2023/6/24-25 瑞牆山・金峰山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
瑞牆山・金峰山山行計画書初版
作成者:加藤、白川


■日程 2023/06/24-25 (土日) 予備日なし
■山域 奥秩父
■目的 テント泊経験、岩場経験、リベンジ
■在京責任者・助言役 榎本
■在京本部設置要請日時 2023/6/25 19:00
■捜索要請日時 2023/6/26 9:00
■メンバー(11人)
1隊
CL加藤 SL宰田 有田 吉田(ゆ) 山道 


2隊
CL白川 SL吉田(け) 鈴木 清野 山田 ベンジャミン
■集合
8:40 韮崎駅
※JRの利用区間が100kmを超える場合→学割使用可
■交通
□行き
韮崎駅(山梨峡北交通・韮崎瑞牆線)8:50発→みずがき山荘10:02着  [料金 2100円]
※遅れた場合
韮崎駅(山梨峡北交通・韮崎瑞牆線)9:35発→みずがき山荘10:54着
□帰り
みずがき山荘(山梨峡北交通・韮崎瑞牆線)10:30/11:30/13:00/14:25/15:20/16:30発
 →韮崎駅11:50/12:50/14:20/15:45/16:40/17:50着
[料金 2100円]


【温泉に行く場合】(備考参照)
みずがき山荘(山梨峡北交通・韮崎瑞牆線)10:30/11:30/13:00/14:25/15:20/16:30発
→クララ館 11:29/12:29/13:59/15:24/16:19/17:29着
[料金1700円 ]
クララ館(山梨峡北交通・韮崎瑞牆線)13:59/15:24/16:19/17:29発
 →韮崎駅 14:20/15:45/16:40/17:50着
[料金650円 ]




(参照) 「山梨峡北交通」バス時刻表http://cus4.kyohoku.jp/wp-content/uploads/2023/02/d56bb90d4ef6254f198ef82810553678.pdf
[English]
http://cus4.kyohoku.jp/wp-content/uploads/2023/02/Nirasaki-Mizugaki-Line_WeekendandHoliday_schedule.pdf


■行程
1日目(計4:20)
瑞牆山荘-0:50-富士見平-0:30-天鳥川-1:30-瑞牆山頂-1:00-天鳥川-0:30-富士見平
2日目(計7:17)
富士見平-1:05-鷹見岩-1:25-丸山-1:17-金峰山山頂-1:20-大日岩-0:20-大日小屋-0:45-富士見平-0:40-瑞牆山荘


※富士見平から各山頂まではサブザック行動。


■注意事項・危険箇所
・瑞牆山荘行きのバス:混雑(バス会社へ事前連絡済)
・富士見平小屋のテン場:周囲の環境により寝づらい
・岩場:降雨の影響で滑りやすくなる可能性アリ
・森林限界以上:ブヨ、虫刺され
・天鳥川の増水
・瑞牆山山頂直下 : 岩場、梯子
・大日岩直下 : 鎖場
・千代の吹上付近 : 転倒、滑落


■エスケープルート
金峰山・瑞牆山:瑞牆山荘へ引き返す


■共同装備(白川)
テント
(V6)[4人用]:鈴木
(VS-50)[4人用]:山田
(ステラ4)[3人用]:加藤
救急箱 (吉田私物):吉田け
    (苺) : 宰田
鍋   (松):白川
(竹):吉田ゆ
(小竹):吉田ゆ
ヘッド*3
(緑1) : ベンジャミン
	(緑7) : ベンジャミン
(緑11) : 清野
カート*4
ベンジャミン(2)、清野(2)
調理器具セット(キャサリン):有田→鈴木(7/1-2甲武信ヶ岳へ)


