2023/2/24 宝登山ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
宝登山ハイク計画書
作成者:城所
■日程 2023年2月24日(金) (日帰り・予備日:2023年2月27日(月))
■山域 奥武蔵
■山行目的 CL経験を積む・交流・観光
■在京責任者・助言役 小西
■在京本部設置要請日時 2023年2月24日(金)19:00
■捜索要請日時 2023年2月25日(土)9:00
■メンバー 3人
CL城所, SL加藤, 白川
■集合
秩父鉄道秩父本線 野上駅改札口 9:30
■交通
<行き>
秩父鉄道秩父本線 寄居駅(影森行 9:08発)→野上駅(9:22着) 450円
(遅れた場合は寄居駅(影森行 9:53発)→野上駅(10:07着))
<帰り>
秩父鉄道秩父本線 長瀞駅(羽生行 16:01/熊谷行 16:50/羽生行 17:34/急行熊谷行 18:01)
→寄居駅(16:18/17:05/17:50/18:17) 480円
<その他> エスケープ時など
宝登山ロープウェイ 山頂駅↔山麓駅 約5分 片道490円・往復830円
※1の平日 9:40始発/10:00~(15分間隔)17:20最終
※1の土休日 9:00始発 以後15分間隔運行 17:20最終\
無料シャトルバス 宝登山山麓駐車場(山麓駅付近)↔長瀞駅
※2の平日 長瀞駅10:00始発 宝登山山麓駐車場16:30最終
※2の土休日 長瀞駅9:40始発 宝登山山麓駐車場17:00最終
(15分~30分間隔)
※1 2023/1/28(土)~2/26(日)
※2 2023/2/1(水)~2/28(火)
■行程
野上駅-0:12-万福寺-0:01-長瀞アルプス登山口-0:30-神まわり分岐-0:10-天狗山分岐-0:20-氷池分岐-0:05-野上峠-0:20-奈良沢峠-0:20-毒キノコ看板前-0:20-宝登山-0:40-宝登山神社-0:10-長瀞駅(3:08計)
*長瀞町観光協会公式サイトのコースマップ参照
https://www.nagatoro.gr.jp/%E9%95%B7%E7%80%9E%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%97%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0/
御嶽山(坊山)-天狗山区間は立入禁止の可能性があるため、万福寺コースを選択
■エスケープルート
宝登山山頂まで:引き返す
宝登山山頂以降:そのまま進む。ロープウェイ、無料シャトルバスあり。
■注意事項
□施設など
・秩父鉄道全駅でSuica、PASMO使用可
・トイレ:野上駅隣、万福寺隣、宝登山神社駐車場近く
・コンビニ:セブン長瀞中野上店(野上駅から9分、ルート上)、セブン長瀞岩畳店
□登山道
・毒キノコ看板前から山頂まで約200段の急な階段
・危険箇所は特に見受けられなかった
■地図
山と高原地図「22 奥武蔵・秩父」
2.5万分の1「鬼石」
■個人装備
□ザック □ザックカバー □雨具 □防寒具 □登山靴 □替え靴紐 □帽子 □水 □朝食□行動食 □非常食 □ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □軍手 □地図 □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具 □計画書 □常備薬 □学生証 □健康保険証 □現金 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □マスク □タオル □消毒液orアルコール除菌シート(□充電バッテリー □ライター □新聞紙 □サングラス □リップクリーム □熊鈴 □携帯トイレ □替え靴下 □虫除け□温泉セット)
■共同装備
なし(救急箱は私物で代用)
■遭難対策費
100円×3人
■悪天時
前日18:00までに判断
■現地連絡先
秩父警察署 0494-24-0110
■備考
□日出・日没時刻
