2023/4/9 伊豆ヶ岳下見ハイク
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
伊豆ヶ岳下見ハイク計画書 第二版
作成者:白川、吉田
■日程 4/9(日) 日帰り 予備日なし
■山域 奥武蔵
■山行目的 下見、メンバー間の交流
■在京責任者/助言役 小唄
■在京本部設置要請日時 4/9 19:00
■捜索要請日時 4/10 8:00
■メンバー(5名)
CL吉田 SL白川 朝倉 泉水 石田
■集合
正丸駅 9:30
■交通
[行き] 飯能駅(7:54/8:25/8:56)→東飯能(7:56/8:27/8:58)→正丸駅(8:26/8:56/9:27)
[帰り] 吾野駅より西武線(最終22:37)
■行程(計5時間25分)
正丸駅-(0:25)-正丸峠分岐-(1:20)-伊豆ヶ岳-(0:20)-古御岳-(0:30)-高畑山-(0:20)-中ノ沢ノ頭-(0:20)-天目指峠-(0:50)-子ノ権現-(0:60)-東郷公園-(0:20)-吾野駅
■エスケープルート
・伊豆ヶ岳より引き返す(正丸駅最終22:26)
・天目指峠より車道を北に下り西吾野駅へ(西吾野駅最終22:32)
・子ノ権現以降は計画ルートのとおり下山
■地図
二万五千分の一地形図: 「正丸峠」
山と高原地図: 「22奥武蔵・秩父」
■個人装備
□ザック □ザックカバー □スニーカー(登山靴) □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □帽子 □水□行動食 □非常食□ゴミ袋 □軍手 □地図 □コンパス □筆記用具 □計画書 □遭難対策マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □日焼け止め □タオル □エマージェンシーシート □マスク □消毒液 (□熊鈴)
■共同装備
救急箱(有紗):白川→吉田
■遭難対策費
100円×5人
計500円
■悪天等判断
前日正午までに判断
■周辺施設
トイレ:正丸駅、子の権現下、吾野駅 にあり
コンビニ:なし
■連絡先等
飯能警察署吾野駐在所 042-978-0110
秩父警察署芦ヶ久保駐在所 0494-24-0929
□東大連絡先
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□過去記録
2021年度 記録
伊豆ヶ岳下見ハイク記録
■日程
2023/4/9(日)
■山域
奥武蔵
■天気
晴れ、しかし若干風強め
■メンバー
CL吉田 SL白川 朝倉 泉水
■共同装備使用記録
救急箱(有紗):白川→吉田→白川
■タイムスタンプ
9:45正丸駅出発
11:06伊豆ヶ岳通過
11:33古御岳到着
12:11高畑山通過
13:00休憩舎到着
14:00子の権現到着
14:40浅見茶屋到着
16:47吾野駅到着
■総評
天候も良い中で、メンバーの交流もしつつ十分な下見をすることができた。
・行動時間は6時間半
・下りは傾斜や道の悪さがあり、スニーカーだと少し嫌なところも
・稜線上は風を感じる
・人は多いがそれほど不自由さは感じない
・休憩適地は0.5-1時間間隔である
・ 浅見茶屋は寄れるかどうか…今日と同じ時間だったら寄ってもいいがうどんは売り切れてる
■記録(朝倉)
朝9:30、西武秩父線正丸駅にてCL吉田くん、SL白川さん、泉水くん、そして朝倉の4人が無事時間通りに集合し、下見山行が始まった。参加の予定だった石田くんは残念ながら発熱により急遽来ることが叶わなかった。無念。
予報にブレはあったものの、当日は期待通りの快晴で、文字通り雲ひとつない青空の元でのハイクに一部の雨男たちは心を躍らせている様子で居た。しばらく歩いて登山口の前まで来てみると、前日の雨もそこまで激しく降らなかったらしく、心配されていた地面のぬかるみはほぼ無いと言っても良い状態だった。CLの吉田くんによれば、今回の目標は新歓のことを考えて”コースタイム通り”に歩くことだと言うが、果たしてその目標は達成されるのだろうか。。。