■食当
1日目(夜):白川
2日目(朝):山道


︎AG・NG(アレルギー・嫌いな食べ物)
・ナッツ類(大豆は可。胡桃、栗は不可。)
・貝類
・辛い物(ワサビと山椒は可。)
・カニ
・キウイ


■個人装備
□化繊の登山服 □ザック □ザックカバー︎サブザック(サブザックに入れる装備として下線部は必須。ジップロック等に入れて防水を徹底する。)□シュラフ □ マット □登山靴 □替え靴紐 □雨具 □防寒具□水 □行動食 □非常食□ヘッドランプ □予備電池 □ゴミ袋 □ライター □地図(磁北線を引いた上で印刷or購入) □コンパス □エマージェンシーシート □筆記用具□計画書(要印刷) □常備薬 □学生証 □健康保険証(コピーでも可) □現金 □遭対マニュアル(要印刷)□モバイルバッテリー□日焼け止め □マスク □タオル□消毒液orアルコール除菌シート□着替え︎食器□トイレットペーパー□温泉セット(□軍手□歯ブラシ□帽子□サングラス) □根性


[カロリー計算]
5*行動時間*自分の体重(kcal)


■地図
山と高原地図「27金峰山・甲武信」
2万5千分の1地図「瑞牆山」
■遭難対策費
200円/人*11名=2200円


■雨天時中止
前日15時までに判断
■日の出(@瑞牆)
日の入り19:15/日の出 4:19
(参照) https://alumicase.com/acdc/mountain.html


■各種連絡先
□東大
○教養学部学生支援課 ※開室9:00〜16:50(平日)
Tel:03-5454-6074
○駒場正門守衛室 ※常時対応可
Tel:03-5454-6666
□お茶大
○学生・キャリア支援課 ※開室9:00~17:00(平日)
Tel:03-5978-5147
○正門守衛室 ※常時対応可
Tel:03-5978-5128
□現地連絡先
○北杜警察署 Tel:0551-32-0110


備考
︎瑞牆山荘 Tel:0551-45-0521
水場有り、トイレ(100円)有り
宿泊者以外入浴不可
(参照) http://www.mizugaki.burari.biz/
︎富士見平小屋 Tel:090-7254-5698
テン場代 1000円/人 約100張(予約不要)
素泊まり 7000円/人(予約制)
水場有り
※トイレあり(使用料はテン場代に含まれている)
※消灯 20:30
(参照)https://www.fujimidairagoya.jp/
︎電波 docomo : 両山ともに森林帯は× 
 富士見平小屋付近も繋がりにくい。
︎温泉「ハイジの村 クララ館」クララの湯 820円
(参照)http://www.kikyouya.co.jp/Clarakan/onsen.html#claranoyu


□登山届提出先
・コンパス:提出済
・大学(東大):提出済
・大学(お茶大):提出済


■コロナ対策 
・泊まり山行、特に行程中での食事や入浴が伴う山行では、全員がリスクを理解し合意したうえで実施する。
・山行前の体調管理はしっかりと行う。
・メンバー全員が当日朝検温してパーティー内で共有し、少しでも風邪の症状がある場合は参加を控える。
・マスクや消毒用品を必ず携帯し、山小屋や人の多い山頂など他の登山者と接触する場では着用、使用する。


□過去記録
2022/7/2-3
2019/5/25-26
2018/6/16-17
2017/6/10-11
︎参照
https://trippers.info/trekking/0095

6/24-25 瑞牆山・金峰山一般山行 記録
作成者: 加藤、ベンジャミン、吉田


■日程 2023/6/24-25 (土日)
■山域 奥秩父
■天気 1日目 晴れのち曇り
	  2日目 晴れのち曇り(夜中に霧や小雨)


■メンバー(敬称略)
メンバー変更に伴い一隊でのアプローチ。計10名
CL加藤(44) 、SL白川(44) 、宰田(43)、吉田(44)、清野(45)、鈴木(45)、ベンジャミン(45)、山田(45)、山道(45)、吉田(45)  
 
■タイムスタンプ 
■行程  休憩なし(計9:57)
1日目 (計4:08)
瑞牆山荘 10:27
富士見平 11:19/11:25
瑞牆山頂 13:26/14:49
富士見平 16:04


