2023/6/18 棒ノ折山ハイク

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
棒ノ折山ハイク計画書 確定版(2023/06/17現在)
作成者 : 加藤


■日程 2023/06/18(日)日帰り予備日なし
■山域 奥武蔵
■目的 登頂、慰労
■在京責任者・助言役  宮島
■在京本部設置要請日時  2023/06/18 19:00
■捜索要請日時 2023/06/19 9:00
■メンバー(8人) 
CL 加藤 SL白川 森口 磯貝 島崎 吉田 榎本 城所 
■集合、交通
集合;飯能駅北口 8:30
□行き 飯能駅(北口バス停のりば3)8:40発→さわらびの湯バス停9:21着
 ※遅れた場合 9:13発→9:54着
□帰り さわらびの湯バス停14:33,15:04,15:34発→飯能駅15:19,15:49,16:19着
バス料金(片道) 620円


■行程(計4:20)
龍泉寺登山口-(0:27)-白谷沢登山口-(0:72)-分岐-(0:27)-権次入峠-(0:18)-棒ノ嶺山頂-(0:14)-権次入峠-(0:18)-分岐-(1:24)-龍泉寺登山口


■危険箇所
・白谷沢の岩場:沢沿いのため滑りやすい


■エスケープルート
白谷沢の鎖場まで:引き返す
それ以降:岩茸石から滝ノ平尾根でさわらびの湯へ下山


■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □水 □行動食 □非常食 □ゴミ袋 □地図 □コンパス □レスキューシート □筆記用具 □計画書 □遭難対策マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証(コピー可) □現金 □日焼け止め □マスク □タオル □消毒液orアルコール除菌シート(□常備薬 □帽子□カメラ□サングラス □着替え □リップクリーム)


■共同装備
救急箱(苺):吉田


■地図 2.5万分の1「原市場」/ 山と高原地図「23 奥多摩・奥秩父総図」
■遭難対策費 メンバー8人×100円=800円


■各種連絡先
□東大
○教養学部学生支援課 ※開室9:00〜16:50(平日)
Tel: 03-5454-6074
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel: 03-5454-6666
□お茶大
○学生・キャリア支援課 ※開室9:00~17:00(平日)
Tel:03-5978-5147 
○正門守衛室 ※常時対応可
Tel:03-5978-5128
□現地連絡先
○飯能警察署 TEL.042-972-0110


■備考 
□日出・日没時刻(@飯能市)
 日の入り19:01  日の出4:26
(参照)   https://sunrise.maplogs.com/ja/hanno_saitama_prefecture_japan.113237.html 
□雨天時中止:前日20:00までに判断
(沢沿いのため、前日17日の天気も考慮。)
□登山届提出先
・コンパス:提出済
・大学(東大):提出済
・大学(お茶大):提出済
□温泉 さわらびの湯
(参照) https://sawarabino-yu.jp/


■コロナ対策 
・泊まり山行、特に行程中での食事や入浴が伴う山行では、全員がリスクを理解し合意したうえで実施する。
・山行前の体調管理はしっかりと行う。
・メンバー全員が当日朝検温してパーティー内で共有し、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
・マスクや消毒用品を必ず携帯し、山小屋や人の多い山頂など他の登山者と接触する場では着用、使用する。


□過去記録
2020年 記録
□参照コース
https://yamap.com/model-courses/512

6/18 棒ノ折山ハイク記録
作成者: 加藤、白川


■日程 2023/6/18 (日)
■山域 奥武蔵
■天気 晴れ
■メンバー(敬称略)
 CL加藤 、SL白川 、磯貝、榎本、城所、島崎、森口、吉田 (全メンバー 44期)


■タイムスタンプ 
龍泉寺登山口 10:10
白谷沢登山口 10:34/10:36
権次入峠	12:16/12:23
棒ノ嶺山頂	12:30/13:11
権次入峠	13:17/13:19
龍泉寺登山口	15:02
(計4:52)


■総評
 この時期にしては気温が高く、本コースを登るには最適の条件であった。ゴルジュを含め、沢の景観は涼しげで癒される。メンバーも沢登りを満喫したようで、目的である慰労ができたのではないか。


