2023/5/20-21 大菩薩新歓合宿②
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
大菩薩新歓合宿計画書 第二版
作成者:吉田
■日程 5/20-21(土-日) 1泊2日 予備日なし
■山域 大菩薩
■山行目的 新歓
■在京責任者/助言役 宮島
■在京本部設置要請日時 5/21 19:00
■捜索要請日時 5/22 8:00
■メンバー(8+14人)
1隊
CL磯貝 SL桐原 小島 ベンジャミン 吉田 折原 清野
2隊
CL城所 SL島崎 宰田 西脇 有田 嶋崎 高村 鈴木
3隊
CL吉田 SL平戸 山道 小田 斉藤 本多 山田
■集合
9:10 塩山駅南口
(吉田は新宿6:27発の中央線快速先頭車両に乗って行くつもりですので、合流したい人はどうぞ)
■交通
山梨交通バスを利用
□行き
塩山駅南口9:30-大菩薩峠登山口9:57 300円
だめだった場合はタクシー利用 一人当たり1400円程度
(次のバスが11:20なので時間厳守でお願いします)
□帰り
大菩薩峠登山口-塩山駅南口 (11:57/15:00/16:03/終18:30) - (12:24/15:27/16:30/終18:57)
■行程
1日目
大菩薩峠登山口-0:25-分岐-1:45-ロッヂ長兵衛-0:25-福ちゃん荘【↑871m/↓62m/02:35】
2日目
福ちゃん荘-1:00-雷岩-0:10-大菩薩山頂-0:10-雷岩 -0:40-大菩薩峠-0:30-天狗棚-0:45-小屋平-0:30-ロッヂ長兵衛-1:20-分岐-0:20-大菩薩峠登山口【↑690m/↓1499m/05:25】
■エスケープルート
大菩薩嶺まで:引き返す
〜大菩薩峠まで:富士見山荘を通り福ちゃん荘へ
それ以降:そのまま
福ちゃん荘〜塩山 約40分(タクシー) 5800円
上日川峠~小屋平~甲斐大和駅 (9:00/13:00/14:00/15:00/15:45~) 1020円
■個人装備(新入生用)
(登山用品店でその名前を出せば、全て案内してくださるはず)
□化繊の服
□ザック(最低でも60L〜のサイズ。夏合宿なども参加するのであれば、75L前後を買ってしまったほうが良い。詳しくは店員さんに相談。)
□ザックカバー(ザックに付属している事が普通)
□雨具(登山用の雨具を必ず購入。ゴアテックス推奨)
□防寒具(化繊のパーカーなど)
□シュラフ(3シーズン用が良いが、どこに行くかを店員さんに伝えて相談。キャンプ用の大きいものは不可)
□マット(シュラフの下に敷く銀マットorエアーマット)
□登山靴
□替え靴紐
□水
□行動食
□非常食(行動食を多めに持ってくればいい)
□ヘッドランプ
□予備電池
□地図(グループで共有、各自印刷)
□コンパス
□カトラリー(箸やスプーン)
□コッヘル(食器、タッパーなどでも可)
□トイレットペーパー
□ゴミ袋
□エマージェンシーシート
□筆記用具
□計画書(要印刷)
□学生証
□健康保険証
□現金
□常備薬
□日焼け止め
□タオル
□マスク
□消毒液orアルコール除菌シート
(□着替え□温泉用のタオル□軍手□歯ブラシ□新聞紙□帽子□サングラス□サンダル□モバイルバッテリー)
※着替えやダウンの防寒具、シュラフなど、濡らすとまずいものは防水を徹底する。ジップロックに入れたり、スタッフバッグ(登山用品店にあります)に入れたり袋を二重にしたり。レジ袋はガサガサうるさいので音があまり出ない袋を使う。
印刷した計画書や地図もジップロックに入れよう。
■個人装備
□ザック □ザックカバー □シュラフ □マット □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □帽子 □水 □行動食 □非常食 □ブキ □コッヘル □ライター □トイレットペーパー □新聞紙 □ゴミ袋 □エマージェンシーシート □地図 □コンパス □筆記用具 □遭難対策マニュアル □計画書 □学生証 □保険証 □現金 □常備薬 □マスク □消毒用品 □日焼け止め □タオル □温泉セット □着替え(□軍手/手袋 □ポール □カードゲームなどテント場で時間を潰せるなにか)
■地図
25000分の1:「大菩薩峠」
山と高原地図:「大菩薩嶺」
■共同装備(調整済み)
テント(5+4+4+4+5人)
V6 :吉田→吉田
ステラ4 :桐原→新入生
エスパース :城所→小島