2日目 (計5:49)
富士見平 4:40
鷹見岩 5:17/5:54
大日小屋 6:10/6:12
丸山 7:08/7:14
砂払ノ頭 7:30/7:43 
金峰山山頂 8:35/9:33
砂払ノ頭 10:07/10:12
丸山 10:21/10:26
大日小屋 11:18/11:19
富士見平小屋 11:56/12:21
瑞牆山荘 12:46


■総評
 夏特有の天気であったが、幸いにも雨に降られず2日間を過ごせた。45期にとって本山行は岩場経験、食当や幕営の復習など夏合宿に向けた準備になったのではないか。(私個人としては)読図、天候判断や非常時の対応など、Lを行ったからこそ学べたことも多くあった。メンバーにとって本山行が充実したものになったのなら嬉しい。


■反省
・バスの運賃は現金またはPayPayで支払いが可能。昨年の記録にも記載されていた、このご時世では周知したほうが良かった。
・帰りのバスが混雑することは盲点。瑞牆山荘13:00発は要警戒。ザックが足元のスペースを奪い、頭上にある棒につかまって何とかバランスを保った。酔いやすい者は酔い止め薬を持ってきた方がいい。もはやトレーニング()
・増富の湯が休業中であった。(2023/04/01以降、老朽化によるもの) 変更前のルートで実施していたら、当温泉を前にして全員が絶望していただろう。基本事項であるが事前調べを徹底する。@43期の鈴木さん、ありがとうございました。


■ルート概況(加藤)
 ※特筆すべき箇所のみ記載


・鳳岩(瑞牆山山頂直下)
一貫して岩場は湿って滑りやすくなっていたが、特にこの箇所にあったハシゴは濡れていた。そのため、それ程長くはないハシゴ場であったが慎重に登り下りする必要がある。一年半ほど前(2021/11/14)は一方通行であったようだが、現段階では解消されたようだ。@43期小島さん、ありがとうございました。


・富士見平小屋〜大日小屋
平坦な道では水たまりが広がっており、歩行にある程度の支障があった。また、小川のように流れができている箇所も複数あった。梅雨の時期のため、前日に雨が降っていなくても日照条件や地形的特徴からある程度は推測したい。


・大日小屋〜鷹見岩
過去の山行では踏んでいないだろう鷹見岩へ寄り道。標識があるため分岐箇所は明確であり、一本道のため道迷いの危険も少ない。登山道の様子として低木が生い茂っていて、腰を屈めて進む箇所が多くある。道自体も踏み固められておらず、傾斜もあるためこの時期は注意が必要だろう。結論、人があまり立ち入らないことは歴然である。山頂直前で鎖場アリ。下るときは慎重に。


・大日岩〜金峰山山頂
千代の吹上コース、特にコース中の稜線は昨年より登山客が明らかに少なかった。道中で遭遇したのは、我々と同規模の学生団体が複数。一方で、山頂付近では大弛峠から登ってきたであろう登山客らが大勢いた。そのため、山頂にある岩場の奥へ奥へと追いやられる形になった。(岩場好きには結果オーライ)


