて良かったです。木道の階段を登ることが一番つらかったです。
・天候もよく、メンバーとの会話も弾み、とても楽しい山行でした。
□小島
・44期の人たちと山に行く機会はなかなか持つことができていなかったので、一緒に登ることが出来て率直に楽しかった。
・登りも思ったよりきつくなく、湿原の草紅葉と緑に点在する紅葉を満喫できて良かった。
・夜行列車で若干の寝不足感はあったものの、ややハイペースで行程をこなせたので、体力作りのモチベーションが上がった。
□磯貝
今回は久しぶりの山行になりました。前回の反省を活かして睡眠対策をしっかり行った結果、今回は一日中元気に過ごすことが出来ました。山そのものは比較的登りやすく、草紅葉や紅葉を楽しみました。山頂付近は曇りましたが、全体としては良い天気だったのも良かったです。下ってからも道の駅や温泉でちょっとゆっくりできて、良いリフレッシュになりました。最後になりますが、一緒に行ったメンバーの皆様、本当にありがとうございました。
□榎本
久しぶりに山行に参加することができた。不注意なのか技術不足なのかあるいは寝不足のせいなのか、何度も転んでしまった。幸い怪我はなかったものの難易度の高い山に挑戦する際これでは危険なので歩き方を見直したい。
□加藤
・目的だった紅葉と湿原をどちらも楽しむことが出来、有意義な時間を過ごせた。
・初めて一番後ろを歩いた。身体への負担は大きかったが、自分のペースで写真を撮れたことは嬉しかった。
・下山の際に、駒ヶ岳登山口付近で右の太腿に痛みを感じた。下山の技術を向上していきたい。
□城所
・全員初めて一緒に行くメンバーでしたが、たくさんお話できて楽しかったです
・山に紅葉を見に行きたいとずっと考えていたので実現できて嬉しいです。紅葉を満喫しました。
・改めて、由梨ちゃん誘ってくれてありがとう。CLの大塚さんをはじめ他の皆さんも、参加連絡が募集締切の間際になってしまったのに親切に対応してくださってありがとうございました。またぜひ参加させてください!