フェザーライト :宰田→宰田
VS-50 :吉田→桐原
なべ
松 :島崎→島崎
竹 :磯貝→磯貝
梅 :磯貝→城所
雪 :平戸→平戸
ヘッド
緑1 :吉田→吉田
緑7 :平戸→小島
緑9 :桐原→桐原
緑11 :吉田→島崎
カート×6 :島崎→新入生
調理器具セット
キャサリン :宰田→宰田
ガジャ・マダ :桐原→桐原
ディド :平戸→小島
救急箱
苺 :吉田→吉田
有紗 :磯貝→城所
アゲハ :桐原→磯貝
■食当
夜 城所
朝 磯貝
■遭難対策費(上級生のみ)
200円×9名=1800円
■悪天時
前日までに判断
■施設情報
□山小屋
ロッヂ長兵衛 幕営 400円/人 広さ不明予約不要
福ちゃん荘 幕営 400円/人 40人程度予約不要
(一人500円ずつ買い物する条件で予約ができるので検討中)
介山荘 素泊まり 6300円要予約
□避難小屋
さいの河原避難小屋
□水場
福ちゃん荘にて補給
□売店
千石茶屋
□トイレ
ロッヂ長兵衛、福ちゃん荘、介山荘にあり
□温泉
大菩薩の湯
■備考
□日の出日の入り(大菩薩嶺 5/20)
日の出 4:28
日の入 18:55
□連絡先等
日下部警察署神金警察官駐在所 0553334441
山梨県警察日下部警察署 0553220110
福ちゃん荘 090-3147-9215
ロッヂ長兵衛 090-3149-0964
介山荘 090-3147-5424
牧丘タクシー 0553-35-2104
甲州タクシー 0553-33-3120
大菩薩の湯 0553-32-4126
—
□登山届提出先
・東大教養学部学生支援課:提出済
・お茶大:提出済
・コンパス:提出済
□東大連絡先
○教養学部学生支援課 ※開室9:00~16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□お茶大連絡先
学生・キャリア支援課 ※開室9:00-17:00(平日)
Tel:03-5978-5147
正門守衛室 ※常時対応可 Tel:03-5978-5128
□過去の記録
新歓合宿
2022 記録
2019 記録
2018 記録
2016 記録
大菩薩新歓合宿記録
■日程
2023/5/20-21(土-日)
■山域
大菩薩
■天気
一日目 曇り
二日目 曇り時々晴れ
■メンバー
1隊
CL磯貝 SL桐原 ◯小島
2隊
CL城所 SL島崎 ◯宰田
3隊
CL吉田 SL平戸
新入生
1隊
ベンジャミン 吉田 折原 清野
2隊
西脇 有田 嶋崎 高村 鈴木
3隊
山道 小田 斉藤 本多 山田
■共同装備使用記録
テント(5+4+4+4+5人)
V6 :吉田→吉田→吉田
ステラ4 :桐原→桐原→小島
エスパース :城所→小島→城所
フェザーライト :宰田→宰田→宰田
VS-50 :吉田→桐原→吉田
なべ
松 :島崎→島崎→島崎
竹 :磯貝→磯貝→磯貝
梅 :磯貝→城所→宰田
雪 :平戸→平戸→磯貝
ヘッド
緑1 :吉田→吉田→吉田
緑7 :平戸→小島→島崎
緑9 :桐原→桐原→桐原
緑11 :吉田→島崎→吉田
カート×6 :島崎→新入生→島崎
調理器具セット
キャサリン :宰田→宰田→宰田
ガジャ・マダ :桐原→桐原→桐原
ディド :平戸→小島→平戸
救急箱
苺 :吉田→吉田→吉田
有紗 :磯貝→城所→吉田
アゲハ :桐原→磯貝→桐原
■タイムスタンプ(3隊)
□一日目
10:25 大菩薩峠登山口発
11:00 千石茶屋
11:12 発
11:40 1300m地点
11:55 発
12:45 上日川峠
13:02 発
13:30 福ちゃん荘着
□二日目
06:20 発
06:53 1880m地点
07:00 発
07:27 雷岩
08:05 大菩薩嶺
08:25 発
09:00 介山荘
09:07 発
09:44 天狗棚山
09:57 発
11:32 上日川峠
11:56 発
12:45 千石茶屋
13:15 発
13:41 大菩薩峠登山口
13:47 発
13:57 大菩薩の湯着
■総評
先々週の新歓合宿が雨天中止となったこともあり、コロナ前とほぼ同規模の新歓合宿となった。打ち合わせや装備など事前準備はバタバタ忙しかったが、山行では新入生が予想よりもしっかりついてきてくれてスムーズな行動ができた。テント場での交流に加えて雷岩では富士山と南アをばっちり視認できたので、テント泊の魅力は十分に伝わったのではないだろうか。今後も山に一緒に行けることを期待する。
■記録
□一日目(平戸)