たわいのない話をしながらコツコツと登っていく。時期が外れたのか、花の百名山の名を冠している割には登山道は鮮やかではないように見えたが、少し歩くと山桜や背丈の低い草花に出くわすようになり、期待していた景色は見れたように思う。しばらくすると男坂と女坂の分岐点に到着した。男坂に向かう道には特にそれを伝えるものは見えなかったが、どうやら通行止めとなっていたらしく、醍醐味とも言える男坂の鎖場は今回は断念、すなわち29日の新歓ハイク当日も男坂は通らず、女坂との間に走る”中間”のルートを歩くこととなる。時代の流れが云々かんぬんと言いながらしばらく登ると伊豆ヶ岳山頂に到着。山頂は人が多かったため満開の山桜と道標をバックに写真を撮ったら人混みから逃げるように退散し、一つ先の古御岳で小休憩を取ることにした。この時点で約20分の巻きが生じていたが、新入生を連れて歩くにはもう少しペースを落とすか、休憩を挟む対応が適宜必要かもしれないとの話になった。
古御岳を出発すると再び静かな林道歩きが始まる。30分ほどで高畑山を颯爽と通過すると、今度は両脇にスギ林を抱えながら、春の高気圧から吹き出す心地の良い乾いた風に少し煽られながら稜線を歩く。途中、作業車両用の林道と何度か交叉をした。周辺を見渡すに、どうやらこの辺りのスギは近郊の山にしては珍しくよく管理されているようだった。ここで筆者が学校の授業で蓄えた林業うんちくをだらだらと披露するも不発。そこからさらに40分余り歩いて天目指峠に到着する。古御岳以降、特筆すべきヒヤリハット地点や急登も無かったが、ペース調整のため休憩舎にて腰を下ろす。すると、なんとここで白川さんから全員分の塩ようかんと栗せんべいの差し入れが支給された。新歓代表の白川さんには(もちろん榎本くんにも)日頃の活動から驚愕すべき働きぶりを感じるが、この状況を前にして我々も流石に頭が上がらないと言うか、もはや不甲斐ないと言うか、感謝の言葉では言い尽くせない心情を抱いてしまったのであった。
ここからは子の権現天竜寺を目指す。この辺りから泉水くんがシャドーボクシングをしながら歩くようになってきたが、誰も言及しないので私も言及しないでおいた。天竜寺手前まで来ると、登山客に限らず通行人も多くなり、道は整備され、木々も伐られ、人工物も増えてきた。具体的に人工物というのは、崖から迫り出し手のひらを上に向けた人間大の手の像であったり、筋骨隆々とした巨大な一対の仁王像などのことである。筋骨隆々(略)については背中側からのアプローチだったので、一体どんな顔をしているのだろうと一同胸を膨らませながら顔を覗いたが期待を上回らず、やり場の無い落胆の念を抱く羽目になった。
天竜寺を通り過ぎると山らしい道は終わりを告げ、吾野駅に向かう途中にあるあづま茶屋に立ち寄ることにした。入店までにそれなりの待ち時間を要し、名物のうどんや小豆は品切れとのことだったが、全員それほどメニューにこだわりも無かったので頼める範囲で甘味を注文した。やはり山行終わりの甘いものは格段に美味しく感じる。
会計を済ませて店を出て、道なりに歩けば30分ほどで吾野駅に到着する。寄り道も多かったため、7時間余りと予定より少し長めの行動時間となったが、それを除いてもしっかり歩かせるルートで、新入生にとっては登り応えがあってかつ低山の様々な表情が見える良い山なのではないかと感じた。引率する雷鳥人の方々には当日新入生に楽しんでいただけるよう、是非ともよろしくお願いしたい。
■感想
CL吉田
・花の百名山らしい風景と、ポカポカと暖かい日差しが印象的な山行でした。
・下見ということでスニーカーで行ってみたのですが、案外傾斜や砂があってきついところもいくつかありました。本番では配慮して行きます。
SL白川
・はじめの方は風が吹いていて少し寒かったです。後半は木漏れ日がさしていて心地よく、落ち着いた雰囲気を味わえました。2日連続の山登りでしたが、疲れもなく充実していて楽しかったです。
・急な下りが何箇所かあったので、当日はペースに気を配りながら安全に行きたいと思います。
◯朝倉
・個人的に珍しく晴れの日の山行で、初めから終わりまで清々しい気分で歩けた。
・山以外の魅力も多く新歓にはもってこいだと感じた。
◯泉水
かなり久しぶりの山行だったが、疲労度はちょうど良かったです。標高の割に意外と歩行距離は長く、下りもそれなりに急だったので良い経験になると思います。