2022/12/17 丹沢ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
丹沢ハイク計画書 メンバー・在京用計画書
作成者: 宮島、桐原
■日程 2022/12/17(土)、予備日なし
■山域 丹沢
■山行目的 縦走
■在京責任者・助言役 小島
■在京本部設置要請日時 2022/12/17(土) 19:00
■捜索要請日時 2022/12/18(日) 9:00

■メンバー(3名)
CL宮島, SL桐原, 吉田

■集合・交通
<集合>
神奈川中央交通・三56・月夜野行バス車内
<行き>
(6:10JR橋本駅着→)6:20橋本駅北口-[神奈川中央交通・橋1・三ケ木行]-6:54三ケ木
7:00三ケ木-[神奈川中央交通・三56・月夜野行]-7:34東野
※相模湖駅バス停で全員が合流

<帰り>
大倉バス停(16:10/16:18/16:38/16:55/17:08/17:35/17:48…19:38/20:39)-渋沢駅北口(16:23/…/20:52)

■行程
東野-1:05-626m地点-2:00-八丁坂ノ分岐-0:25-姫次-0:40-地蔵平-1:30-蛭ヶ岳-0:50-棚沢ノ頭-0:50-丹沢山-1:20-塔ノ岳-0:15-金冷シ-2:15-大倉(計11時間10分)

■エスケープルート
蛭ヶ岳まで→東野へ引き返す
蛭ヶ岳から→大倉へ
(引き返すと交通が限定されるのでできるだけ南下する/小屋を頼る)
※エスケープ先の交通
東野16:20→16:55三ヶ木17:10→17:52橋本駅北口

■山小屋情報
みやま山荘 0463-81-8662(090-2624-7229) http://miyamasansou.com/
尊仏山荘  070-2796-5270

■地図
二万五千分の一地形図:「青野原」「大山」「秦野」
山と高原地図:「29丹沢」

■共同装備
救急箱(有紗):宮島
軽アイゼン(snowspike no.4):吉田

■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □行動食 □非常食  □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋  □ライター □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)□日焼け止め  □マスク  □充電バッテリー □タオル □消毒液orアルコール除菌シート  (□ストック □着替え)

■遭難対策費
ひとりあたり100円

■悪天候判断
16日18時までに判断

■注意点
ペース配分
蛭ヶ岳と丹沢山の間の鎖場

■現地連絡先
松田警察署 0465-82-0110
秦野警察署 0463-83-0110

■備考
□日出・日没時刻(12/17丹沢山)
12/17 日の出 6:38 日の入り 16:41
(参考:https://alumicase.com/acdc/mountain.html )
□参考連絡先
神奈川中央交通 https://www.kanachu.co.jp/index.html
□過去記録
https://yamap.com/activities/21310603
https://yamap.com/activities/21336544
https://yamap.com/activities/21478573
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=118760
□コロナ対策※[raicho_all:461] 5/26より一部改定
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。