日の出:6:21
日の入:17:32
(参照:https://tabimame.com/s/24133/sun?mm=2)
□コロナ対策
1. 遭難などの緊急時を除き、山小屋の使用を控える。
2. 長期休暇中は平日の活動を中心にする。
3. 山頂付近などの人が多いところでは長時間滞在しない。
4. 最大10人以内のパーティーとする。
5. 常に、パーティー内の連携を損ねない範囲で十分に距離を取る。
6. マスクを常用する。
7. 水や食料は事前に購入しておき、登山山域での買い物を控える。また、下山後の会食も控える。
8.テント内の人数は定員の半分程度とし、余裕をもって使用する。
9. メンバー全員が当日朝検温して担当者に提出。山行前の体調管理はしっかりと行い、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
□温泉
星音の湯 長瀞駅から無料シャトルバスあり
平日 930円
バスタオル、フェイスタオル、館内着込み
□参照
過去の記録
2015年度記録
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
宝登山ハイク 山行記録
作成者:城所
文責:加藤、城所
■日程 2023年2月24日(金)
■山域 奥武蔵
■天候 曇り。15時頃から小雨。
■メンバー(敬称略)
CL城所, SL加藤, 白川
■タイムスタンプ(計3:47)(加藤)
9:25/9:27 野上駅
9:45/9:47 長瀞アルプス登山口
10:34/10:35 野上峠
10:41/10:43 ナラ沢峠
10:53/10:55 宝登山北登山口
11:10/11:25 宝登山山頂
12:49/12:56 宝登山神社
■総評(城所)
曇天だったが頂上からの展望が良く、楽しみにしていた蠟梅も堪能できた。登山道はしっかり整備されていて非常に登りやすい道だった。標識がこまめに設置されていたので道迷いは無かった。登頂以外にも長瀞の岩畳を歩いたり、美味しいものを食べたり...と盛りだくさんな山行だった。
■ルート概況(城所)
□アプローチ
秩父鉄道平日くだり(三峰口方面)8時・9時台は45分に1本。ICカード利用可。駅を出てすぐ右手にトイレあり。
□野上駅~長瀞アルプス登山口
のどかな住宅街。途中、味のある手書きの看板が設置されているため迷うことはないと思う。登山口手前の萬福寺裏にきれいなトイレがある。自販機もある。
□長瀞アルプス登山口~ナラ沢峠
環境保全の募金箱に100円入れる。序盤はやや登りだが、その後ゆるやかになる。土がしっかり踏み固められているので歩きやすい。何組かの登山客とすれ違った。
□ナラ沢峠~宝登山北登山口
舗装路。車とのすれ違いはなかった。
□宝登山北登山口~宝登山山頂
登山口には毒キノコへの注意喚起を促す看板が立っている。ここから傾斜が急になる。山頂手前に突如、木製の長い階段が現れる。
□宝登山山頂付近
山頂は広くて大勢が集まれそう。いくつかベンチあり。武甲山を正面に長瀞一帯を見渡せる。蠟梅園や梅百花園をぬけてロープウェイ宝登山頂駅に着く。当日は蠟梅が見頃、梅は樹
種によるが3~5分咲きといったところだった。蠟梅の甘い香りが漂っていた。観光客は天候のためか思っていたより少なかった。
□ロープウェイ宝登山頂駅~宝登山神社
レストハウス横に下山道の標識がある。蛇行した車道を進む。ショートカットもできる。
■記録(加藤)
予定していた集合場所ではなく、偶然にも寄居駅で3人揃って乗車した。野上駅で降り、予定通りの時間に出発した。同じく野上駅で降りた登山客らはそれなりに多かったが、私たちと同じ方向へ進むのはソロ登山客が2人ほどだった。人通りの少ない住宅街を3人並んで雑談しながら、取りあえず萬福寺まで進んだ。手書きの標識や地図が所々にあり、味わいを感じた。萬福寺でトイレ休憩を挟み、再出発した。他のメンバーも何となく感じていたのだろうか、山の木々が見え始めると、それとなく花粉症の話題へ…。白川と筆者は重度の花粉症で、目が痛いのだの喉が乾燥するのだの、各々が症状を訴えていた。そんな中、城所は無症状でケロリとしていた。なんとも羨ましい体質である。新歓期は花粉症が特に酷くなる時期だなと思いつつ、登山口に到着した。