当日の朝、塩山駅に集合した。駅にはつばめが何個もあり、人を恐れないつばめが次々飛んでいくのを間近で見ることができた。ちゃんと赤い部分があった。新入生も全員時間通りに集合して、無事にバスに乗ることができた。大菩薩峠登山口で降りて、出発した。道の横に、鈴なりになった白い花が生えていたので写真をとった(google先生によればハリエンジュ(ニセアカシア)らしい)。白い初めの方は車道も多かったが、段々と山道が増えていった。道中で、山道君がでっかいアリを見つけていた。昆虫でいう腹の部分が他の部位の3倍くらいあり、街中で見る小さいアリの2、30倍は大きく見えた。
途中休憩した茶屋では、一本何でも100円という、下界でもなかなか見ない安さでペットボトル飲料を売っていた(改築10周年記念らしい)。
食料か子供の通貨になるものだと思っていたどんぐりが道ばたで芽生えていたのでなんとなく感動した。
一日目のキャンプ地である山小屋につくと、テントの場所代の一部として500円ほど何かを買うことになった。自分や吉田(け)君など何人かで見た目が美味そうなせんべいを買ったところ、おいしいだけでなくいっぱい入っていて、行動食にもなりそうなものだったし、麓にあるバス停近くにあった雲峰寺や大菩薩嶺などの絵がかいてあったので、よい買い物をしたと思った。
テント建てでは、上の方でテント建ての講習会が行われるなか、他の人員で他のテントを立てていたが、V6を建てるときに構造が他のテントと違っていて、少し苦戦した。
晩ごはんには、カレーチーうどんと餅スープを作った。夜は冷え込んでいたので、調理中の鍋の底から来る余熱(?)がありがたかった。チーうどんの、カレーと魚肉ソーセージという組み合わせは初めてだったが、おいしかった。餅スープには香りがほぼネギになるくらいのネギが入っていたが、最終的には餅が苦手な自分でも美味しくいただけるスープになっていて美味しかった。ネギを生で食べている方々もいた。
ジャンケンにより、自分と島崎君は(人口密度的に)一番生存権が危ういらしいテントで寝ることとなった。自分はこれまでの泊まりと比べて結構眠れたが、いびきがうるさかったりして他のメンバーの睡眠の邪魔になっていなかったかが懸念事項である。
□ニ日目(島崎)
朝は4時起床とのことだったが、3時に目が覚めてしまった。定員5人のテントに5人で寝たのだが、キツキツで暑かったというのがあるかもしれない。テントの定員はあてにならないと思った。外に出ると霧が一体を覆っていて神秘的だったが、星が見えなかったのは残念だった。4時まで辺りを散歩していたが、明かりをつけて出発しようとしているテントは数えるほどだった。酒盛りしているグループも多かったのでただキャンプをして楽しむ人が多数だったのではないだろうか。4時になり、続々と皆が起きてくる。何人かに話を聞いたが、新入生は経験者を除きあまり寝られていないようだった。僕もそうだが、やはり最初はテント泊というのは寝られないことに慣れたほうがいいと感じた。
さて、テントを片付けつつ朝食の準備をする。磯貝くんが熱いと連呼しながら着火していたので怖かったが、僕は理科の実験のマッチすら避けていたので行動するだけでもガッツがあると思う。メニューはラーメンということで、初の朝ラーだった。オプションとして調味油があったので入れて給油したが、山において油分をとる意義は果たしてあるだろうか。食事の準備や片付けに関してだが、人数が余ってしまい僕はあまり手伝えず、食べるだけの人になってしまい申し訳なかったです。
鈴木くんからデザートにどら焼きを半分頂いて甘味を補給した後、撤収と片付けをして6:20、三隊に分かれ出発した。はじめはガスの中をひたすら登ってゆくが、結露した水が時折雨のように降ってきて頭が冷たかった。50分程登るとガスが晴れてきて、ちょうど背後に富士山とダムが見えたということもあり気分も晴れやかになった。まもなく雷岩に到着し、遠くには南アルプスの峰々も見えた。この日は雲の流れが早く富士山も時折隠れてしまったが、皆で写真を撮る際はしっかり富士山が顔を出してくれた。天も空気を読んだのだろう。雷岩で一旦荷物を置いて大菩薩嶺まで20分かけて往復したが、大菩薩嶺の山頂は森の中にいきなりあるといった感じで地味だった。