■記録(山行記) 
1日目(文責:ベンジャミン)
 朝5:30ころに、新宿駅で重いV6のテントを背負っている鈴木さんと合流。少し会話をすると、電車が来る。電車に乗り、吉田先輩と合流。そこで、有田さんが電車の停止で、到着が遅くなるため、来られないことが判明する。調理器具セットはなんとかすると先輩たちが判断する。電車で鈴木さんと清野さんが日本の県民文化などについてためになることを僕に教えてくれる。
 8:40ごろに、韮崎駅に着く。駅を出ると、「暑っ」と、思わず口から出る。そこで、女子3人と合流し、バス停に移動する。人数を確認しているとき、鈴木さんの居場所が分からなくて、吉田先輩に聞くと、何かを買いに行ったらしい。どうやら、鈴木さんが駅でナイフとまな板の調理器具セットを共同装備のために買ってきたようだ。思いやりのある鈴木さんを見習いたいと思う。バスに乗り、瑞牆山荘に向かう。寝不足のせいか、どんどん山を上っていくバスに揺られ爆睡してしまう。途中で一回起きると、バスが沈黙した。
 バスが瑞牆山荘に到着し、全員が出発する。すると、山の元とは全然違って、涼しい。全員がザックの準備、準備体操、水分補給を終え、軽く自己紹介をする。そこで、山行記担当をじゃんけんで決めることになる。1日目は僕、2日目は吉田さん。英語で書いたらと、鈴木さんが名案を出すが、さすがに英語だと目立つからやめておこうと僕は判断する(日本語の間違いがあればお許しください)。そうと決まったら、登山を始める。最初は静かで、緑に包まれながら自然の音がするが、動くと体が温まるように、登っていく皆がどんどん賑やかに喋ってくる。
 途中で、後方にいる吉田先輩が、日本百名山に書いてある瑞牆山の部分を朗読する。少し時間が経つと、山が見える場所に着き、軽い休憩を取ることに。霧がそっと山を覆うようにかかってくる。そこで、例の山は何山なのかを分かるために、吉田先輩が読図講習を開く。皆がコンパスと地図の使い方を練習する。吉田先輩はそれが瑞牆山と正解を言い、振り替えて山を指すと、霧がちょうど上がったところだった。
 11:20ごろに、富士見平屋に到着。全員が早速テントの設営に取り組む。男子のテントは、じゃんけんで3人と4人に分けることになる。山田さんと、連敗した僕と吉田さんは負け組となり、比較的寝つきがよくない地面で張られたテントに泊まることになる。さっさとサブザックを用意し、瑞牆山に向かう。道を沿うと、沢の音が聞こえてくる。清流だった。沢の傍に、桃太郎岩(?)があった。桃太郎岩の傍にあった木造階段に上がり、進む。と、道が窮屈になる。そして、少し濡れた岩を慎重に攻める。その間、上を向くと、瑞牆山の頂点の傍にある岩が見える。
 13:45ころに、瑞牆山山頂に着く。さっきまで曇ったり晴れたりした天気が不安だったが、やはり少し曇っていた。くつろいでいる間、霧が上がり、絶景が目の前に広がる。周辺の緑と岩を鑑賞する。降りると決まったところで、天気がやっと晴れるが仕方なく富士見平小屋に向かって歩き始める。降りる途中、沢に着き、軽い休憩を取る。流れていく水の音に癒される。
 16時ころに富士見平小屋に戻り、夕飯の支度を進める。白川先輩が用意した豚汁と焼き鳥飯(?)が豪華で、温まってくれる。食事中、吉田先輩と鈴木さんは、日本名山のクイズを出す。答えが早い皆がすごいと思った。山がいかに好きなのかわかる。夕飯を食べ終わったら、翌日は3時起き、4時出発と判断し、全員が各自のテントに入る。そして、2日目を楽しみにして、寝る。