■記録(山行記) (文責:白川)
 梅雨を忘れるほど日差しが強い日曜日。昨日の乾徳山に引き続き、夏の暑さを感じながらの登山になりそうだとバスを待ちながら思う。そんな登山日和(?)なので人も多く、予定より一本バスを遅らせることにした。時間にも心にも余裕がある、同期での慰労山行。バスが来るまで、これから続く泊まり山行や夏の山の計画のことなどを話した。バスは東飯能駅を通過するため、飯能駅まで乗り換えずにここから乗車することもできる。40分ほどしてさわらびの湯バス停に到着。ここにはグランピング施設があり、駐車場の奥には売店やトイレがある。登山口までは車道を歩いてダムを出て、20分ほど。ダム周辺はツーリング客で賑わっていた。バイクいいなあと言う声が聞こえる。
 加藤さんを先頭に落ち着いた樹林帯を登っていく。道幅は狭いが整備されていて歩きやすい。道中「知り合いがいる!」と森口くん。天狗岳でも話題になった、例の人だそうだ。まさかここで出会うとは世間は狭いですね。どうやら後方の榎本くんが遅れているようなので、彼を先頭に送り込む。登りが少しキツく感じ始めたタイミングだったが、明らかに先頭が変わった途端にペースは加速している。さっきと何が違うのか…?!水の音が近づき、登山口から歩き始めて10分ほどで白谷沢に入って行った。ここには沢を横切る箇所がいくつかあり、足元が涼しくて楽しい。休憩中、流れる水に手を出して、とてもひんやり。新緑と岩と水からマイナスイオンを享受(した気がする)。しばらくして先ほど追い越した例の人率いるパーティーが見えて来たので、私たちも出発することにした。後からもこの方に関する話を聞いたけど謎が深まった…。少し登ると今度はゴルジュの中へ。切り立った岩壁はゴツゴツしていて、その間の沢を進んでいくちょっとしたスリルがたまらない。かなり大きめの岩場という印象で、沢登りの初級者コースといったところだろうか。ロープを掴みながら登るところもあり、一同、沢を満喫した。30度超えの真夏日でも気分爽快。今日はまさしく登山日和だ。岩は迫力があって最高だなと昨日の乾徳山から思うようになった(そしてこの思いは次週の瑞垣金峯でさらに強まった)。振り返って見る景色がまた綺麗だった。岩場が終わると木の階段と登りの道が続き、この登りが地味に辛かったため、登っている間は海外旅行について話して気を紛らわしていた。この中には長期休みにひとりで海外に行く人が何人かいる。チケットの取り方や滞在先の選び方などの現実的な話から、どの国に行きたいかという夢の話まで、自由に喋っていた。私は会話の途中で「早い!」と何回言ったのだろうか。榎本くんはどんどん進んでいくので必死に後を追いつこうとするが、早い。
 一旦林道を出たところに開けたスペースがあり、そこで休憩を取った。ベンチと水場(と思われる)があった。他にも細い筒から流れる水を汲んでいた登山客がいたので大丈夫だったはず。吉田くんと榎本くんは看板のない水場で水分を補給した。この後の急登に備えて、ここで少し長めに休むと良いだろう。出発するや否や、どんな急登も、いや、急登こそ猛スピードで進んでいく榎本氏。
「いや、止まってると筋肉が悪くなるんだよね。」「中学の頃の柔道がつらすぎて、あの頃よりもマシだと思うと全然いける。」
吉田氏の助言で「さんぽ」のリズムで行くことになるも、榎本氏のそれはもう2倍速。後方から「君が代」に変更の要請があったが榎本はゆっくりテンポに合わせる方がむしろ辛いらしく、結局早く行っては私たちが着くのを待つ、というのを繰り返していた。多くの登山客で賑わいを見せる山頂。着いた時は達成感が込み上げてきた。直前の急登は大変だったけど頑張って良かったと思える。私たちはここでお昼休憩をした。祖母が握って持たせてくれた大きめのおにぎりが美味しい。きどゆいからは、みんなにカントリーマアムとひとくちわらび餅のお恵み。いつもありがとう。記念写真は、声をかけてくれた気前の良い50代くらいの夫婦が撮ってくださることに。おじさんの提案で私たちはジャンプすることになった。とても楽しく、躍動感のある写真を撮ってくれた素敵なお二人に感謝。
休憩も終わり、下山を開始する。榎本くんは下りは得意ではない様子。一方私はこちらの方が気楽で、こんなに得意分野が違うのだなと不思議に思った。
 道中、そういえばと本山行の目的を思い出し、3分ほど新歓の反省をした。コロナ禍とは状況が変わったので引き継ぎ資料を改訂する必要があるとか、もっと役職を増やして仕事を分担しようとか、少し話し合っただけでも考えるべきことは多くあることがわかった。いつか新歓反省会でもやりますか。しばらく歩くと、道の端に大きな岩が聳え立っていた。道はそのまま続くので岩茸岩という名の岩を横目に通り過ぎ…ることはなく。加藤の目がキラキラしている。彼女はここで登っていいか迷っていたみたいだが「今しかない」ということで、続いてなんと全員登り始めた。岩を見たら登らないわけにはいかないのが雷鳥(?)。吉田くんは何やら登りづらそうなところから手をつけ始めている。日々のクライミングがここで活きる。岩の上は心地よく、昼寝でもしたいなとも思ったりする。登るものも登って、下山再開。帰りは行きとは違うルートで、何度か道路に出て登山の道に入る、という道だった。下に行くにつれてモワッとした暑さを体感し、今日は30℃越えだったことを思い出す。そういえば山の中で沢の中を登っていたから涼しく過ごせていたのだ。夏こそ山だ、としみじみ。あっという間に下山し、一同「暑〜」との声。少し先に川があり、あまり表には出さなかったがメンバーの中で2人ほど川に入りたいと思っていた。在京の宮島さんに下山連絡を入れ、このまま温泉まで行くか、川に寄るかどうするかという話になった。でも、せっかくだし!と、少しだけ川に寄ることになった。少しだけ、と川の管理人さんが察してくださったようで、川遊びには料金が必要だったみたいだが、免除してくれた。最初は川に手を入れて涼む程度のはずだったが、誰かが靴を脱ぎ始めるとそれにつられるように…結局みんな川に入っている。涼しくて気持ち良く、管理人さんの予想は外れ、長居していた。水鉄砲をしたり石投げをしたり…と子どもの頃に戻ったように過ごした。山の後の川遊びもアリ。川遊びもひと段落したところで、ようやく温泉に向かうことに。行きに降りたバス停から少し歩いたところにある「さわらびの湯」に寄る。木造でとても居心地の良い建物で、温泉も良く、リフレッシュできた。最近サウナにハマっている加藤曰く、ここのサウナは他よりも熱めだったそうだ。この山行は新歓の労いのためのゆるハイクという設定だったが、後から
「慰労(を温泉でするために山で苦労する)ハイク」であることに気が付く。山頂までの急登も、温泉でいかに癒やされるか、そのためにあったということだったのか。売店で各々アイスやラムネ、値引きされているきんつばを購入し、さわらびの湯から少し歩いたところにある店でご飯を食べた。ゆっくりしていると眠くなってきたので、運賃を浮かそうとバス停をいくつ分か歩いた。そして19時台のバスに乗り、それぞれ帰路についた。気の置けない人たちと涼を味わう、充実した一日だった。