城所、白川、加藤の順でいざ登山開始。序盤の登山道はある程度の傾斜があるものの、道が整備されているため歩きやすかった。また、周囲の木々は殆ど落葉広葉樹であり、管理が行き届いているためか見通しが良かった。当分の間、勾配のある道と平坦な道を繰り返しながら進んでいった。時折現れる杉林に慄きつつ(某2名)、雑談を続けていたら、あっという間に募金箱の前に到着した。登山道の途中にあるのだが、募金箱より先は私有地となっているらしい。先程通っていた道とは異なり、ぬかるんでいて道幅が狭く、さらに左右の斜面も急なため注意が必要だった。そのような道も終わり、平坦な山道を歩いた。山頂に近づくにつれて杉に包囲された我々(特に2名)に最早為す術はなかった。この季節の登山はティッシュ持参と諦めが肝心。身に染みて分かった。
山頂まで後僅かのところで約200段の階段。高尾山の百八階段を想起しつつ筆者は段数を数えながら昇段。段差が高いため、声を出しながら登るのは中々ハードだなと予惻していたが、数えるテンポに歩調を合わせてしまう。そして先に進む2人との距離は広がるばかり。結局、数えることを諦め黙って登ることにした。これから登る方には是非挑戦してほしい。
階段を昇り終え、少々足場の悪い斜面を通過し山頂に到着。山頂はなだらかで広々としており、所々にベンチが設置されている。他のコースから登頂したのであろう登山客も複数人見受けられた。当日は曇天ながらも展望良く、秩父の山々と街を見渡すことができた。特に武甲山が印象に残っている。以前に麓から見たときは削り取られた山肌にばかり目が行った。しかし、山頂から眺めると人為的に作られた稜線であっても(独立峰ということもあってか)その威厳を感じることができた。
山頂での休憩も早々に終え、ろうばい園を通って宝登山山頂駅に向かう。淡黄色の蝋梅は満開であり、鼻の通りが悪い筆者でもその甘い香りを楽しむことができた。一般的な梅は五分咲きといったところか、さらに暖かくなった時期に見頃を迎えるのだろう。宝登山山頂駅に到着すると観光客との遭遇率が一気に高くなる。売店にて味噌ポテト(その土地のB級グルメ)と甘酒を購入した。どちらも優しい味わいで、出来立てを頂いたため体が温まった。とある少年が教えてくれた通り、その店の味噌ポテトは美味しかった。白川(子ども好き)は可愛いとその少年の雰囲気に癒されていた。
周辺を散策し満足した後、宝登山神社の本宮へと向かう。車道を通っていたがショートカットをして傾斜が急な登山道を下っていく。以前も思ったのだが、先頭を行く城所は軽快に下山する。すれ違ったローカリアン(地元の森林保全ボランティア)らも驚いていただろう。そして宝登山神社に無事到着した。その後の長瀞観光も充実したものであったが、山行だけに着目しても楽しい時間を過ごすことができた。改めて計画を立ててくれてありがとう。お疲れさまでした。
■感想
□CL城所
初CLということで多少不安はありましたが、無事同期山行を実現できて嬉しかったです。2人と話しながら歩いたらあっという間でした。運動不足の解消にちょうど良い行程だと感じました。山頂からの眺めも良かったですし、蠟梅、岩畳、グルメ、かき氷などたくさん楽しめました。
□SL加藤
宝登山は低山ながらも登りごたえがあり、久々の登山にもってこいの山行でした。下山後について。平日のためどこも混雑しておらず、大学生だからこそ出来るのんびりとした観光だったと思います。どれを取っても良かったのですが、特に岩畳が魅力的でした。夏休みに(今度はライン下りも合わせて)再度足を運んでみたいです。
□白川
頼もしいCLとSLにサンドイッチされながら、落ち着いたペースで楽しく登りました。200段の階段を乗り越えた先の頂上では秩父の山々がずらりと並んでいる様子がよく見え、良い景色でした。後半の長瀞観光も堪能し、充実した1日でした。花粉症が辛くても山を楽しめることがわかりました。埼玉県に行ったのは今回が初めてで、登山を機に日本各地を旅するのも良いなと思いました。