2日目(文責:吉田ゆ)
 夜19時頃に皆が寝てからも、僕は傾いた地面とテントに当たる眩しい光のせいでなかなか寝付けないでいた。時々スマホで時間を確認していたが、最後に確認した時刻は少なくとも1:30を超えていたと記憶している。
 3:00に起床。まだあたりは暗くて、僕にとっては初めてのヘッドライトを着用しながらの作業となった。日の出前の山のトイレは不気味で、1人で行くのが怖いほどだった。起床直後は何も準備されていなかった朝食も、僕がトイレから帰ってくると火も鍋の水も用意が済んであり、先輩たちの手際の良さに驚いた。結局朝のご飯で僕が役に立ったのは、余っていたご飯を少し多めに食べたくらいだった。一年生ながら食当に立候補した山道くんは完璧に仕事をこなしていたというのに。申し訳ない、次は準備も片付けももっと頑張ります、、。
 朝食は棒ラーメンにお麩やわかめなどを入れたものだった。今年上京してからラーメンを好きになった自分はラーメンをほとんど食べたことがなく、棒ラーメンは初めての感覚でとてもおいしかった。ちなみに、上京してラーメンが好きになった理由はカップラーメンの手軽さを再認識したからだ。今では家に最低5つはインスタントラーメンを常備してある。
(追記)見直したら以前の泊まり山行ですでに棒ラーメンをいただいてました。全然初めての感覚じゃなかった。
 岩場を足元が見えない状態で行くのは危ないということで、出発は日の出後の4:40ごろだった。最初は森林地帯を黙々と進んでいった。途中梅雨の時期の雨のせいか、水が溜まって流れができている箇所もあり、ぬかるんだ足元を歩いていかなければならなかった。途中鷹見岩の分岐点を過ぎてからは、自分の背丈以上の高さの草が生えた道が続き、少しの間、正直道を間違えたんじゃないかと疑ってしまったが、急に開けたところに出ると、絶景が現れた。途中の疲れが吹き飛び、疑ったのが申し訳なくなった。
 6時ちょうどに鷹見岩を出発し、また森林地帯を進んでいった。道中は同じ景色がひたすら続くので、みんな歌を歌ったりしりとりをしたりしながら進んだ。個人的には鈴木くんの歌う歌が一昔前の曲が多いのが面白くも、なんか山に合っているようにも感じられた。たまに岩場に差し掛かると、ボルダリングもやってるという吉田先輩と金峯・瑞牆山が大好きな加藤先輩が楽しそうに饒舌になるのも印象的だった。
 途中休憩も挟みながら100分間歩き続けると、ついに尾根道に出た。雲は多かったが流れも早かったため周囲の景色を楽しむことはできた。植生も景色も急に変化して、2500m級の山が初めての僕にとっては、全てが新鮮で刺激的だった。一つ悔やまれるのは、植物についてほとんど無知なので、他の人がシダ植物だ!とか言っていてもすごさがよく分からなかったことだ。生命科学の授業をもう少し真面目に受けようかなと思った。
 8:40ごろに金峰山山頂に到着。その当時は素晴らしい景色だった気がするのだが、写真を見返してみるとほとんどの写真がガスっていた。記憶違いか写真技術の不足かは定かでないが、感動したことは覚えている。景色への感動でなく、登頂の達成感への感動だったのか?僕がこの山行で景色の次に衝撃を受けたのは、下山する時の怖さだ。登りの時には見ないですんだ下が否が応でも見えてしまい、恐怖感が煽られた。しかしそれも鈴木くんの美声のおかげで和らぎ、尾根道が終わると比較的スムーズに下りていくことができた。森林地帯ではまたしりとりなどをしながら楽しく下山することができた。しりとりでは世界史の用語といった知的な言葉も出てきていたが、2年生の先輩方が今もなお受験でしか使わないような知識を覚えているのもすごかった。
 11:50ごろにテントのある富士見平小屋に到着。次のバスに乗り遅れると1時間半待つことになるということで、急いでテントの撤収及び荷物整理を行い、バスには無事間に合うことができた。その後は温泉に行く者、行かない者、温泉後も遊ぶ者などと分かれるため、バス停でお疲れ様などと言い合って解散となった。