山行中伝えられなかったのでこの場を借りて。新歓お疲れさまでした。
また、先輩方、44期の皆さんのご協力のおかげで無事に新歓を終えることができました。ありがとうございました。
そして、45期の皆さん、雷鳥に入ってくださりありがとうございます。棒ノ折山、ぜひ行ってみてください。




■感想
〇加藤 
・この梅雨の時期に涼を感じる山行ができて嬉しかったです。
・2度目の棒ノ折山ということで、昨年のことを幾度か思い出しました。一年で大きく変わるものですね。しみじみ...笑
・初めての同期山行でしたがいい意味で気が緩みました。またいつか行きたいです。
〇白川
・涼しさあふれるコースで、夏を感じることができました(梅雨ですが)。楽しかったです。
・急登が続いたところは大変でした…
・乾徳山と棒ノ折山、両方行けて良い週末でした。
〇磯貝
・2日連続だったので登りがちょっとしんどかったけれど、山頂まで行けて良かった。
・山を下ってすぐ川や温泉があるのはポイント高い!結構オススメです。
・こういう山行もたまにやると楽しいですね。皆さんお疲れ様でした。
〇榎本 
・久しぶりの登山で非常に気持ちよかったです。
・ペースの調整が難しいので頑張りたいです。
・湧水飲んでもお腹は大丈夫でした。
〇城所
・沢登りは涼しくて、どこを撮ってもきれいで、童心に返れる点が新発見でした。棒ノ折山また来たいです!
・埼玉やるじゃん!
・道中も下山後も充実して本当に楽しかったです。毎回こういう山行がしたいと言ったらわがままでしょうか...?笑
・慰労ハイクたててくれた2人に感謝です。本当にありがとう!
〇島崎
・沢登りの区間が涼しげで心地よかった!
・山頂でとても美味しそうな香りを拡散させながら料理を作っていた方がおり、料理に重きを置いた山行があっても良いのではないかと感じた。どなたかどうですか?
〇森口
・慰労なのに結構疲れた笑
・沢登りは初めてだが、かなり楽しかった!是非ともまた来たい!
〇吉田
・慰労を目的としてきたのに、やれ次の部会がどうだ新歓の反省がどうだと仕事の話をやたらとしてすいませんでした。
・沢沿いのコースはナイスチョイス!まさかこんなに暑くなるとは思わなかったが…
・久しぶりの気張らなくていい登山を満喫できました。ありがとう。