雷岩に戻り休憩した後、8:25ごろ出発した。3隊は何やら山小屋に急いでいたようだが、なんでも人間の尊厳を守るためだとか。尊厳は大事ですね。道中鈴木くんから山は9-10時ぐらいがガスりやすいので景色が見られて良かったという話を聞いていたところ、丁度視界が悪くなってきたので面白かった。途中賽の河原避難小屋を通過したが、避難先にしては不吉な名前だと思った。30分ほど尾根伝いに進み、介山荘に着いた。高村くん曰く小説「大菩薩峠」の作者の名から名前を取っているらしく、僕も言われてかすかに日本史で習ったことを思い出した。少し休憩し9:10に出発した。ここからはそこそこ登りもあって精神的にも消耗した。嶋崎さん、有田さんと峠の意味について話したが、峠を越えると言う際と実際の峠では意味が違うように思われ、日本語は難しいと感じた。35分ほどアップダウンを繰り返したのち石丸峠に到着した。こちらは開けた場所だということもあり、みんなで行動食の交換会となっていた。後輩からいろいろ頂いたのだが、あいにく分けられそうな物を持っておらず、配慮が足りなかったと思う。恵んでもらってばかりですみません…。
さて、10時頃石丸峠を発ち稜線に別れを告げる。鈴木くんと高村くんは「しゃべってないと死ぬ…!」ということで洋楽からJ-POPまで歌っており、経験者の余裕を感じた。途中沢を渡るポイントがあったが、スリルがあって楽しかった。数日前の降雨による増水が怖かったが特に支障なく通過できてよかったと思う。そうして1時間半ほど下って上日川峠に着いた。ここからは甲斐大和駅までバスがあるらしいが、自家用車で行くにしてもかなり狭い道幅なので運転しがいがあると感じた。25分ほど休憩を取り、千石茶屋を目指す。かなり勾配がきつかったので、登山靴には感謝したい。同時に今回の山行をランニングシューズで完遂した桐原さんは半端ないと言わざるを得ない。
12:50頃、千石茶屋に到着。山梨ならではの桃や葡萄のシャーベットが安めに売られており、回復スポットとしてこの上ない場所なのではないだろうか。こちらでも長めに休憩したが、ここでバスの時間的に温泉の滞在時間が危うくなりそうだということに気付く。慌てて巻き気味で温泉へ急いだが、休憩時間や歩くペースなどもっと考えなくてはならなかったと反省した。14:00に温泉に着き、一時間後のバスに間に合うべく速攻で温泉を済ませて塩山駅行きのバスに乗った。駅到着後、吉田くんのありがたいおことばをいただき、新たな雷鳥に期待しつつ解散となった。
■感想
◯磯貝
・久しぶりの泊まり山行かつ初の正式な食当だったので上手くいくか不安でしたが、無事に終わって良かったです。
・雷岩に着いた瞬間雲が吹き飛んで、山々が姿を見せたのは感動的でした…!
◯桐原
・ご迷惑をおかけしました。
・小屋平の周辺の緑が綺麗で春らしかった。
◯小島
・久々のテント泊で自分のテント泊経験がまだまだだと思うことが多々ありましたが、楽しかったです。
・新緑になってから初山行だったので、新入生のフレッシュさにも助けられて、リフレッシュできました。
・個人的に行った霧の大菩薩→去年の晴れた大菩薩→今年の雲上の大菩薩と年々大菩薩の魅力が進化しているので、来年が楽しみです(機会があればですが)。
・食当の城所さんと磯貝くん、お疲れ様でした。美味しかったです。
◯城所
・コロナ以降稀に見る大所帯で内心とても不安でしたが、天候に恵まれて非常に楽しい山行でした。笹原が広がる稜線を歩くのが爽快でした。
・食当のとき、新入生がコッヘル片手に長い列をつくってて何だか微笑ましかったです。20人以上の大所帯だしせっかくの新歓合宿なので豪勢にしてあげたいなと思い、メニューは色々悩みました。新入生を含め皆さんに美味しいと思ってもらえてたら良いのですが…!
◯島崎
・ルート上には売店が多かったですが、余裕がなくあまりじっくり見れなかったのでその点も楽しめるようになれたらと思いました。
・富士山や南アルプスもさることながら、甲府盆地がちらっと見えたのが印象的でした。
◯宰田
・上級生が減ってしまったが、特に問題なく終えることができて良かったと思う。
・44期のみなさんお疲れ様でした。食当の2人も、22人分大変だったと思いますがお疲れ様でした。
◯吉田
・上級生のみなさまお疲れ様でした。
・大人数での山行はにぎやかで楽しいですが、運営をするのは煩雑で疲れますね。45周年記念ハイクの運営だれかやってくれませんか?
・ちょうど眺望ポイントでガスが流れてくれてよかったです。南アも見やすいかんじで予想以上でした。
◯平戸
・山道君のおかげで色んな生き物を見ることができ、楽しかったです。
・雲が早かった。