■感想
〇加藤 
・予想以上に岩登りをする箇所が多く、こんな贅沢をして良いのかと思ってしまいました。特に鷹見岩から望む朝日に照らされた瑞牆は格別。幸せな二日間でした。
・メンバーの皆さま、最初から最後まで幾度も助けてくださりありがとうございました。来年は今回行けなかったメンバーとも一緒に行きたいです。
@食当 食材調達から運搬、調理に至るまで大変だったと思います。両日とも美味しいご飯をありがとう。私も食事面において積極的に行動していきます。(反省)
@諸先輩方 初の泊まり山行CLを終えることができました。本山行を遂行するに当たり、昨年の経験や記録を参考にさせていただきました。改めて感謝致します。
〇白川
・荘厳な岩の風格に「すごい…」と思わずこぼれるほど、感動の連続でした。岩が美しく、強かった。
・食当の腕を上げたいです。とりあえず炊飯はクリア。
・鷹見岩で見た、遠いようで近いような八ヶ岳、いつか登りたいなと思いました。
・雨に降られず、また直前までガスっていても山頂に立つと次第に霧が晴れていくので、誰か強力な何かを持っているのではないかと思います。
・みんな面白い人たちで、早朝でも下山中でもずっと楽しかったです。二日間ありがとうございました!
〇宰田
・昨年行けなかった瑞牆山にリベンジし、想像を遙かに超える絶景を見ることができた。誘ってくれて本当にありがとうございました。鷹見岩からの景色も最高だったし、金峰山も去年より奥まで行けて楽しかったが、五丈岩が登ってはいけない岩だったのが少しだけ悲しかった。
・常に自分が律速段階になってしまっていたので、もっと体力をつけたいと思った。
〇吉田け
・沢と奇岩が飽きさせない瑞牆と岩稜が美しい金峰。どちらも十分に堪能させてもらった。
・難易度の高すぎない岩場、サブザックでの少し長めの行程など力をつけるにはやはりちょうどいい山であると思う。上級生も含めてみな様々な学びや成長があったのではないだろうか。
・岩登りの欲求が抑えられず、休憩中にそこらの岩にとりついたりしていた。ちらほらいた本職クライマーの方が羨ましかった。正直少しはしゃぎすぎた感もある。ボルダーマットもないのに岩場で遊ぶのは危険なので自重すべきである。
・まさか6月の山行がすべて実施できるとは思わなかった。(どこか一回くらい中止になって休めるかと思っていたのだが…)来週も晴れてくれることを願う。
〇清野
・初めて登る森林限界を越える山で、稜線歩きがとても楽しかったです。お菓子の袋が膨らんでいるのを見て高度を実感しました。
・朝の鷹見岩から眺めた景色は格別でした。八ヶ岳の山容が阿蘇から望むくじゅう連山のようでとても懐かしく思いました。どなたか一緒にくじゅう連山に登りに行きませんか。
・雨予報だったにも関わらず2日とも雨に降られなくて良かったです。両山の山頂でもガスが出たり晴れたりと変化のある景色を楽しめました。
・今回の山行で岩場にハマったので夏からは様々な岩場のある山に登りたいです。
〇鈴木
いやぁぁぁぁ〜、素晴らしい山行でした。
・山行の魅力を説明するにあたっては、「沢と奇岩が飽きさせない瑞牆と岩稜が美しい金峰」(吉田け, 2023) という表現が的確すぎるため、もうこれ以上の説明はないです。また、そんな素晴らしい登山だったため、「こんな贅沢をして良いのかと思ってしまいました」(加藤,2023) という記述にも頷けます。
・ただ、瑞牆山・金峰山ともに岩場には注意を要しました。我々のパーティーは何事もなく遂行できましたが、岩場では事故も多いのではないかと推察します。先行文献では「滑落した場合重大な事故となる可能性が大きい」(河野ほか, 2022) と注意が促されています。山行中にもクライマーの方々を見かけましたが見るだけでヒヤヒヤします。山内では吉田さんがクライマーもどきの動きをしていましたが、大好きな先輩に怪我してほしくないので以下にネットのブログやらをコピペして脅しておきますね。ガチのクライマーにはならないでください。