■日程 2022/12/17(土)
■山域 丹沢
■山名 丹沢主脈縦走(青根-大倉)
■天気 曇りのち雪
■メンバー
CL宮島, SL桐原, 吉田

■タイムスタンプ
07:35 東野バス停
10:06姫次
11:47蛭ヶ岳
13:31丹沢山
14:34塔ノ岳
16:45大倉

■記録(吉田)
芳しくない天候が予想されつつも、メンバーのモチベの高さゆえ決行に踏み切られた本山行。後になるほど崩れていく予報だったため、はじめから巻きめでいこうということになった。
三ケ木バス停で集合し、七時半すぎに東野バス停に降り立った。ここから約一時間は街中と林道歩きである。この時点では天候はまずまずで、急いで上がれば山頂で景色を見れるのではという希望もかすかにあった。まだ登り始めてすらいないのに、すでに次行きたい山の話なんかをしながら足早に進んでいった。
8時半前に登山口へ到着。写真だけ撮って、CLの宮島さんを先頭に登り始める。始めは谷沿いに進むが、割と早めに支尾根に上がるような道である。立派に育っている霜柱を踏み砕きながら、桐原さんと霜柱にまつわりそうな科学の話題を語り合った。ちなみに、私が学校で習った物事のなかで一番衝撃をうけたものは、中学においては水の物性、高校では物理全般とモンゴル帝国の強大さである。共感してくれる人も多いのではないだろうか。
稜線に上がってしばらくは比較的傾斜がゆるくスピードが上がる。木々の隙間から見える丹沢主稜はしっかり雪を被っており、私は久しぶりに見る景色に少しテンションがあがった。
姫次を越えたあたりから一段と寒くなり、足元にも残雪が確認できた。また、少しずつ山頂がガスをまとい、さらに風も強くなってしまい、着々とコンディションが悪くなる一方だった。
歩き始めてから4時間ほどで蛭ヶ岳山頂に到着。眺望はゼロ。完全に視界は閉ざされていた。しかし、付近の樹木には歯ブラシほどの霧氷が見られ、景色の代わりとばかりにせっせと写真を撮った。山頂標柱の前で集合写真を撮って、さあ出発するかというところで桐原さんがぽつり、「多分また来る」…
丹沢山への縦走路はそれほど起伏がなく、雑談しながら歩いていたところ興味深い話題になった。曰く、登山を嗜む人々は3種類に分けられる。それぞれ、①旅行として②スポーツとして③冒険として、山を楽しんでいるという分類である。雷鳥の人々の顔を思い浮かべながら考えると、なるほどなんだかとても納得感があるように思われる。みなさんはどのタイプでしょうか?ちなみに悪天を押して本山行に来たこの3名は、言うまでもなく②の傾向が強いだろう。ですよね?
行程の半分は超えたかといったところで、ついに雪が降ってきた。笹の茶がかった緑と、あとはひたすら白。しかしこの雪、よくみると肉眼でもバッチリわかるほど綺麗に結晶している。ここにも水の神秘である。私はあんまり見たことがなかったのではしゃいでしまったが、空気が澄んでいるとそうなるということなので、もしかして冬の山に精通している方々にとっては常識なのだろうか?
途中少しだけガスがきれて周囲が見えた時もあったが、丹沢山につく頃にはまた真っ白になっていた。少し休憩したのち、丹澤山の字を横目に見ながら進み始める。塔ノ岳への道はバッチリ整備されており、話しながらつかつか歩いて行くとあっという間に次の山頂についてしまった。尊仏山荘の中には人はいるものの外に人はいなかったので、手袋を外してインカメで集合写真を撮ろうとしたが、寒さで手が震えるのと自撮りスキルが低いのとで、ぶれて宮島さんが見切れてしまった。すみません...
塔ノ岳からの下りは私が先頭を歩くことになった。思い返せば、前回ここに歩荷しにきた時もここから前を歩かせてもらったのだった。あの頃と比べると多少は山歩きが上手くなっただろうか。日の入りまであまり時間も残されていなかったのでスピードをあげていった。そのまま止まる事無く下山した。

■感想
〇宮島
・行程が長く、天候も厳しめでしたが、トラブルなく下山できてよかったです。
・好きなコースでした。雪景色も贅沢でしたが、ほかの季節にも訪ねてみたいです。
・私は①です〜
〇桐原
・厳しいコンディションの中でしたが、それゆえの絶景を見られて楽しかったです。
・寒さでスマホの電池が完全に無くなりました。要対策。
・私は①のタイプです。
〇吉田
・いい感じにハードかつ、この季節でしか見れない景色も見れたので結構満足しました。
・モンベルの一番安いフリースとユニクロのウルトラライトダウンが期待以上の働きをしてくれたため、それほど寒さで苦しむこともありませんでした。
・来年もよろしくお願いします(と1月に書いております)