 「(大日岩横にて)クライムダウン中、スタンスに乗っていると思い、片手を離した瞬間、足が滑った。ヤバイと思った瞬間、合気道のお陰か頭は打たないように無意識で受身の態勢になった。後は運を天に任せ、衝撃が来るのを待つのみ。こんなところでは死にたくないな次の瞬間、ダン!と地面に叩き付けられた。首が振られそうになるが、しっかりロックしていたので、幸いにも頭は打たなかった。しかし、視界は一瞬ブラックアウト。(以下略)」(fermin, 2012) 
 「9月4日、奥秩父連峰金峰山で、49歳の男性が廻り目平付近分岐岩でボルダリング中にバランスを崩して下に落ちて左足骨折の重傷を負う山岳遭難が発生。」(島崎, 2017) 
 怖いですね。念には念を。
・補足ですが、考察として過去の文献と山内の状況を比較しておきましょう。「所感としてはとにかく虫が多すぎる」(原, 2022) や「全体の感想として、夏山には蝿?が多い。」(泉水, 2022)といった、山中での虫について。今回の山行においては、瑞牆山では虫を感じず、金峰山の稜線上では虫がたかっていましたが被害が出るほどではありませんでした。虫は昨年ほど見られなかったと言ってよいのではないでしょうか。続いて、「夜は他団体が騒いでうるさくなかなか眠れなく、軽く抗議したら静かにしてくれた。」(小暮, 2018) という夜のテン場について。確かに広いキャンプ場といった雰囲気のテント場で、酒を飲み交わし騒ぐ連中もいましたが、我々が小屋からちょうどよく離れた所にテントを立てたためか、気にならずに眠れるくらいではありました。すぐ隣のテントがうるさい輩だったら大変だったかもしれません。
・鎖場を登りきり鷹見岩から眺めた八ヶ岳は別格でした。権現岳、赤岳、天狗岳、蓼科山。南北に連なる信州の名峰たちは雲海の向こうで雄大に佇んでいました。丹沢や奥多摩ばかり登っていた自分にとって「眺めてかっこいい山」の定番は富士山くらいしかなかったため、八ヶ岳の雄姿は感動に値しました。
・今回の山行では大抵後ろの方でカメラマンをしていたのですが、カメラを向けると皆笑顔を向けピースなりポーズなりをしてくれるので何だか幸せな気分になりました。吉田さんと加藤さんはさすが、岩場が映えますね。素敵なみなさんの姿を見て雷鳥をいっそう好きになりました。
・素敵な山行を立ててくださった加藤さん、ありがとうございました。「瑞牆山はまたいつか挑戦したいと思います」(加藤, 2022) という宣言から約一年。リベンジの機会に立ち会うことができ嬉しく思います。ところで、今年泣く泣く行けなかったメンバーのことを鑑みると、来年もまた「リベンジ」という目的で金峰瑞牆山行が立ちそうですね。この山はリベンジを通して継承されていくのでしょうか。来年山行が立ったら、僕もぜひ参加したいと思います。
・引用文献  APA方式で書こうかなとか思ってたけどめんどくさいので省略
・読み返して思ったけど何やってんだ俺。
〇ベンジャミン
・瑞牆山、鷹見岩、金峰山、最高でした。初めての岩場でしたが、この前行った大菩薩と天狗岳と少し違う達成感を味わえました。頑張って、汗をかいて、山を登り続ける分だけ、圧倒的に素晴らしい景色が待っていますね。本当にいい2日間、有難うございました。
・今回行けなかった有田さん、来年行けるといいですね。
〇山田
・初めての岩場で少し怖かったけれど、特に命の危険を感じる場所はなく、無事登頂できて良かったです。バランス感覚が不足していて時間をロスしまっていたので、ストックを購入するなりトレーニングを積むなりしてペースを速くしたいです
〇山道
・岩場がとにかく楽しかったです!言葉では言い尽くせないのですが、もう最高でした〜
・また、天気予報が微妙だったので、行けるかどうか心配しましたが、雨に打たれることなく景色も楽しむことができ、本当に良かったです。
・山行3日前に初めての食当となることが決まり、棒ラーの具材を何にするかが先週の1番の悩みになりました。卵よりもタンパク質を摂取しやすい(らしい)ということで、麩にしてみましたが皆さんどうだったでしょうか…水をもっと早く沸かし始めればよかったなと少し反省しています。
・日常のしがらみから逃れて、ただただ自然に圧倒させられる登山は、やっぱりいいなと思いました。
〇吉田ゆ
・今回が2度目の泊まり山行で、まだまだ慣れないことも多かったですが、山の魅力を強く感じてより山が好きになるような山行でした。この夏休みは山を存分に楽しみたいです。
・岩場とっても楽しかった!